ToMoLog’s blog

海外大学院について、ストックホルム大学院についてのあれやこれやをつづっていきます。皆さんの海外留学・スウェーデン留学のお供となれるようなブログを目指しています。

私の就活&修論奮闘記

 

※この記事は、スウェーデンで大学院生活中に経験した、就活体験談を書いています。

 

前にも少しお話したと思いますが、私は修士論文を書きながら日本の就活をしていました!

こんな記事を書いておいて初っ端にこんなこと言うのもアレなのですが、

正直言って簡単ではなかったし、普通にしんどかったので、

時間に余裕があるのであれば、修論書きながらの就活はあまりお勧めしません(笑)

 

ともあれ、前回就活のことについて少し触れたときに、

一個人としての体験談を記事にしてみるのもありかな~と思ったので、

 

今回は、私がなぜ修論書きながら就活をすることにしたのか、

その時の感情、日本企業に対する不満、どういうふうに就活をしたかなど、過去の感情を思い出しながら日記ちっくに時系列的に書いてみました。

 

一個人の体験談ですが、何か共感できるものがあれば嬉しいですし、

今後同じことをしようとしてる方にとっては、何か参考になるものがあればと思います!

 

就活を本格的に始めたのは修士2年の後半

 

2021年の年明け。

修論のタームに入る前の最後の授業の課題レポートを提出し終わり、

いよいよ修士論文の執筆が始まりました。

 

それと同時に、

修士論文が終われば仕事をしなければならない、と少し焦る気持ちもありました。

 

大学一年の終わりに一時帰国した際は、ボスキャリのエントリー企業をなんとなーく眺めてはどれも全然ピンとこなくて、

それ以来勉強で忙しいからと逃げてきた就活が、もう目の前まで来ていました。

 

この時、私はなんとなくどんな業界で働きたいのかは決まっていました。

「ヨーロッパでは(私の業界の場合)すぐに就きたい仕事に就くことは難しい、インターンなどで経験を重ねる必要がある」

ということは周りを見て感じていて、

 

私はギリ日本の「新卒カード」がまだ使えたので、

卒業後はとりあえず日本で就職かな〜という心づもりでいました。

 

もちろん、大学の制度「traineeship 制度」を使ってヨーロッパでインターンすることも考えました。

(多くのインターン先はお金を出してくれませんが、EUの大学によってはインターン先での生活費を少し出してくれる制度があったりします。)

それでも、フルタイムのnon paid internship だと、お金をもらっても全ての生活費を賄うことは無理だし、

合間にアルバイトする余裕もなさそう…

今の時点でそんなにお金も残ってるわけではないし…

 

などと色々考えて、結局日本で就職しよう…!ということを決め始めたのが1月の終わり頃です。



修論を書きながらの職探し



2月の初めごろは、修論を書き始めながら、合間合間に仕事を探しました。

主に使用していたのは、日本の就活でよく使う「リクナビ」や「マイナビ」などのサイトです。

他にも、カジュアルにGoogle検索で仕事を探したりもしていました。

 

ここで気を付けていたのは、「時間は限られたもの」と考えながら仕事を探すことです。

仕事探しを始めたときに感じたのが、探し始めるときりがないということです。

 

最初はだらだらと探したりしていましたが、気が付けば3~4時間職探しに時間を費やしていることもあり、修論をおろそかにしてしまいそうだったので、

 

私の本業はあくまで学生であり、修論をしっかりと執筆することを第一にしないと、と思いながら、限られた時間で就活をするようにしました。

 

就活に費やす時間を「就活タイム」と呼ぶことにして、

私はこの就活タイムを毎日2~3時間、晩御飯を食べた後~就寝前の時間に設けることにしていました。

 


朝は修論の執筆がはかどるし、
夜になると疲れてくるので、就活タイムに持って来いと思ったからです。

 

こうして就活タイムでは、気になる仕事をチェックしたり、


就活で必要になってくるSPIテスト対策の勉強をしたり、


自己PR文、学生時代力を入れたことなど、

エントリーの際に必要になってくる内容を考えたりしていました。

 

また、2月に入ってくると、色々な企業や法人が説明会を開いてくれるので、


気になった企業や法人の説明会は、
なるべく参加するようにしました。

この時、修士論文のデータ収集の関係で、3月初めまで日本に一時帰国していたので、


日本から時差なく説明会に参加できるのはありがたかったです。

(この後スウェーデンで就活したときは体内時計狂いまくりだったので(笑))

 

でも、色々な企業・法人の説明会を見たといっても、せいぜい10個くらいです。

先程も言った通り、本業は勉学であり、

修士論文の執筆に70%くらい力を入れて、
残りの30%ぐらいで就活していたので、


その限られた就活タイムでヒットしたものだけを候補に入れていました。


単純に私の気になる業界がなかなか選択肢になかったのもありますが。。。

 

エントリー開始と修論のピーク

 

3月になってスウェーデンに戻ってからも、基本的に2月に日本にいた時と同じ感じで就活、修論の準備を進めていました。

 

3月の就活タイムで決めていたことは、

「4月に入ったら職探しは完全にやめて、見つけた選択肢の中で応募を決めること」です。

3月末までは職探し、企業説明会などに参加し、気になる企業をチェックする時間にするけど、

4月に入ったらこれ以上探すのはやめて、職を手に入れることに専念する。

 

選んだ中で内定がもらえればラッキー、無理なら来年頑張れば良いや、のスタンスで行くことにしました。

 

4月に入ると、5月には提出が求められている修士論文もピークになり、刻一刻と迫る締め切りとの戦いが始まりました。

就職に関してもエントリーがついに始まり、SPI対策や応募に追われていた記憶があります。

 

ちなみに、この時アルバイトの他、他の研究プロジェクトに携わっていたのもあり、就活と修論と四足のわらじを必死に履こうとしていたため(今考えると無理がある)、多分大学院生活の中でピークに多忙だった気がします(笑)

 

 身体にも結構ガタが来ていて、頭が締め付けられるようなキューとする感覚とか、何かとストレス性の不調が出てきていました。これは修論が終わるまで続きました。

(ストレスって本当に分かりやすく体に出やすいですよね。修論就活全部終わった瞬間に体調良くなったので、自分の体の単純さにびっくりです。今思えばそんなに頑張って無理しなくても良かったのでは、と思ったりもします。)

 

そんなこんなでたまに発狂しそうになる(てか軽く発狂していたかも)のを堪えながら過ごしていたあるとき、ストレスがマックスになって、突然プツンと私の中の何かが切れました。

「あ、もうこれあかんわ、やってられへん」

「疲れた、(シャワーばっかで肩凝ってるので)風呂に入りたい。気分転換したい」

とかとか、いろんな気持ちが沸き起こってきて、

気がつけばBooking.comで家の近くにあるホテル(バスタブ付き、ここ重要(笑))をポチッと予約していました(笑)

 

お金がたくさんあるわけでもないのに、

そうやって自分に贅沢を与えてあげないとやってられなくなったのです。

 

ホテルでも論文の執筆などは行っていましたが、場所を変えたおかげで気分転換にもなり、

夜は暖かいお風呂に浸かって疲れた体をほぐして過ごしたこの二日間のおかげで、その後も頑張れたと言っても過言ではありません。

→皆さんもぜひ修論執筆でストレスが爆発しそうになったら自分なりにリフレッシュできる方法を探して欲しいです!カフェに行くでも、土曜の夜は友達と飲みに行くでも、なんでもいいので。


あと全く執筆活動が進まない時は思い切ってその日はなーんにもしないことも大事です。頭空っぽにしてフレッシュな頭で執筆すると、意外と行き詰っていたことがすっと解決したりもします。



さて、話を戻して、

うろ覚えではありますが、私が気になる企業として最初にチェックしていたのは8〜10個ぐらいで、

最終的に応募したのは4つくらい(そのうち一つは途中棄権した)です。

正直ここまで絞るつもりはなく、結果的にそうなってしまったというほうが正しいかもしれません。

これは、「日本の外」で日本での就活をしようとする際のたくさんの壁にぶち当たったから、という背景があります。

 

それについては、次のセクションで詳しくお話したいと思います。

 

国外で日本での就活をするということ

 

ここでは、日本での就活を考えているなかで、海外在住ということで不便だと感じたシステムを綴っていきたいと思います。

 

実はちょうど就活真っ最中の頃、色々なシステムにたいして不満たらたらだった私は

どこに怒りをぶつけていいのかわからず、SNSの個人アカウントに投稿したことがあります(笑)

その時の投稿、私の心の声をほぼそのまま皆さんにもシェアしてしまおうと思います。

めっちゃ関西弁ですがお許しを。。。↓↓↓


――――――――――――――――――――――――――――――――――

【就活中の海外在住者のホンネ】

日本での就活を考えているなかで、海外在住ということで不便だと感じたシステムをつづっていきたいと思います。

ここから先は私の文句たらたらでかなり強めの文章が続きますので、読みたい方だけどうぞ。

 

その1:システム登録の際に携帯番号登録を必須にしてくるくせに日本の電話番号じゃないと却下してくる。

就活用のサイトに登録する時、電話番号を要求されることがあったが、携帯電話が

090もしくは080から始まるものでないと登録できないサイトがいくつかあり、本当に困った。

→いやいや、そんなん持ってないっちゅうねん。日本の携帯電話番号なんかとうに捨ててもうたし、今持っている番号は090でも080でもありせんが?

 

百歩譲って携帯番号なしでも登録できるようにしていただきたいし、できるなら海外の電話番号でも対応できるようにしていただきたい。

桁数も国によって違うねんから、桁数の制限とか本間やめてほしい。「+81」とかの国際番号も入れられへんし、なんなら「+」が数字じゃないからということで引っ掛かるし、、、。

 

 マイナビ登録した時は全然大丈夫だったけど、リクナビは電話番号登録と住所登録に困った記憶がある(※2021年の話)

 あとは私の母校の就活相談センターも、「卒業後でも利用できる」って聞いたから利用しようとしたけど、利用者登録所で同じ問題に引っかかってしまい本間に困った。

 

仕方なく母親の電話番号を借りたけど、これってどうなん!?

日本の電話番号がないと登録できないって、留学生とかはどうするの!?って思ってしまいましたね。

(このことに関しては母校ということもありメールで一言申しておいた、今後の利用者のためにも)

 

その2:郵送必着・面接は現地開催必須を指定してくる企業・法人

二つ目は郵送の壁。

→郵送必着に文句を言いたいというよりは、なんでオンライン上で申請、もしくはメールにて提出じゃだめなの!?と聞きたい。

 

紙媒体にして送る意味ってあるのか?字がきれいとか、筆跡でなんとなく人の性格がわかるからとかなのだろうか。せめてスキャンじゃあかんのか!?

特にスウェーデンは郵送にとてつもなく時間がかかる国な上、コロナ真っ最中でさらに時間がかかっていた当時。

届くまでの日数を何日も前から考慮して書いて、追跡して何円もかけて送るという労力が結構大変。

しかも手書きで毎回出さなあかんのコスパ悪すぎないですか?

 

あとコロナ真っ最中の中で、

面接は現地開催でしか受け付けられないと言っていた企業や法人。

そりゃ企業や法人の雰囲気がわかるから大事なのはわかる。

 

けどこのコロナの中ですぐに日本に帰国できない人、帰国してから自宅待機を要請されるしで間に合わない人もいるなかで、もう少しフレキシブルに対応してもらえないかと思ってしまう。

いや、コロナでなくても、単純に海外に住んでいる学生のことを考慮してくれればと思ってしまう。

 

海外に住んでいるのでオンラインでの面接は可能か尋ねたところ、「コロナの状況によってオンライン面接に変わる場合はあり得るが、自分の都合で帰国できないのであれば受け付けられない」とのこと。なんてこったパンナコッタ。

 

もしかしたら私がレアなのかもしれない。Academic yearが日本とは違う海外の大学・大学院から、卒業後日本での直接の就職を考えている人が少ないのかもしれない。なので体制がまだ整っていないのはわかる。

 

勿論研究も大変だし、まずは海外の大学院を卒業してから次の卒業年度の就職活動時期に就活をするという人もいると思う。

 

でも卒業してから一年半のギャップを持たずに就職したい人はどうすればいいのか?そういう人に対する選択肢が少なすぎる気がしてならない。

 

特に私の考えている業界は、海外で行われるキャリアフォーラムには出典していない業界なので、余計に。

 

今、コロナをきっかけに日本でも様々なシステムがオンライン化してきているし、そのおかげで私も海外から就職活動ができているのは言うまでもない。

いくつかの法人はオンラインでのエントリーが可能になった。さらに、海外在住者であればオンラインの面接も考慮すると言ってくれているので、確実に進化はしている。

 

でも、もっともっと改善できるところはあると思う。

そして、このオンライン化がコロナの収束によってぴったりとやむことなくどんどん推進していってくれればと思う。

 

もう一つ言わせてもらえるならば、郵送必着、日本の電話番号でのみ登録可、現地での面接のみ可な事に対して文句を言っているというよりも、

そういう方針ならそれで仕方ないが、それならば「グローバル化への取り組み」「海外進出」などをうたわないでいただきたい。

逆に言えば、「グローバル化への取り組み」「海外進出」を目指して頑張りたいのであれば、もっとあらゆる可能性を考慮できる企業、柔軟に対応できる企業になってほしいと切実に思う。

少しでも共感してくださる人がいればいいんだけど。
――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

↑↑ちょっと今読み直せば偏りすぎな思考!?私のエゴ!?とも思わないでもありませんが、当時本気で思っていたことですし、いまも根本的な考えは変わりません。


そんなんだから皆日本で就職したがらないんだよーーとか皮肉なことを思ったりもしていました。


上述したように、ちゃんとフレキシブルに対応してくれている企業ももちろんあります。


だから今こうして無事に就職できているわけです。

 

 皆さんには、そういった柔軟に対応してくれる企業に是非入ってほしいです。自分が無理しなくても就職できる企業、自分の思考に追いついてくれている企業は、少なくとも就職してからも他の企業に比べて働きやすいと思います。逆に言えば、そんな古い考え方の会社、柔軟に対応してくれない企業はこっちから願い下げや!くらいの気持ちで挑んでほしいです。


少なくともグローバルスタンダードになっているあなたが、ジャパニーズスタンダードに合わせる必要はありません。

最終的に選んだのは3つだけ

上記のあれやこれやがあり、4月の時点でピックアップしていた10個ぐらいの企業・

法人のなかから、消印有効の手書きの履歴書を求めてきたり、現地でしか面接ができないとかで

「そんなに時間かけてられるか!」という気持ちでどんどん候補を削っていったら応募時に残ったのは4つでした。


しかもそのうちの1つは、第二次審査の通知の際に、「最終面接は現地で」という連絡が来て、

色々事情を連絡してオンラインでできないか聞いてみたけど、

 

さっきも言ったとおり、
「コロナの状況によってオンライン面接に変わる場合はあり得るが、自分の都合で帰国できないのであれば受け付けられない」

とのことだったので、途中で辞退を申し出ました。

(「エントリーの時点で言ってくれや、そしたら応募もせんかったのによ~」と思ったのはここだけの話)

ということで最終的に辞退せずに選考を受けたのは3つになります。

 

私はやはり、まずは卒業を第一に考えていたので、その中でできる範囲で就活する、

3つ受けてみて、「受かったらラッキー、無理でも卒業後にまた頑張ればいいや」という気持ちで臨みました。(そしてラッキーなことに、無事に就職先が決まったというわけです。)

ちなみに、私がヨーロッパにいることまでは企業は考慮はしてくれない(というか出来ない)ので、


時差の関係で朝の4時におきてグループディスカッションに参加したり、朝の5時から最終面接に挑んだりしたのはいい思い出です(笑)

修論を書きながら就活をする場合は、両立できればそれでいいけど、厳しそうならば優先順位を付けるなど、無理し過ぎないでいただければと思います。

修士論文を書きながら就活をしたい場合、伝えたいこと


こうして自分の就活体験を振り返ってみて、今から就活を考えている方、同じような立場で苦しんでいる方に言いたいことを考えてみました。

 

〇職探しはやり始めると時間がかかってしまうので、時間を決めて限られた時間でやる。



私のように夜寝る前の2~3時間でもいいし、朝~お昼まで、もしくは土曜日は終日就活タイムにするなど、


自分のライフスタイルに合わせて設定するのがいいのかなと思います。

 

〇タイムリミットがないとだらだら探し続けてしまうので、就活のタイムリミットを設ける。それ以降は仕事を探そうとするのではなく、
見つけた仕事の中から気になるものを絞る時間にする。

 

例)4月までに見つからなかったら見つかった中で職を探してみる。

→その中で内定がもらえればラッキー、無理なら来年もあると思って気軽な気持ちでいるのが大切です。(もちろん面接には全力で臨んでもらうとして)

そしてもし内定をもらえなくても「何よここの会社、私を落とすなんて見る目ないわね」くらいの気持ちで行きましょう。

 

自信過剰になるのは良くないですが、自信はたっぷり持って臨んでほしいと思います。

あとは、先ほども言いましたが、
グローバルスタンダードになっているあなたが、ジャパニーズスタンダードに合わせる必要はありませんよ!そこをお忘れなく!



最後に、

これは私の友人の受け売りの言葉なのですが、


“Your best opportunities will come at your best timing.”

 

という言葉、私は本当にそうだと思っています。

 

よく私が将来のことで色々悩んでいた時に友人が言ってくれました。

(日本人の友人なので、日本語で言ってくれたのですが、私が勝手に英語で解釈してしまっています(笑)意味ちがっていたらごめんね。)

いまは研究のことだけでなく将来のことなど、いろいろ考えて悩んでいると思います。

もしかしたら、卒業後すぐにストレートにやりたいことができるとは限らないかもしれない。

思っているより時間がかかるかもしれない。

でも、きっとどこかで自分のやりたいことができるタイミングは来ると思います(もちろん、そのための努力は必要ですが。)。

そして、そのやりたいことは、皆さんの人生の中で一番いいタイミングで来ると私は信じています!

この就活奮闘記は、ほとんど私の体験談と文句しかないかもしれないですが、
皆さんにとって少しでも参考になったり、共感できるものがあれば嬉しいです。


もしも何か質問などございましたら可能な限り頑張って答えますので、

こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくだされば対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

f:id:ToMoLog:20201104193824p:plain

ついにノルウェーが学費無償じゃなくなった!

 

4月ごろから騒がれていますが、

ついにこの日がきたか、、、という感じですね。

いつかそうなるだろうな、という感じだったので、
「ついに来たか、、、」という気持ちと、
どこかで「(北欧の中で)ノルウェーだけはずっと私たちの期待にこたえ続けてくれてくれるのではないか、、、」と思っていた故にめっちゃショックな感情とが混ざり合った気分ですね。

 

もう皆さん大体お察しかと思いますが、私が何を話しているかというと、

下記ページのニュースについてです。

 

thenorwayguide.com

 

 ニュースにあるとおり、北欧の中で唯一EU圏外の留学生でも学費が無償だったノルウェーが、今年ついに学費を導入することになりました。
(※他の北欧の国と同じく、EUからの留学生、つまりシェンゲン協定を結んでいる国からの留学生は引き続き学費無償になります。)


どうやら2023年に入学する人から適用されるようで、、、、
今年の4月にノルウェーの大学から合格通知が来たという方、

本当に辛すぎませんかこれ!?

 ノルウェーで勉強していたわけでもない私がめちゃめちゃショックを受けいているので、
ノルウェーで勉強したいと思っていた方なんてもっとショックなんじゃないかなと思うんです。

 

実際の学費はいかほど

 

試しに、いったいどれくらいかかるのかですが、
こちらの記事によれば、オスロ大学に入学したい場合、2023年に入学する場合は次のとおりです。

 

〇人文・社会学学部系、経済学系、政治学系の学士:1年間でNOK130,000

(→2023年5月時点で約168万円)

 

〇法学部・自然科学系(おそらく学士):1年間でNOK160,000

(→2023年5月時点で約206万円)

 

〇人文・社会学学部系、教育学部系の修士:1年間でNOK180,000

(→2023年5月時点で約231万円)

 

〇自然科学系、科学技術系(工学系)の修士:1年間でNOK260,000

(→2023年5月時点で約334万円)

 

文系の修士1年間で231万、、、、ばか高くね!?え、私勘違いしていますかね!?


ちなみに、これを機に他の北欧の学費はどれくらいなのかなと比較してみました↓↓
(2023年5月現在の通貨で換算。文系修士で今回は比較してみています。)

 

アイスランドレイキャビク大学の場合):ISK1848,000(約187万円)×2年

 

ノルウェーオスロ大学の場合):年間NOK180,000(約231万円)×2年

 

スウェーデンストックホルム大学の場合):年間SEK90,000(約117万円)×2年

 

フィンランド(アールト大学の場合):年間EUR15,000(約226万円)×2年

 

デンマークオーフス大学の場合):年間EUR8,000 (約120万円)×2年
 ※大学ウェブサイトでユーロ換算ででてきたのでユーロで表示しています。

 

こうやってみると、ノルウェーフィンランドめちゃ高いですね!
スウェーデンデンマークの年間の学費は他の北欧に比べると大分優しい気がします。
もっとも、日本の国立大学は、年間授業料が平均約53万円らしいので、それに比べると2倍くらいの値段はしますが...。

もちろん、大学によって学費は異なると思いますので、ご自身の行きたい大学の学費も要チェックです!


ノルウェーが学費無償でなくなった経緯

 

ノルウェーが学費無償でなくなった経緯ですが、こちらの記事によれば、
どうやら、2022年の10月ごろからノルウェー政府のなかで話が出ていたようです。


「(ドイツのいくつかの州以外は)EUのどこの国もEU圏外の学生には学費を払ってもらっている。ノルウェーもそろそろ全ての人に学費無償を提供しなくてもいいのでは?」的な話が出ていたようです。

ウクライナからの学生や、難民として受け入れた学生には学費を請求しなくてもいいという話にはなっているようですが、
当たり前ですが日本からの学生は例外には入りません。

さらに、こちらの記事では、2022年12月に政府が大学への補助金の予算額を大幅にカットする方針を打ち出していたようです。これは暗に「各々の大学で、自分たちでお金なんとかしてね~」ということを意味していますよね。


政府からの予算大幅カットにより、今までできていた大学の運営が全然できなくなる!お金が足りない!と困った大学側が、今回EU圏外からの学生の学費無償撤廃の選択をせざる終えなかった、そういった背景が今回の学費制度の導入に関係しているようです。

 

しかしながら、特にこれといった明確な根拠もないままに打ち出されたこの方針は、

大学関係者にはあまりいい印象を与えていなかったようです。

上の記事の中でも、次のような文章が書かれてありました。

Jørgen Melve, a senior executive officer in the faculty of social sciences and the head of the Norwegian Civil Service Union (NTL) at the University of Bergen and member of the academic board, criticised the Ministry of Education and Research, particularly the sector minister Ola Borten Moe, for making decisions without proper assessment.


Melve said that it is rare for a ministry to make such poorly founded decisions, adding that the ministry does not have a clear idea of how many students will be affected by the new tuition fees and how much a study place will cost.

 

訳(少し意訳しています):

ベルゲン大学の社会科学部の上級執行役員ノルウェー公務員組合(NTL)の代表、学術委員会のメンバーであるJørgen Melve氏は、教育研究省、特にOla Borten Moe部門大臣が適切な評価なしに決定していると批判しています。


Jørgen Melve氏は、このような根拠の乏しい決定をする省庁は珍しいとし、さらに、学費制度を導入することによってどれだけの学生が影響を受けるのか、また、留学先がいくらかかるのかについて、教育研究省はまるで分っていない、と述べています。

 

記事のタイトルにあるとおり、政府の方針によって大学側も翻弄され、学費を導入する以外他に手段がなかったようですね。

詳細については、下記の記事をご確認ください。

 

sh.januzi. (2023, March 24). Norway Introduces Tuition Fees for International Students. SchengenVisaInfo.Com. Retrieved 27 May 2023, from https://www.schengenvisainfo.com/news/norway-introduces-tuition-fees-for-international-students/
 

 

Jan Petter Myklebust. (21 March 2023) Universities struggle to implement new tuition fee ruling. (n.d.). University World News. Retrieved 27 May 2023, from https://www.universityworldnews.com/post.php?story=2023032113073988
 

 

 

これからもずっとこのままなのか?

おそらく皆さんもご存じのとおり、昔は北欧圏は例外なく学費が無償でした。

 

しかし、アイスランドは2000年代初期から、デンマークは2006年から、フィンランドは2010年頃から、そしてスウェーデンは2011年から、EU圏外の学生であれば一定額の学費を払わなければならなくなりました。

 

以降、どの国も制度を変更しておらず、学費無償に戻っていないことから、
おそらくノルウェーも学費が再び無償になることは現実的にはないのかなと思います。

 

また、下記ページの記事によると、


今回の学費の改変は、ノルウェー政府の中のthe Norwegian Labor party (Arbeiderpartiet)という政党によって決められたものであり、the Norwegian Labor party自体がノルウェーの政府の中でかなり左派であることから、それよりも右派である党が反対することはまずないだろう、と見解されています。

 

 The Norwegian Labor partyよりもさらに左派な党というと、Socialist Left Party (Sosialistisk Venstreparti)やthe Red party (Rødt)がありますが、Socialist Left Party (Sosialistisk Venstreparti)でさえも賛成しており、

唯一この方針に反対する可能性のある党とすればthe Red party (Rødt)になりますが、ノルウェーの中でかなり小さな政党であるため、方針が覆る可能性はかなり低いだろう、とのことです。

 

thenorwayguide.com

 

何か他に手段はあるのか

学費無償でノルウェーの大学に行く方法は他にないのか、色々と検索してみましたが、

「2年間ノルウェーで働いて市民権を手に入れる」

ノルウェーの人と結婚する」

などの方法しか出てこず、なんだか私の知りたい答えはありませんでした(笑)

しかしながら、紹介した記事も書かれているとおり、学費を払わなければならない私たちのようなEU圏外の学生も、

大学が独自で設けている奨学金などをゲットできれば、生活費や学費の補助が受けられる可能性があるようです。

 

なので、学費無償で無くなってもやはりノルウェーの大学に行きたい!という気持ちがある方は、自分が応募できそうな奨学金が大学にないか、調べてみるのもいいかもしれませんね!

 

もちろん、日本の奨学金を応募するという手もあります。
奨学金については、以前こちらの記事で書いておりますので、
よろしければ参考になさってみて下さい~!

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

まとめ

 

今回はちょっとしたコラムの気持ちで書いたので、そんなにまとめることはないですが、
やはり個人的にはショックなニュースでした。

あと、普通に学費高いので、生活費も北欧の中でダントツで高い(と個人的に思っている)ノルウェーで、学費もかなり払わなければならないとなると、

少しだけ魅力は半減してしまいそうな予感がするのは私だけでしょうか、、、
お金がある人と、奨学金が確約されている人しか行けなさそう。。。。

もう少し段階的に学費を引き上げるとかしてもよかったのでは?と思うくらいの金額なのですが、
それもこれも、政府の方針がそうだから、大学がどうにかできたわけでもないんですよね、、、。

世知辛い世の中だな~資本主義な世の中だな~と思ったり(それでも北欧は日本より断然社会主義的だけど)、仕方ないか~と思ったり、複雑な心境の筆者でした。

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

f:id:ToMoLog:20201104193824p:plain



海外大学院卒業後の進路について



どうも、皆様お久しぶりです。
久しぶり過ぎて本当に申し訳ないくらいなのですが、、、


実は2021年の11月ぐらいからフルタイムで勤務しておりまして、
仕事に慣れるまでなかなか余裕がなかったこともあり、
ブログを少しだけ(とういうかかなり)放t......コホンコホン、お休みしておりました。

(安心してください!元気にやっております)

こんなに期間開けてしまったにもかかわらず、こうしてブログに足を運んでいただいてどうもありがとうございます!


今日はちょっと海外大学院後の進路について、お話ししようと思います。

このページは、私のスウェーデンでの体験談と、私の周りで同じように海外の大学、大学院を出て就職された方の体験談を参考に書いていますので、

ここに書かれてあることがすべてではないですが、

 

ともあれ、

「就活の時期が迫ってきていて、どうしたらいいのかわからない」

「卒業後の漠然とした不安がある」

「海外の大学院に行きたいけど、その後の道について知りたい」

などなど、色々悩んでいることは多いかなと思います。私も大学院2年になった頃くらいから、ずっと悩みながら過ごしていたので、すごーく良くわかります。

なので、そういった漠然とした疑問や不安をすこしでも減らせるよう、今回この記事を書きました。

 

個人的に、結局はやりたいことは自分の中にあると思います。この記事が皆さんの中の「やりたいこと」を探し出す手助けとなればいいな、と思っています。


少しでもこの記事が皆さんにとって何かのヒントになれれば幸いです!

 

※この記事を書くにあたって、なんとなく今回はQ&A方式にしてみました!

結構今までにも就活の相談いただくことが多かったので、今まで頂いた質問も参考にしつつ、私が皆さんの立場だった1,2年前、もしくは大学院を始める前に感じていた不安や疑問も入れてみました!

それではいってみましょう!質問内容はこんな感じです:

 

Q1.卒業後、現地で働こうか日本で働こうか迷っています。現地で働くことは可能でしょうか。

 

A. 可能か可能でないかで答えるのであれば可能です。ただ、もしもやりたい仕事があったとして、すぐにその職に就けるとは限らない、ということは念頭に置いていた方がよいかと思います。

 これは皆さんの条件によっても変わってきます。例えば「似たような分野の職歴があるか」「現地の言語を流暢に話せるか」などなど。


 既に就職経験があり、現地の言葉をある程度話せるなら、自分の就きたい仕事に就ける可能性は高くなります。それでもすぐに仕事が手に入る、というわけではなく、実際に仕事を手に入れるまでは少し辛抱して就活を続ける必要はあるように思います。タイミングにもよりますが。

 

 そして、学部卒業後すぐに大学院に来た場合、経験値を重視しがちなヨーロッパなどの国では、なかなかすぐには目指す職に就くことは難しいです。

 だからといって、現地で就職できない、ということでは決してありません。なんでもコネが大事というのは聞きますが、そういったコネを通じて仕事に就くことはありえます。また、仕事にこだわらないのであれば、自分の就きたい職種のゾーンを広くすれば現地での就職は可能だと思います。

 ここは正直、就活でよく聞く「就活の軸」が大切になってくるかと思います。


つまり、自分にとって「場所」が大切なのか「仕事の内容」が大切なのかです。もちろん可能であれば両方だと思いますが、どちらかを優先するとすれば…?


そういった、就活をする上で何が自分にとって大切なのか、優先順位を早いうちからつけておくと、あとあと楽になってくるような気がします!

 

 この質問、私もすごく共感できるし、実際就活を始めた当初はヨーロッパでの就職もすごく魅力的で迷っていたので気持ちはわかります。私の場合は学部卒業後にすぐ大学院に来たために、職歴がなかったことや、「仕事の内容」を第一にしていたので、結果現地での就職活動は行いませんでしたが、ぎりぎりまで迷っていました。

 

Q2. 海外の文系大学院で勉強中です。卒業後は日本での就活を考えていますが、日本で文系大学院となると不利になりますか?


A. 全くそんなことはありません。なぜなら私が海外の文系大学院卒で日本で就職しているからです。これは自信をもって答えられます。他にも周りの方で卒業後日本で就活された方がいらっしゃいますが、皆さん立派な所に就職されています。

 

よく、「文系で大学院卒業だと就職が不利になる」って言われて脅されませんか?
「大学院行ってどうするの?」とかとか。
私は脅されやしませんでしたが、両親にめっちゃ心配されました。
今考えると、「そんなこと誰が言い始めてん」て感じです。

全然そんな心配ないです。これで大学院行くか迷ってるなら絶対に行くべきです。


純粋に学問続けたい、そう思っているなら是非大学院に行ってほしいし、
どうせなら新しい経験をして、さらに自分に自信をつけてから就活に臨んでほしいです!

もちろん、「海外の大学院行ったからばんばん内定もらえる」と思うのは危険ですが、
必ずどこかからは内定はもらえますし、自分が行きたかった職種には必ず落ち着きますので、全然安心していただければと思います!

一方、学部時代の就職活動と同じように、数打ちゃ当たる方式、つまりとりあえず企業にバンバンエントリーみたいなのはあまり通用しないかもしれないです。


これについては、どのタイミングで就活するのかにもよりますが、大学院現役中に就活されるのであればそんな体力はない気がします。働きたい企業や仕事を絞ってそこにフォーカスするのが大事かと思います!

 

Q3.卒業後、PhDに進むか、就職するかで迷っています。

 

A. めっちゃわかります。悩みますよね~。私も悩みました。
これは完全に自分次第、そしてできる環境にあるか次第だと思います。


例えば、お給料がもらえるのか(北欧は大体そうですよね、北欧でなくてもプログラムによってはお金が出る大学もある)、それとも奨学金はもらえる状況にあるのか、そもそもやりたい研究内容やプログラムがあるのか、とかとか。


まあでも正直金銭面が一番大事になってくる気がします。あとはPhDをやる覚悟が出来ているのか、とか。
チャンスがあるのであれば、できる環境がそろっているのであれば、挑戦してしまっていいのではないかと思います!


ちなみに私は迷った末最終的に就職を選びましたが、それは
修士論文で疲れ切ったので、いったん研究から離れたかったこと(笑)

・自分が当時やっていた研究をPhDでも続けたいのか定かでなかったので、まずは就職して、すこし視野を広げてみようと思ったこと

・まだフルタイムでの職務経験をまともに積んだことがなかったこと

・PhDに行ってしまうと、その後、日本で働きたくなった場合研究職しか道がないのかもしれないと思い(そんなことないやろと今では思いますが)、まずは研究以外の仕事で経験を積んでみようと思ったこと

というような理由からでした。

 

まずは他の業務を経験をしてからでも遅くはないかなと思い、

その中で本当に研究したい内容が出てきたら研究職をあらためて考えてみようということで就職を選びました。

私の周りで、理系の方でおひとり、スウェーデンのPhDに進まれた方がいますが、その方は理系の方で、今までお世話になっていた先生のものとで引き続き研究する、
というような感じでした。なので、理系の方は、もしかしたらそんな感じでPhDのポジションをゲットできるかもしれません。

逆に、文系であれば、もし欧州圏などでPhDに行かれる方は、
「いかに自分の研究内容が明確でかつ良いものなのか」、
が選考の上で大事になってくるようです。

私のプログラムのAlumniパネル(※)で、PhDに行かれた卒業生にお話を聞くというイベントに参加した時、

皆さんやはり人とのコネクションと研究内容(Research Plan)がカギだと言っておりました。

※Alumni パネル...同窓生が今何の仕事をしているのかなどお話が聞けるイベントのこと

 

つまり、どこまで綿密に研究計画や内容を選考時に提示できるかが大切みたいです。

あとは、皆さんのプログラムにもAlumniネットワークなるものがあるかと思いますので、
そこに積極的に参加して情報収集をしてみてもいいかもしれません。


実際にその人がどんな研究をしているのかだけでなく、
自分と同じプログラムの卒業生がPhDとしてどの大学に在籍しているのか、というのもしっかりチェックしておけばいいのではないかと思います。
同じブログラムの卒業生であれば、大なり小なり研究したい内容は皆さんと似ていると思いますので、自分が気になるプログラムがそこで見つかる可能性が高いからです。


Q4.ヨーロッパで就活しようと思っておりますが、ヨーロッパの就活ってどんな感じですか?



A.これに関しては、私が実際にヨーロッパで就活をしたわけではないので、はっきりとお答えできるわけではありません。すみません。。。
ただ、周りの就活されている方を見ていると、
日本とは異なり、4月に選考開始、6月に内定などのように、決まった就活周期があるわけではなく、

ポジションが空いていれば募集があり、それに応募して内定をもらう、という流れのようです。

一気に何人も採用してくれる日本の就職とは異なり、一つのポジションで採用される人数は限られておりますので、能力や適性次第で採用が決まってしまいます。

皆さんが過去に日本でもどこでも就職経験があるのであれば、卒業後にヨーロッパで就職をするのは不可能ではないと思います。

多くのヨーロッパの方は、就職経験がない場合、大学や大学院卒業後、まずは半年間インターンなどをして、スキルや職務経験を積まれる方が多いです。

 

その後、実際に就活をして、採用という流れが一般的な気がします。
ですので、皆さんがもし就職経験がないのであれば、もしかしたらまずはインターンなどをする手もあるかと思います。

 

これについては、大学のTraineesip制度を活用するのがいいと思います。
Traineesip制度を使用すれば、Erasmus+の提携国でインターンをする際、Erasmus奨学金をもらえたりするので、Non-paid Internshipをする際(実際それがほとんどの場合が多いです)でも生活費を少しは補助してもらえます!

それについては、また後日述べますね!

後は、ヨーロッパで就活をする際にまず登録しておいてほしいのがLinkedinです。

www.linkedin.com


皆さん聞いたことあるかもしれませんが、
LinkedInは、Facebookの就活版のようなプラットフォームです。

自分の学歴や職歴など、プロフィールを登録すれば、
気になる業界から企業を探せたり、
逆に企業側から連絡をもらえたりできます。

スウェーデンでも、Linkedinはかなり広く使用されており、私の友人が言うにはLinkedinで仕事をみつけることがかなり多いとのことでした。

まだ登録していない皆さんは、まずは登録してしまうことをお勧めいたします!

スウェーデンの就活に関して言えば、なかなか就職難といわれており、

ちゃんとした仕事を手にするのには少し時間がかかっているようでした。。。

そもそも、スウェーデンで仕事をするとなった時は、スウェーデン語を話せることが必須である職がやはり多く(高校卒業レベルぐらいまでは必要のようです)、


卒業後、就活をしながらスウェーデン語の勉強をひたすらする、、、という方が多いような気がしました。すでにスウェーデン語がペラペラな場合は別ですが。

ただ、IT系の職に関しては、英語しか話せない場合でも就職できる可能性が高いというお話もお聞きしたことがあります。

他は、インターナショナルスクールだったり、スウェーデンのいわゆる外資系企業とかであれば英語だけでも十分な場合もあるかもしれませんね!
なので、皆さんがやりたい仕事によりそうですね!

 

Q5.日本で就活を考えていますが、皆さんどのタイミングで就活されますか?


A. これも人によってまちまちですが、大学院1年の終わり~2年生のはじめくらいから始める人もいれば、卒業後に本格的に就活する人もいます。ちなみに私は卒論のタイミング(2年の後期くらい)で就活しましたが本当にしんどかったのでお勧めしません。(笑)

 (これに関してはいつかまたブログにでも当時の愚痴を書いてみようと思います。)

 

私の周りでは、割と卒業後に就活する人の方が多い印象です。

 その場合、まずは卒業に専念して、終わってから10月採用を狙ったり、次の日本の採用時期をねらって半年間インターンや就職活動をします。
つまり、長い人では卒業してから1年半くらい学生でもなく社会人でもない期間があったりします。それは採用先によって様々です。

ちなみに、1年半のギャップがあるからといって何か採用時に不利になることはありません。


Q6.日本で就活をするとなった場合、そもそもどのようにして就活するのですか。


A. これは就活をするタイミングによって違ってくると思います。


大学院1年の終わり~2年生のはじめに就活をする場合

 ここで就活を始める人は、Boston Carreer Forum、 いわゆる「ボスキャリ」に向けて準備する人が多いかと思います。

キャリアフォーラムとは,,,
 キャリアフォーラムとは、海外の大学・大学院で学ぶ留学生のための就職活動場所です。学生さんと企業をつなぐ場所で、ここで内定をもらう学生も多いです。キャリアフォーラムは1987年にボストンから始まり、いまではボストン、ロサンゼルス、東京、京都、ロンドンなどで開催されています。詳しくは以下のウェブサイトをご確認ください。

careerforum.net

 

各地で色々なキャリアフォーラムが開催されているものの、ボストンキャリアフォーラムが一番規模の大きいフォーラムなので、ここに行けば内定をもらえる確率も高いし、
さらに言えば自分にあった企業を見つけられる可能性も高いです。

といった理由で、フォーラムに行く人は、このボストンキャリアフォーラムを目指す人が多いわけです。

ボストンキャリアフォーラムは、毎年秋ごろ(11月くらい)にボストンで開催されます。大学院2年の秋にフォーラムに行って内定をもらえれば、

卒業後すぐ、もしくは10月ごろから働けたりもします。

何より、卒論を書き始める前に内定をもらっておけば、卒業後の進路を悩む必要もないので、
「とにかく進路が決まっていないと不安!」「卒業後すぐに働き始めたい!」と強く希望する人はボストンキャリアフォーラムに向けて準備するのがいいと思います。

ちなみに、その場合、まずは参加企業を確認し、気になる企業はあるかを確認しましょう(当たり前だけど)。
で、ボスキャリで内定を目指すのであれば、実際にフォーラムに行くときには面接前の段階をクリアしておく必要があるかと思うので(企業によるかもだけど)、
 1年生終わりぐらいからSPIの勉強やエントリーシートを準備しておいて、希望の企業にエントリー→レジュメ作成→Webテストなどを済ませておく必要があります。

ちなみに、その流れについては下記のブログとかで詳しく書いているので、

参考にしてみて下さい。

www.onecareer.jp

 

ボスキャリと同じように、ロンドンキャリアフォーラム(ロンキャリ)やロサンゼルスキャリアフォーラム(ロスキャリ)などもあり、

ロンドンキャリアフォーラムは毎年4月上旬、ロサンゼルスは4月末~5月初めくらいにあります。

ちなみに東京、大阪、京都などでも開催されているので、自身の学生生活の状況やスケジュールに合わせて参加するのもいいかもしれないですね!


卒論と同時並行で就職活動をする場合


 Academic yearが9月スタートの大学院で、6~8月ぐらいに卒業する予定の方の場合、大体大学院2年の12月から卒論を書き始める、5月ぐらいまでに書き終わるスケジュールになるかと思います。

 ボスキャリなどであまりピンとくる企業を見つけられず、日本でよくある4月エントリースタートに合わせて就活を始めようと考えている人、
卒業後にすぐに働きたいと考えている人(←企業によっては次の年の4月まで待たずに就職できるところがあるため)がこのパターンに入ってくるのかなと思います。

 ボスキャリのチャンスを逃してしまったためにこのタイミングになってしまった人は、
ボストンキャリアフォーラムのところでも言いましたが、4月にはロンドンキャリアフォーラムやロサンゼルスキャリアフォーラムがあるので、そこに乗っかるのも手だと思います!

 日本でよくある4月エントリースタートに合わせて就活をする場合、企業説明会が2月~3月ぐらいに始まるので、日本に一時帰国しているとかであれば日本から参加できそうなものは参加し、

 

 日本にいないのであればリモートで参加できそうなものに参加する、といった方法があります。時差があるのでしんどい時もありますが、就活時期は仕方ないと思って割り切るしかないですよね、、、、。

最近はコロナのおかげといっていいのか、リモートの説明会もずいぶん増えた気がしますので、不可能ではないと思います!

皆さんが勉強か就活かどっちを優先するかにもよりますが、
ここで気を付けてほしいのは、皆さんの本業はあくまでも学業であり、研究を終えて卒業論文を書ききることが第一位にあるべきということです。
(もちろん人によるし、就職のために大学院に来たのであればまた別かもしれませんが。)

 

 日本の学生として行う就活であれば気になる企業はとりあえずエントリーして受ける!が多いと思いますが、
卒論を書きながらの場合、そもそもそんなすべてにエントリーしている時間はないので、気になる企業を絞り切っておくのがいいと思います。

 

 卒論一筋でやっているとかならまだもう少し時間があるかもしれませんが、アルバイトとかもしながら卒論を書きながら就活...とかであれば、心の余裕的にも、10企業以下くらいには絞っておくのがいいと思います。

(5企業とかでも十分と私は思っている)

4月のエントリーが終わると面接やSPIテストが入ってきて、卒論の口頭試問(ディフェンス)時期とかも被ってくるので、うまく面接時期がディフェンスのタイミングと被らないように取り計らってもらったりする必要も出てきます。

かくいう私も就活の最終面接時期と修論のディフェンス時期が被っていたので、修論の評価担当教員に日にちをずらしてもらうようお願いしたりしました。

 

結果的には、修論を書きながら就活をすることは可能ではありますが、普通にめっちゃしんどいです。精神がそぎ落とされるので、個人的にはお勧めしません(笑)

私の体験談については、また後日ちょっとコラムにでも書いてみようと思います。

 

卒業後に本格的に就活する場合

 

 5~8月に大学院を卒業してから就活を開始するパターンです。個人的には、このパターンの人が多いように思います。私の周りでもこのタイミングで就活した人が何人かいます。

 外資系企業などであれば通年採用がほとんどなので、どのタイミングでも就職できるチャンスはありますが、

日本の企業などであれば卒業後、次の年の就活のタイミングを待つ必要があります。
つまり、卒業後~2~3月ぐらいまでは自分時間ができます。
 その間、インターンに参加したり、少し休憩したり、旅行したり、アルバイトしたりと色々できますね。

次の年から就活が本格的に始まって、早い人ではその年の10月に就職する人もいます。
(例:2023年6月に卒業→2024年4月に就活開始→2024年6月内定→2024年10月就職)

 逆に言えば、その次の4月まで待ってから就職する場合もあります。それは企業がどのタイミングで皆さんに入ってほしいのかにもよるし、中途採用かそうでないかにもよるので、こっちが何かできることでもないですが。。。。。

つまり、卒業してから本格的に就職するまでに1年半のギャップがあったりもします。

 

でも、だからといって就活の時に不利になることは全くないです。
私の知っている人で同じように卒業後に就活した人たちも、立派な所に勤めてらっしゃるので、そこは安心してほしいです。
 むしろ2年間忙しなく頑張ってきたし、次の就職まで少しだけ一休みする時間があってもいいんじゃないかな~と私は思ったりします。

それに、年齢なんて就職してしまえば誰も気にしないので、その辺も気にする必要ないと思います!

 

終わりに

 今回はQ&A方式で色々な質問にお答えしてみました。

 上述した通り、卒業後も海外で住み続けたいのか、もしくはやりたい仕事が海外にあるのか、それとも研究を続けたいのか、日本で就職したいのか...などなど、
皆さんの「やりたいこと」によって、卒業後の選択肢は様々です。

 

 また、卒業後日本で就職したい場合に関しても、やり方は色々です。私は修論を書きながら就活を同時並行でしていましたが、周りを見てみると、私と同じように就活した人、ボスキャリなどを使って早めに内定をもらった人、卒業後に就活した人、色々な方法で就職しています。

 

今回のブログでは質問に淡々と答える感じでお話ししましたが、

皆さんの心にもう少しよりそったコラムや、個人体験談など、

もう少し違う観点で進路についてもブログを書いてみようと思うので、よろしければまたお越しいただけると幸いです☆

 

もしも分からないこと、不明な点などございましたら可能な限り頑張って答えますので、

こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくだされば対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

f:id:ToMoLog:20201104193824p:plain

留学に持っていきたいもの

f:id:ToMoLog:20210813045722p:plain

もうすぐ渡航の方も多いではないか!ということで、

 

こちら渡航前に読んでほしい記事第二弾です!


「留学先に何を持っていくべき!?」という疑問、結構地味に持っている方いらっしゃるのではないでしょうか?

ということで、今回の記事はそんな疑問をお持ちかもしれない皆さんの疑問に答えてみました~(ちゃんと答えられていることを祈るよ~)

なお、私は昔ベルギーに交換留学をしていたこともあり、今回の記事は、その当時のことを振り返ってみて思うことと、スウェーデンでの生活を振り返ってみて思うことを書いてみました。

 

なので基本的にヨーロッパの留学に行かれる方にはかなり参考になる情報ではないかと信じております。


ヨーロッパ以外の国に行かれる方も片耳程度に聞いていただければ!

 

ではでは早速行ってみましょう!

 

 

 

まずは気になる日本食の材料系

結論1:基本的には日本食で使える材料は買える

 

やっぱ留学をしていると日本食はどうしても恋しくなってくるものではないかと思います。

 

私もよく日本食作っていました(今もよく作っています)。

結論から言うと、基本的に普通のスーパーマーケットで醤油や豆腐、米(日本米ではないですが)は普通に買えます。スウェーデンのスーパーではみりん(というかみりんもどき)や照り焼きソースとかも普通に見かけます。

 

また、留学先の街やその近郊にアジアンスーパーマーケットがあるのであれば

 

ごま油

だしの素

酒(スウェーデンの場合はSystembolagetと呼ばれる酒屋さんに売っています)

だしの素

日本米

 

なども購入できます。

なので、まずは皆さんの住まいの近くにアジアンスーパーマーケットがないかをしっかり確認しましょう!



スウェーデンの場合はお酒の取り締まりが厳しく、一定量以上のアルコールを含む飲料はスーパーでは売ることができません。代わりに、Systembolaget(これはスウェーデン全国どこでもこの名前です)と呼ばれる酒屋さんに売ってあります。

これと少し関係してありますが、こういった飲酒の取り締まりの関係で、スーパーやアジアンスーパーマーケットで売っているみりんも、アルコールのないみりん、つまり「みりんもどき」みたいな感じです。でも使っている分には特に文句ないです。

 

(ちなみにベルギーでは普通にお酒もみりんもアジアンスーパーマーケットで売っていました)


上記のように、調味料は基本的にこちらでも購入できます。

 

ただ、日本で購入するよりも高いのは事実です。

 

ですので、それはスーツケースと相談しながら決めてみて下さい!

 

(特にお酒とか結構高いので、私は来るときに「鬼殺し」みたいな紙パックの安い小さめのお酒を買って持って行ったりしていました。一瞬で無くなるけど笑)

 

 

ちなみに、もしこちらに1年以上住む予定であれば、絶対に一年以内に材料は枯渇してくるので、どっちにしろアジアンスーパーマーケットとかにお世話になる必要があると思います。


アジアンスーパーマーケットではカレールウとかワサビとか、本当に色々売っています。品揃えはどこのアジアンスーパーマーケットに行くかにもよりますが。

 


ストックホルムに住む予定の場合は、ストックホルム中央駅にあるオリエンタルスーパーマーケットとかかなり大きめのスーパーですので、そこで基本的な物は手に入るかと思います!この前そこでホットケーキミックスを見つけたときは感動しました(笑)



他にも市内にいくつかアジアンスーパーマーケットがあります。日本食スーパー(ハッピーターンとか売っている)とかもありますので、そちらも是非覗いてみて下さい!

 

 

あ、でも白だしとかめんつゆとかは売っていたり売っていなかったりするのでそういうのを持っていきたい方は日本から持っていくと安心かもしれません!

 

結論2:お米について

日本米が食べたい場合はアジアンスーパーマーケットで基本的に売っています。


私の経験上どこのアジアンスーパーマーケットにも日本米は売ってあるので、日本米がどうしても食べたい!という方も安心していただければと思います。

 

ただ、毎回アジアンスーパーマーケットに米を買いに行くのも大変ですよね。

 

アジアンスーパーマーケットの近くに住んでいるのであれば全然いいですが、米は消費しやすいので、近くに住んでいなければ毎回買うのは大変かと思います。

 

私はベルギーに住んでいた時はアジアンスーパーマーケットへ歩いて行ける距離だったので毎回買いに行っていましたが、

 

スウェーデンに来てからは実はずっと普通のスーパーマーケットで売ってあるお米を使っています。

 

個人的なお勧めは「ジャスミンライス (スウェーデン表記でJasmin ris)」というお米です。少なくともスウェーデンのスーパーマーケットであればどこでも見かけます。

 

味は確かにちょっと日本米と違いますし、個人のこだわり具合にもよるとは思いますが、全然代用品として文句なしの商品です。というかスーパーで売ってある他の米を試しましたが個人的にジャスミンライスがダントツで私は好きです。

 

そして多分日本米を買うよりも安いので、食費を少しでも抑えたいという方、お試しください~!

 

結論3:日本のお菓子事情

お菓子ですが、スウェーデンに住んでいて、かっぱえびせんとかハッピーターン。ピュレグミなどは見たことありますが、やはり品数はもちろん少ないです。

 

ベルギーではアルフォートとかもみました。抹茶味のキットカットとか。


(日本のお菓子もどきはアジアンスーパーマーケットでよく見かけますが笑

日本語で表記されているけど日本では見たことないお菓子とか笑)


来てばかりのころは日本のお菓子とか不意に恋しくなったりしていたので、せんべいとか好きな人はちょっと持って行ってもいいかもしれないですね。

 

持って行って損はないもの

文房具

持って行って損のないものの一つが文房具です。とくに、授業のノートテイクをパソコンではなくハンドライティングでされる方は特に持って行っておくと便利です。

 

この前ストックホルムの日本の友人たちと集まった時に、この文房具の話で盛り上がりました。

 

私はあまりこだわりがない人間なので気づきませんでしたが、

 

他の日本人の皆さんはスウェーデンの文房具、特にノートと消しゴムの質の悪さにかなり不満を持っているようでした(笑)



でも確かに、スウェーデンのリングタイプのノートはうまくページをめくれないし(絶対に両サイドのリングの部分の紙が汚くなる、説明しにくいけど)、

消しゴムも確かに消しにくい気がします。

ですので、ハンドライティング派の人は文房具はしっかりと持って行った方がいいと思います!(特にお勧めしたいのは消しゴム)

 

ちなみにストックホルムでは無印良品があるので、そこで文房具はある程度買えるとは思いますが、日本で買った方が断然安いです。しかも消しゴムとか1個あれば1年以上は絶対持つと思うので、新調して持って行って損はないと思います!

 

 

料理道具

料理道具についてですが、完全にこれはどこに住むかに寄ります。

まな板とか包丁とかは基本的にどこに行っても買えますし、もしかしたら住むところによってはもうすでに基本的な料理道具はそろってあるところもあります。

例えば、仮家に住むとかなら大体そういうのはそろってあったりしますよね。

必要な場合は、薄いプラスチックタイプのまな板とか、持ち運びやすく軽いのでお勧めです。


あと基本的に100均で包丁とかまな板とかは一通りそろえられるので、あまりこだわりがない場合は100均で買ってしまってもいいと思います!


スウェーデンで生活するってなった時は、おろし金?(ショウガとかする道具)を持っていきました。

こっちでもおろし金の代わりになれそうなものは売ってありますが、同じものはない気がします(少なくとも私の知る限りでは)。

 

あとはお箸もこだわりがなければアジアンスーパーマーケットで全然手に入りますが、自分のものを持っていきたいとかおしゃれなやつ持っていきたいとかあれば持っていきましょう!

タッパーとかはこっちでもじゃんじゃん売ってありますし、計量スプーンとか計りとかも売っています(当たり前だけど)。
ジップロックの袋もあります(当たり前だけど)。

 

皆さん気になる(かもしれない)炊飯器ですが、結論から言うと普通に家電製品店、もしくはアジアンスーパーマーケットとかで売ってます、全然買えます。

 

値段は安いのとかだったら3500円くらいで買えます。

 

ただ、安い製品を買う場合、日本の炊飯器ほど保温機能がすごいわけではないのでその辺はご注意を!


もし日本から炊飯器系のものを持っていきたい場合は、

日本でミニミニの炊飯器とか売ってありますが、電圧が日本と海外ではまた変わってくるので色々とめんどうですよね?



そこで私がお勧めしたいのは電子レンジでお米がたけるやつです。私はとりあえず安めのやつが欲しかったのと、家電製品店に行ってもあまりピンとくるものを見つけられなかったので、アマゾンで電子レンジだけでご飯がたけちゃう商品

「スケーター 電子レンジ スチーム ご飯メーカー ブラック 日本製 MWMR1-A」

を購入して持っていきました↓↓

 

1500円くらいのもので、ご飯1合分炊けます。なので一回で2杯分ぐらいは炊けちゃいますね。
電子レンジだけで作れるのと、ご飯が残ればこのまま冷蔵庫に保存できちゃう優れものです。30分あればお米が炊けちゃいます。

 

楽天でも同じものが売ってありました!


 

 

なんかちょっと値段が違いますが、楽天派の人は楽天でも購入できます~

 

スーツケースに入れる際は、持っていく予定のタオルとか服とかをこの炊飯器の中に詰めればかさばりません!

 

耳かき

 

実は私が学部時代に交換留学をする時、渡航前のセミナーで留学生課の方がアドバイスしてくれことが、

「耳かき持っていきや!」
でした。

 

え!?なんで耳かき!?って思われた方、いらっしゃいますでしょうか?

ですよね、なんで!?てなりますよね、

でもないんですよ、耳かき。こっちでは綿棒はそこら中に売ってありますが耳かきないです。

 

なので、あの時アドバイスしてくれた留学生課の職員さんの言葉を受け売りにしてここで言っておきます。


耳かき派の人は軽いので日本から持っていきましょう~!


センス

扇子も完全に私だから言っているのかもしれませんが(笑)、

 

普段夏によく扇子やうちわを使う方は扇子持って行って損はないと思います!

スウェーデンには扇子とやらは全然売っていませんね、普通には買えません。

 

ここでなぜうちわじゃないかというと、まあ特にこだわりはないのですが、出かけるときにかさばらないからです。



これは体験談ですが、基本的にスウェーデンもベルギーにもアパートや寮にクーラーとか無いです(笑)

多分イタリアとかギリシャ、スペインとかまで行くとさすがにないと暑すぎるのでクーラーあると思いますが、そうでなければ大体の場合はないと思っておいた方がいいです。

 

その場合、夏、特に日中は本当に暑くなります。

 

スウェーデンも6~7月はかなり暑い日が続きます。

私実は去年は夏休みの間、日本に一時帰国していたので、あまりスウェーデンの夏=暑いというイメージはなかったのですが、

 

今年になって「こんなに暑かったんかスウェーデン!」ってなっています。

大学院も終わったし、もう少しで帰国するので荷物減らすために涼しめの夏服も色々日本に送ってしまったのを大後悔したし、

耐えられずに涼しめの夏服を結局買う羽目になりました(笑)

 

ですので、ここで何が言いたいかというと、スウェーデンで夏を過ごす予定の方はまず、

日本ほどジメジメはしていませんが、スウェーデンでも夏、特に日中は結構熱い(帽子ないと頭やけるくらい)ということを覚えておきましょう。

そして、涼しめの夏服は何着か持っていきましょう。もちろんこちらで買ってもOK。

 

あとは、扇子とかその代わりになるものを持っているだけで、夏の暑い日に外に出かけるときは割と救われます。晴雨兼用の傘とかも役に立つかもですね(日本のように日傘をさしている人はこちらでは見かけませんが)!

 

(ちなみに、夏にストックホルムの電車に載ると、電車の広告がなくなっていたり、ちぎられたりしているのを見かけるかもしれません。

それは暑すぎて厚紙の広告を皆ちぎってうちわ代わりに使っているからです笑

とにかく皆広告の紙ちぎって仰ぎたくなるくらいには暑いということです笑

そしてうちわとかも売ってない。)

 

旅行用のスキンケアセット、タオル

渡航して一日目って正直めっちゃ疲れていて、買い物とかするのもしんどい~ってなる可能性があります(そもそも買い物できる時間に到着できない可能性もありますし、すぐ買い物できる距離にスーパーがあるとも限りませんよね。)。

 

そこで忍ばしておいて損はないかな、と思うのが、旅行用のシャンプー・リンス―、ボディソープ(必要であれば旅行用のスキンケア商品も)、そしてタオルです!

もちろん、こういったものが滞在先で用意されているのであれば持っていく必要はありませんが。

どうしても疲れたから今日はもう寝たい、でも長旅だったしシャワーだけはしたい!という時に、とりあえずこれだけ持っておけば一日目は何とかなります。

シャンプーとかスキンケア商品は使い捨てタイプのものでもいいですし、タオルはバスタオルでも、普通のタオル2枚とかでもいいと思います。タオル、バスタオルはどっちにしろ現地でも使うので、あって損はないですよね!

おそらく留学中に旅行に行く、ということがあるかと思いますし、学生が泊まるようなヨーロッパのホテル・ホステルはシャンプー兼ボディソープしか置いていないことがほとんどです。旅行用のミニボトルのやつを持っていけば、その後も旅行とかで使えるので便利です。

でもかさばるのでこまる!という場合は使い捨てタイプのものでいいと思います!旅行用の詰め替えボトルは普通に売っていますので、旅行に行くときに買って詰め替えるでも全然OKです。


こっちでも買えるけど日本から買うことをお勧めしたいもの

ここからはヨーロッパでももちろん買えるけど日本から買っていくことをお勧めしたいものを書いてみます。

スキンケア商品とか、肌に合う、合わないとかもあると思います。その辺もお役に立てればと思います!

 

 

薬系

はい、まず最初に紹介したいのは薬でございます。

 

薬系はもしかしたら定番中の定番かもしれませんが、ある程度のものは持って行った方がいいかもしれません。もちろん大体はこちらで購入可能ですが。

 

例えば、花粉症の人は花粉症対策の薬とか。(もしかしたら科によったらヨーロッパでは発症しないかもしれないですが。私の場合はそうでした。)

 

生理痛がひどい人は鎮痛剤多めに持ってきておいても良いかもしれませんし、

他に何か基礎疾患のある方はその薬とかもいりますよね。

私は風邪薬を少々いれていきました。(結局全然使わなかったけど)

あとは私は勉強でめちゃ疲れたときとか試験前用に「アリナミンA」の錠剤と、

結構なドライアイなので、目薬をたくさん持っていきました。

目薬はこちらでも購入できますが、値段が全然違います。

私が薬局で見た感じ、普通のよく見るサイズの目薬であれば一番安くて700~800円とかでした。私は目薬結構バンバン使うので、もし持ってきていなかったら2年間スウェーデンで買い続けるとかなりお金かかっただろうな~と思います。

 

あとはやはり種類もめちゃめちゃ多いわけではないです。ですので、自身のお気に入りのとかあればそれ持っていくのがいいと思います!

私みたいにバンバン使うタイプの人で、ドライアイ用の目薬がいいのであれば500円くらいで5ml4本入りが買えちゃう参天製薬のソフトサンティア とかお勧めです(下の写真のやつ)。

 

 薬系は本当に事情によって持っていく量が異なると思うので何をどれくらい持っていくかは判断にお任せしますが、

多めに持って行って損はないと思います。

もしも薬を持っていかないにしても、自身がよく使う薬の「名前(商品名ではなく薬の名前)」と「用量」はメモしていってもいいかもしれないですね。あとは薬のアレルギーとかがあれば、それもメモしておくとか。

特に含有量は、国によってかなりばらつきがありますので、通常より強いものを買ってしまった!とかならないように、念のために書いていってはどうでしょう?

 

ちなみに海外の薬が危ない!とか言っているのではないのでご安心してください!

大体はこっちでもなんとかなります。

薬が必要な際はためらわずに渡航先の薬局で手に入れて下さいね。

 

日焼け止め

日焼け止めは肌に合う・合わないがある商品だと思います。

最近ついに日本から持ってきていた日焼け止めを使い切って、こっちで新しく買わなくちゃいけないことになったのですが、

 

まずこっちの日焼け止め

  • 高い
  • べたべたする
  • ものによってはひりひりする

の三段階構成でできております。

まあ仕方ないから使うんですけども。もしかしたらめちゃめちゃたっかいデパートとかで売ってある日焼け止めならもう少し質がいいかもしれませんが。

値段ですが、多分薬局とかで買おうとすると普通に1500円くらいはします。

私は頑張って色々探して結局Lidlというスーパーマーケットに売ってあるCienというブランドの日焼け止めが比較的安いと思ったのでその敏感肌用のものを購入しました(多分それでも1000円弱くらいはした気がする)。が!べたつきはまあまああります。まあでもこんなもんなのか、という感じです。下の写真が私が購入して使っているやつです。

 

f:id:ToMoLog:20210813040224p:plain

 

スウェーデンに住んでいる日本人の友人も、こっちの日焼け止めのクオリティに期待はしない方がいいよって言っていました(笑)

 

ベルギーでも日焼け止め買ったことありますが、その時もめちゃべたべたした記憶があるので、結構どこでもさらさら~の日焼け止めは簡単には入らないのかもしれませんね。それか買えるけど高いかのどっちか。

 

ちょっと話を戻して、さっきのLidlで買ったCienブランドの日焼け止め、敏感肌用のものを買ってそれを顔にも使っていたのですが、私の肌にはあまり会わなかったのか、顔に塗るとちょっとひりひりする感じがして、肌もちょっと荒れてきてしまったので、

泣く泣く使用を中止。。。敏感肌用のものなのに。。。

てことで、代わりにいまはACOというブランドの顔用の日焼け止めを別に買って、それを顔に使っています。普通に薬局とかで買えるやつ。
小さめで、値段はこちらも1000円弱ぐらいだった気がする。
(こっちの日焼け止めって顔・からだ兼用はないのかな?そこらへんは言語の壁で理解しきれていない)

ちなみにこちらがその顔用の日焼け止めです。

f:id:ToMoLog:20210813040559p:plain


この日焼け止めを顔に使用してから肌荒れは治りましたが、それでもやはり塗ると少しべたべたする感覚はあります。Intensive moistureだからかな?(笑)

どちらにしてもこっちで買うには高いうえに質も微妙なので、日本であらかじめ買っておいてもいいと思います!荷物パンパンなら諦めてもいいと思いますが。

冬は使わない&夏も毎日外に出るわけではないのであれば、大きめ(100gぐらい?)のもの2本あれば大丈夫だと思います。

わたしはスキンアクア (SKIN AQUA) の日焼け止め 110g

を1本買って持っていきましたが(写真↓)、さすがに2年で1本では足りませんでした。

 

 

べたつくのが苦手なので、普段はとりあえずべたつかないものを使っていますが、さらさらを目指し過ぎてパウダー入れてる日焼け止めは黒い服とかにつくと白い粉みたいなのがついて、それはそれで嫌いなので、
色々試した結果、個人的にこのスキンアクアのやつはそこまで高くなく、乳液みたいな感じで好きです。

皆さん日焼け止めのべたべたが苦手な方は、個人の好みのものを持って行ってはいかがでしょう?

 

コスメ製品系

コスメ製品も日焼け止めと同じように、肌に合う、合わないとかがあると思うので、肌が荒れやすい方は持って行ってもいいと思います。

 

もちろん、こっちのコスメを試すのもそれはそれは楽しそうなので全然ありだと思いますが。

 

化粧品とか、特に下地とか直接肌に塗るものは自身のよく使っているものでもいいと思います。

 

あと、個人的に感じるのが、洗顔フォームが見つけられない!ことです(笑)


普通の薬局とかであまり洗顔フォーム!なるものを見つけたことがないです。(洗顔フォームとクレンジングが合わさったものとかなら見たことはある)

 

クレンジングオイルは普通にそこらへんに売ってあるのであまり心配しなくて大丈夫です。

化粧水乳液に関してですが、

 

化粧水はあまり種類があるかはありませんが、売っていることは売っています(先ほど紹介したACOというブランドの化粧水がスウェーデンでは売っています、他にも色々ある)。

 

乳液に関しては、「乳液!」というものがあるのかはちょっとわからないです。

スウェーデンでもベルギーでもそうですが、皆さん朝用のフェイスクリームとか、寝る前の夜用フェイスクリームとかを使っているイメージがあります。ちょっと乳液とはまた違うイメージ。

 

つまり、日本でいう「乳液」という概念はあまりこちらではないのかもしれません。

ですので、こちらで乳液みたいなものを買いたい方は、薬局とかで売っている寝るとき用のフェイスクリーム(ナイトクリーム)とかが代替品になるかと思います。

 

もしくは、NIVEAのソフトタイプのボディクリームを使うのもありです。

私は、スウェーデン生活一年目は、ハトムギ化粧水のでかいのを持って行って、NIVEAのソフトタイプのクリームをこっちで買って乳液として使っていました(下の写真参照)

 

f:id:ToMoLog:20210811195234p:plain


このNIVEAのソフトタイプのボディクリームは、顔にも体にも使えて万能なのでお金節約したい人にお勧め。

 

日本でよく見るNIVEAクリームは青い缶のタイプだと思いますが、そのソフトタイプのやつです。

別にソフトじゃなくても全然いいんだけど、普通のやつより肌になじみやすいので私はソフトタイプの方が好きです。

 

ただ、2年目はハトムギ化粧水がついに枯渇してきたのと、マスクとかで乾燥肌が気になってきたので、ストックホルム市内にある無印良品で化粧水、乳液、洗顔フォームを買って使っています。

 

ストックホルム無印良品MUJI)には、かなり豊富な種類の化粧水が売っています!

ストックホルムに住む予定の方は、とりあえず化粧水、乳液系に困ったら無印良品で買えるのでご安心ください!

 

クレンジングとか洗顔フォームとかも普通に売っています。下地クリームとかはさすがに売っていなかった気がします。
(他の地域に住む予定の方も近くにMUJIがないかチェックしてみて下さい!)

 

ちなみに、日本で乾燥肌でない人も、北ヨーロッパはかなり肌が乾燥しやすいので、保湿系はしっかりと行って下さいね!
肌が荒れると心も荒れるので(笑)

 

無印良品の敏感肌用の化粧水(しっとりタイプがお勧め)、乳液、洗顔フォーム(「マイルド保湿洗顔フォーム」)は冬のスウェーデンでの生活を救ってくれたので個人的にお勧め!

値段は、日本で買うよりは普通に高いです。

化粧水とかもこちらで購入すると1000円弱くらいはしたと思います。洗顔はもう少し安いです。

けど全然手に入れられない値段とかではないのでご安心を。

 

ちなみに無印良品こちらでオンラインでも買えちゃいます。

 

ちなみに無印良品ではスリッパとかも売っています(これはIKEAで買う方が安い)!

海外製品の化粧品系は、、、すみません、あまり使ったことないので参考になることは言えません...

 

ただ、先ほども言ったように、あまり肌荒れをしない方は、全然渡航先での製品を買ってみるのもありだと思います!

 

サニタリー用品

これは気になる人は気になるのかな、と思って書いてみました。

 

値段は日本よりかは高いイメージです。商品にもよるけど。

気になる方は持って行ってもいいんじゃないかな、て感じです。

 

こちらの商品でも特に問題ないと思いますが、もし日本のお気に入りのブランドとかがあるのであれば重さ的には重くはないので持って行ってもいいんじゃないかな?って感じです。



私は何か月分か手持ちで持っていって、日本から服を送るときに一緒に詰め込みました。

 

タンポンを使っている方はあまり製品に違いがないんじゃないかなと思うのですが、
ナプキン派の人はかぶれとか漏れとか気になるんじゃないかなと思います。

 

私はナプキン派で、特に多い日の夜用のナプキンにはこだわりがあるので、日本の自分のお気に入りのブランドを持っていきました。

 

まあこれはいったんこっちの商品を使ってみて、自分に合うか合わないか考えてみてから、どうしても無理なら日本にいる知り合いにナプキンを送ってもらうように頼んでもいいかもしれないです。

(※郵送の場合、海外からの郵便物を受け取るときお金かかったりするのでそこはご注意を!)

 

 

あとは個人的にモチベーションの上がるもの

 

あと持って行った方がいいものといえば、学習する上で個人的にモチベーション維持に役立つものです。

交換留学なら1年間、正規留学なら2年間は日本から離れ、新しい土地で自分のライフスタイルを作っていかなければならないので、自分の周りを居心地のいい空間にすることはとても大切です。

もしくは、「これがあれば安心する・頑張れる」という自身のモチベーションを維持してくれるものを持っていくのもいいと思います。

 

例えば私の場合

かなり大きいですがスヌーピーのぬいぐるみなんか持っていきました(笑)

あると落ち着くので(笑)

 

他にも、家族や友達からもらった手紙とか、

あとは勉強で疲れたときに使うように使いまわせるホットアイマスクとかも持っていきました。

 

きっとアイマスクとかはスウェーデンでも買えると思いますが、それでも持っていかなければわざわざ買うまでしないだろうなと思い、持っていきました。

 

私の知り合いとかだったらゲームが大好きだから、ということでSwitch持って来たりしていました(こういうのが意外と大切だったりする)。

読書が好きな方は海外にいても日本の本が読めるようにKindleとか持っていくのもありだと思います。

 

Kindle Paperwhiteの8GBのものであればアマゾンで17,000円弱(下の写真のやつ)とかで売っています。

 

 

他にも、

Fire HD 10 タブレットとかもあります!
Kindleより機能は多めだけど値段もリーズナブルで、何しろ持ち運びに便利!
カフェでちょっと勉強したい、とかの時も、PCよりも軽くて楽ですね。

iPadもいいですが、やはり高いので購入を渋っているというのであれば、
こちらを購入してもいいかもしれませんね!

ご参考までに!

まとめ

 

いかがだったでしょう、
役に立ちましたでしょうか?

結構な情報と体験談をを詰めこんだのでまあまあの大容量な記事となってしまいました。

最後まで読んでくださった方ありがとうございます!

まとめとしては、

  • 日本食の材料系は大体は問題なく手に入る。値段はもちろん日本よりかは高いけど。
  • 文房具、特に消しゴムは日本の方が質が良い。
  • 料理道具は、炊飯器はこちらでも買える。電子レンジでご飯が炊ける炊飯器とかお勧め。おろし金とかお箸は持っていきたい人は持って行ってもいいと思う。
  • 耳かきとか扇子はこっちには売ってないのでよく使う人は持って行って損なし。
  • 渡航一日目、疲れたときのために旅行用のシャンプー、ボディソープ、スキンケア商品、そしてタオルを持っておくと安心。
  • 薬系は常備薬は持って行っていいと思う。あとはよく使う薬は使用料や薬品名をメモしていってもいいかも。
  • 化粧品や日焼け止めは肌荒れが気になる方は持っていきましょう。洗顔フォームや乳液はあまり売っていないかも?困ったときはオンラインショップもやっているMUJIが個人的にお勧め。
  • サニタリー用品はこだわりがあるのであれば持っていくべし。
  • モチベーション維持、メンタル維持につながるものは持っていくべし。特に長い留学は自分が頑張れる環境、落ち着く環境を作ることがメンタル面を支えるのに大切!

こんな感じでしょうか?

 

他にも色々シェアしたい情報、たくさんありますがこれ以上書くとかなり大容量になるのでとりあえずここでストップします!(笑)

あとは色々な判断は結局自身でされることだと思うので、あくまでも参考程度に受け取っておいてくれればと思います。

今いろいろと準備中の方、渡航前で荷造りをしている方などいらっしゃると思います。

少しでもこちらの記事が何を持っていくかを決める手助けになればと思います!
 

荷造りも色々工夫が必要かと思いますが頑張ってください~~!

(私の場合、液体系は基本的に量が多めの詰め替え用を持って行って、100均またはこちらで小さめの詰め替え用ボトルみたいなのを買って使う、とかそんなのしてましたよ~)

 

 追記:ストックホルムスウェーデンの南の方で勉強しようと考えていらっしゃる方へ。カイロ(ホッカイロ)は本当に使わないです。ベルギーに住んでいた時も全く使わなかったのでスウェーデンの南部よりも緯度が低い場所に住む予定の方は、同じ感じなんじゃないかなーと思います。寒がりの場合は別ですが。

ウルトラライトダウンジャケットとヒートテックはかなり重宝するけど、カイロは普段日本の冬で使わないのであればこっちでも結局使わないと思うので、念のため何個か持って行っていいとは思うけど、たくさんは必要ないです!

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立ちますように!


 もしも分からないこと、不明な点などございましたら可能な限り頑張って答えますので、

こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくだされば対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

f:id:ToMoLog:20210813042712p:plain

 

ミニコラム:留学する前に準備しておきたいこと

f:id:ToMoLog:20210803030931p:plain

皆様こんにちは!

7月も終わり、8月に突入しましたが今年の9月か、もしくは8月から大学へ交換留学!海外の大学院へ入学!という方はそわそわしている頃でしょうか?

有難いことに何人かの方からインスタグラムのDMなどで
「海外大学院の入学が決まった!」と連絡をいただくこともあり、留学相談に実際乗っていた人や、私のブログを参考にして下さった人からそういった連絡を受け取って本当に私自身もとってもとっても嬉しくなるのですが、

(そしていつも見て下さり有難うございます。)

 

連絡を受けたときによく聞かれるのが、

「留学前にどのようなことを準備していけばいいでしょうか?」

というような連絡です。


私も2年前のこの時期、留学に持っていくものの準備とかの他に

「どんな心の準備をしていけばいいんだろう?」とめちゃめちゃそわそわしながら夏を過ごしたことを覚えています。


学部時代に1年間交換留学をするってなった時も同じ気持ちで過ごしていたので、
海外大学院に入学される方に限らず、交換留学として行かれる方もきっと同じような気持なのではないかと思います。


今回はそんな方のために1年間の交換留学と2年間の大学院生活を終えた今だからこそいえる

「留学前に準備すべきこと」

について、応援メッセージも入れながら、あれこれ綴っていこうと思います。

 

専門分野についての学習準備

 

さてさて、早速今回の記事タイトルの内容の腰を折ってしまうようで本当にあれなんですけども、


専門分野についての学習準備ですが、

 

修士プログラムを終えた今、私ははっきり言って特に事前勉強は必要なかったな、と思いました。


ちょうど2年前の修士課程を始めるのこの時期、色々勉強の準備もなんも用意していなかった私は、「やばいやばいやばい」とか言いながら

自身の研究分野に関連する論文をちょっと漁って読んでみたりとか、日本の本屋さんで専門図書なるものを買って持っていこうとしていた記憶があります(というか持っていきました)。

 

特に、私は大学院では大まかに言うと教育学を学んでいましたが、学部時代はめちゃめちゃ教育学をやってきた!というバックグラウンドを持っているわけでもなかったため、

 

正直始まる前は専門内容とか出てくるとついていけないだろうなと、かなり不安もありました。

 

ここで何が言いたいかというと、そうやって必要かな?と思って買っておいたり、読んで置いたりした本とか論文、はっきり言って大学院で全く使わなかったんですよね....。(あくまでも私の場合は)


もちろん、自分の研究内容がすごくはっきりしていて、それに精通した専門書を知っている場合はそれを大学院のバイブルとして持っていくのは良いかもしれません。

 


またはプログラムが始まれば嫌というほど論文を読まなければならないので、
自身の学ぶ言語の論文、英語で学習する予定であれば英語の論文がどのような流れで書かれているのか、


っていうのを何となく知るために、論文を参考程度に読むっていうのは良いかもしれません。(リーディング練習にもなるし)

 

ただ、私みたいにおもむろに焦って本を買おうとしたり、論文を読もうとする必要はないと思いますし、


大学が始まれば嫌というほど読む羽目になるので、

 

それまでは好きなことにもっと時間を費やしていいと思います!

 

 

まあ用するに私が言いたいことは「心配せんでええで!」っていうことです。

 

それに、入学すれば、大学の図書館やオンラインアーカイブを利用でき、そこできっとたくさんのいい本や論文に出会えるはずです。
なのでその点はご心配なさらず!

あ、でもちなみに日本に関する研究を海外の大学院でしたい、とすでに決めてらっしゃる方は、

やはり日本語の論文や専門書は日本でしか手に入らないものも多く、日本でしか入手できない情報もあると思うので、それに関しては事前に日本で収集しておくのはアリと思います!


あえて言うとすれば、もしも自身の研究内容の事前準備をしておきたいのであれば、履修コースの課題図書に目を通しておく、事前に必要な専門書があれば購入しておくとかでしょうか?


大学のプログラム内容や、大学によっても様ざまかと思いますが、大体の場合はプログラムのウェブサイトにて、履修科目一覧とそのシラバスなどが載っているのではないかと思います。

 

もしシラバスのところに、課題図書がすでに公開されている場合は、最初の授業が始まってすぐにあたふたせずに済むように、最初の授業で必要な専門書などは買っておいても良いのではないかな?と思います。

私はちなみに一番最初の授業の課題図書を一つ、Kindle版で購入して、パソコンからKindleのソフトウェアを使いながら読んでいました。
Amazonで売っている場合は、Kindle版の方が安いし、渡航の荷物にもならないのでお勧めです。紙媒体が好きな人もいると思うので完全に好みによりますが)

 

ただ、本や課題図書等の準備は、一番最初の授業のみでいいと思います。

 

実際、いったん大学が始まると、私の大学では課題図書は結局ほとんど購入する必要はなく、大学の図書館で借りられたり、大学オンライン図書でダウンロード可能なものばかりでした。また、必要であれば教授がダウンロードしたりスキャンしたものを配ってくれていたので、

念のために買った一番最初の授業の課題図書以外は全く本を購入しませんでした。

これは大学によりけりだと思いますが、全ての課題図書を一気に買わずに、その辺は大学で勉強してみて様子を見る、というのでもいいかと思います。

 

しばらくして大学のシステムに慣れてくれば、図書館での本の借り方もわかってくるはずですし、勉強するうちにオンラインで論文をダウンロードする方法など、だんだんとわかってくると思います。さらに、先ほど言ったように教授が課題図書を配布してくれることもあるので、

課題図書は買うにしてもとりあえず最初の授業だけでいいと思います。


ここで「課題図書、プログラムのウェブサイトで情報を探しまくったけど全然情報出ていないんだけど!?」と思った方。

少なからずプログラムの大半の人が同じことを思っているはずなので、その場合は焦らずに最初の授業などで課題図書についての説明がないかどうかを待ちましょう。

 

まあ要するにそんな焦らんでもなんとかなるので安心してねってことです!


語学面のブラッシュアップ

私が個人的に留学前準備としてお勧めするのは、とにかく留学先で勉強する言語に慣れておくことです。

 

私の場合は学部の交換留学先でも大学院でも、英語で開講されている授業を取る予定だったので、なるべく英語に慣れるように色々工夫しました。

 

色々と英語力の維持の仕方はあると思いますが、


私は交換留学をする前は少しだけオンライン英会話レッスンとかを受講していました。


他にも、動画配信サービス(YoutubeとかTed talkとか)を利用して英語の勉強をしたり、単語帳とかで単語や文法の勉強をしていたりもしていました。

もちろん、皆さんに合った英語学習法が絶対にあるはずなので、自分なりにやる気を維持しつつ継続できる方法で英語学習をしてみて下さい~!

 

実は語学学習方法(特に英語学習法)についての詳しいお話を続きとして書こうとしたのですが、少し長くなってしまったので別の記事に書き直しました(笑)

 


私がお勧めする留学前の語学学習法(オンライン英会話サービスについてとか、お金がかからない学習方法などなど)についてもう少し詳しく書いた記事をご覧になりたい方は以下のURLをご参照くださいませ~!

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

今回はミニコラムとして書きましたが、

上に書いたように、留学前準備は

「特にそんなに焦ってしなくてもいい、しいて言うなら自分の語学スキルが落ちないようにしておく」

 

てかんじです。

 

留学前や入学前で色々不安なこともいっぱいあると思いますが、

勉強に関することは特に焦って準備しなくてもいいです!
自分がやりたいだけ、自分ができる分だけ準備していきましょう。

そして全然準備できてないけどもうすぐ渡航!という方も安心してください。みんな大学入学前、交換留学前はそんなもんなので、皆と比べてスタートが遅れるなんてことは全然ありません。


このミニコラムで少しでも皆さんの不安を軽減させることができれば幸いです。


 

もしも分からないこと、不明な点などございましたら可能な限り頑張って答えますので、

こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくだされば対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

f:id:ToMoLog:20201104193824p:plain

 

留学前の語学学習

 

f:id:ToMoLog:20210803035248p:plain

 

ミニコラムで「留学する前に準備しておきたいこと」について書いたとき、留学前の語学学習準備について触れましたが、

 

その時の記事でも書いたようにかなり大容量となってしまったので、読みにくいかなと思い、急遽新しい記事としてこちらを公開してみました。

 

 

こちらの記事は英語の試験を突破するためのコツとか、語学試験に向けての攻略法とかを載せているのはなく、

海外の大学院入学前、交換留学前、初めて海外に行く前の心の準備としてどのような語学学習法をすればいいのか迷われている方に

 

私の経験談から「こういう学習法どう~?」みたいな感じで色々な方法を上げています。

 

こちらの記事はアプリやサービスを使いながらの語学学習方法を色々と上げてみています。

 

もちろん学生の立場から、少しでもお財布に優しい学習法を提案しています。

 

私は単語帳はあまり好きでなかったということもありますが、お勧めの単語帳とかそんなのはここでは載せていません~。個人的にモチベーションを維持できた語学学習法をいろいろ書いています。


結構当たり前の方法ばかり書いていますが、自身のコメントも入れながら書いていますので、少しでも多くの方にお役に立てればと思います。

 

 

それでは早速行ってみましょう~!

 

  • 英会話レッスンなどのサービスを使う
    • NativeCamp英会話
    • レアジョブ英会話
    •  DMM英会話
      •  
    • 英語学習だけじゃない!italki
    • 語学学習だけじゃない!カフェトーク 
    • (無料体験レッスンを使いまわしちゃえば...?小声...)
  • お金がなくてもできる英語勉強&留学準備法
    • 動画でリスニング力を鍛える
    • 歩きながらのリスニングはPodcast
    • すきま時間に単語や文法の勉強
  • まとめ

 

 

続きを読む

医療保険のこと~スウェーデンの大学に行かれる方へ~

f:id:ToMoLog:20210713044933p:plain



皆さんこんにちは!

めちゃめちゃお久しぶりです!(毎回記事を書くたびにこれを言っている気がする笑)

4月以来の3か月ぶりの更新ですね。

実はこの3か月の間色々ありまして、


まずは無事に修士論文を終えました!やったね!


実は修士論文の執筆と同時に就職活動も行っていたのですが、それも無事に6月に落ち着いて、

 

やっと大学面でも就活面でも一区切りついたところです(それについてはまた後日ブログに書こうと思います~)!

さてさて、今回の記事ですが、医療保険についてお話していこうと思います。

 


海外留学で悩まされる保険のことですが、大学院に正規留学となったらなおさらです。

 

そこで私が実際スウェーデンの大学院に行くとなった時に医療保険をどうしたかについて色々お話ししていこうと思います~。

こちらの記事が少しでも参考となれば幸いです。

 

※今回の記事ではkammarkollegiet.seというサイトがとても参考になるので多用したのですが、
なんだか日本にいると見れないことが多いようです。Proxyの問題でしょうか。
リンクに飛べなかった方、大変申し訳ないです...!

 

 

交換留学として海外留学に行かれる方へ

まずは交換留学に行かれる方に関してですが、これは北欧に限らずおそらくどこの国に行くとなったとしても出国前に海外保険に入っておくことをお勧めします。


(おそらく日本の大学から提携校に交換留学となった場合は大学からも保険に入るようにお勧めされるはず)



割と10か月分の海外保険って高くてお財布に痛いですが、身の安全のためにも入っておくことをお勧めします。


スウェーデン以外の大学院に正規留学に行かれる方へ

 

正規留学の場合は、行先によって本当に保険がいるかどうかはピンキリです。


ベルギーの大学院に行かれた私の先輩とかだったら保険に入ったって言っていましたし、留学先や行く大学の事情によっても全然変わってくると思いますので、しっかり大学のHPとかで何か情報がないか確認しておく必要があります。



めちゃめちゃ調べてみても情報がない場合は、大学のプログラムコーディネーターに聞いてみてもいいと思いますし、安全のためにも念のため保険は入っておいて損はないのではないかと思います!


スウェーデンの大学・大学院に正規留学に行かれる方へ

これもまたスウェーデンのどこの大学に行くかによって保険の種類は変わってくるかもしれないのですが、ストックホルム大学に行った私の場合は、結論から言うと医療保険には「自分からは」入りませんでした。

 

ここでなぜ「自分から」と言ったのかというと、大学に入学料を払うと同時に自動的に大学側から医療保険を提供されたからです。

こんなこと言っても何のことかさっぱりだと思いますので、もう少し詳しく説明していきますね。


スウェーデンの大学に入る場合はFAS Insuranceという保険が適用される!

スウェーデンの大学や大学院(学士号・修士号)に正規留学される方は基本的に入学料を払わないといけないと思いますので、入学料を払っている生徒は大学側からFAS保険だったりそれに相当する医療保険が自動的に提供されます。

※博士号(PhD)で大学にて研究を続ける場合に関しては、雇用形態や研究形態によって医療保険のタイプも変わってくるのではないかと思います。博士号で行かれる方に関しては私はあまり詳しくないのでこの記事はあまり役に立たないかもしれません...!


FAS+の保険の場合もあります。それについてもこの記事の後半で触れますね!)

実際にストックホルム大学のウェブサイトのこちらのページでは、入学料を払っていて、キャンパスで授業を受ける予定の生徒には皆この保険が適用されると書いてあります。


こちらに関しては、以前書いた住民許可証(日本でいういわゆるビザ)を申請する方法についてのこちらの記事と関係してくるのですが、以前の記事でも書いたように、住民許可申請スウェーデン移民局に申請する時に、医療保険に加入している証明書が必要になると思います。

 

この移民局に住民許可申請をする時、大学から正規留学が認められている場合はUniversityadmission.seから届いた入学許可証が医療保険加入証明書になるんです。これは実際、ストックホルム大学のこちらの入学料を払っている学生の医療保険についてのページにも書かれてあります。気になる方はそちらも合わせてチェックしてみて下さい。

ちなみにスウェーデンの住民許可申請の方法を知りたい方は以下の記事を参考になさってください~。

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

FAS保険はどこまで適用されるの?

このFAS保険がどこまで適用されるか、かなり気になりますよね。

簡単にまとめると、基本的な医療代はカバーしてくれます。

 

 

このFAS保険のページ (Insurance cover 2.2) では、緊急を要する治療や健康状態を維持するために必要な治療であれば保険が適用されると書かれてあります。

(↑もしかしたらリンクがスウェーデンにいないと見れないかもしれません...汗)

こちらは歯の治療の場合も同じで、「突然スウェーデンに来て歯が痛み出した!」といった場合は「緊急を要する、そして日常生活に影響する痛み」として考えられますので、保険がしっかり通ります。



ただ、歯の治療の場合は注意してほしいのですが、限度額が年3000クローナまで(3万5千円くらい)なので、確実に治療が必要だと現時点で分かっている場合は日本の歯医者さんで治療を終えておくことをお勧めします。(ただ最悪こっちでも治療はできます)
→私実は歯の治療で保険をつかったのでこれに関しては私の体験談の項目でもう少し触れます。

 

注意点として挙げるとすれば、このFAS保険は基本的な健康保険のカバーとなっておりますので、

  • 火災保険など住まいに関する保険
  • 所有物損失に関する保険

などは適用対象外となっておりますのでその点はお気を付けください!

FAS保険の具体的な適用期間と適用範囲

こちらもFAS保険のページに答えが載ってあり、
まず期間に関しては、自身が学ぶ予定となっている大学のプログラムの期間中の前後2週間が適用期間となっております(※)。


※もう少し厳密にいえば、ここの「1.2 Where and when does the insurance apply?」にも書かれてあるように、LADOKと呼ばれるサイトに登録されている期間の前後2週間までが保険適用期間となっております。

 

このLADOKというサイトは、おそらくスウェーデンの大学に進学すればわかると思いますが、大学の自身の成績、入学証明書、成績証明書などなどが確認できるサイトとなっており、例えば大学の授業の成績結果などはすべてこのサイトで確認するように指示されることが多いと思います。

このLADOKは、スウェーデンの大学に入学した場合は大学側が自動的に皆さんのアカウントを作ってくれます(というか大学アカウントと連携されている)。

 

そのLADOK上でのプログラムのコースの登録は1年ごと、もしくはセメスターごとに行われるはずなので、問題なく順調に授業の単位をもらえている場合、またセメスターごとの入学料をしっかりと払っていさえすれば、プログラムの始まりから終わりまで+その前後2週間は医療保険が下ります。

 

さらに、このFAS保険のページでは居住国からスウェーデン間の移動中も保険が適用されると書いてあります。つまり日本にお住まいの方であれば、保険適用期間内のスウェーデン・日本間の移動は保険が適用されるはずです。

 

このFAS保険は年次の間の夏休み期間、バケーション期間でも、次のセメスターでスウェーデンで引き続き勉強をする予定の方は保険が適用されます。(1年時と2年時の夏休みの間など)

 

もう少し詳しく知りたい方は下のページをご参照ください。

(↓もしかしたらリンクがスウェーデンにいないと見れないかもしれません...汗)

www.kammarkollegiet.se

 

次にどこまで適用か、なのですが、こちらに関してはこのFAS保険のInsurance coverのところに詳しく書いてあります。

読んでいくと、以下の項目が保険適用範囲みたいです。

 

  1. 事故などで負傷した場合、死亡した場合
  2. 体調を崩した場合の医療費や痛みを伴う場合の歯科治療
  3. 体調が重症的な場合の帰国の際の移動費
  4. 損害賠償
  5. 訴訟費用

 

まず1つ目の事故などで負傷した場合、死亡した場合の医療費ですが、これはなかなか経験することがないと思いますので私からの詳細説明は省きます。ちなみに事故での負傷の場合、必ずしも全額カバーされるわけではありません。気になる方はここの2.1 Disability and death benefitsを確認してみて下さいね。

 

4つ目と5つ目の損害賠償保険訴訟費用保険も、そこまで当てはまるケースが少ないかな、と思いますので、「へ~そんなのもカバーされるんだな~」と覚えてくれたらいいかなと思います。

4と5に関してもいろいろ例外がございますので、

詳しく知りたい方は同ページの "2.4 Liability cover" と "2.5 Legal expenses cover"を確認してみて下さい~。

 

2つ目の体調を崩した場合の医療費と歯科治療費についてですが、まず前者の医療ケアに関しては、基本的に全額保険適用されます。また、年の上限などもありませんので、緊急を要する治療(風邪を引いた、おなかが突然痛くなった...など)であれば、この前者にあてはまり、保険が適用されます。

 

そして後者の歯科治療の場合ですが、これも緊急を要する治療費であれば保険が適用されると書いてあるので、定期的な歯科治療のチェックなどであればもしかしたら保険は適用されないかもしれません。

また、上の通常の医療ケアとは違って歯科治療の場合は年3000クローナ(3万5000円)までしか適用されませんので、その点だけ頭に入れておくと良いと思います。

 

 

3つ目の体調が重症的な場合の帰国の際の移動費(サイトではHome transport coverと呼ばれています)についてですが、こちらは例えば病状が重症化した、事故などでけがをしたなどで自分で帰国することが困難な場合に適用されます。その場合、帰国の移動にかかる移動費も保障されるみたいです(詳しくは同ページの2.3 Home transport coverを確認してみて下さい)。

 

FAS保険の対象外となるもの

 

さて、FAS保険があれば大体の医療費はカバーできるということはわかりましたが、

 

それでは何が保険として適用されないのでしょうか?


まず一つ注意点としてFAS保険のページに

「被保険者がスウェーデン渡航前に罹患していた症状や病気で医師の診察を受けた場合は、保険の対象外となります。ただし、スウェーデン滞在中に被保険者の病状が急激に悪化した場合、病状が安定するまでの医療費が保険の対象となります」

と書かれてあります。(→こちら)

 

つまり、渡航前に治療を受けていた疾患に関しては保険が適用されないこともあるみたいです。

 

さらにこちらのFAS保険は火災保険やパソコンなどの所有物を損失した場合の保険(Property cover)などは含まれませんので、十分にお気を付けください!

 

FAS保険で医療費の請求をしたい場合

FAS保険で医療費の請求をしたい場合は、

こちらの "Insurance for students who pay tuition fees (FAS)"のページに飛んで下さい。

そこから"Submit Claim” の部分をクリックすれば、申請フォームが手に入るので、その申請フォームをダウンロードして必要事項を記入、治療の際に受け取ったレシートや領収書をフォームに貼り付けて、以下の住所に郵送すれば申請は完了です。

Kammarkollegiet
SE-651 80 Karlstad
Sweden

 

FAS保険とFAS+保険の違い

基本的に大学側から提供される保険はFAS保険という、入学料を払っている者に適用される保険だと思います。

実はこのFAS保険の進化版みたいなFAS+と呼ばれる保険があります。

どう違うかといいますと、FAS+保険には先ほどお話ししたProperty cover、つまり所有物が盗まれた場合などの保険もカバーされています。
(最高ですね)

 

これは大学でどちらの保険が適応されるのか、またプログラムによってどの保険が適用されるのかによっても違いますので、自身の大学先、もしくはプログラム先の保険の種類は事前に確認しておくことをお勧めします。

 

こちらのFAS+保険についてもう少し聞きたい方は以下のページを参照ください。

www.kammarkollegiet.se



1年以上滞在予定の場合は国民保険は自動的に適用される

上記でFAS保険のことについて色々お話しましたが、これは「入学料を支払ったEU圏外の生徒」に大学側が与える保険なので、国民保険とはまた少し違います。

 

そして、スウェーデン1年以上滞在する場合は国民保険は自動的に適用されるはずなので、上記の保険を持っていなくても医療ケアなどにかかる治療費はスウェーデン国籍を持っている人と同じ費用になります(保険証みたいなもんです)。

 

どういうことかもう少し詳しく説明しますと、

スウェーデンに1年以上滞在する場合、以前の記事でも少し触れましたが、パーソナルナンバーカードといわれるIDカードを発行してもらう必要があります(日本でいうマイナンバーみたいなものです)。

 

こちらは1年ごとに申請しなければいけない住民カードとは違い、一度発行してもらうと5年間は有効です。

ちなみに、実際パーソナルナンバーそのものはカード自体を発行しなくても確認することは可能です。

 

そしてこのパーソナルナンバーがあれば、スウェーデン国籍の人と同じ額で治療を受けることができます。

 

つまり、大体の大学に正規留学をする人であればパーソナルナンバーを持つことになるはずなので、

もちろん保険があれば医療費は大体の場合はタダで受けられるが、ないからといって普通に風邪ひいて病院に行ったときに莫大な治療費を払わなければならない、というわけではないので、そこは安心してください。


しかし、こちらのパーソナルナンバーに関しては、正規留学で来られる方でも例えばダブルディグリーとして一年間だけしか滞在しない、などの場合であれば、パーソナルナンバーが必要ない場合があります。ですので、全ての正規留学生がこのナンバーをもらえるというわけではなく、ナンバーをもらえない場合は国民健康保険はおりませんので、その点はご注意くださいね。

ちなみのちなみに、スウェーデンではこのパーソナルナンバーですべての治療履歴などを管理しています(治療履歴に限らず色々な情報がこのIDカード一枚で確認できちゃう、ある意味恐ろしい)。

どういうことかといいますと、例えば病院に行ったらIDナンバーが処方箋代わりになるので、治療を受けた後はいわゆる紙媒体の処方箋などは渡されず、薬局にIDカードを渡せば指定された薬がもらえる、といった感じです(画期的、そしてエコ!)。

 

現在日本でもマイナンバーカードが普及されつつありますが、まさにこのパーソナルナンバーはマイナンバーのようなものです。
スウェーデンでは何年も前からすでに普及されていたなんて、やはりTechの国は違いますね。日本が遅れているのか...?

 

※注意点※

 このFAS insuranceは基本的にスウェーデン国内のみで適用される医療保険です。(それとhome countryからの移動の間)→こちらのページに書いています。

ですので、もしスウェーデンに滞在中に他の国に旅行に行きたい!って思った場合は新たに他国でも適用される医療保険が必要になります。


こちらに関しては完全に個人の自由ですが、心配な方は旅行の際は海外旅行保険を申し込みましょう。

私もどの海外保険がいいかはあまり詳しくはないですが、
例えばこちらのSchengen Travel Visa Insuranceのページでは、ヨーロッパ内の旅行に関してはAXAという海外医療保険会社や Europ Assistanceという医療保険をお勧めしています。

ご参考までに!

 

 

私の体験談からいえること

 

私は2年間の修士課程を通して何度か医療ケア、そして歯科治療を受けました。

医療ケアは普通の医療ケアの初診であれば日本の初診代とあまり変わらなかった気がします。薬もそこまで「たっか!」と思った記憶はありません。日本のジェネリック医療薬とかに比べればそりゃ高いですが。

しかも医療ケアは処方箋代も含めFAS保険がカバーしてくれるのでその点は安心です。


続いて歯科治療の経験談についてですが、こちらは通常診察でも医療ケアよりかはもう少し高かったと感じます。


私が歯科治療を受けた経緯を話すと、

実は2019年の秋、

スウェーデン渡航する前になんとなく「歯科チェックに行っておこう~」と思って日本の歯科医院に訪れたらそこでまさかの虫歯が発覚!

 

しかも3か所!人生初の虫歯に大ショックを受けたことは置いといて、渡航日まで時間がない!ということでお医者さんと相談して、急遽3か所一気に治療してもらったんです。

 

これがあだとなったのかそれとも訪れた歯科医院が悪かったのか、治療してもらった歯と詰め物の間に空気が入っていたんです...!

(とりあえずあの歯科医院には二度と行きません笑)

経験した方ならお分かりかもしれませんが、歯の間に空気が入ったまま飛行機に乗ると、フライト中死にます(笑)

フライト中「ついに渡航か~」としんみりしながら、家族にもらった手紙を読んでエモーショナルになっていた矢先、

歯に鈍痛が走り、本当に今まで経験した中で一番痛いんじゃないかっていう痛みを経験しました。

(痛み止めを飲んで痛みを忘れるために速攻で寝た)


てことでこんな思い二度と経験したくない!と思ってスウェーデンに来た時に歯の治療をもう一度受けました。

初見は5000円くらい、歯の再治療代は15000円くらいだった気がします。年3000クローナ以内だったので全額保険適用されました。

ただ、全額補助されたとはいえ、通常の医療ケアの治療費と違って歯医者の治療は結構高めで、お財布にも痛いですので、皆さん歯の治療は渡航前に日本で済ませておくのが安全かと思います。

 

もう一つ、私の経験談からお勧めしておけることは、もし皆さんがFAS保険適用者の場合は、パソコン、携帯などの盗難保険に入っておくことです。

FAS+保険の方はProperty coverが保険に含まれていますので、入らなくても大丈夫と思います)

 

私は修士1年目の冬、しかもクリスマス前にカフェでパソコンを盗まれました。

(こうやってみたら私の大学院生活波乱万丈に聞こえますね。大丈夫です、今も元気に生きてます)

 

もちろん盗まれたこともショックでしたが(ショックというかむしろ怒り)

私は損失保険や盗難保険というものに入っていなかったので、保険が適用されず、新しいパソコンを自費で買わなければなりませんでした。(泣)



なので、渡航前に保険会社で盗難保険に登録しておくか、パソコンを購入した会社や携帯会社に保険を申請しておくことをお勧めします!念のためにも!

本当に結構な痛手ですので、こんな経験他の人にしてほしくない!ということで、どうか私の経験を反面教師にしてください~!

 

そしてもちろん、パソコン本体は保険で新しく購入できますが、大学院生にとって研究データは命だと思うので、勉強に必要なデータは定期的にダブル保存しておくか、

Googleとかに同期しておくことをお勧めします!

 

そしてストックホルムの特に市内で作業や勉強をする場合はしっかり自身の所有品から目を離さないように気を付けて下さいね!

ストックホルムに住んでいて命の危険を感じることはまずないです、そこはご安心を。)

 

まとめ

まとめとしていえることは

  • 交換留学であれば渡航前に海外保険に入っておこう!
  • スウェーデンの大学・大学院に正規留学するのであれば、基本的に国民保険に入ることになるので、最悪保険を持っていなくても莫大なお金がかかる、というわけではない。
  • 大学に入学料を払っているのであれば自動的にFAS保険、もしくはFAS+保険などそれと同等の保険が適用される。保険適用期間は大学での勉強期間の前後2週間。この保険は医療ケアはほぼ全額、歯科治療は年3000クローナまでカバーしてくれる。その他にも損害賠償保険などいろいろ付いてくる。
  • FAS+保険の場合は盗難保険なども付いてくるが、FAS保険の場合は盗難保険はないので、その辺は渡航前に入っておくと安心かも。

といった感じでしょうか?

 

 

いかがだったでしょうか?

実はスウェーデン渡航する前、医療保険に関する日本語の記事があまりなくて

「本当に何にも入らなくて大丈夫かな!?」とかなり渡航前不安だったので、

同じ不安を感じてらっしゃる方も多いのではないかと思います。

このページがそんな方のお役に少しでも立てば!と思っております!

 

※冒頭でもお話ししましたが、今回のページはkammarkollegiet.seというサイトがとても参考になるので多用したのですが、
なんだか日本にいると見れないことが多いようです。Proxyの問題でしょうか。
リンクに飛べなかった方、大変申し訳ないです...!


今年の秋に入学される方は、スウェーデン渡航に向けて

現在色々準備しなくてはいけないことも多いかと思いますが、

どうか体調には気をつけて準備して下さいね!

あとは今のうちに日本食堪能しておいてください!(笑)

 

もしも分からないこと、不明な点などございましたら可能な限り頑張って答えますので、

こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくだされば対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

f:id:ToMoLog:20201104193824p:plain