ToMoLog’s blog

海外大学院について、ストックホルム大学院についてのあれやこれやをつづっていきます。皆さんの海外留学・スウェーデン留学のお供となれるようなブログを目指しています。

留学前の To Do リスト!

 

 ミニコラム:留学前に準備しておきたいことの記事では、交換留学前、大学院生活を始める前にやっておきたい勉強面での準備、心の準備などについてお話ししましたが、今回は具体的に準備しておいた方がいいことについてのまとめ記事を書いてみました!
 「留学が決まった!」と喜ぶのもつかの間、留学が決まってから留学前の間、正直色々な準備が待っていて、結構バタバタ過ごすかと思います。

 今までビザの申請法やお金のことなど、渡航前準備に関する記事をいろいろ書いてきましたが、そもそもどの順番でやっていくといいのか、優先順位などを特にお伝えしていなかったなと反省したので、この記事では、私の学部での交換留学、大学院での留学を振り返って、思いつく限りのTodoリストとその優先順位を、過去の記事も紹介しながらまとめてみました!

 皆さんのやることリストを作成する時の参考になれば幸いです!

 なお、このブログ自体がスウェーデンの大学院留学について色々書いていることもあるので、どうしてもスウェーデン留学に関する記事が多いです。しかし、今回の記事については、どこの国に留学に行くにしても割と参考になるのではないのかなと思いますので、どうか少しでも多くの留学生の参考になればと思います!

タイミング的にすでに渡航してしまっている方もいらっしゃるかもしれず、記事を出すのが遅くなってしまって申し訳ございません…!

 

①ビザの申請、パーソナルナンバー申請の準備

 留学が決まったらまず始めにしておきたいのはビザ(住民許可)の申請です。

これがないと渡航が難しくなるからです。

スウェーデンに関しては、ビザが降りるのに1ヶ月〜2ヶ月かかる時があります。皆さんの精神的にも、さっさと済ましておくと安心です。

 また、スウェーデンの場合、1年以上スウェーデンに滞在される方は、ビザのほか、パーソナルナンバーの申請も必要になります。

 具体的な手続きは渡航後になりますが、手続きを行うにあたって、窓口での予約がなかなか取れないことがありますので、渡航前にアポイントメントをしておくといいかもしれません!

スウェーデンのビザ、パーソナルナンバーについての詳細は下記の記事で確認できます。

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

②住居を決める

 

 留学許可が降りたら、住居を決める必要があります。寮にするのか、アパートにするのか、シェアハウスにするのか、行く場所によっても異なるかと思います。

 もちろん渡航後に引っ越しはできますが、それでも慣れた土地を離れ、10か月以上暮らす場所なので、ここも皆さんのニーズを考えつつ慎重に決めたいところですよね!

 交換留学の場合は、留学先のコーディネーターから寮の申請についての詳細が送られてくると思います。基本はそれに従って申請手続きをしましょう!

寮は基本抽選かと思います。希望通りのところに行けるとは限りませんし、抽選が外れてしまうこともあり得ます(悲しい…)。

 ちなみに、ストックホルム大学の場合は、基本的に交換留学生を優先的に寮に割り当てております。

 寮の申請をすることは可能ですが、留学生数によっては外れることもあるみたいです...。

 私がストックホルムの大学院に行く時も正規の大学院生は部屋は自分で探し出さなければなりませんでした。 寮もダメもとで応募してみましたがやっぱり駄目でした。

 

 大学によってはそのあたりのサポートをしっかりとやってくれるところや、学生数に見合った数の寮が備えられている大学もあるので、ストックホルムのケースの方が少ないように感じますが、そういった情報は事前に確認しておくと良いかもしれません。心配であれば留学先のコーディネーターに相談するのもいいかと思います!

 

 ちなみに、ストックホルムの住居情報については下記のブログで詳しく書いておりますので、よろしければご確認ください!

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

③保険に入った方がいい場合は入っておく

 交換留学の場合は、基本的に渡航前に日本の保険会社の保険に加入することになると思います。約一年の留学期間を考えると結構お金がかかってしまいますが、旅先の健康を考えると入っておく方が断然安心です。

 特に違う国に行くとなると、環境もかなり変わってくるし、些細なことで体調を壊しやすくなったり、知らないうちに疲れが出てきたりします。

 留学に行くにあたって保険に入った方がいいのか確認し、必要であれば渡航前に加入しておきましょう!

 ちなみに、クレジットカードなどで旅行保険が付いている場合があり大変便利ですが、長期の留学の場合は適用されない場合があります。自身のクレジットカードの付帯保険内容や条件を事前にしっかり確認しておきましょう!

 私が学部留学をしたときは、保険の値段を比較できるサイトを使って、一番いい条件で安価な保険会社を選びました。

 スウェーデンの大学に関しては、以前記事にも書きましたが、正規留学の方で、学費を払っている方であれば、自動的に保険が付与されるはずです。年間に保障してもらえる金額は決まっていますが、特段入らなくても生きていけるのかなと思いました(歯医者のお金も保険が適用されます)。

とは言っても、

気になることがあれば日本を発つ前に病院に行ってあらかじめチェックしてもらっておいた方が、気持ち的にも安心かと思いますので(特に歯医者)、 できれば不安要素は日本で払拭してから万全の準備をして渡航に臨みましょう!これは交換留学、正規留学関係なくです!

 スウェーデンに正規留学される場合の医療保険についての情報は、下記の記事から確認できます~!

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

④銀行やお金の送金の準備

 お金、に関してですが、皆さんは留学に行かれるわけですから、ある程度のお金を銀行に振り込んで渡航されるかと思います。

しかしながら、渡航先でお金が足りなくなった!となれば、日本にいる方から追加で送金してもらうことが必要になるかもしれません。

 そうなった時のために、日本にいる間に、日本からお金を送金してもらえる準備をしておく必要があります。

日本のキャッシュカードについて

 日本の銀行のキャッシュカードは、基本的に海外では使いません。(デビットカードとキャッシュカードが同じになってるやつは別)

 ですので、個人的にはキャッシュカードは日本に置いて行って、必要な時に日本からお金を振り込んでもらえるように準備しておくといいと思います。私はいくつか銀行口座を持っていたので用途に応じてそれぞれの口座に振り込んでもらえるよう、両親にキャッシュカードとピンコードなどの情報を全て預けていきました。

海外でお金を下ろしたい時

 基本的に海外では日本の銀行のお金をおろしたい時はデビットカードを使います。

 ちなみに、皆さん既にご存じかもしれまでんが、お金を引き出すときに、どのカードが海外で使用可能かについては、カードの裏にPLUSと書いているかどうかで判断できます。カードによってデザインが少し違いますが、下の画像のマークがそうです。デビットカードの裏にこのようなマークがあれば 、そのデビットカードを使って海外のATMでお金を引き出すことが可能です。

 

 手数料は1回の引き出しで基本的に110円くらいかかります。日本の銀行ATMでも引き出しに手数料がかかる場合があるので、それに比べたら全然安価なものだと思います。

 一度に引き出せる金額は国によって違っています。日本でもATMの引き出しは50万円までと決まっているように、国によって制限はありますが、私が学部時代にヨーロッパに留学していた時は、10万円くらいなら一度に引き出せた記憶があります。

※注意点※
〇お金を海外の銀行で引き出すとき、ATMの機械に同様のPLUSマークがついていることを確認してください。PLUSマークがついていないATMでは引き出せない可能性があります。

〇クレジットカードにもPLUSマークがついていることがありますが、お金の引き出しはデビットカードで行ってください(銀行によってはキャッシュカードも大丈夫かも)。最近ではデビットカードとキャッシュカードが同じになっているカードがありますが、デビットカードの方からカードを挿入するようにしてくださいね。

クレジットカードを使ってお金をおろした場合、クレジット会社が代金を建て替える形での引き出しになるので、利子がかなり高くついてしまいます。PLUSマークがついていれば大丈夫、というわけではないのでお気を付けください!

スウェーデンの場合、手数料はもう少し高く、一度に2,000SEK(大体26,000円くらい)くらいしか引き出せなかった記憶があります。スウェーデンでの生活を始めたとき、他のヨーロッパの国に交換留学をしていた時と同様にお金をおろそうとしたら、MAX2,000SEKまでと書かれていて驚きました。手数料も1回につき200~300円くらいとられた記憶があります。

他の国では同じカードで普通におろせたので、私のデビットカードのせいではなく、スウェーデンのATMがそうなのかなと思っています。もはや現金がほぼ出回っていないスウェーデンなので、もしかしたら現金をおろすこと自体制限をかけているのかもしれないですね。。。。

 

 PLUSマークについて、詳細はこちらのページでもご参考にしていただければと思います(WikiPediaですが悪しからず)。

 

日本からの送金のための準備

 上のセクションでも書いたとおり、キャッシュカードや通帳を家族に預けていくことの他に、他にも振込準備をしやすい環境を整えていくことをお勧めします。
 例えば、海外送金するための手段を整えておくことです。

 特に正規留学をされる方や、現地で銀行口座を開設する予定の方は、留学先で送金が必要な場合が出て来るやもしれません。(逆に言えば、現地の口座に振込む予定がない場合は、送金の準備はしなくても大丈夫だと思います。)

 前にこちらの記事でも書きましたが、海外送金をするのであれば、断然WISEがおススメです。銀行やほかの送金方法と比べて、手数料がかなり安いからです。WISEでは1回につき100万円まで送金できます。

 WISEを使ったことがある人はわかるかもしれませんが、WISEで海外送金をする場合は、まずは自分のお金をWISE会社の日本の口座に振り込むことになります。WISEが持っている口座は三井住友銀行の口座だったと思います。

 三井住友銀行の口座を持っている方とかであれば、同じ銀行の口座同士の振込に手数料はかからないはずなので、インターネットバンキングを設定しておけば、海外でも簡単に振り込みができます。しかし、それ以外の銀行口座から振り込みたい場合は、振込手数料がかかってしまう場合があります。

 留学前当時、そういったことを色々考えた末、私はソニー銀行の口座を新たに開設しました。楽天銀行も多分そうかと思いますが、ソニー銀行は完全ネットバンキングで、振込も2回まではどこの口座に振り込んでも手数料がかかりません。(ちなみに日本のATMでの引出しはコンビニや銀行問わず、月4回まで無料です。確か時間帯も制限なかったはず。)他にも同じような条件の銀行は多くあると思いますので、ご自身にあった方法で振込準備を行っていただければと思います。

現地での銀行口座開設の準備

 現地で口座を開設したい場合、学生として行くのであれば、やはり口座維持費がなるべくかからない、簡単に開設できる口座がいいですよね。
 国によって主流な銀行も変わってくるので、これに関しては現地の留学サポートオフィス、コーディネーターの人に聞くのが一番だと思います。

 ちなみに、私は学部時代にベルギーに交換留学をしていましたが、その時はINGバンクという銀行を使っていました。オランダやベルギー、ドイツでは主流の銀行で、支店は他の国にもあります。現地の大学に在学している証明書やパスポートがあれば、交換留学生でも普通に口座開設できました。

 ちなみに、スウェーデンで銀行口座を開設したい、とお考えの方がいれば、銀行口座開設に必要な情報をいろいろまとめた下記のブログも是非ご参照ください~!

 

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⑤携帯のSIMを移行する準備をしておく

 私が学部留学でヨーロッパに行ったときは、基本的にWiFiだけで過ごし、現地で格安の携帯を購入して電話が必要な時は現地の携帯を使用するなどして過ごしていましたが、今やSIMフリーの携帯を持っている方がほとんどかと思いますので、現地のSIMを購入する予定の方が多いかと思います。

 詳しくはスウェーデンのお勧めSIMカードなどを綴ったこちらの記事で述べておりますが、現地で携帯のSIMフリーを使えるようにしておくために、日本にいるうちにしてほしいことは主に次の4つです。

1.SIMフリーにしておく。

 現地で今持っている携帯を使いたい場合は、1のとおり、渡航前にSIMカードが解除されているか、自身の携帯がSIMフリーの携帯かを事前に確認しておきましょう。

(※現地でWiFiだけで生きていこうと思っている場合は必要ないですが。)

 

2.契約している日本の携帯会社を解約、もしくは一時解約する

 今日本で使っている携帯会社の契約は、出国前に解約しておくか、もしくは、一時保留(凍結状態)にしてかないと、留学中、日本のデータを全く使っていないのにお金だけ払わないといけない羽目になります。

 1年間も払い続けていると、意外とお金かかるので、なるべくいらないお金は節約しましょう!

 

3.電話番号を設定しているアプリや契約の内容を変更しておく

 携帯電話番号は、結構いろんなアプリや契約で使用しているので、銀行口座、Googleアカウントの2段階認証、FacebookTwitter...などなど、契約や登録で使っている携帯番号を、最新の電話番号に変更するか、家の電話番号などで登録し直しておく、もしくは他の認証方法に設定し直す、などの対策をしておく必要があります。

 特にGoogleの2段階認証や銀行口座で引っかかるとかなり面倒なので、事前に設定を変更しておきましょう!実は私も、スウェーデンに来てからお金の送金をお願いしようとしたときに、銀行のインターネットバンキングの登録電話が前の携帯電話番号になっていて、その変更手続きをしなければなりませんでした。その時は、日本にいる両親にも手伝ってもらいながら、家の電話番号を登録しなおしましたが、かなり面倒だった記憶があります(^_^;)

 今携帯で持っているアプリは、SIMを変更しても基本的にそのまま使えます(設定を変更し直さないといけない時もありますが、SIMが変更したからといって、データとかは削除されないです。(日本でも、キャリアから格安SIMに乗り換えるときは同じくデータは特に削除されないですよね。)

 

4.SMカードを取り出すための付属ピンを手荷物に入れておく

 これはまぁそこまで重要ではないですが(笑)、現地についてすぐにSIMカードを購入したい場合は、SIMカードの挿入部分にロックがかかっているので、ロック解除できる付属のピンや、それに代わる代替品を持っていきましょう~。

 大学院留学のためにスウェーデンに行ったときは、到着後すぐにSIMカードを購入しデータ通信できるようにしたかったので、iPhoneの付属ピンを手荷物に入れていきました。私と同じように、到着後すぐSIMを買う予定の方がいれば、私は付属ピンを手荷物の中に忍ばせておくのをお勧めします!(預け荷物に入れておくと、ロストバゲージが起きたときに解除できなくて困るのと、取り出すの面倒なので(笑))

 

⑥一年以上海外に住む予定であれば、役所で海外転出届を出す

 交換留学生の方はそこまで重要ではないかと思いますが、私が大学院に正規留学に行ったときは、日本の住民票を破棄しなければなりませんでした。。。これは、住民税に関係してくるのですが、1年以上海外に住む場合、住民票をそのままにしておくと、住民税を支払わなければなりません。その住民税の支払いを免除するために届出が必要ということです。こちらの記事にも書かれておりますが、国外転出する日の14日前から提出可能のようです。渡航前に、お住いの地域の役所にて手続きを行ってください。

 皆さんもご存じの通り、住民税を収める対象であっても、学生の場合は、住民税の支払いを免除されているかと思います。その場合、「免除」となっているので、その期間払っていなくても住民税を払ったものとして勘定されます。つまり、年金をもらう際、学生であった免除の期間分も受給してもらえます。

 しかし、大学院などで他国に正規留学し、1年以上日本を離れる場合、つまり日本の住民票を手放さなければならない場合は、その留学期間中は「住民税を払わなかったもの」とみなされてしまうので、受給の際にその期間分だけ少し年金が減らされてしまいます(もはや十分な年金をもらえない日本でどこまで年金に頼るか、と考えると、正直そこまで痛手ではないと個人的には思いますが)。どうやら、かなり有名な海外大学院に行くとかであれば、日本でも学生として取り扱われ、住民税の免除対象になるみたいですが、かなり一部の大学に限られるみたいです。
 私も例にもれず、スウェーデンに留学する前は、役所に行って手続きを済ましてきました。日本に帰ってきた時も住民票の登録を再度行いました。ストックホルム大学は、残念ながら住民税免除対象リストに載っていなかったらしく、免除も何もありませんでした。

 

⑦荷造り:持っていく荷物を考える

 留学先に何を持っていけばいいのか、については前回下記の記事で詳しく書いたので、よろしければこちらの記事を参考にされてくださればと思います↓↓↓

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 留学先で使いたいもの、持っていきたいものを考えることの他に、荷物をどうやって持っていくかの問題もありますよね。

 荷物はでっかいキャリーケース2つに全部詰めて持って行った、という人もいれば、キャリーケースは1つだけにして、残りは郵送した、という人もいます。

それぞれのメリット、デメリットはこんな感じです。

〇キャリーケース2つを持っていく場合

メリット:確実に持っていける。必要になればいつでも使える。

デメリット:キャリー2個持ちは移動する時に普通にしんどい。

〇キャリー一つ、残りは郵送の場合。

メリット:手荷物は少なくてすむので移動は楽。最終的に手荷物を増やすよりも安く済むときがある。

デメリット:郵送受け取り時に関税を払わされる可能性がある。すぐに届かなくても困らないものをいれておく必要がある。

 

 私の周りでは実際両方いました。キャリーでっかいの2つで持っていく人や、キャリー1つと手荷物一つだけ持って行って、あとは郵送で行く人。キャリー一つだけにしてあとは現地で調達しちゃう、なんていう強者もいましたミニマリスト、うらやましい限りです。)

 

 個人的には、お金に余裕があるのであればキャリー2つで持って行ってしまって、渡航時は家族に運ぶのを手伝ってもらい、着いてから滞在先まではUberやタクシーを使ってしまうのが一番安全だと思います。タクシーを使うことをお勧めしているのは、単純にでっかいキャリー二つを運びながらの移動はしんどいと思うからです(笑)
 郵送だとどうしても受け取り時に税金がかかる可能性や、荷物がどこかに行ってしまう可能性があるので、この方法が一番安心な方法ではあります。

 

 ちなみに、個人的余談ですが、荷物を持っていくのであれば、タイ航空がおススメです。

普通の航空会社は基本預け手荷物1つあたりの重量制限は20キロくらいですが、

タイ航空ではセーバー運賃(一番安いチケット)でなければ1つあたり30キロ、場合によっては35キロまでいけます。留学時に私もタイ航空に救われました。(笑)

(他にも手荷物制限が緩めの航空会社を調べておくといいと思います!)

 

 逆に、お金を少しでも抑えたい場合は、郵送で送るのが一番です。私はスウェーデンの大学院を始める前は、お金がかなりカツカツの状態だったので、でっかい荷物を船便で送ることにしました(無事にスウェーデンに着きました!)

 郵送の種類はEMS便、SAL便、国際郵便、船便、、、など、色々種類がありますが、船便が総じて一番安いです。その次に個人的には郵便局の国際eパケットが安いと感じています。ヤマト運輸や佐川宅急便などの国際郵便を使ったことがなく、そこは比較できませんが。。。。

 

 同じ荷物でも、EMSで送ると1万円~2万円くらいかかるものが、船便だと5,000円くらいだった記憶があります。

 ただ、船便の注意点として、到着までに2か月弱くらいはかかることが見込まれるため、すぐに必要となりそうなものを送るのは控えた方がいいです。

 上記のとおり、私は極貧の中スウェーデン大学院生活を始める予定だったので(笑)、現地で服やコートはあまり買わないようにしようと決めていました。

 そういった理由で、渡航前に船便で色々服を送ることにしましたが、渡航予定は8月末、船便の到着予定は10月末だったので、船便の荷物にいくつか冬服やコートをいれつつ、自分の荷物にもニットやコート、極暖ヒートテックなどを少し忍ばせていきました。これが個人的には大正解で、到着するまでに気候が大分涼しくなり、厚手のセーターとはいかないまでも薄手のセーターはかなり重宝したと思います。

 

 あとは、郵便で関税を取られない、取られても少しで済むための個人的対策をいくつかお伝えしておきますと、

〇郵送の内容物をめちゃくちゃ安く見積もる。

〇荷物をガムテープなどでスーパーぐるぐる巻きにして送る。

 一つ目の方法ですが、国外へ郵送する際、内容物について、何が入っているか、それぞれの値段などを書かないといけないですよね。基本的に持っていきたいものって自分の服とか、ちょっとした日本食とかだったりするのかな、と思うのですが、内容物で記載した値段がある一定の額を超えちゃうと関税がかかり、場合によっては受取り時にお金を支払わないといけない、ということもあります。

 実は、私もベルギー留学中に両親に荷物(冬服や食べ物)を送ってもらうようにお願いしたのですが、内容物を記載する際、両親がとっても正確に値段を書いてくれたおかげで、何とびっくり、荷物受け取り時に154ユーロも払わされました。

(これはベルギーの税関の問題もありますが。さすがにおかしいやろと思って、ベルギーの税関にメールしまくって全額返してもらいました。皆さんも大金を払わされたということがもしあれば、交渉してみる価値ありです。強く生きましょう。)

 とくに学生にとっては、突然予期していなかった巨額なお金を支払わないといけない、しかも自分が送った荷物を受け取るためだけに支払わないといけないのって、悔しいし、結構ダメージ大きいですよね。なので、お金を払わずに済むためにも(少しでも少額で済むためにも)、私は内容物の値段をすごく安く見積もっていました。特に自分の服などは、古着ということで1着100円もかからない感じで書いておりました。


※これが正しい方法かは保証しませんし、逆にロストバゲージがあった場合、保険をもしかけていれば、この内容物の値段分だけお金が返ってくる、とかあると思いますので、そのあたりはご注意が必要です。私はその限りなく少ない確率でロストバゲージするよりも、関税かけずに荷物を受け取りたい方を選びました。

 

 おかげで、スウェーデン生活時に2回ほど荷物を送ったことがありましたが、1回目はタダで受け取ることが出来ましたし、2回目も支払うとしてもかなり少額で済んだ記憶があります。

 

 そして二つ目の荷物ぐるぐる巻き大作戦ですが、これはもはや強硬手段です(笑)大体税関手続きの際に中身を確認されるのですが、税関の人が荷物を開けるのもめんどくさいと思わせるくらいぐるぐる巻きにするという作戦です(笑)

 これもいいのかはわからないし、うまくいかない時もあるかもですが、私が船便で荷物を送った時は、このぐるぐる巻き大作戦を使ってうまく切り抜けることが出来ました!(受け取り時にお金は全くかかりませんでしたし、荷物があけられた痕跡もありませんでした。)

 

 あまり役に立つかはわかりませんが、郵送をお考えの方は是非考えてみて下さい~~!

 

さいごに

 ビザのことから荷物のことまで、とりあえず今のところ思いつく限りのことを書いてみました!今後思いつくものがあれば随時追加していきます!

留学前の渡航前準備、色々大変かと思いますがどうか皆さん少しでも快適に留学生活が始められるよう、準備を整えていっていただければと思います!

 

 

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

 

もしもなにかあれば、こちらにコメント、

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(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

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スウェーデン生活の始めにすること~お金&銀行口座編~

 

 前回2回にわたって、ビザやパーソナルナンバーの申し込み方法、お勧めのSIMカードなど、スウェーデン生活を始めるにあたりやっておきたいことについてお話ししましたが、今回はいよいよ銀行口座編です!

 

キャッシュレスが浸透しまくっているスウェーデン
もはや現金を見ることの方が稀で、私も初めてスウェーデンに来たときは現金お断りのカフェがあってびっくりした記憶があります。

そんなキャッシュレス社会なスウェーデン、銀行口座があって損することはないので、1年以上スウェーデンに住む方であれば開設することをお勧めします!

 

基本的にスウェーデンの銀行口座開設にはパーソナルナンバーが必須となっています。

1年以上住む人であればパーソナルナンバーはゲットしているはずなので、口座開設はそこまで難しくありません。

ただ、どの銀行がいいのかとか、悩んでしまいますよね。。。

そこで今回は、お勧めの銀行会社やそれぞれの特徴など、色々とまとめてみました!

 

一方、交換留学でスウェーデンに行かれる方や、1年以内の留学を考えている方は、パーソナルナンバーは残念ながら付与されないので、スウェーデンの銀行口座を開設することは少し難しい&余分にお金がかかってしまうかもしれません。。。

下記の記事で詳細について触れていますので、そちらを読んでみていただければと思います。

 

まずはじめに:交換留学でスウェーデンに行かれる方へ

 先程も少し述べましたが、パーソナルナンバーを持っていない方、つまりスウェーデンに1年以内の留学で行かれる方は、スウェーデンでの銀行開設は難しいと言われています。
とはいっても、全ての人に口座を開設する権利はあるとされているので、不可能というわけではありません。

実際にThe Swedish Bankers’ Associationのこちらのページでもパーソナルナンバーがない場合でも、住民カードやパスポート、留学先の大学から発行されるドキュメント(留学期間、名前、留学許可の内容が載っている書類)などを提出すれば、口座開設は可能であることが書かれてあります。

 しかしながら、同ページでも書かれているように、銀行会社から口座開設を断られる場合もあるようです。また、今回の記事のために色々情報を調べてみましたが、パーソナルナンバー無しで銀行口座を開設したい場合は、実際に銀行に赴く必要があるかもしれません。

 さらに、口座を開設できたとしても、パーソナルナンバーを持っていないために、できることが限られるかもしれない、ということを念頭に置いておいておく必要があります。

 

交換留学生でも現地の銀行口座開設は必要か?

 交換留学生でもスウェーデンの土地で銀行口座の開設をすべきか、についてですが、2年間実際にスウェーデンに住んでいて思うことは、

「正直1年間だけの留学であればなくても全然生きていける」とは思います。もちろん、あった方が便利だと思う時はありますが、それはSwish(※1)とかMobile Bank ID(※2)を使うのに便利だと感じるだけで、これらはパーソナルナンバーを持っていなければ登録することが出来ないと思いますし、

キャッシュレスなスウェーデン社会では、海外で使用できるクレジットカードとデビットカードがあれば特に不自由なく生きていけます(タッチ決済があればなお便利)。

 

※1Swish(スウィッシュ)...スウェーデンのモバイル・ウォレットで、携帯のアプリ。携帯電話と銀行口座をリンクして、携帯から支払いが出来ちゃう優れもの。QRコードをスキャンするか、他の人の携帯電話番号をいれることで、送金や支払いができる。日本でいうPayPayに近いかもしれない。

 

※2Mobile Bank ID(モバイルバンクID)...セキュリティコード、顔認証、指紋認証などを使って、携帯電話やタブレットで本人確認をするためのアプリ。自分のパーソナルナンバーと連携していて、※1のSwishを使う時や、携帯のSIMカードを更新する時などに使ったりする。

 

 留学とかしていると友人間でのお金の貸し借りとかあるかもしれませんが(パーティー代割勘で、とか)、その場合はスウェーデンの銀行口座を持っていなくても、WISE(※)やPaypal(※)などを使ってその人の口座に振りこむ方法などがあります。

 

※WISE...国際送金を行ってくれる会社。送金手数料も安くお手頃。スウェーデンの口座に振り込みたい場合、振込先を設定して、自分の日本の銀行口座からWISE会社の日本支店の口座にお金を振り込めば、そこから振込先に振り込んでくれる仕組み。

 

Paypal...オンライン決済サービス。PayPalアカウント間やクレジットカードでの支払い、口座振替による送金を行ってくれる。友達もPaypalアカウントを持っていれば、アカウント間でのお金の送金がスムーズ。

 

スウェーデン銀行以外の口座を開くという手も

 海外送金をより簡単にできるように、WISE口座やRevolt口座など、外貨送金が簡単にできる銀行口座を開設しておくのも一つの手かと思います。

 WISEは海外送金を請け負ってくれる会社(旧名TransferWise)で有名で、私もスウェーデンの大学の学費を支払う時など、送金関係で大変お世話になりましたが、銀行口座も開設できるようになっており、海外送金を簡単にできることが強みです。私は口座は開設していませんが、私の周りで使っている方はおられました。

 Revoltも同じで、口座を開設すれば、相手に海外送金が簡単にできるので、とっても便利です。Revolt口座は、実は私も当初開設しようと口座の申請をしておりましたが、その前にパーソナルナンバーが無事に届き、スウェーデンの口座を開くことが出来たので、結局開設はしていません。スウェーデンで出会ったフランス人のルームメイトはRevolt口座を持っていて、毎月大家さんにRevoltで家賃を払っていました(実は彼女に激推しされたのが開設しようと思ったきっかけです)。

 

ということで、上記のような手段もアリなのかなと思います!

それでもスウェーデンの銀行口座を開設したい場合

 パーソナルナンバーがなければスウェーデンの銀行を開設するのは少し面倒ではありますが、それでも何らかの理由で口座を開設しなければならないこともあるかもしれません。

 ダーラナ大学のこちらの記事によれば、どうやら、Danske Bankはパーソナルナンバー無しでも口座を開設できるようです。さらに、こちらのKTHの記事を見てみると、制限されるサービスも少なく、留学生に優しい銀行といえるかもしれません。

 もしもパーソナルナンバーは持っていないけどDanske Bankを開設したいという方、下記のウェブサイトは英語で書かれてはおりますが、開設の仕方など、丁寧に書いて下さっておりますので、是非ダーラナ大学のブログをご参考にされてみて下さい!

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

Opening a Bank account in Sweden without a Personnummer

studentblogsdu.wordpress.com

 

他にも、パーソナルナンバー無しで口座開設できる銀行として、ICA Bankenという銀行があります。ICA Bankenのウェブサイトは下記の通りとなります。

www.icabanken.se

 

口座開設の手順の方法は、後述のICA Bankenの口座開設の手順に書いておりますので、そちらを参考にして下さい。

こちらの記事によれば、パーソナルナンバーを持っていない場合は、フォームのパーソナルナンバーの箇所をスキップして送信し、ICA Banken(033-47 47 90)に電話をして、パーソナルナンバーを持っていないことを伝える必要があるようです。 

 

※注意※

 他にも、パーソナルナンバー無しで口座開設できる銀行はあります。ただ、パーソナルナンバーがないと使えるサービスがかなり限定されてしまっていたり、サービスを利用するのに余計にお金がかかってしまうケースが多いかもしれません。

 例えば、SEBという銀行もパーソナルナンバー無しも口座を開設できます。しかし、口座開設やオンラインバンクは無料ですが、Maestro Cardを発行するのに月15SEK(約200円)かかったり、ネットでの支払いサービスに年間120SEK(約1,590円)かかってしまうようです(参考はこちら)。

 このサービス料金を、高いと感じるのか、安いと感じるのかにもよりますね。

 

 また、下記でも触れていきますが、Danske Bank、ICA Banken、そしてSEBの他にもスウェーデンの銀行はたくさんあります。私がネットで情報を探しきれなかっただけで、パーソナルナンバー無しでも口座を開設できる銀行はあると思います。

 どうやら、SwedBankもパーソナルナンバー無しで口座を開設できるようですが、ウェブサイトを確認してみると、支店に赴かないと必要な書類や詳細はわからなさそうな感じでした、、、。

 ですので、気になる方は銀行に行ってみる、電話してみるなどして確認するのもありかと思います!

 

1年以上スウェーデンに滞在予定の方へ

スウェーデンの銀行

 一年以上スウェーデンに滞在される方で、スウェーデンの銀行口座を開設しようと考えている場合、主な銀行として次のような銀行があります。

〇NORDEA

SEB

〇HANDELSBANKEN   

〇ICA BANKEN

〇DANSKE BANK

 

 他にも、前述したように、SwedBankスウェーデンバルト三国に店舗を展開する銀行。)なんかの銀行もありますが、ウェブサイトでは詳細があまりわからなかったため、今回は割愛しております。
 ちなみに、口座開設の下記のページでは、とにかく口座開設したかったら支店に来てください~という感じです(Mobile BankIDを持っていればネットから開設が可能のようです)。

www.swedbank.se

 

 上記で挙げたスウェーデンの主な銀行を比較して、口座開設に必要なもの、使えるサービスやサービス料金などを見ていこうと思います。色々考慮して、皆さんに合った銀行を選んでください!

NORDEA

 フィンランドヘルシンキに本部を置く金融グループ。銀行としてフィンランド最大手かつ北欧最大の資産を有し、世界19ヶ国に1,400以上の支店を持つ(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・大学からの入学許可証明書(Letter of Acceptance)

 

【使えるサービス】

・普通口座の開設
・振替口座の開設
・インターネットバンキング
・モバイルバンク
・テレフォンバンク
デビットカード
Swish

 

【サービス料金】

21SEK/月

 

【備考】

※サービス料金は口座から自動引落としされる。
※1セメスター以上スウェーデンの大学で勉強する人が対象
※こちらの口座で学費などを支払う予定の場合、学費がわかる書類も持っているとよい。

 

【ウェブサイトリンク】

www.nordea.com]

 

SEB

 スカンジナビスカ・エンスキルダ・バンケン(通称SEB)は、スウェーデンストックホルムに本社を置く銀行。スウェーデンの主要銀行の一つ(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・住民許可証
・大学に在籍しているという証明書
・パスポート

 

【使えるサービス】

・個人口座の開設
普通預金口座の開設
・Maestro CardもしくはSEBカード
・インターネットバンキング
・テレフォンバンキング

 

【サービス料金】

35SEK/月(※学生であれば無料)

 

【備考】

※パーソナルナンバーを持っていて、かつ学生である場合はサービス料金はかからない。

 

【ウェブサイトリンク】

sebgroup.com

 

HANDELSBANKEN

 スベンスカ・ハンデルスバンケンは、スウェーデンストックホルムに本社を置く銀行。スウェーデン国内および世界14か国に店舗を展開しているスウェーデンの主要銀行の一つ(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・パスポート

 

【使えるサービス】

・個人口座の開設
・普通口座の開設
・Maestroカード(※)
・インターネットバンキング
・モバイルバンク
・テレフォンバンキング

 

【サービス料金】

※Maestroカード発行の場合、2年目以降は300SEK/年

 

【備考】

EU圏出身の場合はパーソナルナンバー無しでも口座の開設が可能。
※Maestroカード以外のカードは、学生は対象外。働いていて、かつこちらの口座に給料が支払われる場合のみ発行可能。

 

【ウェブサイトリンク】

www.handelsbanken.se

 

ICA BANKEN

 2002 年 2 月に設立されたスウェーデンの銀行。小売チェーン ICA AB が所有しており、スウェーデンの顧客に金融サービスを提供している(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー

 

【使えるサービス】

・Masterカード
・インターネットバンキング、他
・現金を無料でおろせる。
Swish
・ICAスーパーマーケットで買い物をするとポイントが貯まる。
・Apotek Hjärtat(薬局)で買い物をするとポイントが貯まる可能性あり。

 

【サービス料金】

無料(※学生の場合)
25SEK/月(学生でない場合)

 

【備考】

※ICAというスウェーデンの大手スーパーマーケット会社が展開している銀行。
※カードには旅行保険も付帯されているらしい。
※ネット上で簡単に開設できる。

 

【ウェブサイトリンク】

〇ホームページ

www.icabanken.se

 

〇学生用のICA銀行口座開設ページ

www.icabanken.se

 

【ネットから口座を開設する方法】

Step1: 学生用のICA銀行口座開設ページを開く。

Step2: スウェーデンで過去に口座を登録したことがない場合はMobile BankIDは持っていないはずなので、「Bli Stammis Student utan Mobilt BankID」をクリック。

Step3: パーソナルナンバー他、必要な情報を記入してフォームを送信する。

Step4: 一週間後くらいにICAから契約書が2枚入った手紙が来るはず。契約書に署名し、うちの一つをICAに返送する。

Step5: ICA Bankenのデビットカードおよびアクティベート用の機械が郵送される(本人確認のもと受取り)。手紙にそって銀行口座をアクティベートしたら口座開設は完了。

Step6: その後、デビットカードをアクティベートするための手順が書かれた手紙が郵送されるはず。

Step7: 手順にそって次のリンクに飛ぶ→https://www.icabanken.se/logga-in/?refurl=%2faktivera

「logga in med dosa」を選び、「personlig dosa(security box)」をクリックしてカードをアクティベートさせる。

DANSKE BANK

 デンマーク最大の銀行。デンマーク国内に100以上の店舗を持つほか、北欧諸国を中心に世界13カ国で店舗を展開。コペンハーゲンに本部を置く(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・パスポート

 

【使えるサービス】

・Masterカードダイレクト
・インターネットバンキング、他
Swish

 

【サービス料金】

無料(※学生の場合)
25SEK/月(学生でない場合)

 

【備考】

※カードには旅行保険も付帯されているらしい。
※ネット上で簡単に開設できる。

 

【ウェブサイトリンク】

〇ホームページ

danskebank.com

 

〇学生用のICA銀行口座開設ページ

danskebank.se

 

口座開設の際

口座開設の際、ネットで開設する時は特に、Mobile BankIDで開設、のようなボタンがありますが、そもそもスウェーデンの銀行口座を今まで持っていない人は、Mobile BankIDは持っていないので、Mobile BankID無しで口座登録する必要があります。

 

銀行口座を開設したら

SwishとMobile BankIDをゲットしよう!

 スウェーデンの銀行口座を開設したら、SwishとMobile BankIDのアプリをGETしましょう!
(もしかしたら、Mobile BankIDについては、銀行口座のアクティベートの時にダウンロードするよう言われるかもしれません)

 この2つがあれば、日本でいうPayPayなどのように、携帯でサクッとお会計が出来ちゃうので大変楽です。友人とのお金のやり取り、大家さんへの家賃の支払いも、お互いの携帯電話番号を使ってサクッと支払えちゃいます。

※1Swish(スウィッシュ)...スウェーデンのモバイル・ウォレットで、携帯のアプリ。携帯電話と銀行口座をリンクして、携帯から支払いが出来ちゃう優れもの。QRコードをスキャンするか、他の人の携帯電話番号をいれることで、送金や支払いができる。日本でいうPayPayに近いかもしれない。

 

※2Mobile Bank ID(モバイルバンクID)...セキュリティコード、顔認証、指紋認証などを使って、携帯電話やタブレットで本人確認をするためのアプリ。自分のパーソナルナンバーと連携していて、※1のSwishを使う時や、携帯のSIMカードを更新する時などに使ったりする。

 

www.swish.nu

 

www.bankid.com

 

日本からお金を送金しよう!

 実際に口座が開設出来たら、日本からお金を送金する必要があります。私のお勧めは断然WISE(旧名TransferWise)です。なぜかというととても便利だからです(笑)

 それに、日本の銀行で海外送金を依頼するのと比べると、手数料が断然安いです。ちなみに、送金の際、私は日本円とスウェーデンクローナの通貨を比べて、少しでも円高のタイミングを見計らって送金していました。
(1SEK=13円の時と1SEK=11円の時を比べると、11円の時に一気にお金を送金する方が断然お得ですよね。50,000SEKくらい一気に送金すると考えると、これが結構大きな差になってきます。)

 

wise.com

 

まとめ

 今回は、銀行口座を開設したいとなった時に役立つ情報や、スウェーデン大手の銀行についてサービスや値段などを色々比較してみました!

 

 ちなみに、私がスウェーデンで暮らしていた時は、ICA Bankenを使っていました。周りも学生であればICA Bankenの人が多かったです。ちなみに、ICAスーパーマーケットで買い物をするとポイントがたまったり、割引があったりと色々お得みたいですが、あまり何も考えずに買い物していたので、どこまでお得だったかはあまりわかりません(笑)

 もしかしたら知らないうちに割引とかされていたのかも?

 あと、こちらのウェブサイトによれば、Welcome presentとして、ICAのエキストラバージンオリーブオイル(750 ml)がもらえると書いておりますが、それも正直全然記憶にないです(もしかしたらそんなことあったかな~?というぐらい)。

 しかしながら、使用する分には全く問題なく生活に困ることもありませんでした。もちろん日本の銀行と同じく、銀行アプリがあるので、それも大変便利でした。それと日本でも普通にデビットカード使えました(アジア圏でカードを使用できるように設定は必要ですが)。

 

 口座開設するもよし、開設しなくても生きてはいけるので、いろいろ検討しながら、皆さんに合った方法を見つけていただければと思います!

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

 

もしもなにかあれば、こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくださればできる限り対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

【この記事で主に参考にしたウェブサイト】

Opening a Bank account in Sweden without a Personnummer

studentblogsdu.wordpress.com

 

www.kth.se

 

STHLM Guide #4 : Banking for Students in Sweden

livinglagomlife.wordpress.com

 

 

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スウェーデン生活の始めにすること~SIMカード編~



前回の記事では、スウェーデン生活を始めるにあたっての、ビザやパーソナルナンバーの申し込み方や予約方法についてお話ししましたが、

今回はSIMカード事情についてお話しします!

 

正直、SIMカードの購入って、

スウェーデンに到着してまず初めにしなければならないこと第一に上がってくるのではないでしょうか。


今回はお勧めのSIMカード、どこで購入できるか、などをご紹介していこうと思います!
それでは早速行ってみましょう~!

 

留学生であればプリペイドSIMカードの購入が主流

 

現地に1年間だけ交換留学に行く場合や、大学院生として現地に入学する場合であれば、
プリペイドSIMカードが一番安くて主流になるかと思います。

(最終的に長期でスウェーデンに滞在するとなった場合は、その時またSIMカードの交換を考えればいいのかなと思います。)

 

格安SIMカードを購入する時、値段の他、回線速度安全性海外で使用可能か、、、などなど、色々考慮したい点があると思います。

今回は、そういった点を考慮しながら、スウェーデンで主流の格安SIM会社を紹介したいと思います~!

個人的お勧めはCOMVIQとTelenor

スウェーデンで個人的お勧め(そして主流)の携帯会社は、COMVIQとTelenorの二つです。

 

結論から言えば、どっちでも値段はあまり変わりませんので、好きな方でいいのかなと思います(若干COMVIQの方が安めかな?)。

 

他にも、Teliaという会社も有名です。こちらの記事によれば、スウェーデンの中では一番シェアが高いみたいです。

しかしながら、Teliaは他の2つと比べて少し値段が高いので(その代わり質は良いのかもしれない)、

今回は学生目線で2つの格安プリペイドSIMをピックアップしてみます!


COMVIQ

スウェーデンの中ではかなり主流に使われている格安プリペイドSIMなのではないかと思います。

COMVIQのSIMカード自体は45SEK(大体600円)ぐらいで購入できます。

 

COMVIQのプリペイドカードについて、

公式ウェブサイト(英語版)もありますので、よろしければ参考にしてみて下さい!

www.comviq.se

 

COMVIQの毎月のお値段いかほど?

さて、SIMカードのお値段ですが、
何GBをご希望なのかによっても変わってきますので、下の表を参考にしてみて下さい。

 

COMVIQ プリペイドSIMカードの値段のサイト

COMVIQのウェブサイトページ Google翻訳にかけたものです。

4GBでよければ毎月125SEKぐらいで済むみたいです。安いですね!

ただ、他のオプションと比べてみると、例えば8GB以上のものは「Save the surf」と書かれてありますが、4GBのものは書かれてありません。

つまり、4GBのものを選ぶと、その月に4GBのうち3GBしか使わなかったとしても、
翌月に余ったデータを持ち越すことはできないということです。

スウェーデンの外でも使用可能?

下の表を見てみると、4GB以上のカードであれば、EU/EEA圏内であれば、特に追加料金をかけずにネットや電話、SMSが使えるみたいです。

※スイス、ノルウェーはEEA圏内なので使えますが、EU離脱により英国はEEAに入っていないのでお気をつけて下さい!

 

さらに、4GBであれば50分、8GBであれば100分、、、と、制限はありますが、EU/EEA圏外であっても、主に次の国であれば国際電話やSMSが使えたりもします。

カナダ、メキシコ、プエルトリコアメリカ、オーストラリア、中国、香港、マレーシア、インド、ペルー、シンガポール、韓国...等

 

※注意※

ここでもイギリスは含まれていないようです。

 

ヨーロッパでSIMカードを使用したことがある人はわかると思いますが、例えばスウェーデンからEU/EEA圏内であるフランスに旅行に行ったら、

携帯会社より自分の携帯に

「フランスへようこそ!フランスでもスウェーデンと同じようにデータ、電話、SMSが使えるよ!」というようなSMSが送られてきます。

もしもデータが使えない国に行ったら

「データを使うと追加で~SEKかかるよ!」といった連絡が来たりもします。

 

ちなみに、外でYoutubeなどをあまり見ない、部屋にWi-Fiがあるとかであれば、普通にInstagramSpotifyを使ったりしても、4GB~5GBで全然収まります。

私はTelenorの5GBのSIMカードを使用していましたが、通勤時間にInstagramTwitterを閲覧、かつ音楽をSpotifyで聴いていても、毎月余り過ぎて月末に3GB弱ぐらいデータがありました。

 

COMVIQを使うのであれば、まずは4GBからスタートしてみて、様子を見てもっとデータが必要であれば8GBに変更してみる。。。
もしくは、8GBで始めてみて、データがめちゃ余るようであれば4GBに変更してみる、というのもありかもしれませんね。

 

ちなみに自分がどれくらいデータを使ったのかはいつでも携帯で確認できます(アプリで確認する方法と、電話をかけて確認する方法があります)。

様子を見ながら残りの月のデータ使用をコントロールするのもありですね。

 

Telenor

Telenorも、COMVIQと同様、SIMカード自体は45SEK(大体600円)ぐらいで購入できます!

 

Tlenorのこちらのウェブサイトページを見てみると、SIMカードを無料で配達してもらえるみたいですね。

(みんな空港とかで購入するかもしれないのでそこまで必要な情報ではないかもしれませんが、一応情報共有)

 

ちなみに、先ほども言いましたが、私はずっとTelenorを使用していました。

特に理由はなく、最初に空港でSIMカードを購入した時、なぜか空港のコンビニの店員さんにTelenorをごり推しされたからです(笑)


COMVIQ購入予定だったけど、そこまで値段も変わらないならいいか、ということでずっとTelenorを使っておりました。Telenorのお値段は次のセクションで確認してみて下さい!

Telenorの毎月のお値段いかほど?

毎月払う場合、TelenorのプリペイドSIMカードのお値段は、以下のような感じになっています。

 

先程のセクションで述べたCOMVIQとの違いを見ていきましょう。

まずはTelenorは2GBから購入が可能なようです(なんと99SEK!)。

 

COMVIQと比べ、Telenorは2GBの次は5GBとなっており、4GBのCOMVIQと比べると20SEKほど高い149SEK/monthとなっております。

COMVIQとの大きな違いは、どのSIMカードを選んでも、余ったデータは翌月に繰り越せることです。

 

100GBと150GBを選べば、EUの他、UKやUSAにおいても電話が可能であることが書かれてあります。

Telenorの使用可能データ別の値段

 

スウェーデンの外でも使用可能?

プリペイドカードのFAQセクションを見てみると、スウェーデン以外では、どこでSIMカードが使用できるのかについて、下記のように書かれてあります。

 

Telenor プリペイドカードのFAQ

どうやら、EU/EES圏内であれば、自由にSIMカードが使えるみたいですね。
(ただし、レユニオンとサン・マルタン島を除く。フランス領とオランダ領の島になります。)

 

先程、100GB、150GBを選べばUKやUSAでも国際電話が可能であると書かれてありましたが、データを使用できるかはまた別のようです。

 

ここで、EEA(シェンゲンビザ圏)はよく聞くけど、EESとは!?と疑問に思ったので、調べてみました。


こちらのウェブサイトによるとEESとは、入国手続きを省略するために導入されたシステムで、シェンゲン協定を結んでいる国に導入されているみたいです。
EESを導入している国は下記のとおりです。
シェンゲン協定同様、スイスとノルウェーも含まれていますね。

EESに入っている国

先程COMVIQのところでも述べましたが、英国はEU離脱の関係で、残念ながらEUにもEEA/EESにも入っていません。

Telenorでも、英国に行くときは下の写真のように追加料金が発生すると書かれてあります(データは1GBにつき99SEK/day)。

 

ですので、英国に旅行する時はご注意くださいね!

TelenorのプリペイドSIMを使って英国に行った時のデータ使用料

 

SIMカードはどこで買える?


こちらの記事を見てみると、
スウェーデンSIMカードは以下の場所で購入が可能のようです。

〇Telenor、Teliaなどのお店

〇国際空港(アーランダ空港、ヨーテボリ・ランドヴェッテル空港など)

〇Pressbyrån、セブンイレブンなどコンビニエンスストア

〇スーパーマーケット

 

あとは、先ほどもTelenorのセクションで書きましたが、TelenorではSIMカードの郵送を無料で行っているようです(スウェーデン国内の場合)。

 

ちなみに私はスウェーデンに初めに到着した時は、アーランダ空港のコンビニでSIMカードを購入しました。

 

プリペイドSIMカードは割とどこでも売っているイメージなので、困ることはないと思います!

 

空港でSIMカードを購入する場合

 

多くの方は空港でSIMカードを購入するのではないかと思います。

先程も言った通り、空港であれば、空港内のコンビニとかでSIMカードが売っていますので、そこで購入できます。

 

COMVIQのSIMカードのセットアップ方法については、Enjoy Traveling Soloさんが執筆されている下記の記事が大変参考になると思いますので、是非ご確認してみて下さい!

enjoytravelingsolo.com


記事の中で、購入したレシートにアクティベートコードが書かれているよ!とおっしゃっておりますので、
皆さまレシートはアクティベートが完了するまで捨てないようにご注意ください!

 

TelenorのSIMカードについても、おおよそ同じような感じだった気がします。
実際、私はTelenorを空港で購入してその場でアクティベートしていましたが、上の記事を参考にしつつアクティベートした記憶があるので、方法は大体同じなはずです!

ただ、説明文やSMSでのメッセージは基本的にスウェーデンで書かれています。

既にスウェーデン語がある程度わかるのであれば、そのまますんなり手続きできるかもしれませんが、
私のようにスウェーデン語はまだまださっぱりわからん、という方は、Google翻訳などをダウンロードして活用するのがいいかと思います!

アーランダ空港であれば、空港のWi-Fiが使用できますので、そちらを使用して翻訳アプリをダウンロードしたり、起動したりすればいいかと思います。

(ちなみに、ご存じかもしれませんが、Google翻訳アプリであれば、言語ごとにダウンロードが可能です!使用言語を事前に携帯にダウンロードしておけば、オフラインの時も使用可能なのでとっても便利です。)

 

データの更新方法

一度購入してしまえばカードの更新はウェブサイトから可能です。

SIMカードを毎回取り換える必要はなく、お金をはらえばSIMカードの内容が更新される仕組みとなっております。

 

イメージとしては今皆さんが使用しているSIMカードは、

毎月自動でお金が引き落とされるように設定されているかと思いますが、

代わりに毎月自分で翌月分のデータを購入するイメージです。

そのため、「今月は全然データ使わなかったし、余ったデータは翌月に繰り越されるから、来月は2GBだけでもいいかな~」みたいな感じで、

その都度購入したいデータを自由に変更できちゃいます。

 

ちなみに私はスウェーデンに来た翌月はストックホルム市内のTelenorのお店に行ってSIMカードの更新をしてもらいました。そのあとはずっとウェブサイトから更新していました。

(最初の時は不安だったのでTelenorのお店でしてもらいました。)

Telenorであれば(おそらくCOMVIQの場合もそう)、データ期限が近くなると、SMSでお知らせが来ます。そのSMSのメッセージにウェブサイトへのリンクが貼っているので、更新がすんなりできます。

 

ちなみに、Fixed Priceはスウェーデン語ではFastprisだそうです。

例えば、Telenorでの更新の際はデータの更新の際は下記のような感じのページに行きつくかと思いますが、左上のFastprisを選んでデータ更新をしましょう!

追加でデータを購入したい場合はSurfを選びます。

 

 

日本を旅経つ前にしておくべきこと

皆さんが留学される場合、SIMカード関係で日本を旅立つ前にしておくべきことは、以下のような感じでしょうか。

SIMフリーにしておく。

②契約している日本の携帯会社を解約、もしくは一時解約する。

③電話番号を設定しているアプリや契約の内容を変更しておく。

SIMカードを取り出すための付属ピンを手荷物に入れておく。

 

SIMフリーにしておく


①については、先程紹介したEnjoy Traveling SoloさんのSIMカードに関する記事でも述べられておりますが、

携帯がSIMフリーでなければ、せっかくSIMカードを購入してもアクティベートできません。

最近の携帯は基本SIMフリー仕様だと思うので大丈夫と思いますが、まずは皆さんの携帯がSIMフリー仕様か事前に確認し、SIMフリーでない場合はSIMを解除しておく必要があります。

 

②契約している日本の携帯会社を解約、もしくは一時解約する


②については、人によって変わってくるかと思いますが、
今日本で使っているSIMカードの契約は、出国前に解約しておくか、もしくは、一時保留(凍結状態)にしておく必要があります。

でなければ、日本にいないしデータを全く使っていないのにお金だけ払い続けることになってしまうからです。

私は学部時代に1年間ベルギーに交換留学をしていた時は、携帯電話番号をキープしておきたかったので、一時凍結状態にしたか、オプションの中で一番やすいオプションで契約しなおして、月900円ぐらい払い続けていた記憶があります。

スウェーデンの大学院に行くとなった時は、2年間日本にいないわけだし、お金かけるのも、、、と思って完全に契約を解約して出国しました。

その際も、携帯電話番号をキープするか聞かれましたが、

それだとやはり一定のお金を払わないといけないこと、そしてそもそも

「大事な友人や家族とはLINEでつながっているし、日本の電話番号を失ってしまっても何ら問題なくね?」

という結論に至ったので、電話番号自体も解約しました。

 

③電話番号を設定しているアプリや契約の内容を変更しておく

これも結構忘れがちですがかなり大事なポイントです。

携帯電話番号は、結構いろんなアプリや契約で使用しているかと思います。
銀行口座の登録、Googleアカウントの2段階認証、FacebookTwitter...などなど、
これらの電話番号を、最新の電話番号に変更するか、家の電話番号などで登録し直しておく、もしくは他の認証方法に設定し直す、などの対策をしておく必要があります。

 

特に銀行口座については、銀行会社にもよりますが、お金をネットバンキングで振り込みたい時とかに電話番号必要だったりして、かなり面倒くさいので、スウェーデンについてから問題が発生しないよう、事前に設定し直しておくのをお勧めします。

ちなみに、LINEについては、SIMカードを変えても問題なくそのまま使えます。

携帯自体を変更する場合はデータの移行が必要ですが、

個人的体験談では、携帯電話番号が変更となっても、SIMを変更しても、特にデータが消えることはありませんでした。

 

SIMカードを取り出すための付属ピンを手荷物に入れておく

これはiPhoneの方のみかもですが、スウェーデンについてすぐにSIMカードを購入したい場合は、SIMカードの挿入部分にロックがかかっているので、ロック解除できる付属のピンや、もしくはない場合は安全ピンなどロック解除できそうな代替品を持っていきましょう。

預け荷物に入れておくと、ロストバゲージが起きたときに解除できなくて困るので、私は手荷物の中に忍ばせておくのをお勧めします!

 

まとめ

ということで、

今回のブログ記事では、学生目線でのSIMカードの選び方について紹介し、
SIMカード会社の種類、値段の比較、購入方法や日本を発つ前にしておく準備等
について書いてみました!

今回紹介しているSIMカードスウェーデンで主流の格安SIMを紹介しております。
探せばもっと安いものはあるかとは思いますが、値段だけでなく、「安全性」、「EU圏内でも問題なく使えるのか(海外で追加料金は発生するのか?)」、、なども参考にするといいと思います。

 

今回の記事は私の体験談と、他の留学生の体験談をもとに書いているので、もしかしたら他にも色々方法があるかもしれませんが、少しでも参考になればと思います!

 

昔私がベルギーに留学に行ったときは、

SIMフリーの携帯を持っておらず(当時iPhone 6を持っていました)、1年間ほぼWiFiだけに頼って生きてた記憶があります。

(さすがに電話できないと困るので、当時の留学バディが昔使っていた携帯を1年間貸してくれて、電話が必要な時だけバディの携帯を使っておりました。他にもスーパー安い携帯を現地で調達していた留学生もいました。)

 

今は多くの方がSIMフリーの携帯を持っていると思うので、今回はSIMフリーの携帯を持っていることを前提とした記事となっております。

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

 

もしもなにかあれば、こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくださればできる限り対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 


ご覧いただきありがとうございました!

 

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スウェーデン生活の最初にすること~ビザ&パーソナルナンバー編~

↑↑↑

写真はストックホルム市内のOdenplanという街中の景色です。

個人的にストックホルムの中で一番好きな街だったりします。

写真の奥に見えるのはGustaf Vasa Churchです!

ストックホルムに訪れる際には是非このエリアを散策してみて下さい♪

 

スウェーデンに初めて来る、これからスウェーデン生活を始めるという皆さんに!



ようこそ~~!Welcome!Välkommen!(といっても私はもうすでに日本に帰国していますが...)


スウェーデンに来たら書類申請とかどの順番でどうやってやるべきかわからない!という方も多いと思います。


端的に言うと、まずは「住民許可カードの申請」、その次に「パーソナルナンバーの登録」→「銀行口座の開設」という感じになります。(銀行口座はなくても生きていけるけど1年以上生活するなら絶対あると便利)

また、銀行口座を開けるためにはパーソナルナンバーという日本でいうマイナンバーカードみたいなものの登録が必要になることが多いので、順番的に上記のようにパーソナルナンバーから作った方がスムーズにいきます。


パーソナルナンバーがなくても口座は開設できる銀行もありますが、
パーソナルナンバーを登録する予定があるならば、それがあった方が口座開設がスムーズにいきます。

 

他にも、Swishだったり、BankIDだったりこっち来てから色々登録した方がいいよ~といわれるものが多いと思いますが、初めてスウェーデンに来られる方からしたらなんのこっちゃわからんと思います。



実は私自身もなんのこっちゃかわからんかった者の一人で、来た当初は住民許可カードとパーソナルナンバーカードが同じものと思っていました(笑)


これがまあ実は全然違うので、ここではスウェーデン生活をしていく上で必要となるものを、説明も交えながらちょっと話していこうと思います~!

 

まず初めに:
住民許可書(Visa)とパーソナルナンバーカード(Personnummer)の違い

 そもそも私はこの住民許可書とパーソナルナンバーの違いがよくわかっていなかったので、住民許可書をもらって終わりだと思い、完全に気を抜いていました。

私のような人はあまりいないかもしれませんが(笑)、
違いをまずは簡単に説明しておくと、

住民許可書(Visa)はその名のとおり、滞在許可証で、どこの国に行くにも長期の滞在であれば申請が必要になってくるものです。
有効期間は登録から基本的に1年間で、1年ごとに更新が必要です。
就労ビザであれば最長2年間のビザを手に入れることが出来るみたいです。)

交換留学生、正規の大学生・大学院生、ワーホリで行く人、

どのような人であれ、申請が必要になります。

一方で、パーソナルナンバーカード(Personnummer)に関しては、1年以上滞在が確定している人が申請する必要があるカードになります。

というか、厳密に言えば、1年以上滞在が確定している人は、
必然的にパーソナルナンバーを付与されます。

これはKarolinska Institutet (カロリンスカ研究所)のウェブサイトにも書かれてあります。

ソースはこちら↓↓

education.ki.se

 

今回でいえば、正規で大学に入学する人などがそれに当てはまります。

 

パーソナルナンバー自体は必然的に付与されますが、
パーソナルナンバーカードは発行してもらう必要があります。
カード自体はなくても、パーソナルナンバーの番号さえ把握していれば、生きてはいけます。

しかし、パーソナルナンバーが身分証明書代わりになったりもするので、
発行しておいて損はないとおもいます!

 


住民許可カードをもらいに行く

そもそもスウェーデンに来る前にスウェーデン移民局からかスウェーデン大使館からか忘れましたが、皆さんの手元に住民許可通知が来ていると思います。

 

留学前のスウェーデンのビザの申請方法については、以前こちらの記事で書いているので、それを参考にしてみて下さいね♪

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

 

そのもらった通知書にも書かれているかもしれませんが、


まずスウェーデンについたら近くの移民局にアポを取って住民カードを発行してもらってね!

て言われるはず!

なのでそれをまず初めに行いましょう!

渡航する時期にもよりますが、新学期が始まる前後は特に予約が取りにくいので、早めに予約を取っておきましょう!



予約の取り方

 

住民カードを発行してもらうには、移民局にてまずは指紋と写真の登録をする必要があります。

まずは近くの移民局での予約を取りにこちらのページにGO

 

下にスクロールしてもらったらこんな感じで訪問目的を聞かれる個所があるので一番上の "Have your fingerprints and photograph taken"をクリック。

f:id:ToMoLog:20210915203358p:plain

 

そしたら注意事項として以下のような内容が出てきます。ここに書かれてあるように、必ずパスポートを忘れないように!(あと住民許可通知書も)

f:id:ToMoLog:20210915203554p:plain

そのままスクロールしていけば場所と人数の選択肢が出てくるので、

どこの移民局に行きたいかと、訪問人数を回答して利用条件に同意して次へ。

そのまま進んでいけば、基本情報と予約希望時間の選択肢が出てくるので、それを選択して "Book selected time"をクリックすればすぐに予約は完了。

f:id:ToMoLog:20210915204134p:plain

スウェーデン移民局の日時予約のページ



メールアドレスやSMSなどで予約完了の連絡が来ればこれにて予約は完了です。

当日は移民局に行ったら予約番号をいれる、もしくはメールに添付されていたバーコードを読み取る機械が置いてあるので、

 

そこで番号をいれる、バーコードをスキャンするなりして、整理券を受け取り、自分の番が来るまで待つ。。。。

といった流れになります。

 

ストックホルムにお住いの方であれば、Sunbybergの移民局に行くことになると思います。場所はこちら↓↓

goo.gl

 

住民カードは一週間で手に入ります。この住民カードが届いたら次はパーソナルナンバーの発行申請をしましょう!

予約自体は国外からでもできるので、入国前に予約しておくのもいいかもしれませんね!

 

住民カードの注意点:1年以上滞在予定の方へ

 

住民カードは一年ごとに発行が必要になります。

 

つまり、1年以上滞在する予定の方は2年目以降の住民許可の申請を、

今持っているビザが切れる前に行う必要があります。

そのことについては、以前住民許可の申請の仕方について書いた記事でもうすでにお話してあるので、

 

詳しく知りたい方はこちらの記事「スウェーデンの学生ビザの申請法」を参考になさってください~!

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

パーソナルナンバーを手に入れる

住民カードを手に入れれば、次はパーソナルナンバーカードの申請です。

パーソナルナンバーについてですが、これは何度も言いますが日本のマイナンバーカードと同じようなもので、

本当に皆さんの基本情報がそのカード一つですぐにわかる、といった感じです。

スウェーデン語では「personnummer」と表記します。

まんま個人ナンバーということですね。色々な呼び名を使うととややこしくなってくるので、ここからは「パーソナルナンバー」でいきます。

 

パーソナルナンバーカードは一度発行すると5年間有効です。

スウェーデンでは大体どこ行くにしても、何かを予約するにしてもこのパーソナルナンバーを提示するよう聞かれることが多いので、しばらく住むのであれば持っておくととても便利です。

 

住民許可が下りて、スウェーデン移民局で住民票登録が終われば、パーソナルナンバー自体は実は自動的に付与されます。

つまり、パーソナルナンバーカードを持っていなくてもパーソナルナンバーは既に存在しています(詳しくは税務局のページをのぞいてみて下さい!)。

ただ、カードを申請しておいた方が確実に色々と楽です。番号とか覚えなくてもいいし。

 

ナンバーは12桁の数字でできていて、最初の8桁は生年月日+ランダムな数字4桁という感じです。

 

住民カードの申請についてはスウェーデン移民局であるMigrationsverketで行う必要がありましたが、
パーソナルナンバーはスウェーデン税務庁であるSkatteverketにて申請する必要があります。

 

パーソナルナンバーカードの申請の前に

 

スウェーデン税務庁のウェブサイトのこちらのページにも書いてありますが、

パーソナルナンバーカードの申請の前に、いくつか確認しておくべき申請条件があります。

それは

 

  1. 現在スウェーデンに住民件があること(住民登録を済ましていること)
  2. 13歳以上であること(18歳以下の方は親権者の許可が必要)
  3. カード申請には400クローナがかかること(移民局に赴く前に支払いは済ませておくこと)
  4. パスポートなどの身分証明書を提示すること

などです。

 

こちらを理解したうえで申請に臨みましょう。

 

パーソナルナンバーカードの申請の仕方

こちら↓↓がスウェーデン税務庁の英語版のメインホームページです。

https://www.skatteverket.se/servicelankar/otherlanguages/inenglishengelska.4.12815e4f14a62bc048f4edc.html

 

 

個人としてパーソナルナンバーの申請をしたいので、ページの左にある項目の一番上「individuals and employees」を選びましょう。

      f:id:ToMoLog:20210916211128p:plain

 

そしたらこんな感じのページが出てきますので、右側の「Apply for an identity card」をクリックしましょう。

f:id:ToMoLog:20210916211306p:plain

 

上の項目をぶっ飛ばしたい方はこちらをクリックすれば申請ページに飛べます。

 

さっき説明した内容と被りますが、ページ左側の「Before you apply for an ID card」の確認が終われば、「Application of ID card」をクリックしましょう!

ID card page

ページに飛ぶと最初スウェーデン語で出てきてびっくりしちゃいますが、
ページの上の方で英語に変更が可能です(下の画像のような感じ)。

下の画像の、「Choose type of appointment」でID cardをクリックして指示に従っていけば、予約は完了です!

IDカード予約ページ

 

ストックホルム市内では特に予約が取りにくい!?

 

例えばストックホルムであれば、Brommaplan, Hallunda, Kista, Kungsholmen, Liljeholmen, の5つの場所に税務局があるみたいです。

 

IDカード予約ページ

 

私が入学した時のことを思い出してみると、

結構この税務局を予約するのに苦労した記憶があります。
というのも、新学期の初めは皆がIDカードをもらいに予約をするので、

「授業時間外だと全然空きがない!!」

「2か月も待たないといけないの!?」
といったような事態が起こったりします。

 

今試しにKistaで検索してみましたがこんな感じです。

Kista (Stockholm)税務局の予約状況

 

結構時間がかかるかも、ということを覚悟しつつ、予約や準備を早めにしておくに越したことはありませんので、さっさとやっておきましょう!

(特にこのIDカードで医療へのアクセスや銀行へのアクセスが段違いに楽になるので、さっさと持っておく方が楽です。)

基本自分の学校や家から近い所を選んで予約、という流れにはなりますが、
上記のようになかなか予約できなかったりもします。

「他の場所は予約がいっぱいだったけどこの場所なら来週空きがある!」

ということもあるので、

 

自分の授業の予定などと相談しながら、早めにゲットできそうなところを予約するのもありかと思います!

 

ちなみに、ストックホルム市内に住んでいるからといってストックホルム市内の税務局に行く必要はないようです。

実際に私の友達にも、
ストックホルムでは全然予約できなかったので、

ウプサラに日帰り旅行がてら税務局に行ってIDカードを発行してもらいに行った、という人もいました。

 

その他

パーソナルナンバーを持っていれば、医療機関や銀行口座開設、などなど、色々なものにアクセスしやすくなり、スウェーデンでの生活がぐっと楽になります。

 

日本でいうマイナンバーカードのイメージが近いかなと思いますが、

基本的にスウェーデンのパーソナルナンバーは生年月日+4桁の数字でできていて、
めっちゃ覚えやすいのと、

パーソナルナンバーの更新は5年ごとなので、日本のマイナンバーカードよりもずっと楽です(確か日本のマイナンバーカードは移民であれば毎年更新が必要なはず)。

 

ちなみに、パーソナルナンバーカードの登録の名前は本名じゃなくてもいいみたいです(スウェーデンの知人情報)

要するに大事なのは番号で、名前は自由にしてくれても問題ないということなのでしょうか?(すごいですね!)

 

先程パーソナルナンバーの更新は5年ごと、といいましたが、

つまり、一度パーソナルナンバーカードをゲットすると、5年間有効になります。

それはスウェーデンを離れてしまっても有効です。

 

(大学院卒業の時に、大学のコーディネーターに「帰国の際はパーソナルナンバーの契約を切るのを忘れないでね~」て言われたのですが、私はすっかり"忘れて"帰ってしまったので、まだ実はパーソナルナンバーカードを持っていたりします(笑)。もしかしたら税金取られるのかな~、今のところ何も請求は来ていませんが。)

 

まとめ

スウェーデン生活の始めにすること~ビザ&パーソナルナンバー編~では、

ビザカードとパーソナルナンバーカードの違い、
ビザカード、パーソナルナンバーカードの受け取り方法(予約方法)などについて
紹介しました!

これを読んでくれた皆さんは、

ビザカードとパーソナルナンバーカードの違いがもう分かっていただけたと思いますので、
その時点で何年前かの私より何十歩もリードしています!(笑)

その調子でスムーズにスウェーデン生活がスタートできることを願っております!

 

スウェーデンについてからこれを読んだよ~💦って方も大丈夫!
ビザとパーソナルナンバーカードの区別もついたいなかった私でもなんとかなったので、皆さんも何とかなります!

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

 

もしもなにかあれば、こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくださればできる限り対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 


ご覧いただきありがとうございました!

 

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私の就活&修論奮闘記

 

※この記事は、スウェーデンで大学院生活中に経験した、就活体験談を書いています。

 

前にも少しお話したと思いますが、私は修士論文を書きながら日本の就活をしていました!

こんな記事を書いておいて初っ端にこんなこと言うのもアレなのですが、

正直言って簡単ではなかったし、普通にしんどかったので、

時間に余裕があるのであれば、修論書きながらの就活はあまりお勧めしません(笑)

 

ともあれ、前回就活のことについて少し触れたときに、

一個人としての体験談を記事にしてみるのもありかな~と思ったので、

 

今回は、私がなぜ修論書きながら就活をすることにしたのか、

その時の感情、日本企業に対する不満、どういうふうに就活をしたかなど、過去の感情を思い出しながら日記ちっくに時系列的に書いてみました。

 

一個人の体験談ですが、何か共感できるものがあれば嬉しいですし、

今後同じことをしようとしてる方にとっては、何か参考になるものがあればと思います!

 

就活を本格的に始めたのは修士2年の後半

 

2021年の年明け。

修論のタームに入る前の最後の授業の課題レポートを提出し終わり、

いよいよ修士論文の執筆が始まりました。

 

それと同時に、

修士論文が終われば仕事をしなければならない、と少し焦る気持ちもありました。

 

大学一年の終わりに一時帰国した際は、ボスキャリのエントリー企業をなんとなーく眺めてはどれも全然ピンとこなくて、

それ以来勉強で忙しいからと逃げてきた就活が、もう目の前まで来ていました。

 

この時、私はなんとなくどんな業界で働きたいのかは決まっていました。

「ヨーロッパでは(私の業界の場合)すぐに就きたい仕事に就くことは難しい、インターンなどで経験を重ねる必要がある」

ということは周りを見て感じていて、

 

私はギリ日本の「新卒カード」がまだ使えたので、

卒業後はとりあえず日本で就職かな〜という心づもりでいました。

 

もちろん、大学の制度「traineeship 制度」を使ってヨーロッパでインターンすることも考えました。

(多くのインターン先はお金を出してくれませんが、EUの大学によってはインターン先での生活費を少し出してくれる制度があったりします。)

それでも、フルタイムのnon paid internship だと、お金をもらっても全ての生活費を賄うことは無理だし、

合間にアルバイトする余裕もなさそう…

今の時点でそんなにお金も残ってるわけではないし…

 

などと色々考えて、結局日本で就職しよう…!ということを決め始めたのが1月の終わり頃です。



修論を書きながらの職探し



2月の初めごろは、修論を書き始めながら、合間合間に仕事を探しました。

主に使用していたのは、日本の就活でよく使う「リクナビ」や「マイナビ」などのサイトです。

他にも、カジュアルにGoogle検索で仕事を探したりもしていました。

 

ここで気を付けていたのは、「時間は限られたもの」と考えながら仕事を探すことです。

仕事探しを始めたときに感じたのが、探し始めるときりがないということです。

 

最初はだらだらと探したりしていましたが、気が付けば3~4時間職探しに時間を費やしていることもあり、修論をおろそかにしてしまいそうだったので、

 

私の本業はあくまで学生であり、修論をしっかりと執筆することを第一にしないと、と思いながら、限られた時間で就活をするようにしました。

 

就活に費やす時間を「就活タイム」と呼ぶことにして、

私はこの就活タイムを毎日2~3時間、晩御飯を食べた後~就寝前の時間に設けることにしていました。

 


朝は修論の執筆がはかどるし、
夜になると疲れてくるので、就活タイムに持って来いと思ったからです。

 

こうして就活タイムでは、気になる仕事をチェックしたり、


就活で必要になってくるSPIテスト対策の勉強をしたり、


自己PR文、学生時代力を入れたことなど、

エントリーの際に必要になってくる内容を考えたりしていました。

 

また、2月に入ってくると、色々な企業や法人が説明会を開いてくれるので、


気になった企業や法人の説明会は、
なるべく参加するようにしました。

この時、修士論文のデータ収集の関係で、3月初めまで日本に一時帰国していたので、


日本から時差なく説明会に参加できるのはありがたかったです。

(この後スウェーデンで就活したときは体内時計狂いまくりだったので(笑))

 

でも、色々な企業・法人の説明会を見たといっても、せいぜい10個くらいです。

先程も言った通り、本業は勉学であり、

修士論文の執筆に70%くらい力を入れて、
残りの30%ぐらいで就活していたので、


その限られた就活タイムでヒットしたものだけを候補に入れていました。


単純に私の気になる業界がなかなか選択肢になかったのもありますが。。。

 

エントリー開始と修論のピーク

 

3月になってスウェーデンに戻ってからも、基本的に2月に日本にいた時と同じ感じで就活、修論の準備を進めていました。

 

3月の就活タイムで決めていたことは、

「4月に入ったら職探しは完全にやめて、見つけた選択肢の中で応募を決めること」です。

3月末までは職探し、企業説明会などに参加し、気になる企業をチェックする時間にするけど、

4月に入ったらこれ以上探すのはやめて、職を手に入れることに専念する。

 

選んだ中で内定がもらえればラッキー、無理なら来年頑張れば良いや、のスタンスで行くことにしました。

 

4月に入ると、5月には提出が求められている修士論文もピークになり、刻一刻と迫る締め切りとの戦いが始まりました。

就職に関してもエントリーがついに始まり、SPI対策や応募に追われていた記憶があります。

 

ちなみに、この時アルバイトの他、他の研究プロジェクトに携わっていたのもあり、就活と修論と四足のわらじを必死に履こうとしていたため(今考えると無理がある)、多分大学院生活の中でピークに多忙だった気がします(笑)

 

 身体にも結構ガタが来ていて、頭が締め付けられるようなキューとする感覚とか、何かとストレス性の不調が出てきていました。これは修論が終わるまで続きました。

(ストレスって本当に分かりやすく体に出やすいですよね。修論就活全部終わった瞬間に体調良くなったので、自分の体の単純さにびっくりです。今思えばそんなに頑張って無理しなくても良かったのでは、と思ったりもします。)

 

そんなこんなでたまに発狂しそうになる(てか軽く発狂していたかも)のを堪えながら過ごしていたあるとき、ストレスがマックスになって、突然プツンと私の中の何かが切れました。

「あ、もうこれあかんわ、やってられへん」

「疲れた、(シャワーばっかで肩凝ってるので)風呂に入りたい。気分転換したい」

とかとか、いろんな気持ちが沸き起こってきて、

気がつけばBooking.comで家の近くにあるホテル(バスタブ付き、ここ重要(笑))をポチッと予約していました(笑)

 

お金がたくさんあるわけでもないのに、

そうやって自分に贅沢を与えてあげないとやってられなくなったのです。

 

ホテルでも論文の執筆などは行っていましたが、場所を変えたおかげで気分転換にもなり、

夜は暖かいお風呂に浸かって疲れた体をほぐして過ごしたこの二日間のおかげで、その後も頑張れたと言っても過言ではありません。

→皆さんもぜひ修論執筆でストレスが爆発しそうになったら自分なりにリフレッシュできる方法を探して欲しいです!カフェに行くでも、土曜の夜は友達と飲みに行くでも、なんでもいいので。


あと全く執筆活動が進まない時は思い切ってその日はなーんにもしないことも大事です。頭空っぽにしてフレッシュな頭で執筆すると、意外と行き詰っていたことがすっと解決したりもします。



さて、話を戻して、

うろ覚えではありますが、私が気になる企業として最初にチェックしていたのは8〜10個ぐらいで、

最終的に応募したのは4つくらい(そのうち一つは途中棄権した)です。

正直ここまで絞るつもりはなく、結果的にそうなってしまったというほうが正しいかもしれません。

これは、「日本の外」で日本での就活をしようとする際のたくさんの壁にぶち当たったから、という背景があります。

 

それについては、次のセクションで詳しくお話したいと思います。

 

国外で日本での就活をするということ

 

ここでは、日本での就活を考えているなかで、海外在住ということで不便だと感じたシステムを綴っていきたいと思います。

 

実はちょうど就活真っ最中の頃、色々なシステムにたいして不満たらたらだった私は

どこに怒りをぶつけていいのかわからず、SNSの個人アカウントに投稿したことがあります(笑)

その時の投稿、私の心の声をほぼそのまま皆さんにもシェアしてしまおうと思います。

めっちゃ関西弁ですがお許しを。。。↓↓↓


――――――――――――――――――――――――――――――――――

【就活中の海外在住者のホンネ】

日本での就活を考えているなかで、海外在住ということで不便だと感じたシステムをつづっていきたいと思います。

ここから先は私の文句たらたらでかなり強めの文章が続きますので、読みたい方だけどうぞ。

 

その1:システム登録の際に携帯番号登録を必須にしてくるくせに日本の電話番号じゃないと却下してくる。

就活用のサイトに登録する時、電話番号を要求されることがあったが、携帯電話が

090もしくは080から始まるものでないと登録できないサイトがいくつかあり、本当に困った。

→いやいや、そんなん持ってないっちゅうねん。日本の携帯電話番号なんかとうに捨ててもうたし、今持っている番号は090でも080でもありせんが?

 

百歩譲って携帯番号なしでも登録できるようにしていただきたいし、できるなら海外の電話番号でも対応できるようにしていただきたい。

桁数も国によって違うねんから、桁数の制限とか本間やめてほしい。「+81」とかの国際番号も入れられへんし、なんなら「+」が数字じゃないからということで引っ掛かるし、、、。

 

 マイナビ登録した時は全然大丈夫だったけど、リクナビは電話番号登録と住所登録に困った記憶がある(※2021年の話)

 あとは私の母校の就活相談センターも、「卒業後でも利用できる」って聞いたから利用しようとしたけど、利用者登録所で同じ問題に引っかかってしまい本間に困った。

 

仕方なく母親の電話番号を借りたけど、これってどうなん!?

日本の電話番号がないと登録できないって、留学生とかはどうするの!?って思ってしまいましたね。

(このことに関しては母校ということもありメールで一言申しておいた、今後の利用者のためにも)

 

その2:郵送必着・面接は現地開催必須を指定してくる企業・法人

二つ目は郵送の壁。

→郵送必着に文句を言いたいというよりは、なんでオンライン上で申請、もしくはメールにて提出じゃだめなの!?と聞きたい。

 

紙媒体にして送る意味ってあるのか?字がきれいとか、筆跡でなんとなく人の性格がわかるからとかなのだろうか。せめてスキャンじゃあかんのか!?

特にスウェーデンは郵送にとてつもなく時間がかかる国な上、コロナ真っ最中でさらに時間がかかっていた当時。

届くまでの日数を何日も前から考慮して書いて、追跡して何円もかけて送るという労力が結構大変。

しかも手書きで毎回出さなあかんのコスパ悪すぎないですか?

 

あとコロナ真っ最中の中で、

面接は現地開催でしか受け付けられないと言っていた企業や法人。

そりゃ企業や法人の雰囲気がわかるから大事なのはわかる。

 

けどこのコロナの中ですぐに日本に帰国できない人、帰国してから自宅待機を要請されるしで間に合わない人もいるなかで、もう少しフレキシブルに対応してもらえないかと思ってしまう。

いや、コロナでなくても、単純に海外に住んでいる学生のことを考慮してくれればと思ってしまう。

 

海外に住んでいるのでオンラインでの面接は可能か尋ねたところ、「コロナの状況によってオンライン面接に変わる場合はあり得るが、自分の都合で帰国できないのであれば受け付けられない」とのこと。なんてこったパンナコッタ。

 

もしかしたら私がレアなのかもしれない。Academic yearが日本とは違う海外の大学・大学院から、卒業後日本での直接の就職を考えている人が少ないのかもしれない。なので体制がまだ整っていないのはわかる。

 

勿論研究も大変だし、まずは海外の大学院を卒業してから次の卒業年度の就職活動時期に就活をするという人もいると思う。

 

でも卒業してから一年半のギャップを持たずに就職したい人はどうすればいいのか?そういう人に対する選択肢が少なすぎる気がしてならない。

 

特に私の考えている業界は、海外で行われるキャリアフォーラムには出典していない業界なので、余計に。

 

今、コロナをきっかけに日本でも様々なシステムがオンライン化してきているし、そのおかげで私も海外から就職活動ができているのは言うまでもない。

いくつかの法人はオンラインでのエントリーが可能になった。さらに、海外在住者であればオンラインの面接も考慮すると言ってくれているので、確実に進化はしている。

 

でも、もっともっと改善できるところはあると思う。

そして、このオンライン化がコロナの収束によってぴったりとやむことなくどんどん推進していってくれればと思う。

 

もう一つ言わせてもらえるならば、郵送必着、日本の電話番号でのみ登録可、現地での面接のみ可な事に対して文句を言っているというよりも、

そういう方針ならそれで仕方ないが、それならば「グローバル化への取り組み」「海外進出」などをうたわないでいただきたい。

逆に言えば、「グローバル化への取り組み」「海外進出」を目指して頑張りたいのであれば、もっとあらゆる可能性を考慮できる企業、柔軟に対応できる企業になってほしいと切実に思う。

少しでも共感してくださる人がいればいいんだけど。
――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

↑↑ちょっと今読み直せば偏りすぎな思考!?私のエゴ!?とも思わないでもありませんが、当時本気で思っていたことですし、いまも根本的な考えは変わりません。


そんなんだから皆日本で就職したがらないんだよーーとか皮肉なことを思ったりもしていました。


上述したように、ちゃんとフレキシブルに対応してくれている企業ももちろんあります。


だから今こうして無事に就職できているわけです。

 

 皆さんには、そういった柔軟に対応してくれる企業に是非入ってほしいです。自分が無理しなくても就職できる企業、自分の思考に追いついてくれている企業は、少なくとも就職してからも他の企業に比べて働きやすいと思います。逆に言えば、そんな古い考え方の会社、柔軟に対応してくれない企業はこっちから願い下げや!くらいの気持ちで挑んでほしいです。


少なくともグローバルスタンダードになっているあなたが、ジャパニーズスタンダードに合わせる必要はありません。

最終的に選んだのは3つだけ

上記のあれやこれやがあり、4月の時点でピックアップしていた10個ぐらいの企業・

法人のなかから、消印有効の手書きの履歴書を求めてきたり、現地でしか面接ができないとかで

「そんなに時間かけてられるか!」という気持ちでどんどん候補を削っていったら応募時に残ったのは4つでした。


しかもそのうちの1つは、第二次審査の通知の際に、「最終面接は現地で」という連絡が来て、

色々事情を連絡してオンラインでできないか聞いてみたけど、

 

さっきも言ったとおり、
「コロナの状況によってオンライン面接に変わる場合はあり得るが、自分の都合で帰国できないのであれば受け付けられない」

とのことだったので、途中で辞退を申し出ました。

(「エントリーの時点で言ってくれや、そしたら応募もせんかったのによ~」と思ったのはここだけの話)

ということで最終的に辞退せずに選考を受けたのは3つになります。

 

私はやはり、まずは卒業を第一に考えていたので、その中でできる範囲で就活する、

3つ受けてみて、「受かったらラッキー、無理でも卒業後にまた頑張ればいいや」という気持ちで臨みました。(そしてラッキーなことに、無事に就職先が決まったというわけです。)

ちなみに、私がヨーロッパにいることまでは企業は考慮はしてくれない(というか出来ない)ので、


時差の関係で朝の4時におきてグループディスカッションに参加したり、朝の5時から最終面接に挑んだりしたのはいい思い出です(笑)

修論を書きながら就活をする場合は、両立できればそれでいいけど、厳しそうならば優先順位を付けるなど、無理し過ぎないでいただければと思います。

修士論文を書きながら就活をしたい場合、伝えたいこと


こうして自分の就活体験を振り返ってみて、今から就活を考えている方、同じような立場で苦しんでいる方に言いたいことを考えてみました。

 

〇職探しはやり始めると時間がかかってしまうので、時間を決めて限られた時間でやる。



私のように夜寝る前の2~3時間でもいいし、朝~お昼まで、もしくは土曜日は終日就活タイムにするなど、


自分のライフスタイルに合わせて設定するのがいいのかなと思います。

 

〇タイムリミットがないとだらだら探し続けてしまうので、就活のタイムリミットを設ける。それ以降は仕事を探そうとするのではなく、
見つけた仕事の中から気になるものを絞る時間にする。

 

例)4月までに見つからなかったら見つかった中で職を探してみる。

→その中で内定がもらえればラッキー、無理なら来年もあると思って気軽な気持ちでいるのが大切です。(もちろん面接には全力で臨んでもらうとして)

そしてもし内定をもらえなくても「何よここの会社、私を落とすなんて見る目ないわね」くらいの気持ちで行きましょう。

 

自信過剰になるのは良くないですが、自信はたっぷり持って臨んでほしいと思います。

あとは、先ほども言いましたが、
グローバルスタンダードになっているあなたが、ジャパニーズスタンダードに合わせる必要はありませんよ!そこをお忘れなく!



最後に、

これは私の友人の受け売りの言葉なのですが、


“Your best opportunities will come at your best timing.”

 

という言葉、私は本当にそうだと思っています。

 

よく私が将来のことで色々悩んでいた時に友人が言ってくれました。

(日本人の友人なので、日本語で言ってくれたのですが、私が勝手に英語で解釈してしまっています(笑)意味ちがっていたらごめんね。)

いまは研究のことだけでなく将来のことなど、いろいろ考えて悩んでいると思います。

もしかしたら、卒業後すぐにストレートにやりたいことができるとは限らないかもしれない。

思っているより時間がかかるかもしれない。

でも、きっとどこかで自分のやりたいことができるタイミングは来ると思います(もちろん、そのための努力は必要ですが。)。

そして、そのやりたいことは、皆さんの人生の中で一番いいタイミングで来ると私は信じています!

この就活奮闘記は、ほとんど私の体験談と文句しかないかもしれないですが、
皆さんにとって少しでも参考になったり、共感できるものがあれば嬉しいです。


もしも何か質問などございましたら可能な限り頑張って答えますので、

こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくだされば対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

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ついにノルウェーが学費無償じゃなくなった!

 

4月ごろから騒がれていますが、

ついにこの日がきたか、、、という感じですね。

いつかそうなるだろうな、という感じだったので、
「ついに来たか、、、」という気持ちと、
どこかで「(北欧の中で)ノルウェーだけはずっと私たちの期待にこたえ続けてくれてくれるのではないか、、、」と思っていた故にめっちゃショックな感情とが混ざり合った気分ですね。

 

もう皆さん大体お察しかと思いますが、私が何を話しているかというと、

下記ページのニュースについてです。

 

thenorwayguide.com

 

 ニュースにあるとおり、北欧の中で唯一EU圏外の留学生でも学費が無償だったノルウェーが、今年ついに学費を導入することになりました。
(※他の北欧の国と同じく、EUからの留学生、つまりシェンゲン協定を結んでいる国からの留学生は引き続き学費無償になります。)


どうやら2023年に入学する人から適用されるようで、、、、
今年の4月にノルウェーの大学から合格通知が来たという方、

本当に辛すぎませんかこれ!?

 ノルウェーで勉強していたわけでもない私がめちゃめちゃショックを受けいているので、
ノルウェーで勉強したいと思っていた方なんてもっとショックなんじゃないかなと思うんです。

 

実際の学費はいかほど

 

試しに、いったいどれくらいかかるのかですが、
こちらの記事によれば、オスロ大学に入学したい場合、2023年に入学する場合は次のとおりです。

 

〇人文・社会学学部系、経済学系、政治学系の学士:1年間でNOK130,000

(→2023年5月時点で約168万円)

 

〇法学部・自然科学系(おそらく学士):1年間でNOK160,000

(→2023年5月時点で約206万円)

 

〇人文・社会学学部系、教育学部系の修士:1年間でNOK180,000

(→2023年5月時点で約231万円)

 

〇自然科学系、科学技術系(工学系)の修士:1年間でNOK260,000

(→2023年5月時点で約334万円)

 

文系の修士1年間で231万、、、、ばか高くね!?え、私勘違いしていますかね!?


ちなみに、これを機に他の北欧の学費はどれくらいなのかなと比較してみました↓↓
(2023年5月現在の通貨で換算。文系修士で今回は比較してみています。)

 

アイスランドレイキャビク大学の場合):ISK1848,000(約187万円)×2年

 

ノルウェーオスロ大学の場合):年間NOK180,000(約231万円)×2年

 

スウェーデンストックホルム大学の場合):年間SEK90,000(約117万円)×2年

 

フィンランド(アールト大学の場合):年間EUR15,000(約226万円)×2年

 

デンマークオーフス大学の場合):年間EUR8,000 (約120万円)×2年
 ※大学ウェブサイトでユーロ換算ででてきたのでユーロで表示しています。

 

こうやってみると、ノルウェーフィンランドめちゃ高いですね!
スウェーデンデンマークの年間の学費は他の北欧に比べると大分優しい気がします。
もっとも、日本の国立大学は、年間授業料が平均約53万円らしいので、それに比べると2倍くらいの値段はしますが...。

もちろん、大学によって学費は異なると思いますので、ご自身の行きたい大学の学費も要チェックです!


ノルウェーが学費無償でなくなった経緯

 

ノルウェーが学費無償でなくなった経緯ですが、こちらの記事によれば、
どうやら、2022年の10月ごろからノルウェー政府のなかで話が出ていたようです。


「(ドイツのいくつかの州以外は)EUのどこの国もEU圏外の学生には学費を払ってもらっている。ノルウェーもそろそろ全ての人に学費無償を提供しなくてもいいのでは?」的な話が出ていたようです。

ウクライナからの学生や、難民として受け入れた学生には学費を請求しなくてもいいという話にはなっているようですが、
当たり前ですが日本からの学生は例外には入りません。

さらに、こちらの記事では、2022年12月に政府が大学への補助金の予算額を大幅にカットする方針を打ち出していたようです。これは暗に「各々の大学で、自分たちでお金なんとかしてね~」ということを意味していますよね。


政府からの予算大幅カットにより、今までできていた大学の運営が全然できなくなる!お金が足りない!と困った大学側が、今回EU圏外からの学生の学費無償撤廃の選択をせざる終えなかった、そういった背景が今回の学費制度の導入に関係しているようです。

 

しかしながら、特にこれといった明確な根拠もないままに打ち出されたこの方針は、

大学関係者にはあまりいい印象を与えていなかったようです。

上の記事の中でも、次のような文章が書かれてありました。

Jørgen Melve, a senior executive officer in the faculty of social sciences and the head of the Norwegian Civil Service Union (NTL) at the University of Bergen and member of the academic board, criticised the Ministry of Education and Research, particularly the sector minister Ola Borten Moe, for making decisions without proper assessment.


Melve said that it is rare for a ministry to make such poorly founded decisions, adding that the ministry does not have a clear idea of how many students will be affected by the new tuition fees and how much a study place will cost.

 

訳(少し意訳しています):

ベルゲン大学の社会科学部の上級執行役員ノルウェー公務員組合(NTL)の代表、学術委員会のメンバーであるJørgen Melve氏は、教育研究省、特にOla Borten Moe部門大臣が適切な評価なしに決定していると批判しています。


Jørgen Melve氏は、このような根拠の乏しい決定をする省庁は珍しいとし、さらに、学費制度を導入することによってどれだけの学生が影響を受けるのか、また、留学先がいくらかかるのかについて、教育研究省はまるで分っていない、と述べています。

 

記事のタイトルにあるとおり、政府の方針によって大学側も翻弄され、学費を導入する以外他に手段がなかったようですね。

詳細については、下記の記事をご確認ください。

 

sh.januzi. (2023, March 24). Norway Introduces Tuition Fees for International Students. SchengenVisaInfo.Com. Retrieved 27 May 2023, from https://www.schengenvisainfo.com/news/norway-introduces-tuition-fees-for-international-students/
 

 

Jan Petter Myklebust. (21 March 2023) Universities struggle to implement new tuition fee ruling. (n.d.). University World News. Retrieved 27 May 2023, from https://www.universityworldnews.com/post.php?story=2023032113073988
 

 

 

これからもずっとこのままなのか?

おそらく皆さんもご存じのとおり、昔は北欧圏は例外なく学費が無償でした。

 

しかし、アイスランドは2000年代初期から、デンマークは2006年から、フィンランドは2010年頃から、そしてスウェーデンは2011年から、EU圏外の学生であれば一定額の学費を払わなければならなくなりました。

 

以降、どの国も制度を変更しておらず、学費無償に戻っていないことから、
おそらくノルウェーも学費が再び無償になることは現実的にはないのかなと思います。

 

また、下記ページの記事によると、


今回の学費の改変は、ノルウェー政府の中のthe Norwegian Labor party (Arbeiderpartiet)という政党によって決められたものであり、the Norwegian Labor party自体がノルウェーの政府の中でかなり左派であることから、それよりも右派である党が反対することはまずないだろう、と見解されています。

 

 The Norwegian Labor partyよりもさらに左派な党というと、Socialist Left Party (Sosialistisk Venstreparti)やthe Red party (Rødt)がありますが、Socialist Left Party (Sosialistisk Venstreparti)でさえも賛成しており、

唯一この方針に反対する可能性のある党とすればthe Red party (Rødt)になりますが、ノルウェーの中でかなり小さな政党であるため、方針が覆る可能性はかなり低いだろう、とのことです。

 

thenorwayguide.com

 

何か他に手段はあるのか

学費無償でノルウェーの大学に行く方法は他にないのか、色々と検索してみましたが、

「2年間ノルウェーで働いて市民権を手に入れる」

ノルウェーの人と結婚する」

などの方法しか出てこず、なんだか私の知りたい答えはありませんでした(笑)

しかしながら、紹介した記事も書かれているとおり、学費を払わなければならない私たちのようなEU圏外の学生も、

大学が独自で設けている奨学金などをゲットできれば、生活費や学費の補助が受けられる可能性があるようです。

 

なので、学費無償で無くなってもやはりノルウェーの大学に行きたい!という気持ちがある方は、自分が応募できそうな奨学金が大学にないか、調べてみるのもいいかもしれませんね!

 

もちろん、日本の奨学金を応募するという手もあります。
奨学金については、以前こちらの記事で書いておりますので、
よろしければ参考になさってみて下さい~!

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

まとめ

 

今回はちょっとしたコラムの気持ちで書いたので、そんなにまとめることはないですが、
やはり個人的にはショックなニュースでした。

あと、普通に学費高いので、生活費も北欧の中でダントツで高い(と個人的に思っている)ノルウェーで、学費もかなり払わなければならないとなると、

少しだけ魅力は半減してしまいそうな予感がするのは私だけでしょうか、、、
お金がある人と、奨学金が確約されている人しか行けなさそう。。。。

もう少し段階的に学費を引き上げるとかしてもよかったのでは?と思うくらいの金額なのですが、
それもこれも、政府の方針がそうだから、大学がどうにかできたわけでもないんですよね、、、。

世知辛い世の中だな~資本主義な世の中だな~と思ったり(それでも北欧は日本より断然社会主義的だけど)、仕方ないか~と思ったり、複雑な心境の筆者でした。

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

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海外大学院卒業後の進路について



どうも、皆様お久しぶりです。
久しぶり過ぎて本当に申し訳ないくらいなのですが、、、


実は2021年の11月ぐらいからフルタイムで勤務しておりまして、
仕事に慣れるまでなかなか余裕がなかったこともあり、
ブログを少しだけ(とういうかかなり)放t......コホンコホン、お休みしておりました。

(安心してください!元気にやっております)

こんなに期間開けてしまったにもかかわらず、こうしてブログに足を運んでいただいてどうもありがとうございます!


今日はちょっと海外大学院後の進路について、お話ししようと思います。

このページは、私のスウェーデンでの体験談と、私の周りで同じように海外の大学、大学院を出て就職された方の体験談を参考に書いていますので、

ここに書かれてあることがすべてではないですが、

 

ともあれ、

「就活の時期が迫ってきていて、どうしたらいいのかわからない」

「卒業後の漠然とした不安がある」

「海外の大学院に行きたいけど、その後の道について知りたい」

などなど、色々悩んでいることは多いかなと思います。私も大学院2年になった頃くらいから、ずっと悩みながら過ごしていたので、すごーく良くわかります。

なので、そういった漠然とした疑問や不安をすこしでも減らせるよう、今回この記事を書きました。

 

個人的に、結局はやりたいことは自分の中にあると思います。この記事が皆さんの中の「やりたいこと」を探し出す手助けとなればいいな、と思っています。


少しでもこの記事が皆さんにとって何かのヒントになれれば幸いです!

 

※この記事を書くにあたって、なんとなく今回はQ&A方式にしてみました!

結構今までにも就活の相談いただくことが多かったので、今まで頂いた質問も参考にしつつ、私が皆さんの立場だった1,2年前、もしくは大学院を始める前に感じていた不安や疑問も入れてみました!

それではいってみましょう!質問内容はこんな感じです:

 

Q1.卒業後、現地で働こうか日本で働こうか迷っています。現地で働くことは可能でしょうか。

 

A. 可能か可能でないかで答えるのであれば可能です。ただ、もしもやりたい仕事があったとして、すぐにその職に就けるとは限らない、ということは念頭に置いていた方がよいかと思います。

 これは皆さんの条件によっても変わってきます。例えば「似たような分野の職歴があるか」「現地の言語を流暢に話せるか」などなど。


 既に就職経験があり、現地の言葉をある程度話せるなら、自分の就きたい仕事に就ける可能性は高くなります。それでもすぐに仕事が手に入る、というわけではなく、実際に仕事を手に入れるまでは少し辛抱して就活を続ける必要はあるように思います。タイミングにもよりますが。

 

 そして、学部卒業後すぐに大学院に来た場合、経験値を重視しがちなヨーロッパなどの国では、なかなかすぐには目指す職に就くことは難しいです。

 だからといって、現地で就職できない、ということでは決してありません。なんでもコネが大事というのは聞きますが、そういったコネを通じて仕事に就くことはありえます。また、仕事にこだわらないのであれば、自分の就きたい職種のゾーンを広くすれば現地での就職は可能だと思います。

 ここは正直、就活でよく聞く「就活の軸」が大切になってくるかと思います。


つまり、自分にとって「場所」が大切なのか「仕事の内容」が大切なのかです。もちろん可能であれば両方だと思いますが、どちらかを優先するとすれば…?


そういった、就活をする上で何が自分にとって大切なのか、優先順位を早いうちからつけておくと、あとあと楽になってくるような気がします!

 

 この質問、私もすごく共感できるし、実際就活を始めた当初はヨーロッパでの就職もすごく魅力的で迷っていたので気持ちはわかります。私の場合は学部卒業後にすぐ大学院に来たために、職歴がなかったことや、「仕事の内容」を第一にしていたので、結果現地での就職活動は行いませんでしたが、ぎりぎりまで迷っていました。

 

Q2. 海外の文系大学院で勉強中です。卒業後は日本での就活を考えていますが、日本で文系大学院となると不利になりますか?


A. 全くそんなことはありません。なぜなら私が海外の文系大学院卒で日本で就職しているからです。これは自信をもって答えられます。他にも周りの方で卒業後日本で就活された方がいらっしゃいますが、皆さん立派な所に就職されています。

 

よく、「文系で大学院卒業だと就職が不利になる」って言われて脅されませんか?
「大学院行ってどうするの?」とかとか。
私は脅されやしませんでしたが、両親にめっちゃ心配されました。
今考えると、「そんなこと誰が言い始めてん」て感じです。

全然そんな心配ないです。これで大学院行くか迷ってるなら絶対に行くべきです。


純粋に学問続けたい、そう思っているなら是非大学院に行ってほしいし、
どうせなら新しい経験をして、さらに自分に自信をつけてから就活に臨んでほしいです!

もちろん、「海外の大学院行ったからばんばん内定もらえる」と思うのは危険ですが、
必ずどこかからは内定はもらえますし、自分が行きたかった職種には必ず落ち着きますので、全然安心していただければと思います!

一方、学部時代の就職活動と同じように、数打ちゃ当たる方式、つまりとりあえず企業にバンバンエントリーみたいなのはあまり通用しないかもしれないです。


これについては、どのタイミングで就活するのかにもよりますが、大学院現役中に就活されるのであればそんな体力はない気がします。働きたい企業や仕事を絞ってそこにフォーカスするのが大事かと思います!

 

Q3.卒業後、PhDに進むか、就職するかで迷っています。

 

A. めっちゃわかります。悩みますよね~。私も悩みました。
これは完全に自分次第、そしてできる環境にあるか次第だと思います。


例えば、お給料がもらえるのか(北欧は大体そうですよね、北欧でなくてもプログラムによってはお金が出る大学もある)、それとも奨学金はもらえる状況にあるのか、そもそもやりたい研究内容やプログラムがあるのか、とかとか。


まあでも正直金銭面が一番大事になってくる気がします。あとはPhDをやる覚悟が出来ているのか、とか。
チャンスがあるのであれば、できる環境がそろっているのであれば、挑戦してしまっていいのではないかと思います!


ちなみに私は迷った末最終的に就職を選びましたが、それは
修士論文で疲れ切ったので、いったん研究から離れたかったこと(笑)

・自分が当時やっていた研究をPhDでも続けたいのか定かでなかったので、まずは就職して、すこし視野を広げてみようと思ったこと

・まだフルタイムでの職務経験をまともに積んだことがなかったこと

・PhDに行ってしまうと、その後、日本で働きたくなった場合研究職しか道がないのかもしれないと思い(そんなことないやろと今では思いますが)、まずは研究以外の仕事で経験を積んでみようと思ったこと

というような理由からでした。

 

まずは他の業務を経験をしてからでも遅くはないかなと思い、

その中で本当に研究したい内容が出てきたら研究職をあらためて考えてみようということで就職を選びました。

私の周りで、理系の方でおひとり、スウェーデンのPhDに進まれた方がいますが、その方は理系の方で、今までお世話になっていた先生のものとで引き続き研究する、
というような感じでした。なので、理系の方は、もしかしたらそんな感じでPhDのポジションをゲットできるかもしれません。

逆に、文系であれば、もし欧州圏などでPhDに行かれる方は、
「いかに自分の研究内容が明確でかつ良いものなのか」、
が選考の上で大事になってくるようです。

私のプログラムのAlumniパネル(※)で、PhDに行かれた卒業生にお話を聞くというイベントに参加した時、

皆さんやはり人とのコネクションと研究内容(Research Plan)がカギだと言っておりました。

※Alumni パネル...同窓生が今何の仕事をしているのかなどお話が聞けるイベントのこと

 

つまり、どこまで綿密に研究計画や内容を選考時に提示できるかが大切みたいです。

あとは、皆さんのプログラムにもAlumniネットワークなるものがあるかと思いますので、
そこに積極的に参加して情報収集をしてみてもいいかもしれません。


実際にその人がどんな研究をしているのかだけでなく、
自分と同じプログラムの卒業生がPhDとしてどの大学に在籍しているのか、というのもしっかりチェックしておけばいいのではないかと思います。
同じブログラムの卒業生であれば、大なり小なり研究したい内容は皆さんと似ていると思いますので、自分が気になるプログラムがそこで見つかる可能性が高いからです。


Q4.ヨーロッパで就活しようと思っておりますが、ヨーロッパの就活ってどんな感じですか?



A.これに関しては、私が実際にヨーロッパで就活をしたわけではないので、はっきりとお答えできるわけではありません。すみません。。。
ただ、周りの就活されている方を見ていると、
日本とは異なり、4月に選考開始、6月に内定などのように、決まった就活周期があるわけではなく、

ポジションが空いていれば募集があり、それに応募して内定をもらう、という流れのようです。

一気に何人も採用してくれる日本の就職とは異なり、一つのポジションで採用される人数は限られておりますので、能力や適性次第で採用が決まってしまいます。

皆さんが過去に日本でもどこでも就職経験があるのであれば、卒業後にヨーロッパで就職をするのは不可能ではないと思います。

多くのヨーロッパの方は、就職経験がない場合、大学や大学院卒業後、まずは半年間インターンなどをして、スキルや職務経験を積まれる方が多いです。

 

その後、実際に就活をして、採用という流れが一般的な気がします。
ですので、皆さんがもし就職経験がないのであれば、もしかしたらまずはインターンなどをする手もあるかと思います。

 

これについては、大学のTraineesip制度を活用するのがいいと思います。
Traineesip制度を使用すれば、Erasmus+の提携国でインターンをする際、Erasmus奨学金をもらえたりするので、Non-paid Internshipをする際(実際それがほとんどの場合が多いです)でも生活費を少しは補助してもらえます!

それについては、また後日述べますね!

後は、ヨーロッパで就活をする際にまず登録しておいてほしいのがLinkedinです。

www.linkedin.com


皆さん聞いたことあるかもしれませんが、
LinkedInは、Facebookの就活版のようなプラットフォームです。

自分の学歴や職歴など、プロフィールを登録すれば、
気になる業界から企業を探せたり、
逆に企業側から連絡をもらえたりできます。

スウェーデンでも、Linkedinはかなり広く使用されており、私の友人が言うにはLinkedinで仕事をみつけることがかなり多いとのことでした。

まだ登録していない皆さんは、まずは登録してしまうことをお勧めいたします!

スウェーデンの就活に関して言えば、なかなか就職難といわれており、

ちゃんとした仕事を手にするのには少し時間がかかっているようでした。。。

そもそも、スウェーデンで仕事をするとなった時は、スウェーデン語を話せることが必須である職がやはり多く(高校卒業レベルぐらいまでは必要のようです)、


卒業後、就活をしながらスウェーデン語の勉強をひたすらする、、、という方が多いような気がしました。すでにスウェーデン語がペラペラな場合は別ですが。

ただ、IT系の職に関しては、英語しか話せない場合でも就職できる可能性が高いというお話もお聞きしたことがあります。

他は、インターナショナルスクールだったり、スウェーデンのいわゆる外資系企業とかであれば英語だけでも十分な場合もあるかもしれませんね!
なので、皆さんがやりたい仕事によりそうですね!

 

Q5.日本で就活を考えていますが、皆さんどのタイミングで就活されますか?


A. これも人によってまちまちですが、大学院1年の終わり~2年生のはじめくらいから始める人もいれば、卒業後に本格的に就活する人もいます。ちなみに私は卒論のタイミング(2年の後期くらい)で就活しましたが本当にしんどかったのでお勧めしません。(笑)

 (これに関してはいつかまたブログにでも当時の愚痴を書いてみようと思います。)

 

私の周りでは、割と卒業後に就活する人の方が多い印象です。

 その場合、まずは卒業に専念して、終わってから10月採用を狙ったり、次の日本の採用時期をねらって半年間インターンや就職活動をします。
つまり、長い人では卒業してから1年半くらい学生でもなく社会人でもない期間があったりします。それは採用先によって様々です。

ちなみに、1年半のギャップがあるからといって何か採用時に不利になることはありません。


Q6.日本で就活をするとなった場合、そもそもどのようにして就活するのですか。


A. これは就活をするタイミングによって違ってくると思います。


大学院1年の終わり~2年生のはじめに就活をする場合

 ここで就活を始める人は、Boston Carreer Forum、 いわゆる「ボスキャリ」に向けて準備する人が多いかと思います。

キャリアフォーラムとは,,,
 キャリアフォーラムとは、海外の大学・大学院で学ぶ留学生のための就職活動場所です。学生さんと企業をつなぐ場所で、ここで内定をもらう学生も多いです。キャリアフォーラムは1987年にボストンから始まり、いまではボストン、ロサンゼルス、東京、京都、ロンドンなどで開催されています。詳しくは以下のウェブサイトをご確認ください。

careerforum.net

 

各地で色々なキャリアフォーラムが開催されているものの、ボストンキャリアフォーラムが一番規模の大きいフォーラムなので、ここに行けば内定をもらえる確率も高いし、
さらに言えば自分にあった企業を見つけられる可能性も高いです。

といった理由で、フォーラムに行く人は、このボストンキャリアフォーラムを目指す人が多いわけです。

ボストンキャリアフォーラムは、毎年秋ごろ(11月くらい)にボストンで開催されます。大学院2年の秋にフォーラムに行って内定をもらえれば、

卒業後すぐ、もしくは10月ごろから働けたりもします。

何より、卒論を書き始める前に内定をもらっておけば、卒業後の進路を悩む必要もないので、
「とにかく進路が決まっていないと不安!」「卒業後すぐに働き始めたい!」と強く希望する人はボストンキャリアフォーラムに向けて準備するのがいいと思います。

ちなみに、その場合、まずは参加企業を確認し、気になる企業はあるかを確認しましょう(当たり前だけど)。
で、ボスキャリで内定を目指すのであれば、実際にフォーラムに行くときには面接前の段階をクリアしておく必要があるかと思うので(企業によるかもだけど)、
 1年生終わりぐらいからSPIの勉強やエントリーシートを準備しておいて、希望の企業にエントリー→レジュメ作成→Webテストなどを済ませておく必要があります。

ちなみに、その流れについては下記のブログとかで詳しく書いているので、

参考にしてみて下さい。

www.onecareer.jp

 

ボスキャリと同じように、ロンドンキャリアフォーラム(ロンキャリ)やロサンゼルスキャリアフォーラム(ロスキャリ)などもあり、

ロンドンキャリアフォーラムは毎年4月上旬、ロサンゼルスは4月末~5月初めくらいにあります。

ちなみに東京、大阪、京都などでも開催されているので、自身の学生生活の状況やスケジュールに合わせて参加するのもいいかもしれないですね!


卒論と同時並行で就職活動をする場合


 Academic yearが9月スタートの大学院で、6~8月ぐらいに卒業する予定の方の場合、大体大学院2年の12月から卒論を書き始める、5月ぐらいまでに書き終わるスケジュールになるかと思います。

 ボスキャリなどであまりピンとくる企業を見つけられず、日本でよくある4月エントリースタートに合わせて就活を始めようと考えている人、
卒業後にすぐに働きたいと考えている人(←企業によっては次の年の4月まで待たずに就職できるところがあるため)がこのパターンに入ってくるのかなと思います。

 ボスキャリのチャンスを逃してしまったためにこのタイミングになってしまった人は、
ボストンキャリアフォーラムのところでも言いましたが、4月にはロンドンキャリアフォーラムやロサンゼルスキャリアフォーラムがあるので、そこに乗っかるのも手だと思います!

 日本でよくある4月エントリースタートに合わせて就活をする場合、企業説明会が2月~3月ぐらいに始まるので、日本に一時帰国しているとかであれば日本から参加できそうなものは参加し、

 

 日本にいないのであればリモートで参加できそうなものに参加する、といった方法があります。時差があるのでしんどい時もありますが、就活時期は仕方ないと思って割り切るしかないですよね、、、、。

最近はコロナのおかげといっていいのか、リモートの説明会もずいぶん増えた気がしますので、不可能ではないと思います!

皆さんが勉強か就活かどっちを優先するかにもよりますが、
ここで気を付けてほしいのは、皆さんの本業はあくまでも学業であり、研究を終えて卒業論文を書ききることが第一位にあるべきということです。
(もちろん人によるし、就職のために大学院に来たのであればまた別かもしれませんが。)

 

 日本の学生として行う就活であれば気になる企業はとりあえずエントリーして受ける!が多いと思いますが、
卒論を書きながらの場合、そもそもそんなすべてにエントリーしている時間はないので、気になる企業を絞り切っておくのがいいと思います。

 

 卒論一筋でやっているとかならまだもう少し時間があるかもしれませんが、アルバイトとかもしながら卒論を書きながら就活...とかであれば、心の余裕的にも、10企業以下くらいには絞っておくのがいいと思います。

(5企業とかでも十分と私は思っている)

4月のエントリーが終わると面接やSPIテストが入ってきて、卒論の口頭試問(ディフェンス)時期とかも被ってくるので、うまく面接時期がディフェンスのタイミングと被らないように取り計らってもらったりする必要も出てきます。

かくいう私も就活の最終面接時期と修論のディフェンス時期が被っていたので、修論の評価担当教員に日にちをずらしてもらうようお願いしたりしました。

 

結果的には、修論を書きながら就活をすることは可能ではありますが、普通にめっちゃしんどいです。精神がそぎ落とされるので、個人的にはお勧めしません(笑)

私の体験談については、また後日ちょっとコラムにでも書いてみようと思います。

 

卒業後に本格的に就活する場合

 

 5~8月に大学院を卒業してから就活を開始するパターンです。個人的には、このパターンの人が多いように思います。私の周りでもこのタイミングで就活した人が何人かいます。

 外資系企業などであれば通年採用がほとんどなので、どのタイミングでも就職できるチャンスはありますが、

日本の企業などであれば卒業後、次の年の就活のタイミングを待つ必要があります。
つまり、卒業後~2~3月ぐらいまでは自分時間ができます。
 その間、インターンに参加したり、少し休憩したり、旅行したり、アルバイトしたりと色々できますね。

次の年から就活が本格的に始まって、早い人ではその年の10月に就職する人もいます。
(例:2023年6月に卒業→2024年4月に就活開始→2024年6月内定→2024年10月就職)

 逆に言えば、その次の4月まで待ってから就職する場合もあります。それは企業がどのタイミングで皆さんに入ってほしいのかにもよるし、中途採用かそうでないかにもよるので、こっちが何かできることでもないですが。。。。。

つまり、卒業してから本格的に就職するまでに1年半のギャップがあったりもします。

 

でも、だからといって就活の時に不利になることは全くないです。
私の知っている人で同じように卒業後に就活した人たちも、立派な所に勤めてらっしゃるので、そこは安心してほしいです。
 むしろ2年間忙しなく頑張ってきたし、次の就職まで少しだけ一休みする時間があってもいいんじゃないかな~と私は思ったりします。

それに、年齢なんて就職してしまえば誰も気にしないので、その辺も気にする必要ないと思います!

 

終わりに

 今回はQ&A方式で色々な質問にお答えしてみました。

 上述した通り、卒業後も海外で住み続けたいのか、もしくはやりたい仕事が海外にあるのか、それとも研究を続けたいのか、日本で就職したいのか...などなど、
皆さんの「やりたいこと」によって、卒業後の選択肢は様々です。

 

 また、卒業後日本で就職したい場合に関しても、やり方は色々です。私は修論を書きながら就活を同時並行でしていましたが、周りを見てみると、私と同じように就活した人、ボスキャリなどを使って早めに内定をもらった人、卒業後に就活した人、色々な方法で就職しています。

 

今回のブログでは質問に淡々と答える感じでお話ししましたが、

皆さんの心にもう少しよりそったコラムや、個人体験談など、

もう少し違う観点で進路についてもブログを書いてみようと思うので、よろしければまたお越しいただけると幸いです☆

 

もしも分からないこと、不明な点などございましたら可能な限り頑張って答えますので、

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ご覧いただきありがとうございました!

 

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