ToMoLog’s blog

海外大学院について、ストックホルム大学院についてのあれやこれやをつづっていきます。皆さんの海外留学・スウェーデン留学のお供となれるようなブログを目指しています。

Who is Discriminating? ~自分の中に潜む差別について考えてみる~

 

Click here for the English version.

 

 

はじめに

 初めに、正直この記事に関しては、ブログに投稿するかしないかをめっちゃ迷いました。そもそも留学情報のブログを主に発信している中で、今回の記事は「留学情報」という意味では少しずれた記事になってしまうから、というのと、

 きっと読む人によっては全然違う意見を持っていたり、賛否が分かれる話になるため、投稿するのに抵抗があった、というのもあります。それと、これを書くということは、自分の中にあった差別について認めるということでもあるので、それをオープンにするのが怖いという気持ちもあります。(この記事のせいで読者が減らないといいのですが、、、、(笑))

 しかしながら、今まで2回ほど長期留学を経験してきた中で、留学する前と留学した後では、差別に対する自分なりの考えが変わりましたし、さらに1回目の留学の時と2回目の留学の時、そして日本に帰国した今と比べて、自分の中での意見は色々と変わってきた気がしています。

 そして、これから留学を控えている皆さん、留学をしたいと考えている皆さん、あるいは今留学中の皆さん。日本を出たら、自分が人種差別を受ける当事者になるかもしれません。差別について留学前以上に考えることが増えるかもしれません。

 留学情報、とは少し違いますが、個人的な経験を通して、差別について考えたこと、そして自らの無意識のバイアスについて気づいたこと、それを省みて今の考えに至った経緯などを少し書いてみようと思います。

 差別は絶対になくしていくものだとは思ってはおりますが、差別については色々な意見があると思います。この記事に同感してほしいと思っているわけではなく、この記事が、留学を通して何かを経験した皆さん、何かを経験するかもしれない皆さんの、自分の意見を深めるきっかけになればいいなと思っています。

※この記事は、あくまで個人的の意見を書いたものです。

※記事の中で、「ヨーロッパの」「アジアの」という言葉が結構出てきますが、大陸を一括りにしたいわけではなく、人や場所の特定性を避けるために使ってます。

※以下の文章は常体(だ・である調)で書きます~。

差別について考えてみる

 LinkedinだったかFacebookだったか忘れたけど、少し前に、ヨーロッパに住む韓国人が、アジア人差別について批判している記事を読んだ。現地で中国人に間違えられて、「見た目が東アジア人というだけで中国人と勝手に思い込むのは人種差別だ!」といった内容だった。

 確かに、人の国籍やルーツ(さらに言えば性も)を勝手に決めこむのはよくないし、まずは思いこまずに聞いてみる、というのは大切だとは思う一方、この韓国人の体験談と怒りの記事を読んだ時、学部時代に留学していた時のことを思い出した。

 当時私はベルギーに留学していて、旅先で「ニーハオ」と声をかけられたり、留学イベントで中国人と間違えられたりして、それが何度か続いたために不満が募ったことがある。「私は中国人じゃない!日本人だ!」と。

 ある日そのことを兄に言ったら、「なぜ、中国人と間違えられることが嫌なのか。アニョハセヨと言われていたら同じように怒っていたか。」言われ、ハッとさせられた。同時に、自分の中に存在していた無意識のバイアスを垣間見たようで不快でたまらなかった。必死で弁明しようとして「でも」「そうだけど」とかなんとか言って色々理由を言ってみたが、否定しようととすればするほど、自分の中の差別を正当化しているようで辛かった。

 もちろん、その当時はこの不快感の正体が自分の中に存在する差別のせいだとは気づききれなかった。というか、もしかしたら、「差別をされたと思った自分自身も無意識に差別を行っていたこと」を認めたくなかったのかもしれない。結局、この気持ちをなぜ理解してくれないんだ、と不満に思っただけだった。

 でも、今振り返ってみて、当時の自分のイライラはきっと無意識のバイアスからくるものだったんじゃないかと思っている。

 ーもしもニーハオではなくアニョハセヨと言われていたら?もしかしたらだけど、あそこまで怒ったかな?ー

 ー韓国人に間違えられるのと中国人に間違えられるのとは、気持ち的に何か違うのかな?―

 当時の自分に聞いてみれば、「いやでも」とかいう言葉が出てくる気がするけれど、当時の自分を振り返ってみた今では、「そうだね、もしかしたらそこまで怒っていなかったのかもね。」と答えると思う。

 じゃあ、何故中国人に間違われると不快に思ってしまったのか、という所について。色々原因はあるかもしれないが、一つとして、日本社会が持っている中国へのイメージが、知らないうちに自分の中に沁みついてしまったからかもしれないと思っている。

 この無意識のバイアスというのは、社会構造や環境が要因となることが多いと思っている。社会全体に根付いていて、特に問題視されてきていないからこそ、無意識的に差別的な行動を行ってしまっている、というのが厄介で、それに気づくこと、意識的に変えていくことが何よりも大切だと思っている。今回の私の場合も同じで、政治やメディアで取り上げられる中国への批判的なイメージが、知らないうちに自分の中にあったのかもしれない。

 誤解しないでほしいが、私は中国や台湾の友人もいる。大学院で仲良くなった友人も何人かは中国人だ。皆とっても素敵な人だし大好きである。

 だからこそ、当時の自分を振り返り、当時の自分の中に無意識のバイアスが存在していたことを認めないといけないと思うし、それは改められるべきものだとも思う。

 今の自分なら、もしも中国人に間違えられたとしても、韓国人に間違えられたとしても、同じように「実は日本人だよ~」と怒らずに対応すると思う。そもそも、自分自身もフランス人とイギリス人を見分けろとか言われても間違えるかもしれないし、アジア圏じゃない人にとったら、外見が似通っている場合、アジア人の国籍を見分けるのは難しいんだろうな、という寛容的な気持ちで接することが出来ると思う。

 もちろん、国籍は勝手に判断するのはやっぱりよくないし、まず相手に尋ねてみるのが一番と思うので、自分が接する時は気を付けようとおもうけど。

 

「差別」と「無意識のバイアス」について

 差別は恣意的なものに対し、無意識のバイアスとは無意識であることが大分厄介である。

 例えば、上記の経験の他に、明らかな差別にもあったことがある(幸いなことに数えるほどしかないが)。学部時代の留学中に、日本人の友人とオーストリアに旅行していた時、カップルが私たちの後をつけながら、にやにやした声で「ニーハオ」と繰り返し罵ってきたことがあった。他にも大学院留学中にスウェーデンのマルメに旅行したとき、ホテルのスタッフに不適切な対応をされたことがあった(これは後で文句を言ってオーナーにお金を返してもらったけど)。

 私が経験した差別は他の人に比べたらそこまで大したものでもないかもしれないが、少なくとも今述べたものは明らかに故意的に行われた差別だと思っている。

 

 そして、こういった明らかな差別は悲しいことに日本にも確実にある。人種的な差別というよりも、対外国人への差別が根強いように思う。「外国人お断り」のバーがあったりとか、外国人の受け入れを拒否しているマンションなんか本当にたくさんある。少なくともスウェーデンでは部屋探しの際、人種的理由で却下された経験はないので、これに関してはびっくりである。他にも、外国人だからという理由で警察官に目をつけられたりとか、日本人が当事者になっていないから気づきにくいだけで、実はたくさん存在していることを理解しなければならない。

 

mainichi.jp

asia.nikkei.com

 

 一方、無意識のバイアスを受けた経験の一例でいえば、大学院の時の授業で、ヨーロッパ出身の先生が、同じヨーロッパ出身の生徒には話しかたりアイコンタクトを取るものの、なんとなく自分や他のアジア圏の生徒(中国人やインド人、バングラデシュ人がいた)は存在していないかのように接していると感じたことがあった。そして、なんとなくそのことに違和感を感じた記憶がある。

 

 日本での無意識のバイアスでいえば、電車で外国人が座っている席の周りには誰も座ろうとしないとか、他の言語を話している人がいるとじっと見つめてしまうとか。逆に、お店でスタッフが外国人の客への接客やアイコンタクトを避けたがるとか(そして大抵日本人である私にしか話しかけないし、私の方しか見ない)。今ぱっと思いついたのを挙げてみたが、他にも挙げればきりがないだろう。

 

 私はさっき大学院での授業で無意識の差別を感じたと伝えたし、居心地のいい授業だったとは言うつもりはないが、だからと言ってその先生を責めたいわけではない。文化的に似た者同士の方が話しかけやすいという心理はわかるし、文化的な衝突もなくて済むので、居心地がいいと感じる人に自然とアイコンタクトを多くとる心理もわかる。

 私だって、全然文化の異なる友人と話すのはとても刺激的で色々なことを知れて楽しい反面、韓国出身や中国出身だという友人と東アジア文化の話をして盛り上がるのはまた別の居心地の良さがあった。

 上手く言えないが、その無意識的な行動が許されるものかどうか、というのはまた別であるし、少しでも不快に思う人がいればその行動は改められるべきではあるとは思うものの、無意識のバイアスについて、自分もやってしまう可能性があるということを理解し、そのうえで相手の無意識の行動を判断すべきなのかなと思う。

 

 つまり、他の国に人種差別が存在していることを理解すると同時に、日本にある人種差別についても理解すること。そして、他の国に存在する無意識のバイアスを理解すると同時に、日本に存在している無意識のバイアスにも同時に目を向けること。
 自分の中にも無意識のバイアスがないか考えること。何かされた時に嫌と思ったら、なぜ嫌なのかを追求すること。そして、自分の無意識のバイアスに直面した時、それを認める勇気を持つこと。もし今読んでいる方の中で、同じようにもやもやしている方がいれば、どうか昔の私のように「でも」「だって」とかで否定しようとせずに、もう少し深くそのもやもやを追究してほしいと思う(決して心地のいい行為ではないけれど)。

 

さいごに

 実は、私がこの記事を書くに思い至ったきっかけは、最近話題になった2024年アカデミー賞授賞式で、主演女優賞と助演男優賞を受賞したエマ・ストーンとロバート・ダウニーJr.のアジア人俳優/女優への対応が差別的だったという記事を読んだからだ

 

(↓気になる人はこちらの記事を参考にしてください。)

www.globaltimes.cn

 

 この記事に関連して、SNSでも色々な記事を見かけた。「アジア人差別だ!」と非難する人もいれば、アジアの方の中でも「ちょっと言い過ぎでは?」と言っている人もいた。

 

 ちなみに、少し話が脱線しますが、「The Zone of Interest」の映画を手掛けたユダヤ人のジョナサン・グレイザー監督のアカデミー賞のスピーチは、アメリカとイスラエルで大変な物議をかもしていますが、こちらもとても大事な記事だと思ううので、興味がある方は読んでみて下さい。→英語のThe Guardianの記事がこちら。   

 日本ではこのニュースはそこまで話題にはなっておらず、どちらかというと彼が受賞したことに焦点を当てられているのが面白いですね(多少は触れられているものの、大々的に書かれているものはない)。当たり前だけど、国が違えば取り上げる内容も違うというか。

 

 この話が取り上げられること自体はものすごく大事なことだと個人的には思う。そのおかげで、私も改めて差別や無意識のバイアスについて色々考えさせられた。

 先程も言ったように、無意識のバイアスについては、そんなつもりはなかったとしても、結果誰かを不快にしているのであれば、無意識に起こしてしまっていた行動について改めるべきだと思っている。つまり、今回のアカデミー賞の事件の場合は、アジア人であるミシェル・ヨーキー・ホイ・クァンがどう思ったのかが重要なのではないかと思う。

 

 6年前の自分なら、このニュースを読んで、「これは差別だ!」と一緒になってきっと怒っていたかもしれない。でも、自分の中にある無意識のバイアスに気づいた今、なんとなくもう少し広い視点で物事を見れている気がする。これもまた上手く言葉で言い表せないのだけど。きっと、無意識のバイアスについて気づくことがどれだけ難しいことか気づいたからかもしれない。

 批判的な意見を持つと同時に寛容性も持つこと。その大切さを一連の内省の中で学んだ気がする。

 

※今回の記事は人種的な差別について取り上げていますが、この世の中にはジェンダーの差別、性的マイノリティの差別、本当に色々な差別があると思いますし、それぞれにやっぱり無意識のバイアスが潜んでいます。同じように自分に潜む無意識のバイアスに気づき、もっとよりよい世の中にしていきたいですね。

 

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Who is Discriminating? ~Thinking about the discrimination within you~

日本語の記事はこちらから

 

Before Beginning

   Thank you for visiting this page!  

   I mainly post articles about studying abroad info on my blog for Japanese people who wish to study abroad. Therefore, all other posts apart from this article (so far) are written in Japanese. However, when I thought of posting this article, I felt like sharing my thoughts with as many people as possible, so I wrote an English version too. In the future, I would like to post more articles in both English and Japanese, so hopefully I can share more article with you soon!

     Before moving to the topic, first of all, I honestly had a hard time deciding whether or not to post this article on my blog. I was hesitating to post it because I'm sure some people reading it might have a different opinion, and the topic will be divided into pros and cons. Also, writing this includes admitting the discrimination that existed within me, so I feel scared to open up about it.

     However, after having experienced long-term study abroad twice now, I feel that my own views on discrimination have changed before and after studying abroad, and moreover, my opinions have changed in many ways compared to when I studied abroad the first time, the second time, and after returning to Japan.

     Although this is not necessarily information about studying abroad, I would like to write a little about how I thought about discrimination through my personal experience, how I realised my own unconscious bias, and how I came to my current view after reflecting on it.

 I believe that discrimination should be absolutely ended, but I know there are many different opinions about it. I do not expect you to agree with me in this article, but I hope that this article will help those of you who have had / may have difficult experiences through studying abroad, to deepen your own opinions.

*This article is just my personal opinion.

*The words "European" and "Asian" appear quite a bit in the article, but I am not trying to group all people within continents together, but I am using them to avoid specificity of people or places.

 

Thinking About Discrimination

     A while ago, I read a post by a Korean person living in Europe criticizing discrimination against Asians on social media. The person was mistaken for a Chinese person in Europe, and they said, "It's a racial discrimination to assume people are Chinese just because they look East Asian"

 While I certainly agree that it is not good to make assumptions about a person's nationality or roots (or even gender, for that matter), and that it is important to ask first without making assumptions, reading about this Korean person's experience and anger reminded me of a time when I studied abroad as an undergraduate.

 At the time I was studying abroad in Belgium, sometimes people said "Ni hao" to me in my travels and mistook me for a Chinese person at study abroad events, this had happened on several occasions, which led to my frustration, thinking like "I am not Chinese! I am Japanese!" 

 

 One day I complained about this to my brother, then he said, "Why do you not like being mistaken for Chinese? Would you have been as angry if people had said "Anyo haseyo"?

     Hearing of what he said hit me, at the same time, I was really uncomfortable as I felt like I had glimpsed an unconscious bias that existed within me. I desperately tried to defend myself, saying "no," or "yeah, but..." and giving various reasons, but the more I tried to deny it, the harder it felt like I was justifying the discrimination within me.

 Of course, at the time, I could not fully realise that this discomfort was actually due to the discrimination within me. Or, perhaps, I did not want to admit that I myself, who felt discriminated against, was also unconsciously discriminating against others. In the end, I just felt frustrated and was not satisfied with the fact that my brother did not understand my feeling.

 However, looking back on it now, I think that my frustration at the time must have come from an unconscious bias.

 - What if they had said "anyo haseyo" instead of "ni hao", would I have been that angry?

 -Do I feel any differences between being mistaken for a Korean person and being mistaken for a Chinese person?

 If I ask myself back then, I think I would say something like, "No, but..." But now that I look back again I think I would answer, "That's true, maybe I wouldn't be that angry."

 

 So, why did I feel uncomfortable when mistaken for a Chinese person? There may be many reasons, but one reason may be that the image that Japanese society has towards China has unknowingly settled in my mind.

     I believe that this unconscious bias can often be caused by social structure and environment. It is troublesome that people unconsciously engage in discriminatory behavior because it is rooted in the entire society and has not been particularly regarded as a problem, so I believe that becoming aware of this and consciously changing your behavior is of utmost importance. The same is true in my case this time; the critical image towards China that is covered in Japanese politics and media may have been within my mind unconsciously.

 

     I don't want you to get me wrong, but I have friends from China and Taiwan, and also  some of my friends that in my graduate are Chinese as well. They are all very lovely people and I really love them.

 Therefore, that's why I think I have to reflect back on myself at the time and admit that there was an unconscious bias in me back then, and that is something that needs to be changed.

 If I were mistaken for being Chinese or Korean today, I would probably respond in the same way without getting angry, and saying, "Actually, I'm Japanese~." To be honest, I myself might make a mistake if I were asked to distinguish between a French person and an English person. So I would treat with a tolerant mindset, understanding that it would be difficult for people outside Asia to distinguish the nationalities of Asians if they look similar in appearance. 
     Of course, it is not a good idea to judge someone's nationality on your own, and it is absolutely best to ask them first, so I will keep this in mind when interacting with people.

 

"Discrimination" and "Unconscious Bias"

 Discrimination is done purposely, whereas unconscious bias is much more tricky because it is unconscious.

 For example, in addition to experiences I mentioned above, I have also encountered obvious discrimination (though fortunately I have only encountered a few). During my undergraduate study abroad, while traveling in Austria with my Japanese friend, a couple followed us around and repeatedly said "Ni hao" to us in a ridiculing voice. Another time, when I traveled to Malmö, in Sweden, during my graduate studies, I was treated inappropriately by the hotel staff (which I later complained about and got my money back from the hotel owner).

 The discrimination I have experienced may not be that great compared to others, but at least I can say that the ones I just described were clearly intentional discrimination.

 

 And, this kind of obvious discrimination sadly definitely exists in Japan as well. It is not so much racial discrimination, but rather discrimination against foreigners. For example, there are bars with "no foreigners allowed" signs. I know that there are many apartments that refuse to accept foreign residents (At least in Sweden, I have never been rejected for racial reasons when looking for a housing, so this is very shocking to me). In addition, foreigners are very frequently stopped by police officers because of their appearances. All of those are difficult for Japanese people to realise as we are not the party involved, but we have to understand there are actually many such discriminations in Japan.

 

mainichi.jp

asia.nikkei.com

 

 On the other hand, to give an example of an experience of unconscious bias I had, in a graduate school lecture, a professor from Europe spoke to and made eye contact with students from Europe much more frequently, but somehow treated other Asian students (there were Chinese, Indian, and Bangladeshis apart from me) as if we did not exist. And I remember feeling somehow uncomfortable about that.

 In terms of unconscious bias in Japan, it could be that no one wants to sit around a seat on a train where a foreigner is sitting, or that people stare at others who are speaking in different languages than Japanese. And although staring at foreigners, staff at a shop/restaurant want to avoid serving foreign customers or making eye contact with them (and usually only speaking to and looking at me (=Japanese)). These are just a few that come to mind, but there are probably many more. 

 

 I mentioned earlier that I felt unconscious discrimination in a graduate school lecture, and I'm not going to say it was comfortable, but that doesn't mean I want to blame the professor. I understand the psychology of feeling easier to talk with people who are culturally similar, and also since there are no cultural clashes, you would naturally make more eye contact with people from similar background. 

 It is the same for me. While it was very stimulating and enjoyable to talk with friends from different cultures and learn about various things from them, I also felt comfortable chatting about East Asian cultures with friends from South Korea or China.

 I can't express my feelings well; concerning whether unconscious behavior is acceptable or not, if someone is even slightly offended by words/actions, the behavior should be changed. At the same time, I think we should understand that there is a possibility that we too might be guilty of similar types of behaviour, and as such, we should judge others' actions with empathy.

 

 In other words, we should understand racism that exists in other countries and at the same time understand racism that exists in our own home countries. And we should understand unconscious bias that exists in other countries and at the same time look at unconscious bias that exists in our home countries.

 Think about whether you have unconscious bias. If you don't like something done to you, try to seek/understand why you don't like it. And when confronted with your own unconscious bias, have the courage to admit it. If you are reading this now and feel that you can relate to my experiences and feelings, please do not try to deny them by saying "but" or "because", like I did in the past, but instead, if you can, seek out the deeper reasons why you might feel that way (even though it is not a pleasant process).

 

Afterword

     Actually, I was inspired to post this because I read some articles about the recent controversy at the 2024 Academy Awards ceremony, of which discuss how Emma Stone and Robert Downey Jr. were challenged for being discriminatory in their treatment of Asian actors.

 

(↓ If you are interested in the news, please refer to the article below)

www.globaltimes.cn

 

news.yahoo.co.jp

 

 I have seen many posts on social media related to this article. Some people accused Emma and Robert of racism against Asians, while other Asians questioned whether it was actually racism or not.

 

 By the way, to go a little off topic, the Oscar speech by Jonathan Glazer, the Jewish director of "The Zone of Interest" movie, has been very controversial in the US and Israel. I think this is also a very important article, so if you are interested, please read that too. →The Guardian's article in English is here.   

 It is interesting that this news is not really talked about in Japan, and the focus is more on the fact that he won the award (some mention of it, but nothing major). It's obvious, but still interesting that different countries have different things to cover.

 

     I personally think it is extremely important that this news is covered. It has made me think again about discrimination and unconscious bias.

     As I mentioned earlier, I believe that unconscious bias is something that we should change if we are offending someone as a result of our actions, even if we did not intend to do so. In other words, in the case of the Academy Awards, I think it is important what the two Asian actors, Michelle Yeoh and Ke Huy Quan felt about what happened to them.

 

  If I had read this article six years ago, I would have said, "This is discrimination!" joining others in their anger. But now that I am aware of my unconscious bias, I feel that I am able to see things from a broader perspective. I can't really put this into words well, though. Maybe it is because I have realised how difficult it is to be aware of unconscious bias.

 To be critical and tolerant at the same time. I think I learned the importance of this through self-reflection.

 

*This article addresses racial discrimination, however, I believe that there are so many kinds of discrimination in this world: gender discrimination, sexual minority discrimination, and so many others. And there is unconscious bias hidden in each of them. I hope that we can recognise unconscious bias within us in other areas as well, making the world more comfortable for all.

 

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ベルギー留学中のクリスマスの思い出(クリスマスに携帯を落とした話)

メリークリスマス!God Jul!

皆さん各地で素敵なクリスマスをお過ごしでしょうか。

毎年クリスマスが来ると、ベルギー留学中のクリスマスの思い出を思い出します。

今回は、そんな私のクリスマスの思い出をちょっとご紹介しようと思います。

※題名がアレですが最後はハッピーエンドなので安心してくださいね!

 

 

クリスマスの日の朝に

 2017年の冬、当時ベルギーのルーヴァンという街に学部の交換留学生として住んでいた。

 ベルギーに来てから初めてのクリスマス。クリスマス時期から年末にかけて、日本にいた家族がベルギーに会いに来てくれた。

 25日、クリスマスの日。今日はブリュッセルのホテルで泊まっていた家族とブリュッセルで落ち合って、マグリット美術館に行ってからブリュッセル近くの古城ホテルにみんなで泊まる予定だった。

確か朝の10時半くらいだったと思う。

私はルーヴァンの自分の寮からブリュッセルに向かうための電車に乗った。

この時、時間通りに来たと思って電光掲示板をしっかりとみてなかったのが失敗だった。

ベルギーでは、電車が遅れることはもちろん、さらっとプラットフォームを直前に変えることなんて日常茶飯事。それを知っていながら、何も疑わず来た電車に乗ってしまったのである。

ルーヴァンからブリュッセルまでは、電車で20分〜30分ほど。

無事に時間通り電車に乗れたことに満足して、兄にメッセンジャーで「あと30分くらいでブリュッセル着くよ~!」とテキストを送って悠々と席に座って音楽でも聞いていた気がする。

そして、電車に乗って20分くらい経った時に違和感に気づいた。

(あれ?まだ次ブリュッセルってアナウンスされてないような気がするぞ…?)

よくよく窓の外を見れば、辺り一面草原だらけで、どんどん郊外に向かっている気がする…!

慌てて携帯のGoogleマップを開いてみた。うわ!明らかにブリュッセルと反対方向に向かっている…!

そう、私が乗った電車はブリュッセル行きなんかじゃなくて、真反対の方向に向かう電車だったのだ。

次の駅が何かわからなかったけど、とにかく若干パニックになって、次に止まった駅に慌てて降りた。

そして…この時、自分がもう一つの携帯を持っていないことに気がついたのである…。

 

Zichemという駅での2時間の葛藤

 ここで、「もう一つの携帯ってどうゆうこと!?」となっている方が大半と思うので説明すると、

当時の私はiPhone 6を持っていて、SIMフリーではないバージョンを持っていたため、留学中は基本そのiPhoneWi-Fi環境下でのみ使用していたのだが(LINEのメッセージ確認したりとか写真撮ったりとか、インスタとか確認するのはこっち)、

それだけでは不便だからと、留学先のバディが昔使っていたというandroid携帯を貸してくれて、それにベルギーのSIMカードを入れて使っていた(電話やWi-Fi環境下以外で携帯が必要な時はこっち)。

つまり、留学中はiPhoneandroid、二つの携帯を常に持ち歩いていた。

で、私が電車に置き忘れたのは自分のiPhoneの携帯だった。

電車の座席脇から小さな机を出せるようになっていて、確かにiPhoneをそこに置いた記憶はあった。しかし、その上に自分のマフラーと手袋を置いてしまっていて、出るときにマフラーと手袋だけ掴み、携帯が置き去りにされているのを完全に見逃して出てきてしまったのだ。

降り立った瞬間の「ここどこ...?」的な絶望と、確実に約束の時間に家族に会えない絶望、そしてその数秒後に携帯をなくしたことに気付いた絶望と、絶望の波が一気に押し寄せてきた。

「なんでこんなクリスマスの日に、、、」と、半べそをかきながら、

とりあえずもう一つのandroid携帯の方で、家族に急いで連絡し、今どこかわからないこと、携帯をなくしたこと、ブリュッセルに戻るように頑張ってみるが時間に間に合わないので美術館は先に行っておいてほしいということを伝えた。

冷静になってみて、どうにかしてもう一つのiPhone携帯を取り戻す手立てがないか、あんまり回らない頭で必死で考えてみる。

駅の名前を見るとそこにはZichemと書かれてあった。本当に完全にブリュッセルと真反対の方角に行っていたらしい。

自分が載っていた電車を調べるとどうやら終点はHasselt駅。まだ電車は終点についていないということは、おそらく私の携帯も今きっと(盗まれていなければ)電車に揺られながらHasselt駅に向かっているはず!

電車の車番も確認し、とりあえずベルギーの鉄道会社に電話してみる。その時のやりとりの記憶ははっきりとは覚えていないが、

「今まだ電車が動き続けているから、携帯があるかどうか確認できない。」

みたいな感じで、そんなに希望の持てる返答じゃなく、がっかりした覚えはある。

 

がっかりはしているものの、今できる対応はしたので、段々と冷静さを取り戻してきた。

あらためて周りを見渡してみるとZichemという駅は本当に何もない。人間すら見当たらない。本当に今日はクリスマスか?!と疑いたくなるほど、自分以外だれもいない。ちょっとこの状況ウケるな、写真でも撮っておくか。あ、ちゃうちゃう写真撮る用の携帯今ないんやった、と、ノンスタイルのネタみたいなことを一人でやってセルフツッコミをして、

ちょっと落ち着いたところで、次のブリュッセル行きの電車を調べてたところ、なんと約2時間先!?

当時家族に送った時刻表が残っていたので写真も載せておくと、11時ごろにZichemの駅に着いたのだが、戻りの電車は13時ぐらいまで来ないらしい。なんてこった。

家族に送った電車案内のスクリーンショット

 仕方ないので近くのカフェで温かいものでも飲んで自分を慰めるかぁ~とクリスマスを商業化されたイベントだと勘違いしている日本人の私は思い立ったのだが、

ベルギーはカトリック教徒が大半の国。クリスマスに普通のローカルカフェが空いているはずもなく、とりあえず近くのカフェを見てみたけど、やっぱり閉まっていた。今日何回目のがっかりだろう、、、、。

 

しぶしぶ駅のホームに戻り、さすがにプラットホームに2時間待ちぼうけは寒すぎるので、待合室のような所に座って時間をつぶす。もちろん待合室の中も暖房がついているわけではなく、普通に寒かった。ラッキーなことに、その日の夜は古城のホテルに泊まる予定だったので、パジャマや着替えも持ってきていた。ここまで色々重なるとおしゃれとかもうどうでも良くなる。どうせ今一人だし、と思って、スカートの下にパジャマ用のジャージズボンを履いて寒さをしのいだ。(途中若いお兄さんも待合室に入ってきて、恥ずかしくなってジャージ履いたことをちょっと後悔したのもいい思い出、開き直ってそのまま過ごしたけど(笑))

 

そんなこんなで、暇すぎる悲しすぎる2時間をZichemで過ごし、やっとの思いでブリュッセルに戻ってきた。

 

(ちなみに、Googleマップで誰かが挙げてくれていたZichemの駅の写真を参考までに載せておきます↓↓こんなところで2時間待ちぼうけしてました。)

Zichem駅

ブリュッセル駅での奮闘

ブリュッセル駅について真っ先に向かったのは、もちろん駅のインフォメーションセンター。電話で問い合わせたときと同じように携帯をなくしたことと、乗っていた車番を伝えた。私が携帯を置き忘れた電車はこと時点ではすでに終点のHasseltについているはずだが、今のところ携帯の置き忘れなどの連絡はないということであった。インフォメーションセンターのお姉さんに、「残念だけど、あんまり望みはないかも...」とそれとなく諦めるように促される。

 

やはりそうか、、、、と私も半ばあきらめながら、ブリュッセル中央駅の中にあるスターバックスに行き、慰めのためのラテとお菓子を頼んで、家族が来るのを待つ。

 

ここまで来ると、どうにかしてポジティブになるように人は色々な理由を考え始める。

「なくしたのが自分の携帯の方でよかった~」とか、

「自分の身に何か起きそうになったのを、携帯が厄払いしてくれたのかも、、」とか

「まぁこれを機にもっといい性能のiPhoneを買えばいいし」とかとか。

 

たまたま期末テストも近いし、ということで、勉強のためにノートパソコンも手元にあった。スタバのWi-FiをつかってPCでiCloudにサインインしてみる。当時、残念ながら携帯を探す機能をONにしていなかったため、携帯がどこにあるのかは分からなかったが、iCloudに写真を同期していたため、前の日に撮った写真もパソコンからみれた。

正直、携帯なくした時に写真のデータが無くなるかも、ということが一番悲しかったので、写真がちゃんと同期されていることを確認出来て安堵する。

 

 家族を待っているうちに、この悲しい出来事を誰かと共有して慰めてもらおうと、留学先で出会った日本人の友人に携帯なくしたことをLINEしてみた。

 そしてなんと、奇跡が起こったのである...!

 

救世主のおかげで携帯Returns

どうやら携帯を拾ってくれた救世主がいたらしい。

ちなみに私が友人にメッセージを送ったのはLINE経由である。

その時のLINEのやり取りがこちら↓

友人とのLINEのやりとり

 どうやら友人の返信「何があったん」を受信した時に、私のiPhoneの携帯にポップメッセージが出てきたらしい(Wi-Fiがないとポップメッセージは出てこないので、どのWi-Fiを拾ったのかは心底謎であるが)。

 そしてたまたま、私がLINEした友人がアカウント名を英字にしてくれていたおかげで、

おそらくFacebookで同名で現在ベルギーに住んでいる人を拾い主が検索してくれたのだろう。日本人の友人に連絡したというのも、検索出来た理由の一つかもしれない。

それで、拾い主から私の友人にメッセンジャー越しに連絡がきたと。

(”You might be the last resort”と言われたらしい(笑))

 

 上の私の返信からもお分かりのとおり、友人に連絡して携帯の拾い主がわかるなんて全く予想しておらず、喜びと驚きで動揺しまくりである。

 

とにかく携帯を拾った人(と、私の友人)のGreat jobのおかげで、無事に拾い主と連絡を取ることができ、無事にその日のうちに携帯を取り戻すことが出来たのである。

 

数時間前には予想もしていなかった展開である。その拾い主はお兄さんで、「ブリュッセルの近くの~~駅が僕の最寄り駅だから、そこまでこれる?駅の出口を出たところの前にあるDelhaizeスーパー(ベルギーやフランスにあるチェーンのスーパー)で会おう!」といわれ、さらに

「My sister will be coming with me so that you don’t need to worry about meeting a strange guy. I am wearing a red basketball cap and she is wearing a bright blue jacket 😉」

と付け加えられ、何とも素晴らしい気遣いに感動。

 赤いキャップと青いジャケットというものすごい分かりやすいシルエットのおかげで、すぐに見つけることができ、無事に私の携帯が手元に返ってきた。

 

私は感動と感謝でうまく話せないままとりあえず”Thank you”を繰り返した。

 

去り際に”Merry Christmas”とウインクされて、本当に終始全ての行動がかっこよすぎたお兄さんだった。

 

かくして、2017年のクリスマスは、前半は波乱しかなかったが、最後は携帯を無事に取り戻すこともでき、家族と再会して、古城ホテルで最高のクリスマスを過ごしたのである。

 

クリスマスが来るたびにこのベルギーの時の思い出がよみがえってくる。

この一連のおかげで、ベルギーがより大好きになった。盗難にあいやすい街ではあるが、そういう人ばかりじゃないんだなぁとしみじみ思った。

 

今年も救世主お兄さんとその妹さんが幸せなクリスマスを過ごせていますように。本当にありがとう!

(お兄さんをつなげてくれた私の友人にも感謝!)

 

皆さんもMerry Christmas!

 




留学前の To Do リスト!

 

 ミニコラム:留学前に準備しておきたいことの記事では、交換留学前、大学院生活を始める前にやっておきたい勉強面での準備、心の準備などについてお話ししましたが、今回は具体的に準備しておいた方がいいことについてのまとめ記事を書いてみました!
 「留学が決まった!」と喜ぶのもつかの間、留学が決まってから留学前の間、正直色々な準備が待っていて、結構バタバタ過ごすかと思います。

 今までビザの申請法やお金のことなど、渡航前準備に関する記事をいろいろ書いてきましたが、そもそもどの順番でやっていくといいのか、優先順位などを特にお伝えしていなかったなと反省したので、この記事では、私の学部での交換留学、大学院での留学を振り返って、思いつく限りのTodoリストとその優先順位を、過去の記事も紹介しながらまとめてみました!

 皆さんのやることリストを作成する時の参考になれば幸いです!

 なお、このブログ自体がスウェーデンの大学院留学について色々書いていることもあるので、どうしてもスウェーデン留学に関する記事が多いです。しかし、今回の記事については、どこの国に留学に行くにしても割と参考になるのではないのかなと思いますので、どうか少しでも多くの留学生の参考になればと思います!

タイミング的にすでに渡航してしまっている方もいらっしゃるかもしれず、記事を出すのが遅くなってしまって申し訳ございません…!

 

①ビザの申請、パーソナルナンバー申請の準備

 留学が決まったらまず始めにしておきたいのはビザ(住民許可)の申請です。

これがないと渡航が難しくなるからです。

スウェーデンに関しては、ビザが降りるのに1ヶ月〜2ヶ月かかる時があります。皆さんの精神的にも、さっさと済ましておくと安心です。

 また、スウェーデンの場合、1年以上スウェーデンに滞在される方は、ビザのほか、パーソナルナンバーの申請も必要になります。

 具体的な手続きは渡航後になりますが、手続きを行うにあたって、窓口での予約がなかなか取れないことがありますので、渡航前にアポイントメントをしておくといいかもしれません!

スウェーデンのビザ、パーソナルナンバーについての詳細は下記の記事で確認できます。

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

②住居を決める

 

 留学許可が降りたら、住居を決める必要があります。寮にするのか、アパートにするのか、シェアハウスにするのか、行く場所によっても異なるかと思います。

 もちろん渡航後に引っ越しはできますが、それでも慣れた土地を離れ、10か月以上暮らす場所なので、ここも皆さんのニーズを考えつつ慎重に決めたいところですよね!

 交換留学の場合は、留学先のコーディネーターから寮の申請についての詳細が送られてくると思います。基本はそれに従って申請手続きをしましょう!

寮は基本抽選かと思います。希望通りのところに行けるとは限りませんし、抽選が外れてしまうこともあり得ます(悲しい…)。

 ちなみに、ストックホルム大学の場合は、基本的に交換留学生を優先的に寮に割り当てております。

 寮の申請をすることは可能ですが、留学生数によっては外れることもあるみたいです...。

 私がストックホルムの大学院に行く時も正規の大学院生は部屋は自分で探し出さなければなりませんでした。 寮もダメもとで応募してみましたがやっぱり駄目でした。

 

 大学によってはそのあたりのサポートをしっかりとやってくれるところや、学生数に見合った数の寮が備えられている大学もあるので、ストックホルムのケースの方が少ないように感じますが、そういった情報は事前に確認しておくと良いかもしれません。心配であれば留学先のコーディネーターに相談するのもいいかと思います!

 

 ちなみに、ストックホルムの住居情報については下記のブログで詳しく書いておりますので、よろしければご確認ください!

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

③保険に入った方がいい場合は入っておく

 交換留学の場合は、基本的に渡航前に日本の保険会社の保険に加入することになると思います。約一年の留学期間を考えると結構お金がかかってしまいますが、旅先の健康を考えると入っておく方が断然安心です。

 特に違う国に行くとなると、環境もかなり変わってくるし、些細なことで体調を壊しやすくなったり、知らないうちに疲れが出てきたりします。

 留学に行くにあたって保険に入った方がいいのか確認し、必要であれば渡航前に加入しておきましょう!

 ちなみに、クレジットカードなどで旅行保険が付いている場合があり大変便利ですが、長期の留学の場合は適用されない場合があります。自身のクレジットカードの付帯保険内容や条件を事前にしっかり確認しておきましょう!

 私が学部留学をしたときは、保険の値段を比較できるサイトを使って、一番いい条件で安価な保険会社を選びました。

 スウェーデンの大学に関しては、以前記事にも書きましたが、正規留学の方で、学費を払っている方であれば、自動的に保険が付与されるはずです。年間に保障してもらえる金額は決まっていますが、特段入らなくても生きていけるのかなと思いました(歯医者のお金も保険が適用されます)。

とは言っても、

気になることがあれば日本を発つ前に病院に行ってあらかじめチェックしてもらっておいた方が、気持ち的にも安心かと思いますので(特に歯医者)、 できれば不安要素は日本で払拭してから万全の準備をして渡航に臨みましょう!これは交換留学、正規留学関係なくです!

 スウェーデンに正規留学される場合の医療保険についての情報は、下記の記事から確認できます~!

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

④銀行やお金の送金の準備

 お金、に関してですが、皆さんは留学に行かれるわけですから、ある程度のお金を銀行に振り込んで渡航されるかと思います。

しかしながら、渡航先でお金が足りなくなった!となれば、日本にいる方から追加で送金してもらうことが必要になるかもしれません。

 そうなった時のために、日本にいる間に、日本からお金を送金してもらえる準備をしておく必要があります。

日本のキャッシュカードについて

 日本の銀行のキャッシュカードは、基本的に海外では使いません。(デビットカードとキャッシュカードが同じになってるやつは別)

 ですので、個人的にはキャッシュカードは日本に置いて行って、必要な時に日本からお金を振り込んでもらえるように準備しておくといいと思います。私はいくつか銀行口座を持っていたので用途に応じてそれぞれの口座に振り込んでもらえるよう、両親にキャッシュカードとピンコードなどの情報を全て預けていきました。

海外でお金を下ろしたい時

 基本的に海外では日本の銀行のお金をおろしたい時はデビットカードを使います。

 ちなみに、皆さん既にご存じかもしれまでんが、お金を引き出すときに、どのカードが海外で使用可能かについては、カードの裏にPLUSと書いているかどうかで判断できます。カードによってデザインが少し違いますが、下の画像のマークがそうです。デビットカードの裏にこのようなマークがあれば 、そのデビットカードを使って海外のATMでお金を引き出すことが可能です。

 

 手数料は1回の引き出しで基本的に110円くらいかかります。日本の銀行ATMでも引き出しに手数料がかかる場合があるので、それに比べたら全然安価なものだと思います。

 一度に引き出せる金額は国によって違っています。日本でもATMの引き出しは50万円までと決まっているように、国によって制限はありますが、私が学部時代にヨーロッパに留学していた時は、10万円くらいなら一度に引き出せた記憶があります。

※注意点※
〇お金を海外の銀行で引き出すとき、ATMの機械に同様のPLUSマークがついていることを確認してください。PLUSマークがついていないATMでは引き出せない可能性があります。

〇クレジットカードにもPLUSマークがついていることがありますが、お金の引き出しはデビットカードで行ってください(銀行によってはキャッシュカードも大丈夫かも)。最近ではデビットカードとキャッシュカードが同じになっているカードがありますが、デビットカードの方からカードを挿入するようにしてくださいね。

クレジットカードを使ってお金をおろした場合、クレジット会社が代金を建て替える形での引き出しになるので、利子がかなり高くついてしまいます。PLUSマークがついていれば大丈夫、というわけではないのでお気を付けください!

スウェーデンの場合、手数料はもう少し高く、一度に2,000SEK(大体26,000円くらい)くらいしか引き出せなかった記憶があります。スウェーデンでの生活を始めたとき、他のヨーロッパの国に交換留学をしていた時と同様にお金をおろそうとしたら、MAX2,000SEKまでと書かれていて驚きました。手数料も1回につき200~300円くらいとられた記憶があります。

他の国では同じカードで普通におろせたので、私のデビットカードのせいではなく、スウェーデンのATMがそうなのかなと思っています。もはや現金がほぼ出回っていないスウェーデンなので、もしかしたら現金をおろすこと自体制限をかけているのかもしれないですね。。。。

 

 PLUSマークについて、詳細はこちらのページでもご参考にしていただければと思います(WikiPediaですが悪しからず)。

 

日本からの送金のための準備

 上のセクションでも書いたとおり、キャッシュカードや通帳を家族に預けていくことの他に、他にも振込準備をしやすい環境を整えていくことをお勧めします。
 例えば、海外送金するための手段を整えておくことです。

 特に正規留学をされる方や、現地で銀行口座を開設する予定の方は、留学先で送金が必要な場合が出て来るやもしれません。(逆に言えば、現地の口座に振込む予定がない場合は、送金の準備はしなくても大丈夫だと思います。)

 前にこちらの記事でも書きましたが、海外送金をするのであれば、断然WISEがおススメです。銀行やほかの送金方法と比べて、手数料がかなり安いからです。WISEでは1回につき100万円まで送金できます。

 WISEを使ったことがある人はわかるかもしれませんが、WISEで海外送金をする場合は、まずは自分のお金をWISE会社の日本の口座に振り込むことになります。WISEが持っている口座は三井住友銀行の口座だったと思います。

 三井住友銀行の口座を持っている方とかであれば、同じ銀行の口座同士の振込に手数料はかからないはずなので、インターネットバンキングを設定しておけば、海外でも簡単に振り込みができます。しかし、それ以外の銀行口座から振り込みたい場合は、振込手数料がかかってしまう場合があります。

 留学前当時、そういったことを色々考えた末、私はソニー銀行の口座を新たに開設しました。楽天銀行も多分そうかと思いますが、ソニー銀行は完全ネットバンキングで、振込も2回まではどこの口座に振り込んでも手数料がかかりません。(ちなみに日本のATMでの引出しはコンビニや銀行問わず、月4回まで無料です。確か時間帯も制限なかったはず。)他にも同じような条件の銀行は多くあると思いますので、ご自身にあった方法で振込準備を行っていただければと思います。

現地での銀行口座開設の準備

 現地で口座を開設したい場合、学生として行くのであれば、やはり口座維持費がなるべくかからない、簡単に開設できる口座がいいですよね。
 国によって主流な銀行も変わってくるので、これに関しては現地の留学サポートオフィス、コーディネーターの人に聞くのが一番だと思います。

 ちなみに、私は学部時代にベルギーに交換留学をしていましたが、その時はINGバンクという銀行を使っていました。オランダやベルギー、ドイツでは主流の銀行で、支店は他の国にもあります。現地の大学に在学している証明書やパスポートがあれば、交換留学生でも普通に口座開設できました。

 ちなみに、スウェーデンで銀行口座を開設したい、とお考えの方がいれば、銀行口座開設に必要な情報をいろいろまとめた下記のブログも是非ご参照ください~!

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

⑤携帯のSIMを移行する準備をしておく

 私が学部留学でヨーロッパに行ったときは、基本的にWiFiだけで過ごし、現地で格安の携帯を購入して電話が必要な時は現地の携帯を使用するなどして過ごしていましたが、今やSIMフリーの携帯を持っている方がほとんどかと思いますので、現地のSIMを購入する予定の方が多いかと思います。

 詳しくはスウェーデンのお勧めSIMカードなどを綴ったこちらの記事で述べておりますが、現地で携帯のSIMフリーを使えるようにしておくために、日本にいるうちにしてほしいことは主に次の4つです。

1.SIMフリーにしておく。

 現地で今持っている携帯を使いたい場合は、1のとおり、渡航前にSIMカードが解除されているか、自身の携帯がSIMフリーの携帯かを事前に確認しておきましょう。

(※現地でWiFiだけで生きていこうと思っている場合は必要ないですが。)

 

2.契約している日本の携帯会社を解約、もしくは一時解約する

 今日本で使っている携帯会社の契約は、出国前に解約しておくか、もしくは、一時保留(凍結状態)にしてかないと、留学中、日本のデータを全く使っていないのにお金だけ払わないといけない羽目になります。

 1年間も払い続けていると、意外とお金かかるので、なるべくいらないお金は節約しましょう!

 

3.電話番号を設定しているアプリや契約の内容を変更しておく

 携帯電話番号は、結構いろんなアプリや契約で使用しているので、銀行口座、Googleアカウントの2段階認証、FacebookTwitter...などなど、契約や登録で使っている携帯番号を、最新の電話番号に変更するか、家の電話番号などで登録し直しておく、もしくは他の認証方法に設定し直す、などの対策をしておく必要があります。

 特にGoogleの2段階認証や銀行口座で引っかかるとかなり面倒なので、事前に設定を変更しておきましょう!実は私も、スウェーデンに来てからお金の送金をお願いしようとしたときに、銀行のインターネットバンキングの登録電話が前の携帯電話番号になっていて、その変更手続きをしなければなりませんでした。その時は、日本にいる両親にも手伝ってもらいながら、家の電話番号を登録しなおしましたが、かなり面倒だった記憶があります(^_^;)

 今携帯で持っているアプリは、SIMを変更しても基本的にそのまま使えます(設定を変更し直さないといけない時もありますが、SIMが変更したからといって、データとかは削除されないです。(日本でも、キャリアから格安SIMに乗り換えるときは同じくデータは特に削除されないですよね。)

 

4.SMカードを取り出すための付属ピンを手荷物に入れておく

 これはまぁそこまで重要ではないですが(笑)、現地についてすぐにSIMカードを購入したい場合は、SIMカードの挿入部分にロックがかかっているので、ロック解除できる付属のピンや、それに代わる代替品を持っていきましょう~。

 大学院留学のためにスウェーデンに行ったときは、到着後すぐにSIMカードを購入しデータ通信できるようにしたかったので、iPhoneの付属ピンを手荷物に入れていきました。私と同じように、到着後すぐSIMを買う予定の方がいれば、私は付属ピンを手荷物の中に忍ばせておくのをお勧めします!(預け荷物に入れておくと、ロストバゲージが起きたときに解除できなくて困るのと、取り出すの面倒なので(笑))

 

⑥一年以上海外に住む予定であれば、役所で海外転出届を出す

 交換留学生の方はそこまで重要ではないかと思いますが、私が大学院に正規留学に行ったときは、日本の住民票を破棄しなければなりませんでした。。。これは、住民税に関係してくるのですが、1年以上海外に住む場合、住民票をそのままにしておくと、住民税を支払わなければなりません。その住民税の支払いを免除するために届出が必要ということです。こちらの記事にも書かれておりますが、国外転出する日の14日前から提出可能のようです。渡航前に、お住いの地域の役所にて手続きを行ってください。

 皆さんもご存じの通り、住民税を収める対象であっても、学生の場合は、住民税の支払いを免除されているかと思います。その場合、「免除」となっているので、その期間払っていなくても住民税を払ったものとして勘定されます。つまり、年金をもらう際、学生であった免除の期間分も受給してもらえます。

 しかし、大学院などで他国に正規留学し、1年以上日本を離れる場合、つまり日本の住民票を手放さなければならない場合は、その留学期間中は「住民税を払わなかったもの」とみなされてしまうので、受給の際にその期間分だけ少し年金が減らされてしまいます(もはや十分な年金をもらえない日本でどこまで年金に頼るか、と考えると、正直そこまで痛手ではないと個人的には思いますが)。どうやら、かなり有名な海外大学院に行くとかであれば、日本でも学生として取り扱われ、住民税の免除対象になるみたいですが、かなり一部の大学に限られるみたいです。
 私も例にもれず、スウェーデンに留学する前は、役所に行って手続きを済ましてきました。日本に帰ってきた時も住民票の登録を再度行いました。ストックホルム大学は、残念ながら住民税免除対象リストに載っていなかったらしく、免除も何もありませんでした。

 

⑦荷造り:持っていく荷物を考える

 留学先に何を持っていけばいいのか、については前回下記の記事で詳しく書いたので、よろしければこちらの記事を参考にされてくださればと思います↓↓↓

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 留学先で使いたいもの、持っていきたいものを考えることの他に、荷物をどうやって持っていくかの問題もありますよね。

 荷物はでっかいキャリーケース2つに全部詰めて持って行った、という人もいれば、キャリーケースは1つだけにして、残りは郵送した、という人もいます。

それぞれのメリット、デメリットはこんな感じです。

〇キャリーケース2つを持っていく場合

メリット:確実に持っていける。必要になればいつでも使える。

デメリット:キャリー2個持ちは移動する時に普通にしんどい。

〇キャリー一つ、残りは郵送の場合。

メリット:手荷物は少なくてすむので移動は楽。最終的に手荷物を増やすよりも安く済むときがある。

デメリット:郵送受け取り時に関税を払わされる可能性がある。すぐに届かなくても困らないものをいれておく必要がある。

 

 私の周りでは実際両方いました。キャリーでっかいの2つで持っていく人や、キャリー1つと手荷物一つだけ持って行って、あとは郵送で行く人。キャリー一つだけにしてあとは現地で調達しちゃう、なんていう強者もいましたミニマリスト、うらやましい限りです。)

 

 個人的には、お金に余裕があるのであればキャリー2つで持って行ってしまって、渡航時は家族に運ぶのを手伝ってもらい、着いてから滞在先まではUberやタクシーを使ってしまうのが一番安全だと思います。タクシーを使うことをお勧めしているのは、単純にでっかいキャリー二つを運びながらの移動はしんどいと思うからです(笑)
 郵送だとどうしても受け取り時に税金がかかる可能性や、荷物がどこかに行ってしまう可能性があるので、この方法が一番安心な方法ではあります。

 

 ちなみに、個人的余談ですが、荷物を持っていくのであれば、タイ航空がおススメです。

普通の航空会社は基本預け手荷物1つあたりの重量制限は20キロくらいですが、

タイ航空ではセーバー運賃(一番安いチケット)でなければ1つあたり30キロ、場合によっては35キロまでいけます。留学時に私もタイ航空に救われました。(笑)

(他にも手荷物制限が緩めの航空会社を調べておくといいと思います!)

 

 逆に、お金を少しでも抑えたい場合は、郵送で送るのが一番です。私はスウェーデンの大学院を始める前は、お金がかなりカツカツの状態だったので、でっかい荷物を船便で送ることにしました(無事にスウェーデンに着きました!)

 郵送の種類はEMS便、SAL便、国際郵便、船便、、、など、色々種類がありますが、船便が総じて一番安いです。その次に個人的には郵便局の国際eパケットが安いと感じています。ヤマト運輸や佐川宅急便などの国際郵便を使ったことがなく、そこは比較できませんが。。。。

 

 同じ荷物でも、EMSで送ると1万円~2万円くらいかかるものが、船便だと5,000円くらいだった記憶があります。

 ただ、船便の注意点として、到着までに2か月弱くらいはかかることが見込まれるため、すぐに必要となりそうなものを送るのは控えた方がいいです。

 上記のとおり、私は極貧の中スウェーデン大学院生活を始める予定だったので(笑)、現地で服やコートはあまり買わないようにしようと決めていました。

 そういった理由で、渡航前に船便で色々服を送ることにしましたが、渡航予定は8月末、船便の到着予定は10月末だったので、船便の荷物にいくつか冬服やコートをいれつつ、自分の荷物にもニットやコート、極暖ヒートテックなどを少し忍ばせていきました。これが個人的には大正解で、到着するまでに気候が大分涼しくなり、厚手のセーターとはいかないまでも薄手のセーターはかなり重宝したと思います。

 

 あとは、郵便で関税を取られない、取られても少しで済むための個人的対策をいくつかお伝えしておきますと、

〇郵送の内容物をめちゃくちゃ安く見積もる。

〇荷物をガムテープなどでスーパーぐるぐる巻きにして送る。

 一つ目の方法ですが、国外へ郵送する際、内容物について、何が入っているか、それぞれの値段などを書かないといけないですよね。基本的に持っていきたいものって自分の服とか、ちょっとした日本食とかだったりするのかな、と思うのですが、内容物で記載した値段がある一定の額を超えちゃうと関税がかかり、場合によっては受取り時にお金を支払わないといけない、ということもあります。

 実は、私もベルギー留学中に両親に荷物(冬服や食べ物)を送ってもらうようにお願いしたのですが、内容物を記載する際、両親がとっても正確に値段を書いてくれたおかげで、何とびっくり、荷物受け取り時に154ユーロも払わされました。

(これはベルギーの税関の問題もありますが。さすがにおかしいやろと思って、ベルギーの税関にメールしまくって全額返してもらいました。皆さんも大金を払わされたということがもしあれば、交渉してみる価値ありです。強く生きましょう。)

 とくに学生にとっては、突然予期していなかった巨額なお金を支払わないといけない、しかも自分が送った荷物を受け取るためだけに支払わないといけないのって、悔しいし、結構ダメージ大きいですよね。なので、お金を払わずに済むためにも(少しでも少額で済むためにも)、私は内容物の値段をすごく安く見積もっていました。特に自分の服などは、古着ということで1着100円もかからない感じで書いておりました。


※これが正しい方法かは保証しませんし、逆にロストバゲージがあった場合、保険をもしかけていれば、この内容物の値段分だけお金が返ってくる、とかあると思いますので、そのあたりはご注意が必要です。私はその限りなく少ない確率でロストバゲージするよりも、関税かけずに荷物を受け取りたい方を選びました。

 

 おかげで、スウェーデン生活時に2回ほど荷物を送ったことがありましたが、1回目はタダで受け取ることが出来ましたし、2回目も支払うとしてもかなり少額で済んだ記憶があります。

 

 そして二つ目の荷物ぐるぐる巻き大作戦ですが、これはもはや強硬手段です(笑)大体税関手続きの際に中身を確認されるのですが、税関の人が荷物を開けるのもめんどくさいと思わせるくらいぐるぐる巻きにするという作戦です(笑)

 これもいいのかはわからないし、うまくいかない時もあるかもですが、私が船便で荷物を送った時は、このぐるぐる巻き大作戦を使ってうまく切り抜けることが出来ました!(受け取り時にお金は全くかかりませんでしたし、荷物があけられた痕跡もありませんでした。)

 

 あまり役に立つかはわかりませんが、郵送をお考えの方は是非考えてみて下さい~~!

 

さいごに

 ビザのことから荷物のことまで、とりあえず今のところ思いつく限りのことを書いてみました!今後思いつくものがあれば随時追加していきます!

留学前の渡航前準備、色々大変かと思いますがどうか皆さん少しでも快適に留学生活が始められるよう、準備を整えていっていただければと思います!

 

 

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

 

もしもなにかあれば、こちらにコメント、

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(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

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スウェーデン生活の始めにすること~お金&銀行口座編~

 

 前回2回にわたって、ビザやパーソナルナンバーの申し込み方法、お勧めのSIMカードなど、スウェーデン生活を始めるにあたりやっておきたいことについてお話ししましたが、今回はいよいよ銀行口座編です!

 

キャッシュレスが浸透しまくっているスウェーデン
もはや現金を見ることの方が稀で、私も初めてスウェーデンに来たときは現金お断りのカフェがあってびっくりした記憶があります。

そんなキャッシュレス社会なスウェーデン、銀行口座があって損することはないので、1年以上スウェーデンに住む方であれば開設することをお勧めします!

 

基本的にスウェーデンの銀行口座開設にはパーソナルナンバーが必須となっています。

1年以上住む人であればパーソナルナンバーはゲットしているはずなので、口座開設はそこまで難しくありません。

ただ、どの銀行がいいのかとか、悩んでしまいますよね。。。

そこで今回は、お勧めの銀行会社やそれぞれの特徴など、色々とまとめてみました!

 

一方、交換留学でスウェーデンに行かれる方や、1年以内の留学を考えている方は、パーソナルナンバーは残念ながら付与されないので、スウェーデンの銀行口座を開設することは少し難しい&余分にお金がかかってしまうかもしれません。。。

下記の記事で詳細について触れていますので、そちらを読んでみていただければと思います。

 

まずはじめに:交換留学でスウェーデンに行かれる方へ

 先程も少し述べましたが、パーソナルナンバーを持っていない方、つまりスウェーデンに1年以内の留学で行かれる方は、スウェーデンでの銀行開設は難しいと言われています。
とはいっても、全ての人に口座を開設する権利はあるとされているので、不可能というわけではありません。

実際にThe Swedish Bankers’ Associationのこちらのページでもパーソナルナンバーがない場合でも、住民カードやパスポート、留学先の大学から発行されるドキュメント(留学期間、名前、留学許可の内容が載っている書類)などを提出すれば、口座開設は可能であることが書かれてあります。

 しかしながら、同ページでも書かれているように、銀行会社から口座開設を断られる場合もあるようです。また、今回の記事のために色々情報を調べてみましたが、パーソナルナンバー無しで銀行口座を開設したい場合は、実際に銀行に赴く必要があるかもしれません。

 さらに、口座を開設できたとしても、パーソナルナンバーを持っていないために、できることが限られるかもしれない、ということを念頭に置いておいておく必要があります。

 

交換留学生でも現地の銀行口座開設は必要か?

 交換留学生でもスウェーデンの土地で銀行口座の開設をすべきか、についてですが、2年間実際にスウェーデンに住んでいて思うことは、

「正直1年間だけの留学であればなくても全然生きていける」とは思います。もちろん、あった方が便利だと思う時はありますが、それはSwish(※1)とかMobile Bank ID(※2)を使うのに便利だと感じるだけで、これらはパーソナルナンバーを持っていなければ登録することが出来ないと思いますし、

キャッシュレスなスウェーデン社会では、海外で使用できるクレジットカードとデビットカードがあれば特に不自由なく生きていけます(タッチ決済があればなお便利)。

 

※1Swish(スウィッシュ)...スウェーデンのモバイル・ウォレットで、携帯のアプリ。携帯電話と銀行口座をリンクして、携帯から支払いが出来ちゃう優れもの。QRコードをスキャンするか、他の人の携帯電話番号をいれることで、送金や支払いができる。日本でいうPayPayに近いかもしれない。

 

※2Mobile Bank ID(モバイルバンクID)...セキュリティコード、顔認証、指紋認証などを使って、携帯電話やタブレットで本人確認をするためのアプリ。自分のパーソナルナンバーと連携していて、※1のSwishを使う時や、携帯のSIMカードを更新する時などに使ったりする。

 

 留学とかしていると友人間でのお金の貸し借りとかあるかもしれませんが(パーティー代割勘で、とか)、その場合はスウェーデンの銀行口座を持っていなくても、WISE(※)やPaypal(※)などを使ってその人の口座に振りこむ方法などがあります。

 

※WISE...国際送金を行ってくれる会社。送金手数料も安くお手頃。スウェーデンの口座に振り込みたい場合、振込先を設定して、自分の日本の銀行口座からWISE会社の日本支店の口座にお金を振り込めば、そこから振込先に振り込んでくれる仕組み。

 

Paypal...オンライン決済サービス。PayPalアカウント間やクレジットカードでの支払い、口座振替による送金を行ってくれる。友達もPaypalアカウントを持っていれば、アカウント間でのお金の送金がスムーズ。

 

スウェーデン銀行以外の口座を開くという手も

 海外送金をより簡単にできるように、WISE口座やRevolt口座など、外貨送金が簡単にできる銀行口座を開設しておくのも一つの手かと思います。

 WISEは海外送金を請け負ってくれる会社(旧名TransferWise)で有名で、私もスウェーデンの大学の学費を支払う時など、送金関係で大変お世話になりましたが、銀行口座も開設できるようになっており、海外送金を簡単にできることが強みです。私は口座は開設していませんが、私の周りで使っている方はおられました。

 Revoltも同じで、口座を開設すれば、相手に海外送金が簡単にできるので、とっても便利です。Revolt口座は、実は私も当初開設しようと口座の申請をしておりましたが、その前にパーソナルナンバーが無事に届き、スウェーデンの口座を開くことが出来たので、結局開設はしていません。スウェーデンで出会ったフランス人のルームメイトはRevolt口座を持っていて、毎月大家さんにRevoltで家賃を払っていました(実は彼女に激推しされたのが開設しようと思ったきっかけです)。

 

ということで、上記のような手段もアリなのかなと思います!

それでもスウェーデンの銀行口座を開設したい場合

 パーソナルナンバーがなければスウェーデンの銀行を開設するのは少し面倒ではありますが、それでも何らかの理由で口座を開設しなければならないこともあるかもしれません。

 ダーラナ大学のこちらの記事によれば、どうやら、Danske Bankはパーソナルナンバー無しでも口座を開設できるようです。さらに、こちらのKTHの記事を見てみると、制限されるサービスも少なく、留学生に優しい銀行といえるかもしれません。

 もしもパーソナルナンバーは持っていないけどDanske Bankを開設したいという方、下記のウェブサイトは英語で書かれてはおりますが、開設の仕方など、丁寧に書いて下さっておりますので、是非ダーラナ大学のブログをご参考にされてみて下さい!

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

Opening a Bank account in Sweden without a Personnummer

studentblogsdu.wordpress.com

 

他にも、パーソナルナンバー無しで口座開設できる銀行として、ICA Bankenという銀行があります。ICA Bankenのウェブサイトは下記の通りとなります。

www.icabanken.se

 

口座開設の手順の方法は、後述のICA Bankenの口座開設の手順に書いておりますので、そちらを参考にして下さい。

こちらの記事によれば、パーソナルナンバーを持っていない場合は、フォームのパーソナルナンバーの箇所をスキップして送信し、ICA Banken(033-47 47 90)に電話をして、パーソナルナンバーを持っていないことを伝える必要があるようです。 

 

※注意※

 他にも、パーソナルナンバー無しで口座開設できる銀行はあります。ただ、パーソナルナンバーがないと使えるサービスがかなり限定されてしまっていたり、サービスを利用するのに余計にお金がかかってしまうケースが多いかもしれません。

 例えば、SEBという銀行もパーソナルナンバー無しも口座を開設できます。しかし、口座開設やオンラインバンクは無料ですが、Maestro Cardを発行するのに月15SEK(約200円)かかったり、ネットでの支払いサービスに年間120SEK(約1,590円)かかってしまうようです(参考はこちら)。

 このサービス料金を、高いと感じるのか、安いと感じるのかにもよりますね。

 

 また、下記でも触れていきますが、Danske Bank、ICA Banken、そしてSEBの他にもスウェーデンの銀行はたくさんあります。私がネットで情報を探しきれなかっただけで、パーソナルナンバー無しでも口座を開設できる銀行はあると思います。

 どうやら、SwedBankもパーソナルナンバー無しで口座を開設できるようですが、ウェブサイトを確認してみると、支店に赴かないと必要な書類や詳細はわからなさそうな感じでした、、、。

 ですので、気になる方は銀行に行ってみる、電話してみるなどして確認するのもありかと思います!

 

1年以上スウェーデンに滞在予定の方へ

スウェーデンの銀行

 一年以上スウェーデンに滞在される方で、スウェーデンの銀行口座を開設しようと考えている場合、主な銀行として次のような銀行があります。

〇NORDEA

SEB

〇HANDELSBANKEN   

〇ICA BANKEN

〇DANSKE BANK

 

 他にも、前述したように、SwedBankスウェーデンバルト三国に店舗を展開する銀行。)なんかの銀行もありますが、ウェブサイトでは詳細があまりわからなかったため、今回は割愛しております。
 ちなみに、口座開設の下記のページでは、とにかく口座開設したかったら支店に来てください~という感じです(Mobile BankIDを持っていればネットから開設が可能のようです)。

www.swedbank.se

 

 上記で挙げたスウェーデンの主な銀行を比較して、口座開設に必要なもの、使えるサービスやサービス料金などを見ていこうと思います。色々考慮して、皆さんに合った銀行を選んでください!

NORDEA

 フィンランドヘルシンキに本部を置く金融グループ。銀行としてフィンランド最大手かつ北欧最大の資産を有し、世界19ヶ国に1,400以上の支店を持つ(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・大学からの入学許可証明書(Letter of Acceptance)

 

【使えるサービス】

・普通口座の開設
・振替口座の開設
・インターネットバンキング
・モバイルバンク
・テレフォンバンク
デビットカード
Swish

 

【サービス料金】

21SEK/月

 

【備考】

※サービス料金は口座から自動引落としされる。
※1セメスター以上スウェーデンの大学で勉強する人が対象
※こちらの口座で学費などを支払う予定の場合、学費がわかる書類も持っているとよい。

 

【ウェブサイトリンク】

www.nordea.com]

 

SEB

 スカンジナビスカ・エンスキルダ・バンケン(通称SEB)は、スウェーデンストックホルムに本社を置く銀行。スウェーデンの主要銀行の一つ(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・住民許可証
・大学に在籍しているという証明書
・パスポート

 

【使えるサービス】

・個人口座の開設
普通預金口座の開設
・Maestro CardもしくはSEBカード
・インターネットバンキング
・テレフォンバンキング

 

【サービス料金】

35SEK/月(※学生であれば無料)

 

【備考】

※パーソナルナンバーを持っていて、かつ学生である場合はサービス料金はかからない。

 

【ウェブサイトリンク】

sebgroup.com

 

HANDELSBANKEN

 スベンスカ・ハンデルスバンケンは、スウェーデンストックホルムに本社を置く銀行。スウェーデン国内および世界14か国に店舗を展開しているスウェーデンの主要銀行の一つ(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・パスポート

 

【使えるサービス】

・個人口座の開設
・普通口座の開設
・Maestroカード(※)
・インターネットバンキング
・モバイルバンク
・テレフォンバンキング

 

【サービス料金】

※Maestroカード発行の場合、2年目以降は300SEK/年

 

【備考】

EU圏出身の場合はパーソナルナンバー無しでも口座の開設が可能。
※Maestroカード以外のカードは、学生は対象外。働いていて、かつこちらの口座に給料が支払われる場合のみ発行可能。

 

【ウェブサイトリンク】

www.handelsbanken.se

 

ICA BANKEN

 2002 年 2 月に設立されたスウェーデンの銀行。小売チェーン ICA AB が所有しており、スウェーデンの顧客に金融サービスを提供している(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー

 

【使えるサービス】

・Masterカード
・インターネットバンキング、他
・現金を無料でおろせる。
Swish
・ICAスーパーマーケットで買い物をするとポイントが貯まる。
・Apotek Hjärtat(薬局)で買い物をするとポイントが貯まる可能性あり。

 

【サービス料金】

無料(※学生の場合)
25SEK/月(学生でない場合)

 

【備考】

※ICAというスウェーデンの大手スーパーマーケット会社が展開している銀行。
※カードには旅行保険も付帯されているらしい。
※ネット上で簡単に開設できる。

 

【ウェブサイトリンク】

〇ホームページ

www.icabanken.se

 

〇学生用のICA銀行口座開設ページ

www.icabanken.se

 

【ネットから口座を開設する方法】

Step1: 学生用のICA銀行口座開設ページを開く。

Step2: スウェーデンで過去に口座を登録したことがない場合はMobile BankIDは持っていないはずなので、「Bli Stammis Student utan Mobilt BankID」をクリック。

Step3: パーソナルナンバー他、必要な情報を記入してフォームを送信する。

Step4: 一週間後くらいにICAから契約書が2枚入った手紙が来るはず。契約書に署名し、うちの一つをICAに返送する。

Step5: ICA Bankenのデビットカードおよびアクティベート用の機械が郵送される(本人確認のもと受取り)。手紙にそって銀行口座をアクティベートしたら口座開設は完了。

Step6: その後、デビットカードをアクティベートするための手順が書かれた手紙が郵送されるはず。

Step7: 手順にそって次のリンクに飛ぶ→https://www.icabanken.se/logga-in/?refurl=%2faktivera

「logga in med dosa」を選び、「personlig dosa(security box)」をクリックしてカードをアクティベートさせる。

DANSKE BANK

 デンマーク最大の銀行。デンマーク国内に100以上の店舗を持つほか、北欧諸国を中心に世界13カ国で店舗を展開。コペンハーゲンに本部を置く(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・パスポート

 

【使えるサービス】

・Masterカードダイレクト
・インターネットバンキング、他
Swish

 

【サービス料金】

無料(※学生の場合)
25SEK/月(学生でない場合)

 

【備考】

※カードには旅行保険も付帯されているらしい。
※ネット上で簡単に開設できる。

 

【ウェブサイトリンク】

〇ホームページ

danskebank.com

 

〇学生用のICA銀行口座開設ページ

danskebank.se

 

口座開設の際

口座開設の際、ネットで開設する時は特に、Mobile BankIDで開設、のようなボタンがありますが、そもそもスウェーデンの銀行口座を今まで持っていない人は、Mobile BankIDは持っていないので、Mobile BankID無しで口座登録する必要があります。

 

銀行口座を開設したら

SwishとMobile BankIDをゲットしよう!

 スウェーデンの銀行口座を開設したら、SwishとMobile BankIDのアプリをGETしましょう!
(もしかしたら、Mobile BankIDについては、銀行口座のアクティベートの時にダウンロードするよう言われるかもしれません)

 この2つがあれば、日本でいうPayPayなどのように、携帯でサクッとお会計が出来ちゃうので大変楽です。友人とのお金のやり取り、大家さんへの家賃の支払いも、お互いの携帯電話番号を使ってサクッと支払えちゃいます。

※1Swish(スウィッシュ)...スウェーデンのモバイル・ウォレットで、携帯のアプリ。携帯電話と銀行口座をリンクして、携帯から支払いが出来ちゃう優れもの。QRコードをスキャンするか、他の人の携帯電話番号をいれることで、送金や支払いができる。日本でいうPayPayに近いかもしれない。

 

※2Mobile Bank ID(モバイルバンクID)...セキュリティコード、顔認証、指紋認証などを使って、携帯電話やタブレットで本人確認をするためのアプリ。自分のパーソナルナンバーと連携していて、※1のSwishを使う時や、携帯のSIMカードを更新する時などに使ったりする。

 

www.swish.nu

 

www.bankid.com

 

日本からお金を送金しよう!

 実際に口座が開設出来たら、日本からお金を送金する必要があります。私のお勧めは断然WISE(旧名TransferWise)です。なぜかというととても便利だからです(笑)

 それに、日本の銀行で海外送金を依頼するのと比べると、手数料が断然安いです。ちなみに、送金の際、私は日本円とスウェーデンクローナの通貨を比べて、少しでも円高のタイミングを見計らって送金していました。
(1SEK=13円の時と1SEK=11円の時を比べると、11円の時に一気にお金を送金する方が断然お得ですよね。50,000SEKくらい一気に送金すると考えると、これが結構大きな差になってきます。)

 

wise.com

 

まとめ

 今回は、銀行口座を開設したいとなった時に役立つ情報や、スウェーデン大手の銀行についてサービスや値段などを色々比較してみました!

 

 ちなみに、私がスウェーデンで暮らしていた時は、ICA Bankenを使っていました。周りも学生であればICA Bankenの人が多かったです。ちなみに、ICAスーパーマーケットで買い物をするとポイントがたまったり、割引があったりと色々お得みたいですが、あまり何も考えずに買い物していたので、どこまでお得だったかはあまりわかりません(笑)

 もしかしたら知らないうちに割引とかされていたのかも?

 あと、こちらのウェブサイトによれば、Welcome presentとして、ICAのエキストラバージンオリーブオイル(750 ml)がもらえると書いておりますが、それも正直全然記憶にないです(もしかしたらそんなことあったかな~?というぐらい)。

 しかしながら、使用する分には全く問題なく生活に困ることもありませんでした。もちろん日本の銀行と同じく、銀行アプリがあるので、それも大変便利でした。それと日本でも普通にデビットカード使えました(アジア圏でカードを使用できるように設定は必要ですが)。

 

 口座開設するもよし、開設しなくても生きてはいけるので、いろいろ検討しながら、皆さんに合った方法を見つけていただければと思います!

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

 

もしもなにかあれば、こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくださればできる限り対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

【この記事で主に参考にしたウェブサイト】

Opening a Bank account in Sweden without a Personnummer

studentblogsdu.wordpress.com

 

www.kth.se

 

STHLM Guide #4 : Banking for Students in Sweden

livinglagomlife.wordpress.com

 

 

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スウェーデン生活の始めにすること~SIMカード編~



前回の記事では、スウェーデン生活を始めるにあたっての、ビザやパーソナルナンバーの申し込み方や予約方法についてお話ししましたが、

今回はSIMカード事情についてお話しします!

 

正直、SIMカードの購入って、

スウェーデンに到着してまず初めにしなければならないこと第一に上がってくるのではないでしょうか。


今回はお勧めのSIMカード、どこで購入できるか、などをご紹介していこうと思います!
それでは早速行ってみましょう~!

 

留学生であればプリペイドSIMカードの購入が主流

 

現地に1年間だけ交換留学に行く場合や、大学院生として現地に入学する場合であれば、
プリペイドSIMカードが一番安くて主流になるかと思います。

(最終的に長期でスウェーデンに滞在するとなった場合は、その時またSIMカードの交換を考えればいいのかなと思います。)

 

格安SIMカードを購入する時、値段の他、回線速度安全性海外で使用可能か、、、などなど、色々考慮したい点があると思います。

今回は、そういった点を考慮しながら、スウェーデンで主流の格安SIM会社を紹介したいと思います~!

個人的お勧めはCOMVIQとTelenor

スウェーデンで個人的お勧め(そして主流)の携帯会社は、COMVIQとTelenorの二つです。

 

結論から言えば、どっちでも値段はあまり変わりませんので、好きな方でいいのかなと思います(若干COMVIQの方が安めかな?)。

 

他にも、Teliaという会社も有名です。こちらの記事によれば、スウェーデンの中では一番シェアが高いみたいです。

しかしながら、Teliaは他の2つと比べて少し値段が高いので(その代わり質は良いのかもしれない)、

今回は学生目線で2つの格安プリペイドSIMをピックアップしてみます!


COMVIQ

スウェーデンの中ではかなり主流に使われている格安プリペイドSIMなのではないかと思います。

COMVIQのSIMカード自体は45SEK(大体600円)ぐらいで購入できます。

 

COMVIQのプリペイドカードについて、

公式ウェブサイト(英語版)もありますので、よろしければ参考にしてみて下さい!

www.comviq.se

 

COMVIQの毎月のお値段いかほど?

さて、SIMカードのお値段ですが、
何GBをご希望なのかによっても変わってきますので、下の表を参考にしてみて下さい。

 

COMVIQ プリペイドSIMカードの値段のサイト

COMVIQのウェブサイトページ Google翻訳にかけたものです。

4GBでよければ毎月125SEKぐらいで済むみたいです。安いですね!

ただ、他のオプションと比べてみると、例えば8GB以上のものは「Save the surf」と書かれてありますが、4GBのものは書かれてありません。

つまり、4GBのものを選ぶと、その月に4GBのうち3GBしか使わなかったとしても、
翌月に余ったデータを持ち越すことはできないということです。

スウェーデンの外でも使用可能?

下の表を見てみると、4GB以上のカードであれば、EU/EEA圏内であれば、特に追加料金をかけずにネットや電話、SMSが使えるみたいです。

※スイス、ノルウェーはEEA圏内なので使えますが、EU離脱により英国はEEAに入っていないのでお気をつけて下さい!

 

さらに、4GBであれば50分、8GBであれば100分、、、と、制限はありますが、EU/EEA圏外であっても、主に次の国であれば国際電話やSMSが使えたりもします。

カナダ、メキシコ、プエルトリコアメリカ、オーストラリア、中国、香港、マレーシア、インド、ペルー、シンガポール、韓国...等

 

※注意※

ここでもイギリスは含まれていないようです。

 

ヨーロッパでSIMカードを使用したことがある人はわかると思いますが、例えばスウェーデンからEU/EEA圏内であるフランスに旅行に行ったら、

携帯会社より自分の携帯に

「フランスへようこそ!フランスでもスウェーデンと同じようにデータ、電話、SMSが使えるよ!」というようなSMSが送られてきます。

もしもデータが使えない国に行ったら

「データを使うと追加で~SEKかかるよ!」といった連絡が来たりもします。

 

ちなみに、外でYoutubeなどをあまり見ない、部屋にWi-Fiがあるとかであれば、普通にInstagramSpotifyを使ったりしても、4GB~5GBで全然収まります。

私はTelenorの5GBのSIMカードを使用していましたが、通勤時間にInstagramTwitterを閲覧、かつ音楽をSpotifyで聴いていても、毎月余り過ぎて月末に3GB弱ぐらいデータがありました。

 

COMVIQを使うのであれば、まずは4GBからスタートしてみて、様子を見てもっとデータが必要であれば8GBに変更してみる。。。
もしくは、8GBで始めてみて、データがめちゃ余るようであれば4GBに変更してみる、というのもありかもしれませんね。

 

ちなみに自分がどれくらいデータを使ったのかはいつでも携帯で確認できます(アプリで確認する方法と、電話をかけて確認する方法があります)。

様子を見ながら残りの月のデータ使用をコントロールするのもありですね。

 

Telenor

Telenorも、COMVIQと同様、SIMカード自体は45SEK(大体600円)ぐらいで購入できます!

 

Tlenorのこちらのウェブサイトページを見てみると、SIMカードを無料で配達してもらえるみたいですね。

(みんな空港とかで購入するかもしれないのでそこまで必要な情報ではないかもしれませんが、一応情報共有)

 

ちなみに、先ほども言いましたが、私はずっとTelenorを使用していました。

特に理由はなく、最初に空港でSIMカードを購入した時、なぜか空港のコンビニの店員さんにTelenorをごり推しされたからです(笑)


COMVIQ購入予定だったけど、そこまで値段も変わらないならいいか、ということでずっとTelenorを使っておりました。Telenorのお値段は次のセクションで確認してみて下さい!

Telenorの毎月のお値段いかほど?

毎月払う場合、TelenorのプリペイドSIMカードのお値段は、以下のような感じになっています。

 

先程のセクションで述べたCOMVIQとの違いを見ていきましょう。

まずはTelenorは2GBから購入が可能なようです(なんと99SEK!)。

 

COMVIQと比べ、Telenorは2GBの次は5GBとなっており、4GBのCOMVIQと比べると20SEKほど高い149SEK/monthとなっております。

COMVIQとの大きな違いは、どのSIMカードを選んでも、余ったデータは翌月に繰り越せることです。

 

100GBと150GBを選べば、EUの他、UKやUSAにおいても電話が可能であることが書かれてあります。

Telenorの使用可能データ別の値段

 

スウェーデンの外でも使用可能?

プリペイドカードのFAQセクションを見てみると、スウェーデン以外では、どこでSIMカードが使用できるのかについて、下記のように書かれてあります。

 

Telenor プリペイドカードのFAQ

どうやら、EU/EES圏内であれば、自由にSIMカードが使えるみたいですね。
(ただし、レユニオンとサン・マルタン島を除く。フランス領とオランダ領の島になります。)

 

先程、100GB、150GBを選べばUKやUSAでも国際電話が可能であると書かれてありましたが、データを使用できるかはまた別のようです。

 

ここで、EEA(シェンゲンビザ圏)はよく聞くけど、EESとは!?と疑問に思ったので、調べてみました。


こちらのウェブサイトによるとEESとは、入国手続きを省略するために導入されたシステムで、シェンゲン協定を結んでいる国に導入されているみたいです。
EESを導入している国は下記のとおりです。
シェンゲン協定同様、スイスとノルウェーも含まれていますね。

EESに入っている国

先程COMVIQのところでも述べましたが、英国はEU離脱の関係で、残念ながらEUにもEEA/EESにも入っていません。

Telenorでも、英国に行くときは下の写真のように追加料金が発生すると書かれてあります(データは1GBにつき99SEK/day)。

 

ですので、英国に旅行する時はご注意くださいね!

TelenorのプリペイドSIMを使って英国に行った時のデータ使用料

 

SIMカードはどこで買える?


こちらの記事を見てみると、
スウェーデンSIMカードは以下の場所で購入が可能のようです。

〇Telenor、Teliaなどのお店

〇国際空港(アーランダ空港、ヨーテボリ・ランドヴェッテル空港など)

〇Pressbyrån、セブンイレブンなどコンビニエンスストア

〇スーパーマーケット

 

あとは、先ほどもTelenorのセクションで書きましたが、TelenorではSIMカードの郵送を無料で行っているようです(スウェーデン国内の場合)。

 

ちなみに私はスウェーデンに初めに到着した時は、アーランダ空港のコンビニでSIMカードを購入しました。

 

プリペイドSIMカードは割とどこでも売っているイメージなので、困ることはないと思います!

 

空港でSIMカードを購入する場合

 

多くの方は空港でSIMカードを購入するのではないかと思います。

先程も言った通り、空港であれば、空港内のコンビニとかでSIMカードが売っていますので、そこで購入できます。

 

COMVIQのSIMカードのセットアップ方法については、Enjoy Traveling Soloさんが執筆されている下記の記事が大変参考になると思いますので、是非ご確認してみて下さい!

enjoytravelingsolo.com


記事の中で、購入したレシートにアクティベートコードが書かれているよ!とおっしゃっておりますので、
皆さまレシートはアクティベートが完了するまで捨てないようにご注意ください!

 

TelenorのSIMカードについても、おおよそ同じような感じだった気がします。
実際、私はTelenorを空港で購入してその場でアクティベートしていましたが、上の記事を参考にしつつアクティベートした記憶があるので、方法は大体同じなはずです!

ただ、説明文やSMSでのメッセージは基本的にスウェーデンで書かれています。

既にスウェーデン語がある程度わかるのであれば、そのまますんなり手続きできるかもしれませんが、
私のようにスウェーデン語はまだまださっぱりわからん、という方は、Google翻訳などをダウンロードして活用するのがいいかと思います!

アーランダ空港であれば、空港のWi-Fiが使用できますので、そちらを使用して翻訳アプリをダウンロードしたり、起動したりすればいいかと思います。

(ちなみに、ご存じかもしれませんが、Google翻訳アプリであれば、言語ごとにダウンロードが可能です!使用言語を事前に携帯にダウンロードしておけば、オフラインの時も使用可能なのでとっても便利です。)

 

データの更新方法

一度購入してしまえばカードの更新はウェブサイトから可能です。

SIMカードを毎回取り換える必要はなく、お金をはらえばSIMカードの内容が更新される仕組みとなっております。

 

イメージとしては今皆さんが使用しているSIMカードは、

毎月自動でお金が引き落とされるように設定されているかと思いますが、

代わりに毎月自分で翌月分のデータを購入するイメージです。

そのため、「今月は全然データ使わなかったし、余ったデータは翌月に繰り越されるから、来月は2GBだけでもいいかな~」みたいな感じで、

その都度購入したいデータを自由に変更できちゃいます。

 

ちなみに私はスウェーデンに来た翌月はストックホルム市内のTelenorのお店に行ってSIMカードの更新をしてもらいました。そのあとはずっとウェブサイトから更新していました。

(最初の時は不安だったのでTelenorのお店でしてもらいました。)

Telenorであれば(おそらくCOMVIQの場合もそう)、データ期限が近くなると、SMSでお知らせが来ます。そのSMSのメッセージにウェブサイトへのリンクが貼っているので、更新がすんなりできます。

 

ちなみに、Fixed Priceはスウェーデン語ではFastprisだそうです。

例えば、Telenorでの更新の際はデータの更新の際は下記のような感じのページに行きつくかと思いますが、左上のFastprisを選んでデータ更新をしましょう!

追加でデータを購入したい場合はSurfを選びます。

 

 

日本を旅経つ前にしておくべきこと

皆さんが留学される場合、SIMカード関係で日本を旅立つ前にしておくべきことは、以下のような感じでしょうか。

SIMフリーにしておく。

②契約している日本の携帯会社を解約、もしくは一時解約する。

③電話番号を設定しているアプリや契約の内容を変更しておく。

SIMカードを取り出すための付属ピンを手荷物に入れておく。

 

SIMフリーにしておく


①については、先程紹介したEnjoy Traveling SoloさんのSIMカードに関する記事でも述べられておりますが、

携帯がSIMフリーでなければ、せっかくSIMカードを購入してもアクティベートできません。

最近の携帯は基本SIMフリー仕様だと思うので大丈夫と思いますが、まずは皆さんの携帯がSIMフリー仕様か事前に確認し、SIMフリーでない場合はSIMを解除しておく必要があります。

 

②契約している日本の携帯会社を解約、もしくは一時解約する


②については、人によって変わってくるかと思いますが、
今日本で使っているSIMカードの契約は、出国前に解約しておくか、もしくは、一時保留(凍結状態)にしておく必要があります。

でなければ、日本にいないしデータを全く使っていないのにお金だけ払い続けることになってしまうからです。

私は学部時代に1年間ベルギーに交換留学をしていた時は、携帯電話番号をキープしておきたかったので、一時凍結状態にしたか、オプションの中で一番やすいオプションで契約しなおして、月900円ぐらい払い続けていた記憶があります。

スウェーデンの大学院に行くとなった時は、2年間日本にいないわけだし、お金かけるのも、、、と思って完全に契約を解約して出国しました。

その際も、携帯電話番号をキープするか聞かれましたが、

それだとやはり一定のお金を払わないといけないこと、そしてそもそも

「大事な友人や家族とはLINEでつながっているし、日本の電話番号を失ってしまっても何ら問題なくね?」

という結論に至ったので、電話番号自体も解約しました。

 

③電話番号を設定しているアプリや契約の内容を変更しておく

これも結構忘れがちですがかなり大事なポイントです。

携帯電話番号は、結構いろんなアプリや契約で使用しているかと思います。
銀行口座の登録、Googleアカウントの2段階認証、FacebookTwitter...などなど、
これらの電話番号を、最新の電話番号に変更するか、家の電話番号などで登録し直しておく、もしくは他の認証方法に設定し直す、などの対策をしておく必要があります。

 

特に銀行口座については、銀行会社にもよりますが、お金をネットバンキングで振り込みたい時とかに電話番号必要だったりして、かなり面倒くさいので、スウェーデンについてから問題が発生しないよう、事前に設定し直しておくのをお勧めします。

ちなみに、LINEについては、SIMカードを変えても問題なくそのまま使えます。

携帯自体を変更する場合はデータの移行が必要ですが、

個人的体験談では、携帯電話番号が変更となっても、SIMを変更しても、特にデータが消えることはありませんでした。

 

SIMカードを取り出すための付属ピンを手荷物に入れておく

これはiPhoneの方のみかもですが、スウェーデンについてすぐにSIMカードを購入したい場合は、SIMカードの挿入部分にロックがかかっているので、ロック解除できる付属のピンや、もしくはない場合は安全ピンなどロック解除できそうな代替品を持っていきましょう。

預け荷物に入れておくと、ロストバゲージが起きたときに解除できなくて困るので、私は手荷物の中に忍ばせておくのをお勧めします!

 

まとめ

ということで、

今回のブログ記事では、学生目線でのSIMカードの選び方について紹介し、
SIMカード会社の種類、値段の比較、購入方法や日本を発つ前にしておく準備等
について書いてみました!

今回紹介しているSIMカードスウェーデンで主流の格安SIMを紹介しております。
探せばもっと安いものはあるかとは思いますが、値段だけでなく、「安全性」、「EU圏内でも問題なく使えるのか(海外で追加料金は発生するのか?)」、、なども参考にするといいと思います。

 

今回の記事は私の体験談と、他の留学生の体験談をもとに書いているので、もしかしたら他にも色々方法があるかもしれませんが、少しでも参考になればと思います!

 

昔私がベルギーに留学に行ったときは、

SIMフリーの携帯を持っておらず(当時iPhone 6を持っていました)、1年間ほぼWiFiだけに頼って生きてた記憶があります。

(さすがに電話できないと困るので、当時の留学バディが昔使っていた携帯を1年間貸してくれて、電話が必要な時だけバディの携帯を使っておりました。他にもスーパー安い携帯を現地で調達していた留学生もいました。)

 

今は多くの方がSIMフリーの携帯を持っていると思うので、今回はSIMフリーの携帯を持っていることを前提とした記事となっております。

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

 

もしもなにかあれば、こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくださればできる限り対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 


ご覧いただきありがとうございました!

 

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スウェーデン生活の最初にすること~ビザ&パーソナルナンバー編~

↑↑↑

写真はストックホルム市内のOdenplanという街中の景色です。

個人的にストックホルムの中で一番好きな街だったりします。

写真の奥に見えるのはGustaf Vasa Churchです!

ストックホルムに訪れる際には是非このエリアを散策してみて下さい♪

 

スウェーデンに初めて来る、これからスウェーデン生活を始めるという皆さんに!



ようこそ~~!Welcome!Välkommen!(といっても私はもうすでに日本に帰国していますが...)


スウェーデンに来たら書類申請とかどの順番でどうやってやるべきかわからない!という方も多いと思います。


端的に言うと、まずは「住民許可カードの申請」、その次に「パーソナルナンバーの登録」→「銀行口座の開設」という感じになります。(銀行口座はなくても生きていけるけど1年以上生活するなら絶対あると便利)

また、銀行口座を開けるためにはパーソナルナンバーという日本でいうマイナンバーカードみたいなものの登録が必要になることが多いので、順番的に上記のようにパーソナルナンバーから作った方がスムーズにいきます。


パーソナルナンバーがなくても口座は開設できる銀行もありますが、
パーソナルナンバーを登録する予定があるならば、それがあった方が口座開設がスムーズにいきます。

 

他にも、Swishだったり、BankIDだったりこっち来てから色々登録した方がいいよ~といわれるものが多いと思いますが、初めてスウェーデンに来られる方からしたらなんのこっちゃわからんと思います。



実は私自身もなんのこっちゃかわからんかった者の一人で、来た当初は住民許可カードとパーソナルナンバーカードが同じものと思っていました(笑)


これがまあ実は全然違うので、ここではスウェーデン生活をしていく上で必要となるものを、説明も交えながらちょっと話していこうと思います~!

 

まず初めに:
住民許可書(Visa)とパーソナルナンバーカード(Personnummer)の違い

 そもそも私はこの住民許可書とパーソナルナンバーの違いがよくわかっていなかったので、住民許可書をもらって終わりだと思い、完全に気を抜いていました。

私のような人はあまりいないかもしれませんが(笑)、
違いをまずは簡単に説明しておくと、

住民許可書(Visa)はその名のとおり、滞在許可証で、どこの国に行くにも長期の滞在であれば申請が必要になってくるものです。
有効期間は登録から基本的に1年間で、1年ごとに更新が必要です。
就労ビザであれば最長2年間のビザを手に入れることが出来るみたいです。)

交換留学生、正規の大学生・大学院生、ワーホリで行く人、

どのような人であれ、申請が必要になります。

一方で、パーソナルナンバーカード(Personnummer)に関しては、1年以上滞在が確定している人が申請する必要があるカードになります。

というか、厳密に言えば、1年以上滞在が確定している人は、
必然的にパーソナルナンバーを付与されます。

これはKarolinska Institutet (カロリンスカ研究所)のウェブサイトにも書かれてあります。

ソースはこちら↓↓

education.ki.se

 

今回でいえば、正規で大学に入学する人などがそれに当てはまります。

 

パーソナルナンバー自体は必然的に付与されますが、
パーソナルナンバーカードは発行してもらう必要があります。
カード自体はなくても、パーソナルナンバーの番号さえ把握していれば、生きてはいけます。

しかし、パーソナルナンバーが身分証明書代わりになったりもするので、
発行しておいて損はないとおもいます!

 


住民許可カードをもらいに行く

そもそもスウェーデンに来る前にスウェーデン移民局からかスウェーデン大使館からか忘れましたが、皆さんの手元に住民許可通知が来ていると思います。

 

留学前のスウェーデンのビザの申請方法については、以前こちらの記事で書いているので、それを参考にしてみて下さいね♪

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

 

そのもらった通知書にも書かれているかもしれませんが、


まずスウェーデンについたら近くの移民局にアポを取って住民カードを発行してもらってね!

て言われるはず!

なのでそれをまず初めに行いましょう!

渡航する時期にもよりますが、新学期が始まる前後は特に予約が取りにくいので、早めに予約を取っておきましょう!



予約の取り方

 

住民カードを発行してもらうには、移民局にてまずは指紋と写真の登録をする必要があります。

まずは近くの移民局での予約を取りにこちらのページにGO

 

下にスクロールしてもらったらこんな感じで訪問目的を聞かれる個所があるので一番上の "Have your fingerprints and photograph taken"をクリック。

f:id:ToMoLog:20210915203358p:plain

 

そしたら注意事項として以下のような内容が出てきます。ここに書かれてあるように、必ずパスポートを忘れないように!(あと住民許可通知書も)

f:id:ToMoLog:20210915203554p:plain

そのままスクロールしていけば場所と人数の選択肢が出てくるので、

どこの移民局に行きたいかと、訪問人数を回答して利用条件に同意して次へ。

そのまま進んでいけば、基本情報と予約希望時間の選択肢が出てくるので、それを選択して "Book selected time"をクリックすればすぐに予約は完了。

f:id:ToMoLog:20210915204134p:plain

スウェーデン移民局の日時予約のページ



メールアドレスやSMSなどで予約完了の連絡が来ればこれにて予約は完了です。

当日は移民局に行ったら予約番号をいれる、もしくはメールに添付されていたバーコードを読み取る機械が置いてあるので、

 

そこで番号をいれる、バーコードをスキャンするなりして、整理券を受け取り、自分の番が来るまで待つ。。。。

といった流れになります。

 

ストックホルムにお住いの方であれば、Sunbybergの移民局に行くことになると思います。場所はこちら↓↓

goo.gl

 

住民カードは一週間で手に入ります。この住民カードが届いたら次はパーソナルナンバーの発行申請をしましょう!

予約自体は国外からでもできるので、入国前に予約しておくのもいいかもしれませんね!

 

住民カードの注意点:1年以上滞在予定の方へ

 

住民カードは一年ごとに発行が必要になります。

 

つまり、1年以上滞在する予定の方は2年目以降の住民許可の申請を、

今持っているビザが切れる前に行う必要があります。

そのことについては、以前住民許可の申請の仕方について書いた記事でもうすでにお話してあるので、

 

詳しく知りたい方はこちらの記事「スウェーデンの学生ビザの申請法」を参考になさってください~!

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

パーソナルナンバーを手に入れる

住民カードを手に入れれば、次はパーソナルナンバーカードの申請です。

パーソナルナンバーについてですが、これは何度も言いますが日本のマイナンバーカードと同じようなもので、

本当に皆さんの基本情報がそのカード一つですぐにわかる、といった感じです。

スウェーデン語では「personnummer」と表記します。

まんま個人ナンバーということですね。色々な呼び名を使うととややこしくなってくるので、ここからは「パーソナルナンバー」でいきます。

 

パーソナルナンバーカードは一度発行すると5年間有効です。

スウェーデンでは大体どこ行くにしても、何かを予約するにしてもこのパーソナルナンバーを提示するよう聞かれることが多いので、しばらく住むのであれば持っておくととても便利です。

 

住民許可が下りて、スウェーデン移民局で住民票登録が終われば、パーソナルナンバー自体は実は自動的に付与されます。

つまり、パーソナルナンバーカードを持っていなくてもパーソナルナンバーは既に存在しています(詳しくは税務局のページをのぞいてみて下さい!)。

ただ、カードを申請しておいた方が確実に色々と楽です。番号とか覚えなくてもいいし。

 

ナンバーは12桁の数字でできていて、最初の8桁は生年月日+ランダムな数字4桁という感じです。

 

住民カードの申請についてはスウェーデン移民局であるMigrationsverketで行う必要がありましたが、
パーソナルナンバーはスウェーデン税務庁であるSkatteverketにて申請する必要があります。

 

パーソナルナンバーカードの申請の前に

 

スウェーデン税務庁のウェブサイトのこちらのページにも書いてありますが、

パーソナルナンバーカードの申請の前に、いくつか確認しておくべき申請条件があります。

それは

 

  1. 現在スウェーデンに住民件があること(住民登録を済ましていること)
  2. 13歳以上であること(18歳以下の方は親権者の許可が必要)
  3. カード申請には400クローナがかかること(移民局に赴く前に支払いは済ませておくこと)
  4. パスポートなどの身分証明書を提示すること

などです。

 

こちらを理解したうえで申請に臨みましょう。

 

パーソナルナンバーカードの申請の仕方

こちら↓↓がスウェーデン税務庁の英語版のメインホームページです。

https://www.skatteverket.se/servicelankar/otherlanguages/inenglishengelska.4.12815e4f14a62bc048f4edc.html

 

 

個人としてパーソナルナンバーの申請をしたいので、ページの左にある項目の一番上「individuals and employees」を選びましょう。

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そしたらこんな感じのページが出てきますので、右側の「Apply for an identity card」をクリックしましょう。

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上の項目をぶっ飛ばしたい方はこちらをクリックすれば申請ページに飛べます。

 

さっき説明した内容と被りますが、ページ左側の「Before you apply for an ID card」の確認が終われば、「Application of ID card」をクリックしましょう!

ID card page

ページに飛ぶと最初スウェーデン語で出てきてびっくりしちゃいますが、
ページの上の方で英語に変更が可能です(下の画像のような感じ)。

下の画像の、「Choose type of appointment」でID cardをクリックして指示に従っていけば、予約は完了です!

IDカード予約ページ

 

ストックホルム市内では特に予約が取りにくい!?

 

例えばストックホルムであれば、Brommaplan, Hallunda, Kista, Kungsholmen, Liljeholmen, の5つの場所に税務局があるみたいです。

 

IDカード予約ページ

 

私が入学した時のことを思い出してみると、

結構この税務局を予約するのに苦労した記憶があります。
というのも、新学期の初めは皆がIDカードをもらいに予約をするので、

「授業時間外だと全然空きがない!!」

「2か月も待たないといけないの!?」
といったような事態が起こったりします。

 

今試しにKistaで検索してみましたがこんな感じです。

Kista (Stockholm)税務局の予約状況

 

結構時間がかかるかも、ということを覚悟しつつ、予約や準備を早めにしておくに越したことはありませんので、さっさとやっておきましょう!

(特にこのIDカードで医療へのアクセスや銀行へのアクセスが段違いに楽になるので、さっさと持っておく方が楽です。)

基本自分の学校や家から近い所を選んで予約、という流れにはなりますが、
上記のようになかなか予約できなかったりもします。

「他の場所は予約がいっぱいだったけどこの場所なら来週空きがある!」

ということもあるので、

 

自分の授業の予定などと相談しながら、早めにゲットできそうなところを予約するのもありかと思います!

 

ちなみに、ストックホルム市内に住んでいるからといってストックホルム市内の税務局に行く必要はないようです。

実際に私の友達にも、
ストックホルムでは全然予約できなかったので、

ウプサラに日帰り旅行がてら税務局に行ってIDカードを発行してもらいに行った、という人もいました。

 

その他

パーソナルナンバーを持っていれば、医療機関や銀行口座開設、などなど、色々なものにアクセスしやすくなり、スウェーデンでの生活がぐっと楽になります。

 

日本でいうマイナンバーカードのイメージが近いかなと思いますが、

基本的にスウェーデンのパーソナルナンバーは生年月日+4桁の数字でできていて、
めっちゃ覚えやすいのと、

パーソナルナンバーの更新は5年ごとなので、日本のマイナンバーカードよりもずっと楽です(確か日本のマイナンバーカードは移民であれば毎年更新が必要なはず)。

 

ちなみに、パーソナルナンバーカードの登録の名前は本名じゃなくてもいいみたいです(スウェーデンの知人情報)

要するに大事なのは番号で、名前は自由にしてくれても問題ないということなのでしょうか?(すごいですね!)

 

先程パーソナルナンバーの更新は5年ごと、といいましたが、

つまり、一度パーソナルナンバーカードをゲットすると、5年間有効になります。

それはスウェーデンを離れてしまっても有効です。

 

(大学院卒業の時に、大学のコーディネーターに「帰国の際はパーソナルナンバーの契約を切るのを忘れないでね~」て言われたのですが、私はすっかり"忘れて"帰ってしまったので、まだ実はパーソナルナンバーカードを持っていたりします(笑)。もしかしたら税金取られるのかな~、今のところ何も請求は来ていませんが。)

 

まとめ

スウェーデン生活の始めにすること~ビザ&パーソナルナンバー編~では、

ビザカードとパーソナルナンバーカードの違い、
ビザカード、パーソナルナンバーカードの受け取り方法(予約方法)などについて
紹介しました!

これを読んでくれた皆さんは、

ビザカードとパーソナルナンバーカードの違いがもう分かっていただけたと思いますので、
その時点で何年前かの私より何十歩もリードしています!(笑)

その調子でスムーズにスウェーデン生活がスタートできることを願っております!

 

スウェーデンについてからこれを読んだよ~💦って方も大丈夫!
ビザとパーソナルナンバーカードの区別もついたいなかった私でもなんとかなったので、皆さんも何とかなります!

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

 

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