ToMoLog’s blog

海外大学院について、ストックホルム大学院についてのあれやこれやをつづっていきます。皆さんの海外留学・スウェーデン留学のお供となれるようなブログを目指しています。

【お知らせ】北欧留学大使(Norr Ambassador)のPodcastにゲストとして参加させていただきました!スピンオフ編

 

 この記事は「【お知らせ】北欧留学大使(Norr Ambassador)のPodcastにゲストとして参加させていただきました!」の記事の続きとなります!

 

スピンオフ(おまけ)編

 今回参加させていただいたPodcastについて、内容が大変盛り上がったこともあり、たくさんお話してしまったので、大学院についてのお話とは別に、スピンオフ編として、大学院に行くまでの学部留学の経緯や、北欧に暮らしてみての感想、お気に入りの場所、などなどを、別のエピソードとしてアップしていただいています(ありがたい!)。

 せっかくなので、このスピンオフ編についても記事にしたいと思い、書いてみました!また、スピンオフ編のPodcastのエピソードも是非是非気になったものがあれば聴いてみてください~♪

※今回のこの記事では、前回の記事とは少し形式を変えて、スピンオフ編のPodcast3話全体をとおしての感想と書きたいことを書いてみます!

 

スピンオフ編1 ベルギーから始まったヨーロッパへの道

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スピンオフ編2 水の都 - ストックホルムに住んで

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スピンオフ編3 忘れられないストックホルムの景色

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学部時代のことについて

 この3話のエピソードでは、そもそも何故留学や海外に興味を持つようになったのかなどのお話の他、学部時代のことについても少し触れています。

 前の記事でもお話ししましたとおり、私は学部時代は国際系の学部に所属していましたが、そのなかでも主に西洋芸術の勉強をしておりました。西洋芸術といっても色々ありますが、特に宗教絵画について勉強したりしていました。また、ベルギーのルーヴァンカトリック大学に1年間交換留学をしておりました。

 当時から結構思い立ったら行動してみる人間で、ヨーロッパに留学に行くことが決まった時も、せっかくヨーロッパに行くのだから、西洋建築についても勉強しておきたいと思い立ち、工学部の建築学科の西洋建築に関する授業を受けに行ったりもしていました(単位互換できる授業だったのでラッキーでした!)。授業は結構課題がハードだったりしたのですが、この授業で西洋建築の入門的な知識を得たおかげで、実際ヨーロッパに留学に行った際に、建築形態とかで教会が出来たおおよその年が分かったりと、観光時にすごく役立った(というか楽しかった)のを覚えています。

 (皆さんも、気になる授業や取りたい授業は、学部の間は(時間が許す限り)どんどん取ってみてほしいですし、自分の専攻や今後のキャリアには全然直結しない授業だとしても、面白いと思った授業ってずっと心に残りますし、どこかで役に立つかもしれないですし、なにより自分の心が潤うのでお勧めです。)

 なんだか話が脱線してしまいましたが、大学院では教育学を専門に勉強していた私ですが、上記のような感じで、学部時代は全然ジャンルの違う学問を学んできておりました。

学部時代にベルギーを留学先に選んだ理由について

 何故ベルギーを留学先に選んだのかについて、Podcastでも少し述べておりますが、理由はいくつかあって、

 〇語学要件が英語であったこと(他の言語の語学力が必要なかったこと)

 〇必要な語学要件を満たしていたこと

 〇芸術系の勉強が出来そうだと思ったこと

 〇街の住みやすさ

 〇他の国へのアクセスのよさ

 〇協定校の知名度

等が挙げられます。特に、留学中はたくさん旅行したいと思っていたのもあって(笑)、いろんな国に行きやすいベルギーに最終的に留学先を決めました。

 

ルーヴァンカトリック大学での留学生活について

 ルーヴァンカトリック大学に留学中は、EUの歴史に関する授業から、ヨーロッパ絵画の歴史や意味を読み解く授業、ベルギーやオランダの絵画の歴史、あとは心理学の授業など、本当に興味のある授業を受けておりました。その他にも、後期にはオランダ語の授業や、修士向けの授業とかも取っていたりしました。

 その一方で、金曜日はなるべく授業をいれないようにして、ほぼ毎週末といっていいほど旅行に行きまくっていましたし、一人旅行も何度もしました。(何度ブリュッセル国際空港にお世話になったことか笑)

 思い出の旅行場所についてはもう少し後でお話するとして、個人的には、学部留学の時にたくさん旅行しておいてよかったなと思っているので、皆さんも時間とお金が許す限り色々なところに行ってほしいです!

 もちろん、学部留学の目的は人それぞれですし、無理強いはしませんが、足を延ばして他の国に行くのが難しい場合は、ちょっと隣の町に行ってみるもよし、国内を日帰り旅行するもよし、お金と時間と相談しつつ旅行に行かれてください!

 その他、ベルギーはチョコレートが有名で、住んでいたルーヴァンの街にもそこら中にチョコレート屋さんがあり、バレンタインの日には従姉妹がちょうど遊びに来ていたので、一緒に町中のチョコレート屋さんのチョコレートを少しずつ買って食べ比べ、なんかもしたりしていました。

 

何故かいつも閑散としていたルーヴァンのGODIVA屋さん

ルーヴァンの街中のチョコレート屋さん

バレンタインの日に買い集めたチョコレート

当時はルーヴァンの街中にGODIVAのお店があったのですが、今Googleマップで見ると無くなっていますね。当時からかなり閑散としていて、GODIVAが有名な日本から来た私としてはびっくりだったのですが、やはりつぶれてしまったようです。。。残念。。。

 

 その他、私は当時からカフェに行くのが大好きだったので、よくカフェで勉強をしていました。ストックホルム大学にいたときも、よくカフェで勉強をしていたので、そのあたりはルーヴァンにいたときからずっと変わっていませんね。

 

ルーヴァンのチョコレートのお店について

Googe Mapを調べた感じ、今現在もやっているルーヴァンのチョコレート屋さんを載せておきます!私がバレンタインの日に従姉妹と巡ったお店たちの一例です(笑)
ベルギーはチョコレートが有名なだけあり、ルーヴァンにもチョコレート屋さんが本当にたくさんあります。ブリュッセルには行ったとしても、なかなかルーヴァンに行く機会はないかもしれませんが、もしも行かれた際は是非!(ノイハウスやレオニダスは日本でもよく聞くチョコレート屋さんかと思います)

📍Think Chocolate!
📍Neuhaus Chocolates
📍Leonidas
📍ZUUT Leuven
📍bittersweet

 

スウェーデンでの生活について

 ベルギーに留学中は寮に住んでおり、大学のキャンパスまで自転車で5~10分、という大変便利な所に住んでいたのですが、スウェーデンでの大学院生活では、大学からバスで30分ほどのSundbybergという町に住んでいました(これでも他の院生に比べると大変便利な所に住んでいた方だと思います)。

 ストックホルムの大学の寮で、大学から5分くらいのところにある寮もあるのですが、とにかく大学院生には寮の割り当てが確約されておらず、自分で探さないといけない状態だったので、あの手この手で住める場所を探しまくり、結果Sundbybergの半地下のアパート(上に大家さんが住んでいました)に住まわせてもらえることになりました。

ストックホルムの部屋探し事情についてはこちらの記事で詳細を書いています。

 そこでは、ストックホルム商科大学に留学に来ていたフランス人の方と半年間シェアハウスをしていました。シェアハウスは初めてだったので、相手の方と合わなかったらどうしよう、と心配しておりましたが、結果すごくいい経験だったなと思っております。

 ストックホルムの寮事情としては、大学の周りにたくさんあるというわけではなく、ストックホルムの市内に寮が点在していて、その中から住むところを選ぶ、という感じになっています。そして、ストックホルム大学の学生だけでなく、スウェーデン王立工科大学(KTH)の学生も同じ寮に住んでいることが多いです。皆さんの中には、大学から徒歩圏内で寮がたくさんある!という想像をされている方もいるかもしれませんが(というか私がそうでした)、市内なだけあって、結構いろんなところに寮が点在しているので、徒歩圏内で行ける寮は限られており、ほとんどは何かしら交通機関を使うことになります。

 因みに、大学院の正規留学の他、普通に日本の大学院から留学する人も、寮の割り当てがされないことが多く、結構部屋探しに苦戦される傾向にあります(学部留学生は寮の割り当てが優先されるので大丈夫とは思いますが)。ですので、早めに部屋探しの対策を取ることをお勧めします!(結局最後には何とかなるので大丈夫!)

 

 さて、ストックホルムの生活ですが、スウェーデンでの生活全般に言えるとおり、日の長い9~10月くらいは最高だった記憶があります。毎日夕陽をみに出かけたり、授業後も出かけないともったいないという気持ちで、毎日どこかしらに散歩に出かけていました。しかしながら、11月になると、皆さんご存じのとおり、長い冬が始まります。11月は特に天気もどんよりした日が続き、日の長かった10月までとのギャップも相まって、気持ち的にブルーになりやすい要素が増えます。私も冬季鬱にならぬよう、ビタミンDを毎日摂取していました。

 ちなみに、クリスマスマーケットとかはベルギーに比べるとあまり数も多くなく(旧市街ガムラスタンとスカンセンという地区にあるくらい)、寒すぎて早くに閉まってしまうので、授業後には閉まっていることが多く、クリスマスの時期にあまりクリスマス感を感じなかった思い出はあります。もちろん、ベルギーと比べてではありますが(笑)

 

住んでみた違い:ルーヴァンカトリック大学とストックホルム大学での生活

 ルーヴァンカトリック大学は、ブリュッセル駅から東の方に電車で20分ほど行った先にある、小さな学生の街です。小さな街といっても、アジアンスーパーマーケットは街の中に何件かありますし、いろんな種類のスーパーや雑貨屋さんも街に点在しているので、街中で色々と完結するのはすごく便利でした。私はそこで初めの半年間は街の中心にある国際寮に住み、残りの後半はLeuven駅のすぐ横にある寮に住んでいました。小さな街ということもあり、自転車を持っていれば生活には困らない感じでした。スウェーデン国内で言うと、イメージとしては街のサイズ感はウプサラ大学やルンド大学に近いと思います。

 一方、ストックホルム大学は、ストックホルム中央駅から地下鉄で14分ほどのところにあり、ストックホルム大学(Stockholm Universitet)駅を出ると目の前が大学、というような、かなり都会でモダンな感じの大学でした。スウェーデンの都市ストックホルムは色々なものがコンパクトで、移動がしやすいと言われたりもしますが、やっぱり都市の中にある大学ということもあり、「大学の周りにいろいろある街」という感じではなかったです。ストックホルムに住んでいた時は、私は大学から30分ほど離れた郊外に住んでいました。ストックホルム大学の寮についても、前述したとおり、大学のすぐ横にある寮が一つ存在しますが、その他は結構市内に点在している感じです。大都市の醍醐味としては、揃えたいものが大体何でもそろう、大都市ならではのイベントなどがある、という感じでしょうか。無印良品もあったので、私としては大変助かっていました。スウェーデンの首都ではありますが、前述したように、結構コンパクトなので、都市が大きすぎて圧倒されるようなことはないかと思います。

 

留学先・住むところを決めるとき

 両方の都市に住んでみて、留学するのであれば私は結構「学生の街」の感じの方が好きなんだと思いました。中世の建物がそのまま残っているという場所もあり、個人的には、街の雰囲気などは断然ルーヴァンの方が好きです(笑) 

 もちろん、実際に暮らすとなるとまた変わってくると思いますが。。。

 ただ、これは完全に好みの問題です。大都市の方が刺激があって好きという人もいれば、少しこじんまりして勉強に集中できるところがいいという人もいると思います。

 私は留学する街や場所によって、その国の印象が結構変わったりすると思っています。特に長期の留学となってくると、やはり自分が過ごしやすいと思える場所に住むのが一番ですので、留学先を決めるときに、街や大学の周りの様子なども考慮に入れるのもありかと思います!

 ちなみに、ベルギーと比べて、スウェーデンは留学の最初の一歩がかなりしやすい国だと思います。私がどうしてそう思うかというと、文化の違いはあれど、スウェーデンの方が社会全体的に日本に近い所も多いと感じたからです。例えば、ちょっとしたことになりますが、ベルギーでは(少なくとも私のいたころは)コンビニエンスストアなどはなく、日曜日にスーパーが閉まっていることも多かったです。

 それに比べて、スウェーデンではコンビニエンスストアが結構駅の周りにありますし、スーパーは日曜日に閉まるということはないです。福音ルーテル派が多数を占め、日常的に宗教観をあまり感じないスウェーデンとは違い、ベルギーはカトリック教の要素が強い国であるので、生活面でもそれを感じる場面が多いです。

 他にも、ビザやその他の社会制度など、他の国から来た者にとってはスムーズに留学生活を始められる制度が整っていると思います。もちろん、ビザの受け取りは予約制で予約が全然取れない、、、みたいなことはスウェーデンでもあるのですが、ベルギーと比べてウェブ上で色々完結するところとか、かなり進んでいるとは思います。そういった面で、留学をしたいけれど、海外に行くのが初めてで不安、でも留学するのであれば、せっかくなのでヨーロッパに行きたい!という方は、まさにスウェーデンなんかはとっても留学しやすい場所だと思います!

 あとは、寮に住む、部屋を借りるとなった時、自分は何をどこまで人と「共有」できるのか、というのは事前に考えておいた方がいいと思います。というのも、私が学部時代に留学をしたときに、失敗しているからです。

 先ほど、ベルギーの留学時代は一度寮を変えたとお伝えしました。ベルギーに留学したての頃、国際寮の方がたくさんの留学生と知り合いになれると思って国際寮を選びましたが、そこはキッチンとシャワールーム、そしてトイレが共有でした。キッチンを共有するは全然良かったのですが、トイレとシャワールームを共有しなければならないことが結構つらいことに、私は住んでから気づきました。

 寮では基本同じ階の人とトイレとシャワールームを共有するのですが(同じ階に10人くらい人が住んでいおり、トイレとシャワールームはそれぞれ2個ずつ設置されていました。)、タイミングが被ったり、衛生的にきれいでなかったりしたときもあり、さらに同じ階には異性の人も何人か住んでいたりと、若干シャワールームで出くわすと気まずい思いもしました。

 この経験から、後期からはキッチンのみ共有、トイレとシャワールームは部屋についている寮にお引越ししました。国際寮は国際寮で色々な留学生とお話しできるイベントや機会があって楽しかったのですが、後期からはしっかりとプライベートな空間も確保できる寮に引っ越せて、個人的にはすごく快適でした。

 もしかしたら、読者の方の中には、トイレやキッチン、シャワールームを共有することは全然問題ないという方もいると思います。しかしながら、私のように、ちょっとそうしたプライベート空間を気にしてしまう方の場合は、寮を選ぶときに少し気を付けた方がいいと思います。(もちろん、その分少し値段も高くなってしまいますので、お値段の許す限りにはなってしまいますが、、、)

 

留学中の旅行について

 RenさんがPodcastの中で、学部時代ルンド大学に交換留学をしていた時は、しょっちゅうデンマークコペンハーゲン空港から他の国に旅行に行っていた、というお話をしていましたが、私もベルギーに留学中はしょっちゅうブリュッセルまで出かけて、そこからバス、電車、飛行機を駆使して旅行に行っておりました。

 (ちなみに、ご存じかと思いますが、日本でも大抵の大学が提供しているeduroamというWiFiは、他の国に行ってもそこら中にありますので、是非登録して留学に行かれることをお勧めします!私も留学中はかなり救われました。)

 スウェーデン修士の勉強をしていたころは、勉強が忙しかったことや、コロナの影響を受けたこと、金銭的な理由などで、旅行は数えるほどしかしていませんが、ベルギーにいたころは、毎週末といっていいほどいろんなところに行っていました。

 私個人的には、色々な国に旅をすることも交換留学の醍醐味と思っております(ここで「交換留学の」と言っているのは、修士では普通に物理的にしょっちゅう旅行に行くことは厳しいと思うからです)。ヨーロッパに留学する利点は、他の国と物理的に距離が近いことです。留学から帰ってきてしまっては、なかなかヨーロッパ旅行なんて行きにくいので、勉強面と金銭面が許す限り、是非たくさん旅もしてきてほしいです!日本から生きづらい国とかは特に!

 旅行に行く際は、ご存じかもしれませんが、基本Omioというアプリを愛用しておりました。大変便利ですので、是非使われてみて下さい!

学部留学時代の思い出の旅行先

 Podcastで、学部留学中の思い出の旅行先は?という質問に対して、留学中の4月のイースターホリデーで行った2週間のヨーロッパ一人旅についてお答えしています。Podcast中もここの場所がよかった!といったはっきりしたお答えが出来ずタジタジしてしまったのですが、やはり今思い返しても、どこというよりもヨーロッパの国々を巡ったその旅行が全体的に思い出に残っています。なんでこんなに思い出に残っているんだろう、と思い返したのですが、海外での一人旅は初めてだったこと、そして一人で2週間各地を巡ったことが一番理由として大きい気がします。

 初めて行く土地、初めて出会う文化、一人旅ならではの人との出会い。今考えれば、一人旅の醍醐味や楽しさをこのヨーロッパ周遊旅行で知った気がします。そして、この後、海外一人旅の楽しさを知り、コペンハーゲンストックホルムなど、いろんなところに一人で出かけるようになりました。(一人旅で行ったストックホルムでの印象の良さが、後々のストックホルム大学院への進学に多少なりとも影響しているのかもしれないです、、、!)

 

 エピソードではどこに行ったかをしっかりお答えできていなかったので、行った先をここでお伝えしておくと、ドイツに留学中の友人とザルツブルグオーストリア)での旅行を終えた後、そのままリブリャナ(スロベニア)→ザグレブクロアチア)→ドブロブニククロアチア)→ザグレブに戻ってパドヴァ(イタリア)→ヴェネツィア(イタリア)→クール(スイス)→ブリュッセルへ戻るという感じで旅行しました。

 

ザルツブルグからリブリャナへの電車旅や、

リブリャナで行ったブレッド湖

ザグレブで訪れたMuseum of Broken Relationshipという、とっても素敵なコンセプトの博物館、

クロアチアで食べたトリュフリゾット、

猫だらけの街ドブロブニクルージュの伝言をループ再生しながら街を巡ったこと(魔女の宅急便紅の豚の舞台になったと言われています)、

パドヴァでベルギー留学中に仲良くなった友人のお家に泊まったこと、

ヴェネツィアでお金をぼったくられたこと(全然大金ではなかったので、今となってはいい思い出)、

クールでスイスの水のおいしさに感動したこと。

 ちょっとしたトラブルももちろんありましたが、それも含めて本当に楽しかったです。

 

クロアチア ドブロブニクの景色

確かリブリャナで撮ったイースターのオーナメント(イースターホリデーに行ったのであちこちで卵のオーナメントが売っていました)

 この旅の思い出は、もし時間があればいつか記事にしたいところです。

 RenさんもPodcastのなかで述べられておりますが、旅行の醍醐味は旅先での出会いだと思います。私自身、学生ということで贅沢な旅行はできなかったからこその思い出や出会いがあったなと感じます。特に一人旅では友達と行かない分現地のカフェやホステルなどでの出会いがあります。皆さんもどうか時間と余裕があれば、留学中にどこか違う土地に足を運んでみて下さい(友人とでも、一人でも)!

 

ストックホルムでの思い出の場所

 ストックホルムでは、日が長い日はひたすら夕陽が綺麗な場所を探しにSunset Hunterをしていました。特に私が個人的に一番好きだった夕陽スポットが、オステルマルム(Östermalm)からヴァーサ号博物館やスカンセン(Skansen)の方へ向かう所にある港でした。大学院を修了して日本に帰国するまでの2か月間は、ここの近くのKarlaplan駅付近に住んでおり、晴れの時は晩御飯を食べてから19時半くらいに散歩に出かけて、30分くらい歩いてこの港に行き、夕焼けを眺めて、たまにジェラートを食べるような生活をしていました。あの時間は、2年間大学院頑張った究極のご褒美だったような気がします。

 夏は特に、夜まで人でにぎわっており、港沿いにお店がたくさん出ているので、夏場にストックホルムに来られた際は是非行かれてみて下さいね! 

 本当に特定の場所じゃなくてロケーションをお伝えしづらいのですが、以下の地図のGlashuset Restaurant & Barのあたりになります。

お勧めの場所はこのあたり

大好きな夕焼けの景色

 そして、もう一つおススメの場所は(これも特定の場所ではないのですが💦笑)、オーデンプラン(Odenplan)という街です。Café PascalKafe Himlavalvetなど、素敵なカフェがたくさん集まっていてお勧めです。歩いているだけで楽しいです。

 

Odenplanの景色(過去にブログの写真にも使いました!)

 ちなみに、カフェが大好きな筆者ですが、お勧めのカフェもお伝えしよう!と思ったら、一番好きなカフェは残念ながら閉業しておりました...ショック...。代わりに、ユニークで素敵なカフェとして、Old Orangeryを挙げておきます。ガーデンの中にカフェがある感じで、6月~10月に行くのが最高なカフェだと思います。特に、夏場は花を見ながらカフェも楽しめて、寒い冬の後の季節を満喫するのにもってこいの場所です。

 

Old Orangeryの外観(残念ながら内装を取っている写真は見つけられず、、、)

 一方、Renさんが北欧でお勧めの場所として挙げられていたのが、スウェーデンのルンドの街にあるパン屋さん兼カフェのBroder Jakobs Stenugnsbageriというお店でした。Renさん至上一番おいしいと思うシナモンロールのお店だそうです。(確か過去に記事にされていた記憶があるので、できればその記事をここでも紹介したいです。)実は、私も日本に帰国前に、スウェーデンのルンドに旅行するとなった時、Renさんにおススメされて行きましたが、本当にびっくりするくらい美味しかったです。私個人的にも今まで食べたシナモンロールの中で一番おいしいと思いました。

 

Broder Jakobsに行ったときに頼んだシナモンロールとコーヒー

 もう一つ、Renさんの中で印象に残っている北欧の景色としてノルウェーのプレーケストーレンを挙げられておりましたが、こちらはアナと雪の女王の舞台にもなっており、ノルウェーフィヨルドが作り上げた壮大な景色を拝める場所です。

今回はRenさんにお願いして、現地で撮影した写真を頂きました!

Renさんが撮影したプレーケストーレンの写真1
プレーケストーレンに関するRenさんのブログはこちらから

Renさんが撮影したプレーケストーレンの写真2
プレーケストーレンに関するRenさんのブログはこちらから

 この断崖絶壁の横アングルからの写真もそうですが、上アングルからの景色も荘厳な大自然を一望出来て圧巻ですね...!私は行ったことがないのでぜひ行ってみたい....!

 

 北欧の魅力的な場所は他にもたくさんありますが、ノルウェースウェーデンに訪れる際は、是非是非これらのスポットやカフェに訪れてみて下さい~♪

 

 プレーケストーレンについてのお勧めの行き方や持ち物について、Renさんが記事にして下さっているものがありますので、行かれる方は是非以下のブログを参考になさってください!

norr.jp

 
最後に

 延びに延びてしまったPodcastということで、スピンオフ編も素敵に編集していただき、本当に恐縮です。

 なお、もう一つの記事の方でも少し述べましたが、北欧留学大使(Norr Ambassador)の主宰者であるRenさんは、北欧情報メディアNorrのメンバーとしてもご活躍されており、この記事を読まれている皆さんはご存じの方も多いかもしれませんが、北欧情報メディアNorrでは北欧に関する様々なトピックを取り上げられております。

 「スピンオフ編3 忘れられないストックホルムの景色」の中でRenさんが述べられていた、ノルウェー人の環境意識調査としてスーパーでの買い物袋をもらう人の数の調査や、ノルウェー人100人に聞いた幸せについての動画も、北欧情報メディアNorrのウェブサイトの中で閲覧することができます。私も閲覧しましたがとっても面白かったです!他にも、色々な北欧に関するトピックを取り上げていらっしゃり、興味深い記事が多いので、是非是非気になる方はご確認ください!

 

スーパーでの買い物袋をもらう人の数の調査についての記事↓

norr.jp

ノルウェー人100人に聞いた幸せのカタチの動画↓

youtu.be

 

 改めて、北欧留学大使(Norr Ambassador)のPodcastで色々と思いを伝える機会を与えていただき、本当にありがとうございました!前の記事でも述べましたが、Podcastでの収録を通して、私自身、自分の留学生活や留学までの道を振り返るいい機会にもなりました。皆さんにとっても、何か刺さるものや参考になる情報がありますと幸いです!

【お知らせ】北欧留学大使(Norr Ambassador)のPodcastにゲストとして参加させていただきました!

初めに


皆さんこんにちは~!

日本の私の住む場所ではかなり冬らしくなってきたところです。皆様いかがお過ごしでしょうか。
スウェーデンや他の北欧圏にいる方は、冬が開幕して暗い日が続いている頃かと思います!どうか気持ちが沈まぬよう、ビタミンDをたくさん摂取して息抜きをしつつ過ごされてくださいね!

 

そしてそして、今回の記事はPodcastに出演させていただいた内容を書いております。

なんと、大学院時代からお世話になっていた北欧留学大使(Norr Ambassador)のPodcastにゲストとして参加しました~!

リリースされたのは既にもう1年以上前なのですが...💦

すごく遅ればせながら、やっと記事の準備ができたので、このタイミングではありますが投稿させていただきます(本当に遅くなって反省です。)。
学部の留学から帰ってきてモヤモヤしている人に、少しでも刺さるものがあればいいなと思っております。

 

 

北欧留学大使(Norr Ambassador)とは?

 

 

 北欧留学大使(Norr Ambassador)は、北欧情報メディアNorr(※)の姉妹メディアとして、「北欧に留学している人の『情報発信の場』」「北欧に留学したい人の『情報収集の場』」をコンセプトに、主にインスタグラムで活動されております。


※北欧情報メディアNorrは、北欧の魅力や情報を発信しているサイトです。北欧のいろんな記事が詰まっていて面白いです。この記事をご覧になっていらっしゃる方は、すでに北欧情報メディアNorrのことをご存じの方も多いかと思いますが、まだ見たことないよ~という方は、是非チェックされてみて下さい!


 私も過去にこの北欧留学大使で、大使として参加させていただいたのですが、そのご縁もあり、今回北欧留学大使のPodcastにゲスト出演させていただきました!

 

 北欧留学大使のインスタグラムでは、大学院留学だけでなく、交換留学などについての情報も発信していて、さらに、スウェーデンだけでなく他の北欧圏の留学情報も見ることが出来ます!
 留学されている方の生の声を聞けるのはなかなか貴重ですし、情報を得られれば、留学へのイメージが少しでもつきやすくなるのかなと思います。北欧圏の留学に迷われている方、もしくは行きたい大学がある方は、是非投稿をチェックされてみて下さい!

 

 インスタグラムページに飛ぶと、下の画像ような感じで、大学ごとのストーリーのハイライトがされています!そこから気になる大学をチェックすることも可能ですので、是非確認されてみて下さい~!

 

 

 さて、話を少し戻しまして、インスタグラムで主に活動している北欧留学大使ですが、Podcastでも留学情報について色々発信されており、この度、ご縁があって、私もPodcastにゲストに参加させていただきました~!

 北欧留学大使のPodcastでは、他に北欧に留学された方とのトークなどなど、他にも楽しい・面白い・共感できるトークがたくさんありますので、是非チェックしてみてください!

 

 


 今回のPodcastでは北欧情報メディアNorrのメンバーでもあり、北欧留学大使の主宰をされているRenさんと、実際大学院に行く前の心境や、大学院生活中のお話、、、、などなど、色々お話させていただきました。

Renさんについて

Renさんが発信されているnoteはこちら↓

note.com

RenさんのInstagramアカウントはこちら↓

www.instagram.com

 Renさんは学部時代にスウェーデンのルンド大学に留学されたことをきっかけに、卒業後はノルウェーのスタヴァンゲル大学とデンマークのオールボー大学のダブルディグリー制度を使って大学院に進学され、両国の修士号を取得されております。

 Renさんとは、ストックホルムの大学院に入学した時にFacebookで知り合って以来、こうして北欧留学大使に参加するなど、色々お世話になっているのですが、

 2人とも「北欧の大学院に入学」して、「卒業後日本に帰国して日本で働いている」、という2つの共通点がある一方、そこに至るまでの経緯は違っていて、その共通点と相違点が、Podcastでお話していてとても興味深かったです!


 とはいっても、学部留学後に感じた違和感だとか、それぞれの動機の元になる部分にはとても共感できるところも多く、話していて首がもげるほど頷いていました。
気が付けばめちゃくちゃ話していたPodcastの内容を、せっかくなので少しだけこのブログでもシェアしてみたいと思います~!


※話を始める前に、既に過去の記事でも私がスウェーデンの大学院に行くに至った経緯  をご紹介していますが、ここでも少し説明しておくと、

私は2019年9月からスウェーデンにあるストックホルム大学教育学部で勉強し、2021年6月に卒業しました。2年間スウェーデンに住んだのち、今は日本に戻ってお仕事をしています。
 学部時代は国際関係系の学部で、政策や言語学、心理学など、色々なことを学べる学部に所属していましたが、そこでは主に欧州芸術史やアートについて学んでいました。

 大学3年~4年の間の1年間、ベルギーのルーヴァンカトリック大学という大学に1年間交換留学をしていました。

 ちなみに、学部時代の留学や勉強のお話については、のちほどスピンオフ編でもお伝えしますが、今回のPodcast#60「ベルギーから始まったヨーロッパへの道」に収録されています~。

 Podcastを通して、なぜ海外の大学院を目指したのか、なぜ芸術系分野→教育分野に興味が移ったのか、大学院生活についてのあれこれなど、色々なことをざっくばらんに話させていただきました!

 

Episode 1 海外大学院に求めたもの

Episode1へのリンク↓↓

 

このエピソードでは、
なぜ大学院に行こうと思ったのか、
なぜスウェーデンの大学院か、
なぜ日本の大学院にしなかったのか、
なぜ2年間の大学院にしたのか、

などなど、大学院に至るまでの「なぜ」について話させていただきました。

 Renさんは、大学院ではノルウェーのスタヴァンゲル大学に入学され、2年目はデンマークのオールボー大学で勉強されています。もともとスウェーデンのルンド大学に学部時代に留学していた経緯から、学部留学後、より北欧に興味を持ち始めるようになったRenさん。
 
 スタヴァンゲル大学のプログラムにしたきっかけは、スウェーデンには既に留学していたこと、ノルウェーデンマークに行くことでより多くの北欧諸国を経験できることが魅力だったそうです。

 一方、私も私で、学部時代にベルギー留学に行ったことが海外の大学院に行くきっかけになっています。ベルギー留学から帰ってきてから、何か失ってしまった消失感と、就活しなくちゃいけない反面、「なにしたいんだろう」…という違和感。そして「まだまだ勉強したい…なんで自分はこんなに生き急いでるんだろう」というフラストレーションなどから、大学院に行ってもう少し勉強しよう!と思い立ちました。

 こうやって聞いてみると、Renさんも私も学部時代の留学経験が、その後海外大学院への入学を決意するきっかけになっていると思いました。あとは、留学した後は皆一斉に黒くなって就活を始める、というRenさんが表現されていた違和感については、私も同じように思っていたので、ものすごく共感しました。

 一方、北欧への大学院出願に関して、Renさんとの違いとしては、「出願のタイミング」「北欧を選んだ経緯」が挙げられます。


 Renさんが出願を決めたタイミングは、就活も終わりに近づいた大学生4年の最初の頃だったそうです。ちょうどその頃、ノルウェーの大学院の学費が無料だということを知り(今は無料ではなくなっておりますが(´;ω;`))、そこから内定を蹴って、思い切って大学院出願へ舵を切り始めたRenさん。(すごい行動力!)

 一方、私の場合は、大学3年生の時に1年間交換留学をしていたので、大学4年生の夏に帰国後、就活をしながら同時並行で大学院への出願を行っていました。(実はPodcast中、途中までてっきりRenさんも就活と大学院出願を同時並行してやっていたと勘違いしていたので、内容が若干かみ合わなかったりしております...(笑)申し訳ないです...)

※少し補足すると、私の大学時代の学部は、学部的に留学に行く人はかなり多かったものの、基本的に大学3年生の時に1年間交換留学をして、大学4年生の夏に帰国する、というルートが多く、帰国後に1年間休学して就活→大学5年生の後期に大学に復学して卒業、という5年間コースが主流でした。例にもれず私もその一人でした。

 

 北欧を選んだ経緯については、Renさんの場合は、先程もお伝えしたように、やはり「北欧への興味」というところから来ており、当時大学院の学費が無料だったノルウェーを中心にプログラムを探し、大学院出願を決められております。

 一方、私は当時北欧圏に絞っていたわけではあまりなく、条件として、「学費がアメリカやイギリスほど高くない」「2年間勉強できる」、そして「教育比較ができる」プログラムを探しており、探した結果たまたま見つけたプログラムがスウェーデンにあった、という感じです。

 ブログの記事にするにあたりこのエピソードを聴き直し、大学院へのきっかけは人それぞれだな、とあらためて思いました。


 私は決意のその先が、自分のなかで心動くもの、心躍るものであれば、きっかけはなんでもいいと思います。


 一つ言えることは、皆さんも今留学に行こうか迷っているのであれば、とりあえず後悔する前に行動してみてほしいです!

 

 ちなみに、日本の大学院に行くことは考えたのか、という話をエピソードの中で聞かれましたが、私は日本の大学院に行くことはあまり考えておりませんでした。しかし、日本の大学院に行くことに対して、否定的であるということでは全くありません。日本の大学院でもダブルディグリーの制度がありますし、それを利用するのも一つの方法だと思います!現に、私の先輩で、ダブルディグリーを使ってヨーロッパの大学に留学し、卒業後留学先の大学で博士課程をしていらっしゃる方もいます。

 何故私が海外の大学院を選んだのか、スウェーデンの大学院を選んだのかについては、下記のブログでも書いておりますので、もう少し詳しく知りたい、という方はこちらも合わせてどうぞ↓

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

また、海外大学院を目指したい!と思った時に考えてほしい「自分のニーズ」については、過去に下記のブログでも書いているので、是非参考にされてみて下さい!

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

Episode 2 大学院のプログラム選び

Episode2へのリンク↓↓

 

このエピソードでは

なぜ教育学に興味を持ったのか、

なぜ芸術系から教育系に行こうとしたのか、

そして動機書を書く時のイロハ

などをお話ししています。


 前述したとおり、私は学部時代、ベルギーに留学していたのですが、留学中含め、興味を持って取っていた授業は芸術系(宗教画や現代アート、ヨーロッパ芸術史、ヨーロッパ建築史など)が多かったです。そんなバックグラウンドを持っていた私が、なぜ修士では教育学部という道に進んだのか、ということをお話しています。

 Podcastでもお伝えしていますが、学部時代と修士の専攻を変えることは可能だと思っています。現に私がそうして無事に合格しているからです。ただし、注意が必要なのは、どこでも申請可能、というわけではないことです。

 現に私も、手あたり次第受けた、というよりかは、申請できそうなプログラムを見つけて申請してみたら合格した、という感じです。

 大学によっては、修士プログラム申請の要件として、同じ専攻の学士を持っていることを条件としているところもあります。しかしながら、いくつかの大学では、もう少し条件が易しい場合もあります。例えば社会福祉学修士を受けたい場合、社会科学分野の授業を学部で取っていることが条件、、、などなど。

 なので、学部ではあまり希望の専攻を学んでこなかった、という方でも、少し探すのに労力がいるかもしれませんが、諦めずに自分に合ったプログラムを根気強く探してみて下さい!

 あとは、学部では修士で行きたい分野の勉強をがっつりしてきたわけではないけど、現職で修士プログラムに関係したことをしている、というのでも大丈夫だと思います。

 それとそれと、Podcastでも詳しく述べていますが、ものは言い様です!動機書を書くときには特にこれです!

 私の場合は、たまたまそれらしい授業を学部時代の時にいくつか取っていたこと、ベルギー留学中にセミナー発表(そんな大それたものではないです)で教育系の発表をしていたことなどを動機書に入れました。
 Renさんは、ソーシャルワーク(=社会福祉の一分野や、マイノリティの方の社会参加などの問題について学ぶ分野)修士プログラムで勉強されていたそうですが、Renさんも同じく、学部時代でがっつりソーシャルワークをやってきたわけではなかったとおっしゃっています。ご本人的には、マレーシアのボルネオ島などでボランティア活動をしていたことが、申請時に評価されたのでは、とのことでした。

 学部の授業としてはあんまり書くことがないけど、現職で近いことをした、もしくはボランティアやセミナーなどで専門分野に直結しそうなことをした、とかであれば、動機書はもはやそっちを全面にアピールしてしまいましょう!

個人的には、
①自分の人生でやってきたこと
②今学びたいこと、なぜその分野を学びたいと思ったのか(きっかけは絶対あるはず)
③今までその分野に関連することをやってきたのか(勉強だけじゃなくてもOK。絞れるだけ絞り出す)
④①~③を関連付けてみる。
上記のステップを行ってみて、動機書でアピールできる内容を洗い出していくのが大切だと思います!


動機書の書き方については、過去に書いたこちらの記事も参考になさってみて下さい!

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Episode 3 まずはここから!出願のイロハ

Episode3へのリンク↓↓

 

 このエピソードでは、海外大学院に出願したい、と思ったときに、まずどの順番で始めればいいのか、についてお話ししました!


 実際、私が出願の際の順番を色々失敗したので、その失敗した経験を是非反面教師にしてほしいです(笑)

 例えば私の場合、エピソードでもお話ししていますが、大学4年生の夏に留学から帰国し、その後日本での就活と同時並行で大学院の出願をしていました。
 もう少し詳しく言うと、大学4年生の8月末に留学から帰ってきて、そこから大学院の出願準備を始めたのですが、帰ってきて9月からの準備は個人的には遅すぎたな、と後悔しました。
 なので、このエピソードでも色々お話ししていますが、皆さんに行ってほしい出願準備の順番としては、以下のような感じです。

修士で使いたい語学の勉強
  ↓
奨学金のチェック、奨学金の出願
  ↓
大学院出願準備

 
 なぜこの順がいいのかというと、海外大学院用の奨学金については、締め切りが10月とかで、大学院の出願時期よりも前に来るからです。

 そして、海外大学院用の奨学金に応募する場合、ほとんどの奨学金で語学要件を求められます。ということで、語学勉強を先に済ましておけば、奨学金にも応募でき、大学院にも余裕をもって応募が可能となります。

 特に資金調達の心配をしなくてもいい人は奨学金については飛ばしてもらってOKです。
 逆に、資金調達がどうしてもいる、でも出願時期を逃してしまった、という人は、なるべく低資金で勉強が可能そうな大学院を選ぶか、次の年に再挑戦する、数は少ないけど11月以降の奨学金を目指す、もしくは貸与型の奨学金を検討する、などの方法があります。

 今回のエピソードでは、出願のイロハと同時に、私自身の大学院出願の経験談もいろいろとお話させていただいています。


 前述したとおり、私の学部時代の大学では、留学に行く場合、大学5年生まで在籍することが多かったので、例にもれず私もその一人でした。なので、私の場合は大学4年生の夏に帰国→就活と同時に大学院出願準備→大学5年生の4月、就活真っ最中に合格が決まる(卒論もまだ書いていなかったので条件付き合格)→そこから一気に卒論を書き始めて、7月に卒論提出→9月に学部を卒業...
 という、結構イレギュラー(海外大学院を目指している人にとってはあるあるですかね...?)な道を歩んできています。

 同じような道を目指している方は、前期でしか取れない単位、後期でしか取れない単位とかあると思いますので、卒業必修単位の取得だけは大学4年が終わるまでに全て行っておくようにして下さいね!!

 ちなみに、いわゆる文系の大学院というものは、まだまだ日本に広く浸透しているものではなく、大学院に行きたい、と声を上げたときに周りの意見やプレッシャーも気になる人はいるかと思います。経済学や経営学ならまだしも、社会科学系とか人文系とかだとなおさらですよね。私も実際そうでした。この話についても、今回のエピソードでRenさんとお話していますので、同じように葛藤されている方は是非聴いてみて下さいね。

 私が経験したちょっとした葛藤については、先ほどEpisode1でもご紹介したこちらの記事にも書いています。
 個人的には、挑戦できるチャンスがあれば、後悔しないうちに挑戦してほしい!という気持ちです。周りの意見に影響されてしまって後悔だけはしないようにしてほしいところです。

 ちなみに、Renさんがこのエピソードの最後で、ノルウェーの大学院の出願についても触れていますが、もしもノルウェーの大学でMBA等を目指されたい場合は、大学によってはGMATというテストの受験が必要だそうです。内容的にはSPIのようなものの英語版らしいですが、結構高いスコアが必要で、人にもよるとは思いますが、1~2年くらい勉強期間が必要そう、とうことでした!ご参考までに!

 ちなみに、スウェーデンMBAでは、GMAT自体は必須ではなさそうです(大学によっては必須な所もあるのかもしれませんが)。

 

 今回のエピソードに関連している記事を過去に書いているので、よろしければ下記のブログについても参考にされてみたください!

 

出願の流れについて↓↓

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大学院の学費について↓↓

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奨学金について↓↓

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Episode 4 海外大学院ってどんなところ?

Episode4へのリンク↓↓

 

 このエピソードでは、具体的に私が在籍していたプログラムの勉強の様子などについてお話しさせていただきました!

 まず、私が学部時代に行っていた日本の大学では、1セメスターでいろんな講義(それぞれが独立した単位を持っている講義)を並行して取り、セメスターの終わりのテスト期間にそれぞれの講義のテストを一気に受け、そのセメスターで受けた講義の単位を一気に取る感じでした。

 例えば、前期の月曜日は英語の授業(2単位)、水曜日は比較政策学の授業(2単位)、そして木曜日にゼミの授業(2単位)を取ったとして、前期はこの3つの授業を並行して取り、学期末にテストやレポートを無事に仕上げれば3つの授業を終了したことになり、トータルで6単位ゲット、みたいな感じです。他の日本の大学も、このタイプが非常に多い気がします。

 ちなみに、ベルギーに学部留学に行っていた時もそんな感じでしたので、日本以外の大学院でもいろんな講義を同時並行で取るタイプのものは結構主流ではあるのかなと思います。

 一方、私が修士を取ったストックホルム大学では、1ヵ月〜2ヵ月かけて一つの講義だけに集中して、一つずつ単位を修得する感じでした。つまり、9月〜12月に、「教育学入門」、「科学理論」、「教育政策」の講義が3つあったとしたら、9月~10月に「教育学入門」を、11月に「科学理論」、12月に「教育政策」…という感じで、9月~10月は「教育学入門」についての講義をひたすら受講する、という感じでした。

 

講義形式について

 講義形式は、レクチャータイプとグループディスカッションの混合で、午前中2時間レクチャーを受け、午後にそのレクチャーに準じて2時間ほどグループワークを行い、残りの1時間でグループプレゼンテーションを行う、という日もありました。
授業の頻度は週2〜3回程で、毎回次回までに読んでくる課題図書を課されることが多かったです。講義によっては、1~2冊の本を課題図書として課され、講義を通して読むような講義もありますが、多くの場合は、授業ごとに関連した論文を与えられ、次の授業までに1~2ほどの論文を読むように課される感じでした。また、課題図書についても、本や論文を購入する必要はほぼなく、事前に担当の教員が論文や本をアップロードしてくれることがほとんどでしたので、お金のなかった学生としては大変ありがたかったです。

 

プログラムの特徴

 私が勉強していた修士の特徴としてはテストがないことです。出席率と課題論文の内容で評価が決まります。通常、授業の初めにもらうシラバスに論文テーマが書かれてあり、試験期間の直前にテーマを課されるわけではないので、授業を受けながら自分の課題論文の準備も並行してできます。
(しかしながら、課題論文の採点条件に、授業で使った課題図書を含めること、などがあるので、授業が終わる時くらいに課題論文を準備し始めることが多いと思います。)

 そういう意味では試験一発勝負、というわけではないので、計画的に準備できるか、早く書き終わるか、ギリギリに提出するかなどは、完全に自分次第になります。
 個人的には内容を記憶したりなどの試験があまり好きではないので、課題論文の方が私にはあってたので良かったと思っています。そして、私のプログラムでは論文の書き方をかなり徹底されるうえ、修士が終わるころには10を超える論文を書くことになるので、論文構成力がかなり身についた点もありがたかったです。これは大学のプログラムによって全然変わってくるので、参考までに気になるプログラムの採点基準とかチェックしてみておくのもいいかもですね!

 あともう一つ、私が勉強していた修士プログラムの大きな特徴としては、グループワークがかなり多かったことです。
 グループワークについてはRenさんの勉強していた修士プログラムでもあったみたいです!さらに、Renさんのプログラムでは、フィールドワークも多かったそうで(うらやましい!)、ノルウェーの刑務所にも行ったことがあるとエピソードでもお話しされていました!残念ながら、Renさんの行かれていたプログラムはなくなってしまったみたいですが…泣
ノルウェーの刑務所...ものすごく面白そうな経験ですね...。

 自分の勉強していた修士プログラムを見返してみると、スケジュール感的には結構忙しかった記憶があります。私はアルバイトもしていたので、アルバイトや他のことをしながらプログラムに参加している人にとっては、結構タイトなスケジュールな気がします。次の授業までに論文全部読み終わらないよ~!💦ということもありました(笑)

 このエピソードでは授業形態について主にお話してますが、プログラムの最初の方にポットラックという、それぞれの国の料理を持ってきて皆で食べるイベントや、ガムラスタン(ストックホルムにある素敵な街)への遠足などもあります。授業の一環としてのフィールドワークは、残念ながら(少なくとも私の時は)なかったですが、自由参加型のフィールドワークとして、パリのユネスコフィンランドの大学へのフィールドワークなどもあったりします!(旅行代は自分持ちです)


Episode 5 集大成としての修士論文

Episode5へのリンク↓↓

 

 このエピソードでは、修士論文を書いた感想についてお話ししております。


 修士論文については、Renさんと私で共通して言えることは、コロナのまっただ中に修士論文を書いたということもあり、修士当初に予定していた論文内容を変えなくてはならなかったことです。Renさんはインタビューの対象者を変更しなければならず、私に関しても、もともとインタビューを行う予定でしたが、最終的に文書を分析していく研究方法に変更しました。

 

修論執筆時を振り返って

 修論の期間は大学2年の後期あたりから設けられており、大体年明け~5月ぐらいまでがそうでした。5か月というのは、結構時間があるようにも思いますが、何十ページもの論文を書き上げるとなると、研究に行き詰ることもあり、結構ハードでした。


 さらに、私は当時、修士修了後は日本で就職しようと思っていたので、日本での就活も行っており、就活の面接時期と論文提出タイミングが被っていたことや、修論、就活の他にも別で参加していた研究プロジェクトやアルバイトなどもあり、本当に大変でした。(普通に発狂しかけていたのを覚えています。お勧めはしません笑)

 個人的には就活については、時間や年齢、お金の余裕などがあるのであれば修士論文の後でもいいのではないかと思います。

 RenさんはRenさんで、修士論文を書きながら、勉強とは別のプロジェクトにも携わっていたようですが、もともと日本で働く予定ではなかったため、修士論文を書きながらの就活はしていなかったようです。修士修了後にたまたまやりたい仕事を見つけ、応募して内定した会社が日本にあった、ということをPodcastでもお話しされています。

 

修論中のメンタルについて
 Podcastの中で、修士論文を執筆していた当時を振り返って、Renさんも私もしんどかった、と話しています。笑

 本当に、今だから「笑」とかつけて言えますが、普通にしんどかったです笑。もしかしたらすごく楽しめる人もいるかもしれませんし、ささっと書き終わっちゃった、という方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、研究の楽しさとかは感じたと思いますが、同時に、なかなか筆が進まないのに時間だけが過ぎていくもどかしさなど、苦悩もありました。

 決して皆さんを脅したいとかではなく、修士プログラムを終えた身としてのホンネです。修士プログラムに正規生として留学するということは、学部時代に交換留学生として留学するのとは違い、楽しくてキラキラした部分だけではない、というのは事実としてあると思います。しかしながら、Renさんや私が無事に修士論文を書ききったように、決して超えられない壁ではないですし、皆さんも必ずできると思います。そして、こうした苦悩を経験したうえで、やっぱり修士プログラムを他の国で挑戦するということは素晴らしい経験でしたし、Renさんも私もとっても勧めたいものでもあります!

 

リフレッシュ法について
 そんななかなか厳しい修士論文期間を乗り越えるには、やっぱりリフレッシュ方法がとても大事だと思っております。たとえばRenさんだったらジョギングだったり、私の場合は環境を変えてみたり...。

 RenさんがPodcastのなかで、「あえて修論から離れて発酵期間をつくる」というのを話されておりましたが、本当にこれは大切だと思います。私のプログラムの先生だったか先輩だったかも、「行き詰った時は一度研究から距離を取って全然違うことをしてみると、意外と戻ってきたときにスムーズにいったりする」というのをおっしゃっておりました。

 なので皆さんも焦る気持ちもわかりますが、どうかたまにはリフレッシュを忘れずに!

 

修士論文のテーマについて
 このエピソードでは、修士論文のテーマが、入ってすぐの時と比べてどう変わったかについてもお話ししております。Renさんの研究テーマは、日本に焦点をあて、日本の高齢者福祉施設にデジタル化をどう取り入れていったらいいのかについて研究されたようです(高齢化が進み、労働人口が減る日本で、これからどんどん必要となってくるテーマですね!)。Renさんはこちらの研究をするにあたり、高齢者施設の運営側にインタビューをされたみたいです!

 私の場合は、日本の外国語教育政策に関する文書を読み解く研究に変えました。

 先ほどもお伝えいたしましたが、このエピソードの中では、修士論文の研究テーマや研究方法が、入学当初予定していたものと変更となった話もしており、修士プログラムや修士論文について、結構踏み込んだ話もしております。

 私個人の意見にはなってしまいますが、実際に修士論文の際に行う研究内容が、入学当初の研究内容から変わってしまうことはよくあることだと思っています。それは、今回のRenさんや私のように、環境的に変えなくてはいけなくなってしまうケースもあれば、修士プログラムで勉強するうちに、他の研究内容に興味が出てきた、というケースもあると思います。前回ちょこっとこちらのコラム記事にも書きましたが、研究内容が変わることに関しては、なんらおかしなことではないと思いますし、そのあたりも安心していただければなぁと思います。

 なお、北欧留学大使のインスタグラムでは、Renさんや私を含め、他にも修士プログラムを他国で行った大使の方々がいらっしゃり、そんな方々の意見を集めて、修士論文の執筆や研究をする上でためになる情報やツールなどなどをまとめた大使の記事をRenさんが作成してくださっております!

いろんな人の知恵を集めた大変ためになる情報が載っておりますので、そちらも是非チェックされてみて下さい↓↓



Episode 6 修士課程を終えて

Episode6へのリンク↓↓


 このエピソードでは、修士課程修了後について色々お話ししています!

 

卒業後の進路について

 就活をする時にスウェーデンや他の日本以外の国で仕事をすることは考えたのか、という質問にもお答えしております。これは前に就活関連の記事を書いた時にも少し触れておりますので、そちらも参考にしていただきたいのですが、就活を考えた当時は確かにヨーロッパに残ることも考えました。しかしながら、当時はそこまでスウェーデンに残りたい!と思っていたわけではなかったので、スウェーデンも含め、他のヨーロッパの国などで仕事ができないか、トレイニーシップやインターンシップなどが出来ないか、とは考えたりもしました。が、色々考えて諦めました。

 というのも、インターンシップと言っても、お金をくれないものが多かったからです。もちろん、大学から補助がもらえたりもします。例えば私の行っていたストックホルム大学では、Erasmus+協定内のインターンシップであれば、インターン中の奨学金が出る制度などもありましたし、他の大学も似たような制度はあると思います。

 →ストックホルム大学のTraineeship制度については以下のページをご参考にして下さい。

www.su.se

 ストックホルム大学の場合は、「インターンシップの期間は2ヶ月以上1年未満であること」、「所属の学部に関連したインターンであること」、「現在現役の学生であること」など、奨学金を得るための条件がいくつかありました。
 つまり、この奨学金を得てインターンをするには、修士論文の提出を先延ばしにする必要がありました(提出してしまうと卒業することになり、現役ではなくなるので)。
しかも、奨学金も月610〜660€(2024年2月現在)ほどで、決して生活するに十分とは言い難く、フルタイムでインターンをするとなると他のアルバイトもしにくいので、大学からの補助があっても生計は立てにくいと考えました。


 ちゃんとした就業経験がない私にとっては、インターンシップをした方が絶対役に立つのは確か、でも自分の現在の貯金を考えて、就活中の生活費を賄えるのかという部分もあり、色々と現実的ではないと思って諦めました。

 そのほかにも、自分の中の仕事に対する価値観が何か、などなどを考えて、日本に戻ることを決めました。
 ちなみにスウェーデンでは修士修了後1年間は就労ビザが降りるので、スウェーデンの就活は無理ではないです!
※お金が十分にあるかなど、生計を立てられる証明は必要です。

 ノルウェーデンマークについては、Renさん曰く、修士課程修了後に求職期間(job seeking)として仕事を探しながら就労もできるビザを取れるみたいです(ノルウェーは1年/デンマークは半年間)!

スウェーデンのjob seeking visaについての移民局ウェブサイトの情報はこちら

ノルウェーのjob seeking visaについての移民局ウェブサイトの情報はこちら

デンマークのjob seeking visaについての移民局ウェブサイトの情報はこちら

 このエピソードでは、今どんな仕事をしているのかにも少し触れていますので、気になる方はぜひPodcastを聴いてみてください〜!

 

また、就活関連の記事については、過去に以下の2つの記事でもう少し触れております。

 

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修士で学んだこと、そして今

 また、エピソード6では、お互い修士で学んだことや得たことは今の仕事で活かせているか?という結構突っ込んだ話にも触れています。

 これに関しては、Renさんのお答えが素晴らしいので、もはや私の話は聞かずRenさんの話を聞いて欲しいです笑
 多少なりとも修士で学んできた中で感じた感覚があるからこそ、今の職に就いたというRenさん。
 これは今聞き返しても本当にそうだなと思うのですが、修士で皆さん色んなことを学んで、そこで得た価値観を活かして、日本の社会だったり他の国の社会だったりを良くしていこうとか、何かしらの気持ちがあると思います。

 それをどこでやりたいかだったり、どこからアプローチしていこうか、ていうのが人それぞれ違うだけだと思います。逆に言えば、全然学部で学んだものと違う職種にたどり着くかもしれない。でもそこで何かしら自分の学んできたこと、価値観は活かせると思っています!

 正直、私は、今の仕事ではそこまで自分の学びをアウトプットできていない気がすると言ってしまったのですが、Renさんの話を聞いて考え方を改めようと反省しました笑

 ちなみに、このPodcastの収録の後、もう1年経ちましたが、色々ありまして転職しました。現在の職はもともとやりたかったことに近いことが出来ているのと、国際的な環境ではあるので、修士時代の学びや経験、培ってきた価値観が生かせているのではないかと思います。

Episode 7 ブログを書き始めた理由

Episode7へのリンク↓↓

 

 このエピソードでは、ブログをはじめた理由についてと、今後のブログのこと、仕事のことについても少しお話ししております。

 私が海外での大学院進学を考え始めたとき、大学院の決め方や奨学金情報、そもそものスケジュール感など、ネット上での情報がなかなかなかったということもあり、実際に正規で大学院に行かれていた先輩に相談したりして情報を集めました。私は有難いことに海外の大学院に進学されている先輩が近くにいたので情報を集めることが出来ましたが、なかなか周りに相談できる人がいなかったりする方もいらっしゃると思います。
 また、文系の大学院に行くということは結構日本では勇気のいることだと思います。行ったことを全然後悔していない身としては、海外大学院に行きたいと思っている人、また、いわゆる文系の海外大学院に行こうとしている人の、背中を少しでも押してあげる存在になりたいと思ってブログを書いています。

 そしてRenさんが運営している北欧留学大使(Norr Ambassador)も、実際に留学に行っている人の情報提供の場、留学に行きたい人の情報収集の場、をモットーにしており、北欧留学のコミュニティ作りをはじめ、北欧留学における情報を少しでも多くの人に届けられるように運営をされております。
 このインスタグラムの投稿は、私も大学院2年生の初めのころに投稿に参加させていただきましたが、大学院生として北欧で留学している側の生の声が届けられること、投稿をしながら自分の留学生活についても振り返ることが出来ることで、情報を収集したい側だけでなく、提供する側にもとてもいい機会だと感じました。
 投稿は留学の初めでも、留学の途中でも、留学した後でもよくて、皆さん色々なタイミングで大使として投稿されています。いろんな立場の人からの情報を留学したい方は手に入れたいはずなので、気になる方、是非是非投稿希望の連絡をされてみてはいかがでしょうか!

 留学情報については、交換留学、高校留学、大学院留学、そしてフォルケホイスコーレなどの留学でもなんでもOKです!

 下記の大使のインスタグラムのアカウントページから応募フォームに飛べますので、大使になってみたい方、ちょっと気になっている方、是非連絡されてみて下さい~!

 

www.instagram.com

 

 最後に、留学に今から行こうとされている方、留学に行こうか今まさに迷っている方へ、ありきたりなことしか言えてないですが、メッセージもエピソードでお伝えしております。

 まさにこのブログも、本当に留学に迷っている人の背中を押したいという気持ちで書いているのですが、少しでも留学に気持ちが動いている方は、その自分の心の気持ちを大事にしてほしいですし、あと一歩の勇気が欲しいとか、背中を押してほしい場合は、こちらのブログでも、Renさんにでも、北欧留学大使にでも誰でもいいので、いつでも連絡してきてくださいね!

 そして今からまさに留学に行く方は、「学びたい」、「いっぱい旅行したい」、「文化に触れたい」、などなど、留学の理由は様々かと思いますが、留学先で色々なものいっぱい吸収してほしいです!もちろん、留学は楽しいことばかりではないと思いますが、それも含めて留学の醍醐味というか、色々な経験が成長につながると思っているので、その時感じたこと、思ったことを大切にしながら過ごしてください!

 

もしもなにかあれば、こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくださればできる限り対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

最後に

 Podcastを通じて、学部時代に感じた葛藤や大学院生活のこと、そして今に至るまで、本当に長々とお話ししてしまいました。ところどころお聞き苦しい箇所もあるかもしれませんが、留学を迷っている人、今留学に行かれている人にとって、共感できる部分があれば大変嬉しく思います。
 さて、このPodcastですが、実は話が延びに延びて、Renさんが超素敵な感じでスピンオフエピソードも作成してくれました!💦
 スピンオフ編では、メインのエピソードで私が話し過ぎてカットになった大学時代の留学のことや、旅行の話、大学院時代の生活について、色々とお話ししています。こちらのスピンオフ編のエピソードも、記事に起こしてみたので、よろしければ是非覗いてみて下さい👀(ベルギーとスウェーデンの生活で感じた違いなどについても書いています)

→スピンオフ編の記事はこちら

Podcastの収録は、もう一年以上前になってしまうので、記事に起こすのがここまで遅くなってしまって本当に申し訳ないのですが、、、それでもどうしても収録時に感じた色々をブログでも綴りたいと思い、遅ればせながら記事にしました!

 このPodcastを通じて、私自身色々と振り返る機会にもなりましたし、気持ちを共有できる機会を頂けて本当に光栄です。そして、収録中、終止本当に楽しかったです!

改めて、北欧留学大使(Norr Ambassador)のRenさん、この度はPodcastにご招待いただきありがとうございました!

 

Who is Discriminating? ~自分の中に潜む差別について考えてみる~

 

Click here for the English version.

 

 

はじめに

 初めに、正直この記事に関しては、ブログに投稿するかしないかをめっちゃ迷いました。そもそも留学情報のブログを主に発信している中で、今回の記事は「留学情報」という意味では少しずれた記事になってしまうから、というのと、

 きっと読む人によっては全然違う意見を持っていたり、賛否が分かれる話になるため、投稿するのに抵抗があった、というのもあります。それと、これを書くということは、自分の中にあった差別について認めるということでもあるので、それをオープンにするのが怖いという気持ちもあります。(この記事のせいで読者が減らないといいのですが、、、、(笑))

 しかしながら、今まで2回ほど長期留学を経験してきた中で、留学する前と留学した後では、差別に対する自分なりの考えが変わりましたし、さらに1回目の留学の時と2回目の留学の時、そして日本に帰国した今と比べて、自分の中での意見は色々と変わってきた気がしています。

 そして、これから留学を控えている皆さん、留学をしたいと考えている皆さん、あるいは今留学中の皆さん。日本を出たら、自分が人種差別を受ける当事者になるかもしれません。差別について留学前以上に考えることが増えるかもしれません。

 留学情報、とは少し違いますが、個人的な経験を通して、差別について考えたこと、そして自らの無意識のバイアスについて気づいたこと、それを省みて今の考えに至った経緯などを少し書いてみようと思います。

 差別は絶対になくしていくものだとは思ってはおりますが、差別については色々な意見があると思います。この記事に同感してほしいと思っているわけではなく、この記事が、留学を通して何かを経験した皆さん、何かを経験するかもしれない皆さんの、自分の意見を深めるきっかけになればいいなと思っています。

※この記事は、あくまで個人的の意見を書いたものです。

※記事の中で、「ヨーロッパの」「アジアの」という言葉が結構出てきますが、大陸を一括りにしたいわけではなく、人や場所の特定性を避けるために使ってます。

※以下の文章は常体(だ・である調)で書きます~。

差別について考えてみる

 LinkedinだったかFacebookだったか忘れたけど、少し前に、ヨーロッパに住む韓国人が、アジア人差別について批判している記事を読んだ。現地で中国人に間違えられて、「見た目が東アジア人というだけで中国人と勝手に思い込むのは人種差別だ!」といった内容だった。

 確かに、人の国籍やルーツ(さらに言えば性も)を勝手に決めこむのはよくないし、まずは思いこまずに聞いてみる、というのは大切だとは思う一方、この韓国人の体験談と怒りの記事を読んだ時、学部時代に留学していた時のことを思い出した。

 当時私はベルギーに留学していて、旅先で「ニーハオ」と声をかけられたり、留学イベントで中国人と間違えられたりして、それが何度か続いたために不満が募ったことがある。「私は中国人じゃない!日本人だ!」と。

 ある日そのことを兄に言ったら、「なぜ、中国人と間違えられることが嫌なのか。アニョハセヨと言われていたら同じように怒っていたか。」言われ、ハッとさせられた。同時に、自分の中に存在していた無意識のバイアスを垣間見たようで不快でたまらなかった。必死で弁明しようとして「でも」「そうだけど」とかなんとか言って色々理由を言ってみたが、否定しようととすればするほど、自分の中の差別を正当化しているようで辛かった。

 もちろん、その当時はこの不快感の正体が自分の中に存在する差別のせいだとは気づききれなかった。というか、もしかしたら、「差別をされたと思った自分自身も無意識に差別を行っていたこと」を認めたくなかったのかもしれない。結局、この気持ちをなぜ理解してくれないんだ、と不満に思っただけだった。

 でも、今振り返ってみて、当時の自分のイライラはきっと無意識のバイアスからくるものだったんじゃないかと思っている。

 ーもしもニーハオではなくアニョハセヨと言われていたら?もしかしたらだけど、あそこまで怒ったかな?ー

 ー韓国人に間違えられるのと中国人に間違えられるのとは、気持ち的に何か違うのかな?―

 当時の自分に聞いてみれば、「いやでも」とかいう言葉が出てくる気がするけれど、当時の自分を振り返ってみた今では、「そうだね、もしかしたらそこまで怒っていなかったのかもね。」と答えると思う。

 じゃあ、何故中国人に間違われると不快に思ってしまったのか、という所について。色々原因はあるかもしれないが、一つとして、日本社会が持っている中国へのイメージが、知らないうちに自分の中に沁みついてしまったからかもしれないと思っている。

 この無意識のバイアスというのは、社会構造や環境が要因となることが多いと思っている。社会全体に根付いていて、特に問題視されてきていないからこそ、無意識的に差別的な行動を行ってしまっている、というのが厄介で、それに気づくこと、意識的に変えていくことが何よりも大切だと思っている。今回の私の場合も同じで、政治やメディアで取り上げられる中国への批判的なイメージが、知らないうちに自分の中にあったのかもしれない。

 誤解しないでほしいが、私は中国や台湾の友人もいる。大学院で仲良くなった友人も何人かは中国人だ。皆とっても素敵な人だし大好きである。

 だからこそ、当時の自分を振り返り、当時の自分の中に無意識のバイアスが存在していたことを認めないといけないと思うし、それは改められるべきものだとも思う。

 今の自分なら、もしも中国人に間違えられたとしても、韓国人に間違えられたとしても、同じように「実は日本人だよ~」と怒らずに対応すると思う。そもそも、自分自身もフランス人とイギリス人を見分けろとか言われても間違えるかもしれないし、アジア圏じゃない人にとったら、外見が似通っている場合、アジア人の国籍を見分けるのは難しいんだろうな、という寛容的な気持ちで接することが出来ると思う。

 もちろん、国籍は勝手に判断するのはやっぱりよくないし、まず相手に尋ねてみるのが一番と思うので、自分が接する時は気を付けようとおもうけど。

 

「差別」と「無意識のバイアス」について

 差別は恣意的なものに対し、無意識のバイアスとは無意識であることが大分厄介である。

 例えば、上記の経験の他に、明らかな差別にもあったことがある(幸いなことに数えるほどしかないが)。学部時代の留学中に、日本人の友人とオーストリアに旅行していた時、カップルが私たちの後をつけながら、にやにやした声で「ニーハオ」と繰り返し罵ってきたことがあった。他にも大学院留学中にスウェーデンのマルメに旅行したとき、ホテルのスタッフに不適切な対応をされたことがあった(これは後で文句を言ってオーナーにお金を返してもらったけど)。

 私が経験した差別は他の人に比べたらそこまで大したものでもないかもしれないが、少なくとも今述べたものは明らかに故意的に行われた差別だと思っている。

 

 そして、こういった明らかな差別は悲しいことに日本にも確実にある。人種的な差別というよりも、対外国人への差別が根強いように思う。「外国人お断り」のバーがあったりとか、外国人の受け入れを拒否しているマンションなんか本当にたくさんある。少なくともスウェーデンでは部屋探しの際、人種的理由で却下された経験はないので、これに関してはびっくりである。他にも、外国人だからという理由で警察官に目をつけられたりとか、日本人が当事者になっていないから気づきにくいだけで、実はたくさん存在していることを理解しなければならない。

 

mainichi.jp

asia.nikkei.com

 

 一方、無意識のバイアスを受けた経験の一例でいえば、大学院の時の授業で、ヨーロッパ出身の先生が、同じヨーロッパ出身の生徒には話しかたりアイコンタクトを取るものの、なんとなく自分や他のアジア圏の生徒(中国人やインド人、バングラデシュ人がいた)は存在していないかのように接していると感じたことがあった。そして、なんとなくそのことに違和感を感じた記憶がある。

 

 日本での無意識のバイアスでいえば、電車で外国人が座っている席の周りには誰も座ろうとしないとか、他の言語を話している人がいるとじっと見つめてしまうとか。逆に、お店でスタッフが外国人の客への接客やアイコンタクトを避けたがるとか(そして大抵日本人である私にしか話しかけないし、私の方しか見ない)。今ぱっと思いついたのを挙げてみたが、他にも挙げればきりがないだろう。

 

 私はさっき大学院での授業で無意識の差別を感じたと伝えたし、居心地のいい授業だったとは言うつもりはないが、だからと言ってその先生を責めたいわけではない。文化的に似た者同士の方が話しかけやすいという心理はわかるし、文化的な衝突もなくて済むので、居心地がいいと感じる人に自然とアイコンタクトを多くとる心理もわかる。

 私だって、全然文化の異なる友人と話すのはとても刺激的で色々なことを知れて楽しい反面、韓国出身や中国出身だという友人と東アジア文化の話をして盛り上がるのはまた別の居心地の良さがあった。

 上手く言えないが、その無意識的な行動が許されるものかどうか、というのはまた別であるし、少しでも不快に思う人がいればその行動は改められるべきではあるとは思うものの、無意識のバイアスについて、自分もやってしまう可能性があるということを理解し、そのうえで相手の無意識の行動を判断すべきなのかなと思う。

 

 つまり、他の国に人種差別が存在していることを理解すると同時に、日本にある人種差別についても理解すること。そして、他の国に存在する無意識のバイアスを理解すると同時に、日本に存在している無意識のバイアスにも同時に目を向けること。
 自分の中にも無意識のバイアスがないか考えること。何かされた時に嫌と思ったら、なぜ嫌なのかを追求すること。そして、自分の無意識のバイアスに直面した時、それを認める勇気を持つこと。もし今読んでいる方の中で、同じようにもやもやしている方がいれば、どうか昔の私のように「でも」「だって」とかで否定しようとせずに、もう少し深くそのもやもやを追究してほしいと思う(決して心地のいい行為ではないけれど)。

 

さいごに

 実は、私がこの記事を書くに思い至ったきっかけは、最近話題になった2024年アカデミー賞授賞式で、主演女優賞と助演男優賞を受賞したエマ・ストーンとロバート・ダウニーJr.のアジア人俳優/女優への対応が差別的だったという記事を読んだからだ

 

(↓気になる人はこちらの記事を参考にしてください。)

www.globaltimes.cn

 

 この記事に関連して、SNSでも色々な記事を見かけた。「アジア人差別だ!」と非難する人もいれば、アジアの方の中でも「ちょっと言い過ぎでは?」と言っている人もいた。

 

 ちなみに、少し話が脱線しますが、「The Zone of Interest」の映画を手掛けたユダヤ人のジョナサン・グレイザー監督のアカデミー賞のスピーチは、アメリカとイスラエルで大変な物議をかもしていますが、こちらもとても大事な記事だと思ううので、興味がある方は読んでみて下さい。→英語のThe Guardianの記事がこちら。   

 日本ではこのニュースはそこまで話題にはなっておらず、どちらかというと彼が受賞したことに焦点を当てられているのが面白いですね(多少は触れられているものの、大々的に書かれているものはない)。当たり前だけど、国が違えば取り上げる内容も違うというか。

 

 この話が取り上げられること自体はものすごく大事なことだと個人的には思う。そのおかげで、私も改めて差別や無意識のバイアスについて色々考えさせられた。

 先程も言ったように、無意識のバイアスについては、そんなつもりはなかったとしても、結果誰かを不快にしているのであれば、無意識に起こしてしまっていた行動について改めるべきだと思っている。つまり、今回のアカデミー賞の事件の場合は、アジア人であるミシェル・ヨーキー・ホイ・クァンがどう思ったのかが重要なのではないかと思う。

 

 6年前の自分なら、このニュースを読んで、「これは差別だ!」と一緒になってきっと怒っていたかもしれない。でも、自分の中にある無意識のバイアスに気づいた今、なんとなくもう少し広い視点で物事を見れている気がする。これもまた上手く言葉で言い表せないのだけど。きっと、無意識のバイアスについて気づくことがどれだけ難しいことか気づいたからかもしれない。

 批判的な意見を持つと同時に寛容性も持つこと。その大切さを一連の内省の中で学んだ気がする。

 

※今回の記事は人種的な差別について取り上げていますが、この世の中にはジェンダーの差別、性的マイノリティの差別、本当に色々な差別があると思いますし、それぞれにやっぱり無意識のバイアスが潜んでいます。同じように自分に潜む無意識のバイアスに気づき、もっとよりよい世の中にしていきたいですね。

 

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Who is Discriminating? ~Thinking about the discrimination within you~

日本語の記事はこちらから

 

Before Beginning

   Thank you for visiting this page!  

   I mainly post articles about studying abroad info on my blog for Japanese people who wish to study abroad. Therefore, all other posts apart from this article (so far) are written in Japanese. However, when I thought of posting this article, I felt like sharing my thoughts with as many people as possible, so I wrote an English version too. In the future, I would like to post more articles in both English and Japanese, so hopefully I can share more article with you soon!

     Before moving to the topic, first of all, I honestly had a hard time deciding whether or not to post this article on my blog. I was hesitating to post it because I'm sure some people reading it might have a different opinion, and the topic will be divided into pros and cons. Also, writing this includes admitting the discrimination that existed within me, so I feel scared to open up about it.

     However, after having experienced long-term study abroad twice now, I feel that my own views on discrimination have changed before and after studying abroad, and moreover, my opinions have changed in many ways compared to when I studied abroad the first time, the second time, and after returning to Japan.

     Although this is not necessarily information about studying abroad, I would like to write a little about how I thought about discrimination through my personal experience, how I realised my own unconscious bias, and how I came to my current view after reflecting on it.

 I believe that discrimination should be absolutely ended, but I know there are many different opinions about it. I do not expect you to agree with me in this article, but I hope that this article will help those of you who have had / may have difficult experiences through studying abroad, to deepen your own opinions.

*This article is just my personal opinion.

*The words "European" and "Asian" appear quite a bit in the article, but I am not trying to group all people within continents together, but I am using them to avoid specificity of people or places.

 

Thinking About Discrimination

     A while ago, I read a post by a Korean person living in Europe criticizing discrimination against Asians on social media. The person was mistaken for a Chinese person in Europe, and they said, "It's a racial discrimination to assume people are Chinese just because they look East Asian"

 While I certainly agree that it is not good to make assumptions about a person's nationality or roots (or even gender, for that matter), and that it is important to ask first without making assumptions, reading about this Korean person's experience and anger reminded me of a time when I studied abroad as an undergraduate.

 At the time I was studying abroad in Belgium, sometimes people said "Ni hao" to me in my travels and mistook me for a Chinese person at study abroad events, this had happened on several occasions, which led to my frustration, thinking like "I am not Chinese! I am Japanese!" 

 

 One day I complained about this to my brother, then he said, "Why do you not like being mistaken for Chinese? Would you have been as angry if people had said "Anyo haseyo"?

     Hearing of what he said hit me, at the same time, I was really uncomfortable as I felt like I had glimpsed an unconscious bias that existed within me. I desperately tried to defend myself, saying "no," or "yeah, but..." and giving various reasons, but the more I tried to deny it, the harder it felt like I was justifying the discrimination within me.

 Of course, at the time, I could not fully realise that this discomfort was actually due to the discrimination within me. Or, perhaps, I did not want to admit that I myself, who felt discriminated against, was also unconsciously discriminating against others. In the end, I just felt frustrated and was not satisfied with the fact that my brother did not understand my feeling.

 However, looking back on it now, I think that my frustration at the time must have come from an unconscious bias.

 - What if they had said "anyo haseyo" instead of "ni hao", would I have been that angry?

 -Do I feel any differences between being mistaken for a Korean person and being mistaken for a Chinese person?

 If I ask myself back then, I think I would say something like, "No, but..." But now that I look back again I think I would answer, "That's true, maybe I wouldn't be that angry."

 

 So, why did I feel uncomfortable when mistaken for a Chinese person? There may be many reasons, but one reason may be that the image that Japanese society has towards China has unknowingly settled in my mind.

     I believe that this unconscious bias can often be caused by social structure and environment. It is troublesome that people unconsciously engage in discriminatory behavior because it is rooted in the entire society and has not been particularly regarded as a problem, so I believe that becoming aware of this and consciously changing your behavior is of utmost importance. The same is true in my case this time; the critical image towards China that is covered in Japanese politics and media may have been within my mind unconsciously.

 

     I don't want you to get me wrong, but I have friends from China and Taiwan, and also  some of my friends that in my graduate are Chinese as well. They are all very lovely people and I really love them.

 Therefore, that's why I think I have to reflect back on myself at the time and admit that there was an unconscious bias in me back then, and that is something that needs to be changed.

 If I were mistaken for being Chinese or Korean today, I would probably respond in the same way without getting angry, and saying, "Actually, I'm Japanese~." To be honest, I myself might make a mistake if I were asked to distinguish between a French person and an English person. So I would treat with a tolerant mindset, understanding that it would be difficult for people outside Asia to distinguish the nationalities of Asians if they look similar in appearance. 
     Of course, it is not a good idea to judge someone's nationality on your own, and it is absolutely best to ask them first, so I will keep this in mind when interacting with people.

 

"Discrimination" and "Unconscious Bias"

 Discrimination is done purposely, whereas unconscious bias is much more tricky because it is unconscious.

 For example, in addition to experiences I mentioned above, I have also encountered obvious discrimination (though fortunately I have only encountered a few). During my undergraduate study abroad, while traveling in Austria with my Japanese friend, a couple followed us around and repeatedly said "Ni hao" to us in a ridiculing voice. Another time, when I traveled to Malmö, in Sweden, during my graduate studies, I was treated inappropriately by the hotel staff (which I later complained about and got my money back from the hotel owner).

 The discrimination I have experienced may not be that great compared to others, but at least I can say that the ones I just described were clearly intentional discrimination.

 

 And, this kind of obvious discrimination sadly definitely exists in Japan as well. It is not so much racial discrimination, but rather discrimination against foreigners. For example, there are bars with "no foreigners allowed" signs. I know that there are many apartments that refuse to accept foreign residents (At least in Sweden, I have never been rejected for racial reasons when looking for a housing, so this is very shocking to me). In addition, foreigners are very frequently stopped by police officers because of their appearances. All of those are difficult for Japanese people to realise as we are not the party involved, but we have to understand there are actually many such discriminations in Japan.

 

mainichi.jp

asia.nikkei.com

 

 On the other hand, to give an example of an experience of unconscious bias I had, in a graduate school lecture, a professor from Europe spoke to and made eye contact with students from Europe much more frequently, but somehow treated other Asian students (there were Chinese, Indian, and Bangladeshis apart from me) as if we did not exist. And I remember feeling somehow uncomfortable about that.

 In terms of unconscious bias in Japan, it could be that no one wants to sit around a seat on a train where a foreigner is sitting, or that people stare at others who are speaking in different languages than Japanese. And although staring at foreigners, staff at a shop/restaurant want to avoid serving foreign customers or making eye contact with them (and usually only speaking to and looking at me (=Japanese)). These are just a few that come to mind, but there are probably many more. 

 

 I mentioned earlier that I felt unconscious discrimination in a graduate school lecture, and I'm not going to say it was comfortable, but that doesn't mean I want to blame the professor. I understand the psychology of feeling easier to talk with people who are culturally similar, and also since there are no cultural clashes, you would naturally make more eye contact with people from similar background. 

 It is the same for me. While it was very stimulating and enjoyable to talk with friends from different cultures and learn about various things from them, I also felt comfortable chatting about East Asian cultures with friends from South Korea or China.

 I can't express my feelings well; concerning whether unconscious behavior is acceptable or not, if someone is even slightly offended by words/actions, the behavior should be changed. At the same time, I think we should understand that there is a possibility that we too might be guilty of similar types of behaviour, and as such, we should judge others' actions with empathy.

 

 In other words, we should understand racism that exists in other countries and at the same time understand racism that exists in our own home countries. And we should understand unconscious bias that exists in other countries and at the same time look at unconscious bias that exists in our home countries.

 Think about whether you have unconscious bias. If you don't like something done to you, try to seek/understand why you don't like it. And when confronted with your own unconscious bias, have the courage to admit it. If you are reading this now and feel that you can relate to my experiences and feelings, please do not try to deny them by saying "but" or "because", like I did in the past, but instead, if you can, seek out the deeper reasons why you might feel that way (even though it is not a pleasant process).

 

Afterword

     Actually, I was inspired to post this because I read some articles about the recent controversy at the 2024 Academy Awards ceremony, of which discuss how Emma Stone and Robert Downey Jr. were challenged for being discriminatory in their treatment of Asian actors.

 

(↓ If you are interested in the news, please refer to the article below)

www.globaltimes.cn

 

news.yahoo.co.jp

 

 I have seen many posts on social media related to this article. Some people accused Emma and Robert of racism against Asians, while other Asians questioned whether it was actually racism or not.

 

 By the way, to go a little off topic, the Oscar speech by Jonathan Glazer, the Jewish director of "The Zone of Interest" movie, has been very controversial in the US and Israel. I think this is also a very important article, so if you are interested, please read that too. →The Guardian's article in English is here.   

 It is interesting that this news is not really talked about in Japan, and the focus is more on the fact that he won the award (some mention of it, but nothing major). It's obvious, but still interesting that different countries have different things to cover.

 

     I personally think it is extremely important that this news is covered. It has made me think again about discrimination and unconscious bias.

     As I mentioned earlier, I believe that unconscious bias is something that we should change if we are offending someone as a result of our actions, even if we did not intend to do so. In other words, in the case of the Academy Awards, I think it is important what the two Asian actors, Michelle Yeoh and Ke Huy Quan felt about what happened to them.

 

  If I had read this article six years ago, I would have said, "This is discrimination!" joining others in their anger. But now that I am aware of my unconscious bias, I feel that I am able to see things from a broader perspective. I can't really put this into words well, though. Maybe it is because I have realised how difficult it is to be aware of unconscious bias.

 To be critical and tolerant at the same time. I think I learned the importance of this through self-reflection.

 

*This article addresses racial discrimination, however, I believe that there are so many kinds of discrimination in this world: gender discrimination, sexual minority discrimination, and so many others. And there is unconscious bias hidden in each of them. I hope that we can recognise unconscious bias within us in other areas as well, making the world more comfortable for all.

 

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ベルギー留学中のクリスマスの思い出(クリスマスに携帯を落とした話)

メリークリスマス!God Jul!

皆さん各地で素敵なクリスマスをお過ごしでしょうか。

毎年クリスマスが来ると、ベルギー留学中のクリスマスの思い出を思い出します。

今回は、そんな私のクリスマスの思い出をちょっとご紹介しようと思います。

※題名がアレですが最後はハッピーエンドなので安心してくださいね!

 

 

クリスマスの日の朝に

 2017年の冬、当時ベルギーのルーヴァンという街に学部の交換留学生として住んでいた。

 ベルギーに来てから初めてのクリスマス。クリスマス時期から年末にかけて、日本にいた家族がベルギーに会いに来てくれた。

 25日、クリスマスの日。今日はブリュッセルのホテルで泊まっていた家族とブリュッセルで落ち合って、マグリット美術館に行ってからブリュッセル近くの古城ホテルにみんなで泊まる予定だった。

確か朝の10時半くらいだったと思う。

私はルーヴァンの自分の寮からブリュッセルに向かうための電車に乗った。

この時、時間通りに来たと思って電光掲示板をしっかりとみてなかったのが失敗だった。

ベルギーでは、電車が遅れることはもちろん、さらっとプラットフォームを直前に変えることなんて日常茶飯事。それを知っていながら、何も疑わず来た電車に乗ってしまったのである。

ルーヴァンからブリュッセルまでは、電車で20分〜30分ほど。

無事に時間通り電車に乗れたことに満足して、兄にメッセンジャーで「あと30分くらいでブリュッセル着くよ~!」とテキストを送って悠々と席に座って音楽でも聞いていた気がする。

そして、電車に乗って20分くらい経った時に違和感に気づいた。

(あれ?まだ次ブリュッセルってアナウンスされてないような気がするぞ…?)

よくよく窓の外を見れば、辺り一面草原だらけで、どんどん郊外に向かっている気がする…!

慌てて携帯のGoogleマップを開いてみた。うわ!明らかにブリュッセルと反対方向に向かっている…!

そう、私が乗った電車はブリュッセル行きなんかじゃなくて、真反対の方向に向かう電車だったのだ。

次の駅が何かわからなかったけど、とにかく若干パニックになって、次に止まった駅に慌てて降りた。

そして…この時、自分がもう一つの携帯を持っていないことに気がついたのである…。

 

Zichemという駅での2時間の葛藤

 ここで、「もう一つの携帯ってどうゆうこと!?」となっている方が大半と思うので説明すると、

当時の私はiPhone 6を持っていて、SIMフリーではないバージョンを持っていたため、留学中は基本そのiPhoneWi-Fi環境下でのみ使用していたのだが(LINEのメッセージ確認したりとか写真撮ったりとか、インスタとか確認するのはこっち)、

それだけでは不便だからと、留学先のバディが昔使っていたというandroid携帯を貸してくれて、それにベルギーのSIMカードを入れて使っていた(電話やWi-Fi環境下以外で携帯が必要な時はこっち)。

つまり、留学中はiPhoneandroid、二つの携帯を常に持ち歩いていた。

で、私が電車に置き忘れたのは自分のiPhoneの携帯だった。

電車の座席脇から小さな机を出せるようになっていて、確かにiPhoneをそこに置いた記憶はあった。しかし、その上に自分のマフラーと手袋を置いてしまっていて、出るときにマフラーと手袋だけ掴み、携帯が置き去りにされているのを完全に見逃して出てきてしまったのだ。

降り立った瞬間の「ここどこ...?」的な絶望と、確実に約束の時間に家族に会えない絶望、そしてその数秒後に携帯をなくしたことに気付いた絶望と、絶望の波が一気に押し寄せてきた。

「なんでこんなクリスマスの日に、、、」と、半べそをかきながら、

とりあえずもう一つのandroid携帯の方で、家族に急いで連絡し、今どこかわからないこと、携帯をなくしたこと、ブリュッセルに戻るように頑張ってみるが時間に間に合わないので美術館は先に行っておいてほしいということを伝えた。

冷静になってみて、どうにかしてもう一つのiPhone携帯を取り戻す手立てがないか、あんまり回らない頭で必死で考えてみる。

駅の名前を見るとそこにはZichemと書かれてあった。本当に完全にブリュッセルと真反対の方角に行っていたらしい。

自分が載っていた電車を調べるとどうやら終点はHasselt駅。まだ電車は終点についていないということは、おそらく私の携帯も今きっと(盗まれていなければ)電車に揺られながらHasselt駅に向かっているはず!

電車の車番も確認し、とりあえずベルギーの鉄道会社に電話してみる。その時のやりとりの記憶ははっきりとは覚えていないが、

「今まだ電車が動き続けているから、携帯があるかどうか確認できない。」

みたいな感じで、そんなに希望の持てる返答じゃなく、がっかりした覚えはある。

 

がっかりはしているものの、今できる対応はしたので、段々と冷静さを取り戻してきた。

あらためて周りを見渡してみるとZichemという駅は本当に何もない。人間すら見当たらない。本当に今日はクリスマスか?!と疑いたくなるほど、自分以外だれもいない。ちょっとこの状況ウケるな、写真でも撮っておくか。あ、ちゃうちゃう写真撮る用の携帯今ないんやった、と、ノンスタイルのネタみたいなことを一人でやってセルフツッコミをして、

ちょっと落ち着いたところで、次のブリュッセル行きの電車を調べてたところ、なんと約2時間先!?

当時家族に送った時刻表が残っていたので写真も載せておくと、11時ごろにZichemの駅に着いたのだが、戻りの電車は13時ぐらいまで来ないらしい。なんてこった。

家族に送った電車案内のスクリーンショット

 仕方ないので近くのカフェで温かいものでも飲んで自分を慰めるかぁ~とクリスマスを商業化されたイベントだと勘違いしている日本人の私は思い立ったのだが、

ベルギーはカトリック教徒が大半の国。クリスマスに普通のローカルカフェが空いているはずもなく、とりあえず近くのカフェを見てみたけど、やっぱり閉まっていた。今日何回目のがっかりだろう、、、、。

 

しぶしぶ駅のホームに戻り、さすがにプラットホームに2時間待ちぼうけは寒すぎるので、待合室のような所に座って時間をつぶす。もちろん待合室の中も暖房がついているわけではなく、普通に寒かった。ラッキーなことに、その日の夜は古城のホテルに泊まる予定だったので、パジャマや着替えも持ってきていた。ここまで色々重なるとおしゃれとかもうどうでも良くなる。どうせ今一人だし、と思って、スカートの下にパジャマ用のジャージズボンを履いて寒さをしのいだ。(途中若いお兄さんも待合室に入ってきて、恥ずかしくなってジャージ履いたことをちょっと後悔したのもいい思い出、開き直ってそのまま過ごしたけど(笑))

 

そんなこんなで、暇すぎる悲しすぎる2時間をZichemで過ごし、やっとの思いでブリュッセルに戻ってきた。

 

(ちなみに、Googleマップで誰かが挙げてくれていたZichemの駅の写真を参考までに載せておきます↓↓こんなところで2時間待ちぼうけしてました。)

Zichem駅

ブリュッセル駅での奮闘

ブリュッセル駅について真っ先に向かったのは、もちろん駅のインフォメーションセンター。電話で問い合わせたときと同じように携帯をなくしたことと、乗っていた車番を伝えた。私が携帯を置き忘れた電車はこと時点ではすでに終点のHasseltについているはずだが、今のところ携帯の置き忘れなどの連絡はないということであった。インフォメーションセンターのお姉さんに、「残念だけど、あんまり望みはないかも...」とそれとなく諦めるように促される。

 

やはりそうか、、、、と私も半ばあきらめながら、ブリュッセル中央駅の中にあるスターバックスに行き、慰めのためのラテとお菓子を頼んで、家族が来るのを待つ。

 

ここまで来ると、どうにかしてポジティブになるように人は色々な理由を考え始める。

「なくしたのが自分の携帯の方でよかった~」とか、

「自分の身に何か起きそうになったのを、携帯が厄払いしてくれたのかも、、」とか

「まぁこれを機にもっといい性能のiPhoneを買えばいいし」とかとか。

 

たまたま期末テストも近いし、ということで、勉強のためにノートパソコンも手元にあった。スタバのWi-FiをつかってPCでiCloudにサインインしてみる。当時、残念ながら携帯を探す機能をONにしていなかったため、携帯がどこにあるのかは分からなかったが、iCloudに写真を同期していたため、前の日に撮った写真もパソコンからみれた。

正直、携帯なくした時に写真のデータが無くなるかも、ということが一番悲しかったので、写真がちゃんと同期されていることを確認出来て安堵する。

 

 家族を待っているうちに、この悲しい出来事を誰かと共有して慰めてもらおうと、留学先で出会った日本人の友人に携帯なくしたことをLINEしてみた。

 そしてなんと、奇跡が起こったのである...!

 

救世主のおかげで携帯Returns

どうやら携帯を拾ってくれた救世主がいたらしい。

ちなみに私が友人にメッセージを送ったのはLINE経由である。

その時のLINEのやり取りがこちら↓

友人とのLINEのやりとり

 どうやら友人の返信「何があったん」を受信した時に、私のiPhoneの携帯にポップメッセージが出てきたらしい(Wi-Fiがないとポップメッセージは出てこないので、どのWi-Fiを拾ったのかは心底謎であるが)。

 そしてたまたま、私がLINEした友人がアカウント名を英字にしてくれていたおかげで、

おそらくFacebookで同名で現在ベルギーに住んでいる人を拾い主が検索してくれたのだろう。日本人の友人に連絡したというのも、検索出来た理由の一つかもしれない。

それで、拾い主から私の友人にメッセンジャー越しに連絡がきたと。

(”You might be the last resort”と言われたらしい(笑))

 

 上の私の返信からもお分かりのとおり、友人に連絡して携帯の拾い主がわかるなんて全く予想しておらず、喜びと驚きで動揺しまくりである。

 

とにかく携帯を拾った人(と、私の友人)のGreat jobのおかげで、無事に拾い主と連絡を取ることができ、無事にその日のうちに携帯を取り戻すことが出来たのである。

 

数時間前には予想もしていなかった展開である。その拾い主はお兄さんで、「ブリュッセルの近くの~~駅が僕の最寄り駅だから、そこまでこれる?駅の出口を出たところの前にあるDelhaizeスーパー(ベルギーやフランスにあるチェーンのスーパー)で会おう!」といわれ、さらに

「My sister will be coming with me so that you don’t need to worry about meeting a strange guy. I am wearing a red basketball cap and she is wearing a bright blue jacket 😉」

と付け加えられ、何とも素晴らしい気遣いに感動。

 赤いキャップと青いジャケットというものすごい分かりやすいシルエットのおかげで、すぐに見つけることができ、無事に私の携帯が手元に返ってきた。

 

私は感動と感謝でうまく話せないままとりあえず”Thank you”を繰り返した。

 

去り際に”Merry Christmas”とウインクされて、本当に終始全ての行動がかっこよすぎたお兄さんだった。

 

かくして、2017年のクリスマスは、前半は波乱しかなかったが、最後は携帯を無事に取り戻すこともでき、家族と再会して、古城ホテルで最高のクリスマスを過ごしたのである。

 

クリスマスが来るたびにこのベルギーの時の思い出がよみがえってくる。

この一連のおかげで、ベルギーがより大好きになった。盗難にあいやすい街ではあるが、そういう人ばかりじゃないんだなぁとしみじみ思った。

 

今年も救世主お兄さんとその妹さんが幸せなクリスマスを過ごせていますように。本当にありがとう!

(お兄さんをつなげてくれた私の友人にも感謝!)

 

皆さんもMerry Christmas!

 




留学前の To Do リスト!

 

 ミニコラム:留学前に準備しておきたいことの記事では、交換留学前、大学院生活を始める前にやっておきたい勉強面での準備、心の準備などについてお話ししましたが、今回は具体的に準備しておいた方がいいことについてのまとめ記事を書いてみました!
 「留学が決まった!」と喜ぶのもつかの間、留学が決まってから留学前の間、正直色々な準備が待っていて、結構バタバタ過ごすかと思います。

 今までビザの申請法やお金のことなど、渡航前準備に関する記事をいろいろ書いてきましたが、そもそもどの順番でやっていくといいのか、優先順位などを特にお伝えしていなかったなと反省したので、この記事では、私の学部での交換留学、大学院での留学を振り返って、思いつく限りのTodoリストとその優先順位を、過去の記事も紹介しながらまとめてみました!

 皆さんのやることリストを作成する時の参考になれば幸いです!

 なお、このブログ自体がスウェーデンの大学院留学について色々書いていることもあるので、どうしてもスウェーデン留学に関する記事が多いです。しかし、今回の記事については、どこの国に留学に行くにしても割と参考になるのではないのかなと思いますので、どうか少しでも多くの留学生の参考になればと思います!

タイミング的にすでに渡航してしまっている方もいらっしゃるかもしれず、記事を出すのが遅くなってしまって申し訳ございません…!

 

①ビザの申請、パーソナルナンバー申請の準備

 留学が決まったらまず始めにしておきたいのはビザ(住民許可)の申請です。

これがないと渡航が難しくなるからです。

スウェーデンに関しては、ビザが降りるのに1ヶ月〜2ヶ月かかる時があります。皆さんの精神的にも、さっさと済ましておくと安心です。

 また、スウェーデンの場合、1年以上スウェーデンに滞在される方は、ビザのほか、パーソナルナンバーの申請も必要になります。

 具体的な手続きは渡航後になりますが、手続きを行うにあたって、窓口での予約がなかなか取れないことがありますので、渡航前にアポイントメントをしておくといいかもしれません!

スウェーデンのビザ、パーソナルナンバーについての詳細は下記の記事で確認できます。

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

②住居を決める

 

 留学許可が降りたら、住居を決める必要があります。寮にするのか、アパートにするのか、シェアハウスにするのか、行く場所によっても異なるかと思います。

 もちろん渡航後に引っ越しはできますが、それでも慣れた土地を離れ、10か月以上暮らす場所なので、ここも皆さんのニーズを考えつつ慎重に決めたいところですよね!

 交換留学の場合は、留学先のコーディネーターから寮の申請についての詳細が送られてくると思います。基本はそれに従って申請手続きをしましょう!

寮は基本抽選かと思います。希望通りのところに行けるとは限りませんし、抽選が外れてしまうこともあり得ます(悲しい…)。

 ちなみに、ストックホルム大学の場合は、基本的に交換留学生を優先的に寮に割り当てております。

 寮の申請をすることは可能ですが、留学生数によっては外れることもあるみたいです...。

 私がストックホルムの大学院に行く時も正規の大学院生は部屋は自分で探し出さなければなりませんでした。 寮もダメもとで応募してみましたがやっぱり駄目でした。

 

 大学によってはそのあたりのサポートをしっかりとやってくれるところや、学生数に見合った数の寮が備えられている大学もあるので、ストックホルムのケースの方が少ないように感じますが、そういった情報は事前に確認しておくと良いかもしれません。心配であれば留学先のコーディネーターに相談するのもいいかと思います!

 

 ちなみに、ストックホルムの住居情報については下記のブログで詳しく書いておりますので、よろしければご確認ください!

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

③保険に入った方がいい場合は入っておく

 交換留学の場合は、基本的に渡航前に日本の保険会社の保険に加入することになると思います。約一年の留学期間を考えると結構お金がかかってしまいますが、旅先の健康を考えると入っておく方が断然安心です。

 特に違う国に行くとなると、環境もかなり変わってくるし、些細なことで体調を壊しやすくなったり、知らないうちに疲れが出てきたりします。

 留学に行くにあたって保険に入った方がいいのか確認し、必要であれば渡航前に加入しておきましょう!

 ちなみに、クレジットカードなどで旅行保険が付いている場合があり大変便利ですが、長期の留学の場合は適用されない場合があります。自身のクレジットカードの付帯保険内容や条件を事前にしっかり確認しておきましょう!

 私が学部留学をしたときは、保険の値段を比較できるサイトを使って、一番いい条件で安価な保険会社を選びました。

 スウェーデンの大学に関しては、以前記事にも書きましたが、正規留学の方で、学費を払っている方であれば、自動的に保険が付与されるはずです。年間に保障してもらえる金額は決まっていますが、特段入らなくても生きていけるのかなと思いました(歯医者のお金も保険が適用されます)。

とは言っても、

気になることがあれば日本を発つ前に病院に行ってあらかじめチェックしてもらっておいた方が、気持ち的にも安心かと思いますので(特に歯医者)、 できれば不安要素は日本で払拭してから万全の準備をして渡航に臨みましょう!これは交換留学、正規留学関係なくです!

 スウェーデンに正規留学される場合の医療保険についての情報は、下記の記事から確認できます~!

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

④銀行やお金の送金の準備

 お金、に関してですが、皆さんは留学に行かれるわけですから、ある程度のお金を銀行に振り込んで渡航されるかと思います。

しかしながら、渡航先でお金が足りなくなった!となれば、日本にいる方から追加で送金してもらうことが必要になるかもしれません。

 そうなった時のために、日本にいる間に、日本からお金を送金してもらえる準備をしておく必要があります。

日本のキャッシュカードについて

 日本の銀行のキャッシュカードは、基本的に海外では使いません。(デビットカードとキャッシュカードが同じになってるやつは別)

 ですので、個人的にはキャッシュカードは日本に置いて行って、必要な時に日本からお金を振り込んでもらえるように準備しておくといいと思います。私はいくつか銀行口座を持っていたので用途に応じてそれぞれの口座に振り込んでもらえるよう、両親にキャッシュカードとピンコードなどの情報を全て預けていきました。

海外でお金を下ろしたい時

 基本的に海外では日本の銀行のお金をおろしたい時はデビットカードを使います。

 ちなみに、皆さん既にご存じかもしれまでんが、お金を引き出すときに、どのカードが海外で使用可能かについては、カードの裏にPLUSと書いているかどうかで判断できます。カードによってデザインが少し違いますが、下の画像のマークがそうです。デビットカードの裏にこのようなマークがあれば 、そのデビットカードを使って海外のATMでお金を引き出すことが可能です。

 

 手数料は1回の引き出しで基本的に110円くらいかかります。日本の銀行ATMでも引き出しに手数料がかかる場合があるので、それに比べたら全然安価なものだと思います。

 一度に引き出せる金額は国によって違っています。日本でもATMの引き出しは50万円までと決まっているように、国によって制限はありますが、私が学部時代にヨーロッパに留学していた時は、10万円くらいなら一度に引き出せた記憶があります。

※注意点※
〇お金を海外の銀行で引き出すとき、ATMの機械に同様のPLUSマークがついていることを確認してください。PLUSマークがついていないATMでは引き出せない可能性があります。

〇クレジットカードにもPLUSマークがついていることがありますが、お金の引き出しはデビットカードで行ってください(銀行によってはキャッシュカードも大丈夫かも)。最近ではデビットカードとキャッシュカードが同じになっているカードがありますが、デビットカードの方からカードを挿入するようにしてくださいね。

クレジットカードを使ってお金をおろした場合、クレジット会社が代金を建て替える形での引き出しになるので、利子がかなり高くついてしまいます。PLUSマークがついていれば大丈夫、というわけではないのでお気を付けください!

スウェーデンの場合、手数料はもう少し高く、一度に2,000SEK(大体26,000円くらい)くらいしか引き出せなかった記憶があります。スウェーデンでの生活を始めたとき、他のヨーロッパの国に交換留学をしていた時と同様にお金をおろそうとしたら、MAX2,000SEKまでと書かれていて驚きました。手数料も1回につき200~300円くらいとられた記憶があります。

他の国では同じカードで普通におろせたので、私のデビットカードのせいではなく、スウェーデンのATMがそうなのかなと思っています。もはや現金がほぼ出回っていないスウェーデンなので、もしかしたら現金をおろすこと自体制限をかけているのかもしれないですね。。。。

 

 PLUSマークについて、詳細はこちらのページでもご参考にしていただければと思います(WikiPediaですが悪しからず)。

 

日本からの送金のための準備

 上のセクションでも書いたとおり、キャッシュカードや通帳を家族に預けていくことの他に、他にも振込準備をしやすい環境を整えていくことをお勧めします。
 例えば、海外送金するための手段を整えておくことです。

 特に正規留学をされる方や、現地で銀行口座を開設する予定の方は、留学先で送金が必要な場合が出て来るやもしれません。(逆に言えば、現地の口座に振込む予定がない場合は、送金の準備はしなくても大丈夫だと思います。)

 前にこちらの記事でも書きましたが、海外送金をするのであれば、断然WISEがおススメです。銀行やほかの送金方法と比べて、手数料がかなり安いからです。WISEでは1回につき100万円まで送金できます。

 WISEを使ったことがある人はわかるかもしれませんが、WISEで海外送金をする場合は、まずは自分のお金をWISE会社の日本の口座に振り込むことになります。WISEが持っている口座は三井住友銀行の口座だったと思います。

 三井住友銀行の口座を持っている方とかであれば、同じ銀行の口座同士の振込に手数料はかからないはずなので、インターネットバンキングを設定しておけば、海外でも簡単に振り込みができます。しかし、それ以外の銀行口座から振り込みたい場合は、振込手数料がかかってしまう場合があります。

 留学前当時、そういったことを色々考えた末、私はソニー銀行の口座を新たに開設しました。楽天銀行も多分そうかと思いますが、ソニー銀行は完全ネットバンキングで、振込も2回まではどこの口座に振り込んでも手数料がかかりません。(ちなみに日本のATMでの引出しはコンビニや銀行問わず、月4回まで無料です。確か時間帯も制限なかったはず。)他にも同じような条件の銀行は多くあると思いますので、ご自身にあった方法で振込準備を行っていただければと思います。

現地での銀行口座開設の準備

 現地で口座を開設したい場合、学生として行くのであれば、やはり口座維持費がなるべくかからない、簡単に開設できる口座がいいですよね。
 国によって主流な銀行も変わってくるので、これに関しては現地の留学サポートオフィス、コーディネーターの人に聞くのが一番だと思います。

 ちなみに、私は学部時代にベルギーに交換留学をしていましたが、その時はINGバンクという銀行を使っていました。オランダやベルギー、ドイツでは主流の銀行で、支店は他の国にもあります。現地の大学に在学している証明書やパスポートがあれば、交換留学生でも普通に口座開設できました。

 ちなみに、スウェーデンで銀行口座を開設したい、とお考えの方がいれば、銀行口座開設に必要な情報をいろいろまとめた下記のブログも是非ご参照ください~!

 

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

⑤携帯のSIMを移行する準備をしておく

 私が学部留学でヨーロッパに行ったときは、基本的にWiFiだけで過ごし、現地で格安の携帯を購入して電話が必要な時は現地の携帯を使用するなどして過ごしていましたが、今やSIMフリーの携帯を持っている方がほとんどかと思いますので、現地のSIMを購入する予定の方が多いかと思います。

 詳しくはスウェーデンのお勧めSIMカードなどを綴ったこちらの記事で述べておりますが、現地で携帯のSIMフリーを使えるようにしておくために、日本にいるうちにしてほしいことは主に次の4つです。

1.SIMフリーにしておく。

 現地で今持っている携帯を使いたい場合は、1のとおり、渡航前にSIMカードが解除されているか、自身の携帯がSIMフリーの携帯かを事前に確認しておきましょう。

(※現地でWiFiだけで生きていこうと思っている場合は必要ないですが。)

 

2.契約している日本の携帯会社を解約、もしくは一時解約する

 今日本で使っている携帯会社の契約は、出国前に解約しておくか、もしくは、一時保留(凍結状態)にしてかないと、留学中、日本のデータを全く使っていないのにお金だけ払わないといけない羽目になります。

 1年間も払い続けていると、意外とお金かかるので、なるべくいらないお金は節約しましょう!

 

3.電話番号を設定しているアプリや契約の内容を変更しておく

 携帯電話番号は、結構いろんなアプリや契約で使用しているので、銀行口座、Googleアカウントの2段階認証、FacebookTwitter...などなど、契約や登録で使っている携帯番号を、最新の電話番号に変更するか、家の電話番号などで登録し直しておく、もしくは他の認証方法に設定し直す、などの対策をしておく必要があります。

 特にGoogleの2段階認証や銀行口座で引っかかるとかなり面倒なので、事前に設定を変更しておきましょう!実は私も、スウェーデンに来てからお金の送金をお願いしようとしたときに、銀行のインターネットバンキングの登録電話が前の携帯電話番号になっていて、その変更手続きをしなければなりませんでした。その時は、日本にいる両親にも手伝ってもらいながら、家の電話番号を登録しなおしましたが、かなり面倒だった記憶があります(^_^;)

 今携帯で持っているアプリは、SIMを変更しても基本的にそのまま使えます(設定を変更し直さないといけない時もありますが、SIMが変更したからといって、データとかは削除されないです。(日本でも、キャリアから格安SIMに乗り換えるときは同じくデータは特に削除されないですよね。)

 

4.SMカードを取り出すための付属ピンを手荷物に入れておく

 これはまぁそこまで重要ではないですが(笑)、現地についてすぐにSIMカードを購入したい場合は、SIMカードの挿入部分にロックがかかっているので、ロック解除できる付属のピンや、それに代わる代替品を持っていきましょう~。

 大学院留学のためにスウェーデンに行ったときは、到着後すぐにSIMカードを購入しデータ通信できるようにしたかったので、iPhoneの付属ピンを手荷物に入れていきました。私と同じように、到着後すぐSIMを買う予定の方がいれば、私は付属ピンを手荷物の中に忍ばせておくのをお勧めします!(預け荷物に入れておくと、ロストバゲージが起きたときに解除できなくて困るのと、取り出すの面倒なので(笑))

 

⑥一年以上海外に住む予定であれば、役所で海外転出届を出す

 交換留学生の方はそこまで重要ではないかと思いますが、私が大学院に正規留学に行ったときは、日本の住民票を破棄しなければなりませんでした。。。これは、住民税に関係してくるのですが、1年以上海外に住む場合、住民票をそのままにしておくと、住民税を支払わなければなりません。その住民税の支払いを免除するために届出が必要ということです。こちらの記事にも書かれておりますが、国外転出する日の14日前から提出可能のようです。渡航前に、お住いの地域の役所にて手続きを行ってください。

 皆さんもご存じの通り、住民税を収める対象であっても、学生の場合は、住民税の支払いを免除されているかと思います。その場合、「免除」となっているので、その期間払っていなくても住民税を払ったものとして勘定されます。つまり、年金をもらう際、学生であった免除の期間分も受給してもらえます。

 しかし、大学院などで他国に正規留学し、1年以上日本を離れる場合、つまり日本の住民票を手放さなければならない場合は、その留学期間中は「住民税を払わなかったもの」とみなされてしまうので、受給の際にその期間分だけ少し年金が減らされてしまいます(もはや十分な年金をもらえない日本でどこまで年金に頼るか、と考えると、正直そこまで痛手ではないと個人的には思いますが)。どうやら、かなり有名な海外大学院に行くとかであれば、日本でも学生として取り扱われ、住民税の免除対象になるみたいですが、かなり一部の大学に限られるみたいです。
 私も例にもれず、スウェーデンに留学する前は、役所に行って手続きを済ましてきました。日本に帰ってきた時も住民票の登録を再度行いました。ストックホルム大学は、残念ながら住民税免除対象リストに載っていなかったらしく、免除も何もありませんでした。

 

⑦荷造り:持っていく荷物を考える

 留学先に何を持っていけばいいのか、については前回下記の記事で詳しく書いたので、よろしければこちらの記事を参考にされてくださればと思います↓↓↓

www.tomolog-studyabroadinfo.com

 

 留学先で使いたいもの、持っていきたいものを考えることの他に、荷物をどうやって持っていくかの問題もありますよね。

 荷物はでっかいキャリーケース2つに全部詰めて持って行った、という人もいれば、キャリーケースは1つだけにして、残りは郵送した、という人もいます。

それぞれのメリット、デメリットはこんな感じです。

〇キャリーケース2つを持っていく場合

メリット:確実に持っていける。必要になればいつでも使える。

デメリット:キャリー2個持ちは移動する時に普通にしんどい。

〇キャリー一つ、残りは郵送の場合。

メリット:手荷物は少なくてすむので移動は楽。最終的に手荷物を増やすよりも安く済むときがある。

デメリット:郵送受け取り時に関税を払わされる可能性がある。すぐに届かなくても困らないものをいれておく必要がある。

 

 私の周りでは実際両方いました。キャリーでっかいの2つで持っていく人や、キャリー1つと手荷物一つだけ持って行って、あとは郵送で行く人。キャリー一つだけにしてあとは現地で調達しちゃう、なんていう強者もいましたミニマリスト、うらやましい限りです。)

 

 個人的には、お金に余裕があるのであればキャリー2つで持って行ってしまって、渡航時は家族に運ぶのを手伝ってもらい、着いてから滞在先まではUberやタクシーを使ってしまうのが一番安全だと思います。タクシーを使うことをお勧めしているのは、単純にでっかいキャリー二つを運びながらの移動はしんどいと思うからです(笑)
 郵送だとどうしても受け取り時に税金がかかる可能性や、荷物がどこかに行ってしまう可能性があるので、この方法が一番安心な方法ではあります。

 

 ちなみに、個人的余談ですが、荷物を持っていくのであれば、タイ航空がおススメです。

普通の航空会社は基本預け手荷物1つあたりの重量制限は20キロくらいですが、

タイ航空ではセーバー運賃(一番安いチケット)でなければ1つあたり30キロ、場合によっては35キロまでいけます。留学時に私もタイ航空に救われました。(笑)

(他にも手荷物制限が緩めの航空会社を調べておくといいと思います!)

 

 逆に、お金を少しでも抑えたい場合は、郵送で送るのが一番です。私はスウェーデンの大学院を始める前は、お金がかなりカツカツの状態だったので、でっかい荷物を船便で送ることにしました(無事にスウェーデンに着きました!)

 郵送の種類はEMS便、SAL便、国際郵便、船便、、、など、色々種類がありますが、船便が総じて一番安いです。その次に個人的には郵便局の国際eパケットが安いと感じています。ヤマト運輸や佐川宅急便などの国際郵便を使ったことがなく、そこは比較できませんが。。。。

 

 同じ荷物でも、EMSで送ると1万円~2万円くらいかかるものが、船便だと5,000円くらいだった記憶があります。

 ただ、船便の注意点として、到着までに2か月弱くらいはかかることが見込まれるため、すぐに必要となりそうなものを送るのは控えた方がいいです。

 上記のとおり、私は極貧の中スウェーデン大学院生活を始める予定だったので(笑)、現地で服やコートはあまり買わないようにしようと決めていました。

 そういった理由で、渡航前に船便で色々服を送ることにしましたが、渡航予定は8月末、船便の到着予定は10月末だったので、船便の荷物にいくつか冬服やコートをいれつつ、自分の荷物にもニットやコート、極暖ヒートテックなどを少し忍ばせていきました。これが個人的には大正解で、到着するまでに気候が大分涼しくなり、厚手のセーターとはいかないまでも薄手のセーターはかなり重宝したと思います。

 

 あとは、郵便で関税を取られない、取られても少しで済むための個人的対策をいくつかお伝えしておきますと、

〇郵送の内容物をめちゃくちゃ安く見積もる。

〇荷物をガムテープなどでスーパーぐるぐる巻きにして送る。

 一つ目の方法ですが、国外へ郵送する際、内容物について、何が入っているか、それぞれの値段などを書かないといけないですよね。基本的に持っていきたいものって自分の服とか、ちょっとした日本食とかだったりするのかな、と思うのですが、内容物で記載した値段がある一定の額を超えちゃうと関税がかかり、場合によっては受取り時にお金を支払わないといけない、ということもあります。

 実は、私もベルギー留学中に両親に荷物(冬服や食べ物)を送ってもらうようにお願いしたのですが、内容物を記載する際、両親がとっても正確に値段を書いてくれたおかげで、何とびっくり、荷物受け取り時に154ユーロも払わされました。

(これはベルギーの税関の問題もありますが。さすがにおかしいやろと思って、ベルギーの税関にメールしまくって全額返してもらいました。皆さんも大金を払わされたということがもしあれば、交渉してみる価値ありです。強く生きましょう。)

 とくに学生にとっては、突然予期していなかった巨額なお金を支払わないといけない、しかも自分が送った荷物を受け取るためだけに支払わないといけないのって、悔しいし、結構ダメージ大きいですよね。なので、お金を払わずに済むためにも(少しでも少額で済むためにも)、私は内容物の値段をすごく安く見積もっていました。特に自分の服などは、古着ということで1着100円もかからない感じで書いておりました。


※これが正しい方法かは保証しませんし、逆にロストバゲージがあった場合、保険をもしかけていれば、この内容物の値段分だけお金が返ってくる、とかあると思いますので、そのあたりはご注意が必要です。私はその限りなく少ない確率でロストバゲージするよりも、関税かけずに荷物を受け取りたい方を選びました。

 

 おかげで、スウェーデン生活時に2回ほど荷物を送ったことがありましたが、1回目はタダで受け取ることが出来ましたし、2回目も支払うとしてもかなり少額で済んだ記憶があります。

 

 そして二つ目の荷物ぐるぐる巻き大作戦ですが、これはもはや強硬手段です(笑)大体税関手続きの際に中身を確認されるのですが、税関の人が荷物を開けるのもめんどくさいと思わせるくらいぐるぐる巻きにするという作戦です(笑)

 これもいいのかはわからないし、うまくいかない時もあるかもですが、私が船便で荷物を送った時は、このぐるぐる巻き大作戦を使ってうまく切り抜けることが出来ました!(受け取り時にお金は全くかかりませんでしたし、荷物があけられた痕跡もありませんでした。)

 

 あまり役に立つかはわかりませんが、郵送をお考えの方は是非考えてみて下さい~~!

 

さいごに

 ビザのことから荷物のことまで、とりあえず今のところ思いつく限りのことを書いてみました!今後思いつくものがあれば随時追加していきます!

留学前の渡航前準備、色々大変かと思いますがどうか皆さん少しでも快適に留学生活が始められるよう、準備を整えていっていただければと思います!

 

 

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

 

もしもなにかあれば、こちらにコメント、

もしくはブログのお問い合わせフォームにてお問い合わせを、

もしくはインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてDMを送ってくださればできる限り対応いたします。

(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

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スウェーデン生活の始めにすること~お金&銀行口座編~

 

 前回2回にわたって、ビザやパーソナルナンバーの申し込み方法、お勧めのSIMカードなど、スウェーデン生活を始めるにあたりやっておきたいことについてお話ししましたが、今回はいよいよ銀行口座編です!

 

キャッシュレスが浸透しまくっているスウェーデン
もはや現金を見ることの方が稀で、私も初めてスウェーデンに来たときは現金お断りのカフェがあってびっくりした記憶があります。

そんなキャッシュレス社会なスウェーデン、銀行口座があって損することはないので、1年以上スウェーデンに住む方であれば開設することをお勧めします!

 

基本的にスウェーデンの銀行口座開設にはパーソナルナンバーが必須となっています。

1年以上住む人であればパーソナルナンバーはゲットしているはずなので、口座開設はそこまで難しくありません。

ただ、どの銀行がいいのかとか、悩んでしまいますよね。。。

そこで今回は、お勧めの銀行会社やそれぞれの特徴など、色々とまとめてみました!

 

一方、交換留学でスウェーデンに行かれる方や、1年以内の留学を考えている方は、パーソナルナンバーは残念ながら付与されないので、スウェーデンの銀行口座を開設することは少し難しい&余分にお金がかかってしまうかもしれません。。。

下記の記事で詳細について触れていますので、そちらを読んでみていただければと思います。

 

まずはじめに:交換留学でスウェーデンに行かれる方へ

 先程も少し述べましたが、パーソナルナンバーを持っていない方、つまりスウェーデンに1年以内の留学で行かれる方は、スウェーデンでの銀行開設は難しいと言われています。
とはいっても、全ての人に口座を開設する権利はあるとされているので、不可能というわけではありません。

実際にThe Swedish Bankers’ Associationのこちらのページでもパーソナルナンバーがない場合でも、住民カードやパスポート、留学先の大学から発行されるドキュメント(留学期間、名前、留学許可の内容が載っている書類)などを提出すれば、口座開設は可能であることが書かれてあります。

 しかしながら、同ページでも書かれているように、銀行会社から口座開設を断られる場合もあるようです。また、今回の記事のために色々情報を調べてみましたが、パーソナルナンバー無しで銀行口座を開設したい場合は、実際に銀行に赴く必要があるかもしれません。

 さらに、口座を開設できたとしても、パーソナルナンバーを持っていないために、できることが限られるかもしれない、ということを念頭に置いておいておく必要があります。

 

交換留学生でも現地の銀行口座開設は必要か?

 交換留学生でもスウェーデンの土地で銀行口座の開設をすべきか、についてですが、2年間実際にスウェーデンに住んでいて思うことは、

「正直1年間だけの留学であればなくても全然生きていける」とは思います。もちろん、あった方が便利だと思う時はありますが、それはSwish(※1)とかMobile Bank ID(※2)を使うのに便利だと感じるだけで、これらはパーソナルナンバーを持っていなければ登録することが出来ないと思いますし、

キャッシュレスなスウェーデン社会では、海外で使用できるクレジットカードとデビットカードがあれば特に不自由なく生きていけます(タッチ決済があればなお便利)。

 

※1Swish(スウィッシュ)...スウェーデンのモバイル・ウォレットで、携帯のアプリ。携帯電話と銀行口座をリンクして、携帯から支払いが出来ちゃう優れもの。QRコードをスキャンするか、他の人の携帯電話番号をいれることで、送金や支払いができる。日本でいうPayPayに近いかもしれない。

 

※2Mobile Bank ID(モバイルバンクID)...セキュリティコード、顔認証、指紋認証などを使って、携帯電話やタブレットで本人確認をするためのアプリ。自分のパーソナルナンバーと連携していて、※1のSwishを使う時や、携帯のSIMカードを更新する時などに使ったりする。

 

 留学とかしていると友人間でのお金の貸し借りとかあるかもしれませんが(パーティー代割勘で、とか)、その場合はスウェーデンの銀行口座を持っていなくても、WISE(※)やPaypal(※)などを使ってその人の口座に振りこむ方法などがあります。

 

※WISE...国際送金を行ってくれる会社。送金手数料も安くお手頃。スウェーデンの口座に振り込みたい場合、振込先を設定して、自分の日本の銀行口座からWISE会社の日本支店の口座にお金を振り込めば、そこから振込先に振り込んでくれる仕組み。

 

Paypal...オンライン決済サービス。PayPalアカウント間やクレジットカードでの支払い、口座振替による送金を行ってくれる。友達もPaypalアカウントを持っていれば、アカウント間でのお金の送金がスムーズ。

 

スウェーデン銀行以外の口座を開くという手も

 海外送金をより簡単にできるように、WISE口座やRevolt口座など、外貨送金が簡単にできる銀行口座を開設しておくのも一つの手かと思います。

 WISEは海外送金を請け負ってくれる会社(旧名TransferWise)で有名で、私もスウェーデンの大学の学費を支払う時など、送金関係で大変お世話になりましたが、銀行口座も開設できるようになっており、海外送金を簡単にできることが強みです。私は口座は開設していませんが、私の周りで使っている方はおられました。

 Revoltも同じで、口座を開設すれば、相手に海外送金が簡単にできるので、とっても便利です。Revolt口座は、実は私も当初開設しようと口座の申請をしておりましたが、その前にパーソナルナンバーが無事に届き、スウェーデンの口座を開くことが出来たので、結局開設はしていません。スウェーデンで出会ったフランス人のルームメイトはRevolt口座を持っていて、毎月大家さんにRevoltで家賃を払っていました(実は彼女に激推しされたのが開設しようと思ったきっかけです)。

 

ということで、上記のような手段もアリなのかなと思います!

それでもスウェーデンの銀行口座を開設したい場合

 パーソナルナンバーがなければスウェーデンの銀行を開設するのは少し面倒ではありますが、それでも何らかの理由で口座を開設しなければならないこともあるかもしれません。

 ダーラナ大学のこちらの記事によれば、どうやら、Danske Bankはパーソナルナンバー無しでも口座を開設できるようです。さらに、こちらのKTHの記事を見てみると、制限されるサービスも少なく、留学生に優しい銀行といえるかもしれません。

 もしもパーソナルナンバーは持っていないけどDanske Bankを開設したいという方、下記のウェブサイトは英語で書かれてはおりますが、開設の仕方など、丁寧に書いて下さっておりますので、是非ダーラナ大学のブログをご参考にされてみて下さい!

  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

Opening a Bank account in Sweden without a Personnummer

studentblogsdu.wordpress.com

 

他にも、パーソナルナンバー無しで口座開設できる銀行として、ICA Bankenという銀行があります。ICA Bankenのウェブサイトは下記の通りとなります。

www.icabanken.se

 

口座開設の手順の方法は、後述のICA Bankenの口座開設の手順に書いておりますので、そちらを参考にして下さい。

こちらの記事によれば、パーソナルナンバーを持っていない場合は、フォームのパーソナルナンバーの箇所をスキップして送信し、ICA Banken(033-47 47 90)に電話をして、パーソナルナンバーを持っていないことを伝える必要があるようです。 

 

※注意※

 他にも、パーソナルナンバー無しで口座開設できる銀行はあります。ただ、パーソナルナンバーがないと使えるサービスがかなり限定されてしまっていたり、サービスを利用するのに余計にお金がかかってしまうケースが多いかもしれません。

 例えば、SEBという銀行もパーソナルナンバー無しも口座を開設できます。しかし、口座開設やオンラインバンクは無料ですが、Maestro Cardを発行するのに月15SEK(約200円)かかったり、ネットでの支払いサービスに年間120SEK(約1,590円)かかってしまうようです(参考はこちら)。

 このサービス料金を、高いと感じるのか、安いと感じるのかにもよりますね。

 

 また、下記でも触れていきますが、Danske Bank、ICA Banken、そしてSEBの他にもスウェーデンの銀行はたくさんあります。私がネットで情報を探しきれなかっただけで、パーソナルナンバー無しでも口座を開設できる銀行はあると思います。

 どうやら、SwedBankもパーソナルナンバー無しで口座を開設できるようですが、ウェブサイトを確認してみると、支店に赴かないと必要な書類や詳細はわからなさそうな感じでした、、、。

 ですので、気になる方は銀行に行ってみる、電話してみるなどして確認するのもありかと思います!

 

1年以上スウェーデンに滞在予定の方へ

スウェーデンの銀行

 一年以上スウェーデンに滞在される方で、スウェーデンの銀行口座を開設しようと考えている場合、主な銀行として次のような銀行があります。

〇NORDEA

SEB

〇HANDELSBANKEN   

〇ICA BANKEN

〇DANSKE BANK

 

 他にも、前述したように、SwedBankスウェーデンバルト三国に店舗を展開する銀行。)なんかの銀行もありますが、ウェブサイトでは詳細があまりわからなかったため、今回は割愛しております。
 ちなみに、口座開設の下記のページでは、とにかく口座開設したかったら支店に来てください~という感じです(Mobile BankIDを持っていればネットから開設が可能のようです)。

www.swedbank.se

 

 上記で挙げたスウェーデンの主な銀行を比較して、口座開設に必要なもの、使えるサービスやサービス料金などを見ていこうと思います。色々考慮して、皆さんに合った銀行を選んでください!

NORDEA

 フィンランドヘルシンキに本部を置く金融グループ。銀行としてフィンランド最大手かつ北欧最大の資産を有し、世界19ヶ国に1,400以上の支店を持つ(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・大学からの入学許可証明書(Letter of Acceptance)

 

【使えるサービス】

・普通口座の開設
・振替口座の開設
・インターネットバンキング
・モバイルバンク
・テレフォンバンク
デビットカード
Swish

 

【サービス料金】

21SEK/月

 

【備考】

※サービス料金は口座から自動引落としされる。
※1セメスター以上スウェーデンの大学で勉強する人が対象
※こちらの口座で学費などを支払う予定の場合、学費がわかる書類も持っているとよい。

 

【ウェブサイトリンク】

www.nordea.com]

 

SEB

 スカンジナビスカ・エンスキルダ・バンケン(通称SEB)は、スウェーデンストックホルムに本社を置く銀行。スウェーデンの主要銀行の一つ(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・住民許可証
・大学に在籍しているという証明書
・パスポート

 

【使えるサービス】

・個人口座の開設
普通預金口座の開設
・Maestro CardもしくはSEBカード
・インターネットバンキング
・テレフォンバンキング

 

【サービス料金】

35SEK/月(※学生であれば無料)

 

【備考】

※パーソナルナンバーを持っていて、かつ学生である場合はサービス料金はかからない。

 

【ウェブサイトリンク】

sebgroup.com

 

HANDELSBANKEN

 スベンスカ・ハンデルスバンケンは、スウェーデンストックホルムに本社を置く銀行。スウェーデン国内および世界14か国に店舗を展開しているスウェーデンの主要銀行の一つ(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・パスポート

 

【使えるサービス】

・個人口座の開設
・普通口座の開設
・Maestroカード(※)
・インターネットバンキング
・モバイルバンク
・テレフォンバンキング

 

【サービス料金】

※Maestroカード発行の場合、2年目以降は300SEK/年

 

【備考】

EU圏出身の場合はパーソナルナンバー無しでも口座の開設が可能。
※Maestroカード以外のカードは、学生は対象外。働いていて、かつこちらの口座に給料が支払われる場合のみ発行可能。

 

【ウェブサイトリンク】

www.handelsbanken.se

 

ICA BANKEN

 2002 年 2 月に設立されたスウェーデンの銀行。小売チェーン ICA AB が所有しており、スウェーデンの顧客に金融サービスを提供している(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー

 

【使えるサービス】

・Masterカード
・インターネットバンキング、他
・現金を無料でおろせる。
Swish
・ICAスーパーマーケットで買い物をするとポイントが貯まる。
・Apotek Hjärtat(薬局)で買い物をするとポイントが貯まる可能性あり。

 

【サービス料金】

無料(※学生の場合)
25SEK/月(学生でない場合)

 

【備考】

※ICAというスウェーデンの大手スーパーマーケット会社が展開している銀行。
※カードには旅行保険も付帯されているらしい。
※ネット上で簡単に開設できる。

 

【ウェブサイトリンク】

〇ホームページ

www.icabanken.se

 

〇学生用のICA銀行口座開設ページ

www.icabanken.se

 

【ネットから口座を開設する方法】

Step1: 学生用のICA銀行口座開設ページを開く。

Step2: スウェーデンで過去に口座を登録したことがない場合はMobile BankIDは持っていないはずなので、「Bli Stammis Student utan Mobilt BankID」をクリック。

Step3: パーソナルナンバー他、必要な情報を記入してフォームを送信する。

Step4: 一週間後くらいにICAから契約書が2枚入った手紙が来るはず。契約書に署名し、うちの一つをICAに返送する。

Step5: ICA Bankenのデビットカードおよびアクティベート用の機械が郵送される(本人確認のもと受取り)。手紙にそって銀行口座をアクティベートしたら口座開設は完了。

Step6: その後、デビットカードをアクティベートするための手順が書かれた手紙が郵送されるはず。

Step7: 手順にそって次のリンクに飛ぶ→https://www.icabanken.se/logga-in/?refurl=%2faktivera

「logga in med dosa」を選び、「personlig dosa(security box)」をクリックしてカードをアクティベートさせる。

DANSKE BANK

 デンマーク最大の銀行。デンマーク国内に100以上の店舗を持つほか、北欧諸国を中心に世界13カ国で店舗を展開。コペンハーゲンに本部を置く(ウィキペディアより)。

 

【口座開設に必要なもの】

・パーソナルナンバー
・パスポート

 

【使えるサービス】

・Masterカードダイレクト
・インターネットバンキング、他
Swish

 

【サービス料金】

無料(※学生の場合)
25SEK/月(学生でない場合)

 

【備考】

※カードには旅行保険も付帯されているらしい。
※ネット上で簡単に開設できる。

 

【ウェブサイトリンク】

〇ホームページ

danskebank.com

 

〇学生用のICA銀行口座開設ページ

danskebank.se

 

口座開設の際

口座開設の際、ネットで開設する時は特に、Mobile BankIDで開設、のようなボタンがありますが、そもそもスウェーデンの銀行口座を今まで持っていない人は、Mobile BankIDは持っていないので、Mobile BankID無しで口座登録する必要があります。

 

銀行口座を開設したら

SwishとMobile BankIDをゲットしよう!

 スウェーデンの銀行口座を開設したら、SwishとMobile BankIDのアプリをGETしましょう!
(もしかしたら、Mobile BankIDについては、銀行口座のアクティベートの時にダウンロードするよう言われるかもしれません)

 この2つがあれば、日本でいうPayPayなどのように、携帯でサクッとお会計が出来ちゃうので大変楽です。友人とのお金のやり取り、大家さんへの家賃の支払いも、お互いの携帯電話番号を使ってサクッと支払えちゃいます。

※1Swish(スウィッシュ)...スウェーデンのモバイル・ウォレットで、携帯のアプリ。携帯電話と銀行口座をリンクして、携帯から支払いが出来ちゃう優れもの。QRコードをスキャンするか、他の人の携帯電話番号をいれることで、送金や支払いができる。日本でいうPayPayに近いかもしれない。

 

※2Mobile Bank ID(モバイルバンクID)...セキュリティコード、顔認証、指紋認証などを使って、携帯電話やタブレットで本人確認をするためのアプリ。自分のパーソナルナンバーと連携していて、※1のSwishを使う時や、携帯のSIMカードを更新する時などに使ったりする。

 

www.swish.nu

 

www.bankid.com

 

日本からお金を送金しよう!

 実際に口座が開設出来たら、日本からお金を送金する必要があります。私のお勧めは断然WISE(旧名TransferWise)です。なぜかというととても便利だからです(笑)

 それに、日本の銀行で海外送金を依頼するのと比べると、手数料が断然安いです。ちなみに、送金の際、私は日本円とスウェーデンクローナの通貨を比べて、少しでも円高のタイミングを見計らって送金していました。
(1SEK=13円の時と1SEK=11円の時を比べると、11円の時に一気にお金を送金する方が断然お得ですよね。50,000SEKくらい一気に送金すると考えると、これが結構大きな差になってきます。)

 

wise.com

 

まとめ

 今回は、銀行口座を開設したいとなった時に役立つ情報や、スウェーデン大手の銀行についてサービスや値段などを色々比較してみました!

 

 ちなみに、私がスウェーデンで暮らしていた時は、ICA Bankenを使っていました。周りも学生であればICA Bankenの人が多かったです。ちなみに、ICAスーパーマーケットで買い物をするとポイントがたまったり、割引があったりと色々お得みたいですが、あまり何も考えずに買い物していたので、どこまでお得だったかはあまりわかりません(笑)

 もしかしたら知らないうちに割引とかされていたのかも?

 あと、こちらのウェブサイトによれば、Welcome presentとして、ICAのエキストラバージンオリーブオイル(750 ml)がもらえると書いておりますが、それも正直全然記憶にないです(もしかしたらそんなことあったかな~?というぐらい)。

 しかしながら、使用する分には全く問題なく生活に困ることもありませんでした。もちろん日本の銀行と同じく、銀行アプリがあるので、それも大変便利でした。それと日本でも普通にデビットカード使えました(アジア圏でカードを使用できるように設定は必要ですが)。

 

 口座開設するもよし、開設しなくても生きてはいけるので、いろいろ検討しながら、皆さんに合った方法を見つけていただければと思います!

 

この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

 

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(返信に時間がかかる場合がございますがどうかご了承ください。)

 

ご覧いただきありがとうございました!

 

【この記事で主に参考にしたウェブサイト】

Opening a Bank account in Sweden without a Personnummer

studentblogsdu.wordpress.com

 

www.kth.se

 

STHLM Guide #4 : Banking for Students in Sweden

livinglagomlife.wordpress.com

 

 

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