海外大学院に行こうか迷い始めたけど、お金のこと、どうしよう...と迷っている方もいらっしゃるかもしれません。
なので、今回は少しでも海外の大学院にかかる費用のイメージをわかってもらえればと思い、この記事を書いてみました!
特になるべくお金がかからない方法で行きたい!という方に役立つ情報をお教えしていきたいと思います。
ちなみに私がヨーロッパ圏の大学院を見ていたこともあって、こちらの情報はヨーロッパに偏ってしまっていますが悪しからず...。
アメリカ、カナダ、オーストラリアの大学院学費
まずはヨーロッパ圏以外の海外大学院にかかる費用を見てみましょう。
海外で英語を使って大学院の勉強をしたいとなると、ヨーロッパ圏以外だとアメリカ、カナダ、オーストラリアなどが思いつくと思います。もちろんシンガポールやフィリピンなど、アジア圏や他の地域でも英語で修士課程が受けられるEU圏外の国はたくさんありますが、例として上記の3か国の学費を比べてみましょう。
※こちらは2020年に作成した記事です。昨今の物価高騰もあり、日本円に換算した場合もしかしたらもっと上がってるかも...(2023年1月追記)
上の表はアメリカ、オーストラリア、カナダの正規留学生の年間の学費を示したものです。海外の大学院は修士だったら1年だけのプログラムもありますが、アメリカやカナダ、オーストラリアでは大体2年コースと考えられますので、トータルで300万~400万ぐらいが学費で飛んで行ってしまいます。これにプラスで現地での生活費や渡航費も考慮に入れなければなりません。
また、カナダの年間の学費データは医学部などは含まれていないと引用減のサイトに書いてありましたので、医学部も考慮すると平均年間費用はもう少し高くなります。
ただ、もちろん大学院と言っても大学によってピンキリです。上の数字だけだけが全てというわけではありませんので、あくまでも目安として受け取っておいてください。
ちなみに、アメリカ、カナダ、オーストラリアの大学のことについてもう少し詳しく知りたい方はQSuniversityのウェブサイトやFindAMastersのウェブサイトがとても参考になります。生活費や各国で応募できる奨学金についても書いてありますので参考にしてみて下さい↓↓
ヨーロッパの大学院学費
続いてはEUの大学院についてみていきましょう。
EU各国大学院学費
EUの各国の大学院の学費を確認するのにとても役立つウェブサイトを発見いたしましたのでこちらもご確認ください。
studyportalsのウェブサイトでは、すべての国を網羅しているわけではありませんがヨーロッパの各地での大学院費用が掲載されています。
上の表はstudyportalsウェブサイトの海外大学院の費用をざらっとまとめたものです。(※表は私立大学は含めていません。また、費用に差があった場合は一番低い場合の費用を表には掲載しています。)こうしてみるとヨーロッパ圏の学費はアメリカやカナダと比べてだいぶ安いことが分かります。特にオーストリアやフランスは、公立であればかなり学費が安いので、注目してみてもいいと思います(ノルウェーやドイツについてはまた後で言及します)。
上のwebサイトには載っていませんでしたが、例えば他にもエストニア、ラトビア、リトアニア、さらにハンガリーなどの中欧圏の大学院であれば年間の学費が20万円以下で行けたりもします。ベルギーなんかもチェックしてみてもいいと思います。
希望の国の学費情報が得られなかった方のために、今回はstudyportalsのウェブサイトで確認できる学費チェックの方法をお教えしておきます。
まずはここからstudyportalsのホームページに飛びましょう。
そしたら上のような画面になりますので[Where to study?]の所に行先を入れます。
例えばハンガリーを検索したとすると上のような結果が出てきます。
左側の項目をスクロールしてみましょう。
すると[Tuition Fee]という項目が出てきます。
上の図のような感じ。今は学費の制限をせずに調べておりますので、まずは学費の範囲を設定します。
国によってはどこから来るかで学費が変わってきたりするので、
次に赤で囲っている「EUR」の箇所をクリックしましょう。すると国籍(Nationality)と通貨の選択肢が出てきます。国籍が日本になっているか確認し、通貨を自分の好きな通貨に設定しましょう。
そうすれば日本人である場合の大学ごとの学費が比較できるかと思います。
さらに、自身の興味分野の設定もできますので、学びたい分野での学費情報もこのサイトで確認できます。素晴らしいですね。
私自身もこの記事を書くまでこのページのことを知らず、学部時代に大学院を探していた時はもっと回りくどい方法で大学を探していたので、
「もっと早く知っておけばよかった!」と思っています(笑)
今海外の大学院に行こうか迷っている人で、学費がネックになっているという人はどうぞこちらのウェブサイトを存分にお役立て下さい~!
お金のかからない大学院
少し前まででしたらEU圏外の生徒でも北欧(スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、アイスランド)の大学は学費が無償だったのですが、今はそうもいかなくなってしまい、スウェーデンやデンマーク、フィンランドでは数年前から学費がかかるようになってしまいました。私も現在ストックホルム大学院で修士生として勉強していますが、1セメスターにつき大体50万円ほど払っています。
※フィンランドではスウェーデン語もしくはフィンランド語で授業を受ける場合は学費が無料になることもあるみたいです。
詳しくはこちら。
しかし、有難いことに、ノルウェーでは今でもEU圏外の生徒を含め、大学の学費が無償です!
→2023年から、ついにノルウェーも学費無償ではなくなってしまったようです。。。!(ショック...!!)詳しくは下記の記事に書きました↓↓
www.tomolog-studyabroadinfo.com
さらにドイツも学費がかからない国として有名です。
以下のウェブサイトでは、EU内で大学院の学費がかからない国、さらに学費が低コストな国について列挙されておりますので、是非是非参考になさってみて下さい!
他にも、前回ご紹介させていただいたエラスムスプログラムを使って修士課程に行くという手段もあります。詳しくは前回紹介したこちらのページをご確認ください~
tomolog18092020.hatenablog.com
奨学金を手に入れるという手も
最後に、やっぱり色々調べてみたけど自分の生きたい国は学費が高そうだ!という方、奨学金を手に入れるという手も十分にあります。
主な奨学金の種類として貸与型(利子付き、利子なし)、給付型に分かれます。海外大学院用の日本の奨学金であれば圧倒的に給付型の方が多いです。しかしながら、給付型奨学金は倍率も高いので、なかなか競争率も高いかもしれませんが、大体の給付型奨学金は学費をカバーしてくれることが多いので、応募する価値はありです!
残念ながら、日本の奨学金で海外大学院用のものは日本国内の大学院のための奨学金に比べて圧倒的に少ないです。
なので、日本国内だけでなく、例えば行きたいと思っている国の政府や団体が出している奨学金、行く大学先の奨学金も確認して、視野を広げてみることも大切だと思います。
奨学金に関しては、下記の記事で触れておりますので、よろしければ参考になさってください~!
www.tomolog-studyabroadinfo.com
まとめ
今回のページでは大学院にかかる学費を国ごとにザクっとまとめてみました。まとめると
- 大体カナダ、オーストラリア、アメリカは一年で200~300万円ほど
- ヨーロッパ圏であれば英国は100万円以上
- デンマークやフィンランド、スウェーデン、オランダなどは大体100万円以内
- EU圏であれば学費が安くお抑えられる国もある
- ノルウェー、アイスランド、ドイツはEU圏外からの学生でも学費が無償
- 奨学金に応募して学費を一部もしくは全額カバーしてもらう手もある。
その他にも紹介しきれていない国で、学費の低コストな国もたくさんあると思いますので、是非是非先ほど紹介したstudyportalsのウェブサイトなどをご活用してくださいね!
何かご質問ある方はインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてコメント下さればと思います~!
それでは!