ToMoLog’s blog

海外大学院について、ストックホルム大学院についてのあれやこれやをつづっていきます。皆さんの海外留学・スウェーデン留学のお供となれるようなブログを目指しています。

私がどうしてスウェーデンの大学院を選んだのか

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こんにちは。
スウェーデンでは最近すっかり日も短くなり、とうとう16:00までの授業を受け終わって外に出てみたらもう真っ暗!というような時期になってしまいました。

そろそろ冬に備えて色々心の準備をしておかなければと思っているところです。

 

以前北欧留学大使 Norr Ambassador という北欧留学情報を発信しているインスタグラムにて1週間北欧留学大使を務めさせていただいた時にも少し触れましたが、


その後も何人かの方から何故スウェーデンにしたのか、ストックホルム大学院を選んだのか、などなど質問をいただいたので、今回の記事は私が何故ストックホルムにたどり着いたのかについてお話ししていこうと思います。

 

私の例はもしかしたら異例かもしれないので、参考になるかはわかりませんが、
私も昔は大学院に行くか迷っていた時期がありましたので、その時期を今振り返ってどう思うかについての今回の記事は、もしかしたら現在大学院に行こうか迷ってらっしゃる方の役に立つかもしれない!そう願って書いています。

 

なので今回のブログ記事は大学院、その他留学に悩んでいらっしゃる方のための応援記事です!

 

そして今回の記事は私の個人的体験談を存分に書いていますのでかなり主観的感情的な記事になっているかもしれませんが、どうかお許しください(笑)

 

 

大学院、そして海外の大学院に行こうと思ったきっかけ

やりたいことが分からなくなった留学時代

どこから話していいのかわかりませんし、おそらく全ての要素を書き切れるかは分かりませんがまずは大学院に行こうと思ったきっかけについて語ってみようと思います。

 

大学時代は国際文化学部という学部に所属しており、学部の名前が国際文化というだけあって、学部の多くの学生は在学中に交換留学に行くような環境に身を置いていました。


もちろん私も例に漏れずその中の1人で、学部時代はベルギーのルーヴァンカトリック大学に1年間交換留学をしていました。

 

私は中学校の時から「絶対〇〇高校に入って△△大学に行って留学する!」と心に決めていて、行きたいと思っていた高校、行きたいと思っていた大学、そしてしたいと思っていた留学に行くという夢が叶った時、その先の野望や夢が全くないことに気づき、どうすればいいのかわからなくなったのを覚えています。


交換留学に行く学生が多くいた私の学部では、留学が終われば普通に就職活動して働く、といういわば決められたよくあるレールのようなものが敷かれていて、留学前はそのレールに乗って私も社会に繰り出していものだと思っていました。


しかし、上述したように、野望や夢がなくなってしまった状態で、何がやりたいのか、何をして働きたいのかを見つけ出せず、このまま何がしたいかわからないままで働くべきなのか疑問に思いながら帰国時期、就活時期が近づいてきていることにただただ焦りを感じていたことを覚えています。

 

そんな中、留学先のベルギーで出会った海外の友人や寮の知人は、修士生だったり、学士2回目 (second bachelor) だったり、学部生でも文系理系問わず卒業後はほとんどの人が修士課程に行くと言っていて、
なぜ私はこんなに焦って就活しようとしているのだろうと思い始めていました。


また、就職を考えた際、海外で働きたいということも視野に入れていたので、そうなった場合、修士号を取得しておいた方がキャリア形成に役立つのではないかと考えていたこともあり、少しずつ大学院への道を考え始めました。

 

勉学への好奇心

そしてもう一つ、大学院に行こうと決めた理由が、おそらくこれが一番の決め手だったと思うのですが、

単純にアカデミックな環境で勉強するのが好きだったからです。

 

特に好きなもの、興味のあるものがあればとりあえず出来るだけたくさんのとこを知りたいと思うタイプで、学部時代も芸術史を学ぶために建築学部のヨーロッパ建築史の授業を取ったり、学部の交換留学時代も修士課程の授業に挑戦してみたりと、とりあえず気になるものはやってみるという性格だったこともあり、

 

もっと色々勉強したい。何だか学び足りない気がする。と思い始めたことが大きなきっかけだったと思います。


加えて学部時代は国際文化という、いわば国際的な視点であれば何でも学べてしまうような学部で、特に自分の中で学部を通してこれを極めた!といえるものが特になく、もっと学問を深く学んでみたいと想いが強くあり、そういったこともあって大学院に行くことを決めました。

教育学とは無縁であった学部時代から

現在ストックホルム大学院で教育学部に所属している私ですが、学部時代は特に自分が教育の道に進むなどとは思っておらず、当時ヨーロッパ芸術史が興味分野だったこともあって留学前・留学中にはベルギーを含めたヨーロッパの芸術史を学んでいました。

(なので今教育学に興味がある方で教育学のバックグラウンドがないからと迷っていらっしゃる方、安心してください何とかなります)

 

ただ、それと並行して、英語教育に漠然とした興味があったのを覚えています。例えば学部留学では、多くの場合一定の英語テストのスコアをクリアしていなければ留学資格が得られない、ということはどこの大学でもあてはまるかとは思います。


私は英語自体は好きだったのですが、テストのスコア、特にスピーキングのスコアを取るのに昔から苦労していたタイプで、そういった経験もあって、日本で今まで学んできていた英語教育に疑問を持っていました。


そして、ベルギーに留学に来た時、ベルギーの学生達、特にオランダ語圏から来た学生(ベルギーはオランダ語、フランス語、ドイツ語と三つの公用語があり、言語によって三つの共同体に分かれています。私の留学先はオランダ語を話す共同体に位置していました)の英語能力の高さにとても驚きました。

「ベルギーのオランダ語圏の人たちは何故こんなに英語が話せるの!?」という単純な驚きと興味が、おそらく英語教育として教育学部を目指すきっかけだったと思います。

 

そこから帰国まで3ヶ月を切った2018年の4月ぐらいにこれからの将来について考えていた時に、両親に大学院に行こうか迷っていることを打ち明けました。当時大学院の話を持ち出した時、両親の反応は「大学院に行って何したいの?そのあとどうするの?」という私に対する懐疑的なものでした。

 

それとなくしかししっかりと就活に専念することを諭された私は、それでも自分のやりたいこと(大学院に行って勉強をすること)を今諦めてしまったら、挑戦せずに終わってしまったら多分一生後悔する、

そう思って就活と並行させながら大学院の出願をすることを決めました。


両親にも大学院の出願は1月末ごろに終わるので、それが終われば全力で就職活動をすると約束し、言った通り1月末までは大学院出願を、大学院出願後は結果が出るまで就職活動に取り組みました。


大学院を決める際、私は得られる知識のレベルは日本でも海外でもさほど変わりないと思っています。というかむしろそれは本当にどこの大学行くかによって変わってくると思っています。

 

しかし、海外の大学院に行く場合、知識だけではなく、生活力、英語で勉強という挑戦など、プラスαで色々な付加価値が付いてきます。

 

なので、私がどの大学院に行きたいのか考えていた時、どうせ行くのなら、知識プラスαで自分に付加価値をつけたいと思っていました。


また一年の交換留学の経験を終えて、当時は日本で暮らしたいのか、海外で暮らしたいのかまだよくわからない状態だったので、どうせなら海外で生活してみて、日本の生活スタイルと海外での生活スタイル、どちらが自分に合うかをもう一度よく考えるためにも、海外の大学院に言って海外の生活にもう一度挑戦してみたいという気持ちがありました。

ストックホルム大学院を選んだきっかけ


ストックホルム大学のプログラムに行き着いた経緯としては、

  • まず以前の留学経験から自分はヨーロッパがとても好きであることに気付いたので、ヨーロッパの生活を中心にみていた(かつ学費や生活費的にもアメリカやカナダの大学院は少し大変かなとも思っていた)
  • イギリスやオランダでは1年間のみの修士プログラムなどがあるが、交換留学を通して1年は本当にあっという間だし、もう少し時間をかけて研究、勉強したいと思っていたので、2年間のプログラムを積極的に探していた
  • エラスムスプログラムなども少し考えていたが、一方の目的として現地の生活スタイルに自分の性格が合っているかを確かめたかったので、半年や一年だけでは現地のことをしっかり把握することは難しいのではないかと思い、半年や一年ごとに場所を移動するエラスムスプログラムよりも同じ大学に2年間通うタイプの修士プログラムの方が自分には合っていると思っていた。
  • 私は教師になりたいというよりも、教育の政策面や各国の教育政策を比較することに興味があったので、そういうことが勉強できる学部を中心に探していた。
  • もともと北欧で暮らしてみたいという夢を少し抱いていたこと&北欧=教育に力を入れている国という単純なイメージから、北欧を視野に入れながら大学院を探していた
  • また、多くの教育学部は大学院レベルであれば教員免許を持っていることを応募要件としている学部もあり、教員免許など学部時代に取得していなかった私は教員免許を持っていなくても学べる教育学部を探していた。
  • あとは語学要件的にも自分の語学レベルに合った大学院を探していた

 

これらの点から、過去の記事で申し上げました、QS World University Rankingsなどの大学ランキングを利用して、たまたま見つけたのがストックホルム大学の国際比較教育学部でした。私は大学院進学以外にも就職も考えていたので、大学院の出願はストックホルム大学院のみにしました。(その他単純に時間や余裕がなかったこと、この学部を超えるプログラム・私が申し込むことが可能な教育系のプログラムが単純に見つからなかったことも理由にあります)

というわけで今に至ります。

 

 

日本に横たわる文系の大学院という壁

何人かの方から文系の大学院進学に対しての周りの反応が悪くて自身が出ない、等という声を頂きましたが、その気持ちよくわかります。

 

私も大学にある就活相談センターで最初相談をした時、両親に最初に話を持ちかけた時、友達に相談した時「文系で大学院に行って何になるん?」「大学院まで行って何がしたいん?」「それって逃げなんじゃないん?」みたいなこと言われたこともありました。もちろん何人かの友人や教授は応援してくれましたが。

 

日本には「文系大学院=就活からの逃げ」「文系の大学院=その後就職難になる」みたいなレッテルが張られがちですよね。

 

なんとなく日本の社会って、目の前にレールが引かれていて、それに乗って高校進学、大学進学、そして大学3年生になったら当たり前のように就職活動を始める。というような決まった路線がありますよね。

 

もちろん、これがダメ、と言っているのではなくて、
日本では就活が一気に始まって「新卒採用」という枠があるからこそ入社後トレーニングや研修をして育てていく期間が会社ごとに設けられています。


そのおかげで、実際に働く企業や部署で必要なスキルなどは働きながら伸ばして行けるので、採用時には良くも悪くもそこまで知識を重要視されません。

 

一方、ヨーロッパや他の一部の国では新卒採用というものがありません。つまり、全員一括4月入社、という文化がないので、インターンシップやとレイニーシップ、バイトやボランティアなどを通して、自分自身でスキル、知識を磨いておかなければなりません。


さらに会社では今までの実績を見て採用を判断されるので、むしろ大学院に行っておかなければ・インターンに行っておかなければ仕事が手に入りにくい、ということがあります。

 

なので、こうして比べてみると新卒採用や日本の企業文化が必ずしも悪いというわけではないのですが、私や今読んで下さっている皆さんのように大学院を真剣に考えている人、
まだまだ勉強を続けたいんだ、という人にとってみると、自分がそのレールから外れていくことがおかしいように感じてしまってるんじゃないかと思います。

 


結論から言うと、文系の大学院も全然悪くないよ、ということが言いたいです。そして大学院の2年間を自分のものにするかは皆さん次第で、消して他人の指標で測られるべきではありません。

 

私は上記の理由で大学院に行くことを決めましたが、大学院に行きたいという理由は人それぞれです。そして自分の中でそれが全うな理由であればどんな理由であっても大丈夫だと思っています。そして、行った先で可能性を広げるか広げないか、自分の視野を広げるか広げないかは完全に皆さん次第です。

 

後は私がいつも自分に言い聞かせてきたことなのですが「自分で決めた道は自分で責任を取る」ということです。


逆に言えば自分のやりたかったことを諦め、人に言われて違う道を選んだとしたら。選んだ道の先で、もし上手くいかないことがあった時、他人を責めてしまいかねません。私はそれがすごく嫌だったんです。


もちろん自分が選んだ道ですべて正しかったと思ったことは全くありませんが、少なくとも選んだことへの後悔は他人に言われて選んだ道に比べてずっと少ないです。


それに自分が選んだ道であれば「まあ、自分が選んだからな」と自分で納得できると思います。


また、海外大学院の大学院に文系として今在学している身ですが、スウェーデンの大学院に来て後悔は全くしていません。

これは次の勉強面についてお話するブログでも少し紹介しますが、勉強面に関して言えば今まで以上にアカデミックな知識はもちろんのこと、色々な面で深い知識を得て来ていると身に染みて感じますし、何より新しいことや視点を学べる事が楽しいです。これは日本の大学院に行ってもきっと同じだと思います!


海外の生活、ということでいえば海外に住むというだけで日本とはまた違った刺激的な日常が送れることは確かです。毎日が新鮮で真新しく感じます。

スウェーデン生活に関しては刺激的なのは刺激的ですが、システム的にも社会的にも非常に移民が暮らしやすい国だと感じます。なので、刺激的な生活がしたいけど刺激的すぎるのは疲れる・穏やかな時間も欲しいという方はスウェーデンは持って来いの国なのではないかな、と感じます。

 

私に関して言えば、段々日本が恋しくなってきているので、大学院修了後はしばらくは日本に戻ることを考えています(もちろんスウェーデンの生活に不満があるとかではないです)。それもこれも、スウェーデンに住んでいたおかげで知ることができたので、そういった点で今の海外大学院の生活に感謝しています。

 

最後に言いたいこと

今回日記的なブログになってしまったのでまとめることは特にないですが、どうか皆さん、今大学院に行くか迷ってらっしゃる方がいらっしゃれば

「大丈夫や。とりあえずやってみい!」

って言ってあげたいです。

 

私も大学院に合格したものの、大学院に行くか就活を続けるかすごく迷っていた時、大学先の就活相談センターの方が

「将来なんて分らんことだらけなんや。ちょっと先も何が起きるかなんかだーれもわからへん。だから今やってみたいことがあるんやったら、それをできるチャンスを与えられているんやったらしっかり掴んできい!それに行った先にはきっと新しい可能性がいっぱい溢れてる。だから大丈夫や!」

 

と言って背中を押してくれたことを覚えています。(私はこの一言で大学院進学を決めたといっても過言ではないです。)当時のメンターさんには本当にものすごく感謝しています。

 

そしてここに来た今、本当にメンターさんの言葉に同感しています。ですので、全く同じことを昔の私のように院進学を迷っている方に、今実際大学院在学中の立場から言ってあげたいです。やりたいことがあるのなら、それができるチャンスが与えられているのであれば迷わず掴んで下さい!その先のことは何とでもなります。


後は私の大好きなバンドBUMP OF CHICKENの曲の中に

「期待以上のものに出会うよ、でも覚悟しておくといい」

という歌詞があります。(どの曲のこと言ってるかわかる方いらっしゃるでしょうか?)

大学院進学や、海外生活、また新たなる挑戦に立ち会う時、もうまさにこの歌詞の通りだお思うんです。

 

海外での大学院生活はもちろん楽しいことばかりではありませんが、それ以上に得られるものは大きいと思っています。というか大きいです!


なので皆さん、どうか自分を信じて頑張ってください。


何かご質問ある方はインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてコメント下されば対応いたします(現役大学院生なので研究で忙しく返事が遅れることもございますがご了承ください)

 

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