ToMoLog’s blog

海外大学院について、ストックホルム大学院についてのあれやこれやをつづっていきます。皆さんの海外留学・スウェーデン留学のお供となれるようなブログを目指しています。

動機書の方向性

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皆さんこんにちは。
今回の記事は大学探しを見つけられた方に、次のステップとしてもう少し実践的な動機書のことについてお伝えしていこうと思います。

大学申請にあたっていろいろな書類、成績表だとか英語スコアだとか推薦書だとかが必要だと思いますし、今年度出願したいとお考えの方はもしかしたら今書類集めの真っ最中かもしれません。

動機書も多くの大学が出願書類の一つとして提示しています。

私は個人的にこの動機書が合格を決める一番の要だと思っています。要は英語のスコアがどれだけ良くても、英語スコア=足きりのための判断材料として見られるだけで、最終的にみられるのは動機書だと思っています。

別に根拠なく言っているわけでなく、実際に私の今受けているプログラムでは動機書が一番見られるみたいです(教授情報)。また、動機書はテストや成績とは違って、書き方次第で立派に仕上げることができると思います。なので皆さんしっかり動機書は手を抜かずに書いてほしいです!

 

 

なので今回、海外大学院に出願するにあたって私がどのようなポイントを意識しながら動機書を書いたのか、伝えていきたいと思います。

 

もちろん私は動機書のプロではないですし、皆さんに書き方を指導するつもりもさらさらないです。

ただ海外大学院に行く際にこういうことを書いたよ〜ってこと、実際に現在スウェーデンの大学院で勉強している身の私が言えば、なんとなく動機書の方向性や基準がわかるんじゃないかな、と思ってこの記事を書いてるだけです。 なので、「私はこうしたよ~」て言ってるだけなので、どうか参考程度で受け取っておいて下さい!

 

 

 動機書とは?就活で例えると...

 

海外大学院の動機書とは、就活でいう「志望動機」と「自己PR」を組み合わせたもの。

 

あまり就活とか仕事を海外の大学院の例に使いたくはないのですが、わかりやすいので使わせていただきます。

 

海外の大学院を出願するときに書く動機書の内容は、就活でよく聞かれる「志望動機」と「自己PR」を組み合わせたものと考えるとわかりやすいです。

 

志望動機=御社を選んだ理由=プログラムを選んだ理由

動機書を書く際、どうしてそのプログラムに行きたいと思ったのか、という内容を論理的に書くことが必要ということは皆さんご存知かと思います。

これは本当に就活で聞かれる志望動機と同じで、 就活で志望動機を聞かれた時は、

 

  • 何がきっかけでその業界に興味を持つようになったのか
  • その中でも志望企業のどこが好きなのか
  • 何が自分と合っていると思うのか(企業理念など)

 

をなるべく詳しく説明すると思います。

 

大学院の動機書もこの就活の志望動機と同じで、上のを大学院の動機書バージョンに変換してみると、

 

  • 何がきっかけでその分野に興味を持つようになったのか
  • その中でも志望している修士プログラムのどこが好きなのか
  • 何が自分の興味分野と合っていると思うのか(プログラム内容など) 

 

になります。

なので、動機書を書く時はこういったポイントを抑えながら書いてみてください。

 

自己PR

就活の自己PRと同じで、大学院の動機書でもいかに自分が今まですごいことをしてきたかを存分に伝えてください。

特に大学院の動機書では、関連分野に関する勉強や仕事、ボランティアなどの取り組みをいかに行ってきたかを伝えるのが大事です。

 

ポイントは「嘘はつかない、けど言い回しを考えることです。

こんなこと言っていいのかわかりませんがそれは就活でも大学院の動機書でも同じことだと思っています。

例えば、私の場合は関連分野に関する授業を大学時代にあまりとってきていなかったことがネックではありました(学部では国際関係分野を幅広く勉強してきていたので、教育関連の授業をあまりとっていませんでした...)が、そんなこと動機書には書く必要がないし、書かなくていいと思っています。代わりに私は少なくとも2.3個ほどは教育系の授業は取ってきていたのでそこに重点を置いて書きました。

例を挙げると(とりあえず日本語で)

例)

私の学部は国際関係を主に扱う授業だったので、教育系の授業は実はあまりとれていないのですが、そのなかでも学部時代は「教育比較政策」などの授業から、各国の教育政策についていろいろな事例を研究してきました。

私は学部時代国際関係学部に所属しており、学部時代は「教育比較政策」などの授業から、この(出願先の)プログラムにも直接関係してくる各国の教育政策についていろいろな事例を研究してきてきました。

 

みたいな感じです。

 

嘘はついてはいけませんが、自分に不利になることを動機書では言う必要がありませんので、そのような個所はどんどん省いていいかと思います。

 

この上記2点、志望理由と自己PRを頭に入れていただきながら、実際に私が使った文章のレイアウトをお伝えしていこうと思います。

 

まずは母国語で書きたいことを考えよう

動機書の書き方例に行く前に一点お勧めしておきたいポイントは、

志望動機を考える際、英語で始めるのではなく、皆さんの母語で考えること

です。今これを読んでいる人の多くは日本語が母語と思いますので、まずは伝えたい内容、もしくはがっつり動機書全文を日本語で書いてみてもいいかと思います。母語で書いた文章の方が自分で後で読み返したときに違和感を感じやすく、言い漏れている内容などに気付きやすいです。また、文書校正、推敲も母語の方が慣れ親しんでいるので行いやすいです。なので、よほど英語に慣れ親しんでいる方でない限り、日本語でまずは内容を考えてみてはどうでしょう。

動機書の書き方の例

1.冒頭で研究したい内容を伝える

まずは自分が大学院で何を研究したいのか端的に、一文やニ文程度で最初にぶち込む。

 

☆メモ

動機書は読み手にいかにわかりやすく皆さんの動機を伝えられるかがポイントになります。最初に自分の意志や研究内容を端的に伝えることで、読み手にインパクトを与えることができ、さらに読み手が「あ、この人はこういうことがしたいんだな」と理解することで読み進めやすくなるというメリットもあります。

 

2.今まで何をしてきたのか

  • 今までどんな勉強をしてきたのか
  • どんなイベント、団体、仕事に関わってきたのか
  • どのようなボランティア活動をしてきたのか 

などをできれば具体的に説明し、それを踏まえてどうして自分がその分野(研究関連分野)に興味を持つようになったのかを明確に伝える。

 

☆メモ

ここで私は過去の経験をぶっこみました。今まで取ってきた授業、学部時代の卒論内容、学部時代の交換留学で学んだことなど。

そして、過去の経験や学びからどうして自分は冒頭で説明した研究内容や意志を持つに至ったのかをなるべく具体的に説明しました。

 

3.ここで「私大学のプログラムちゃんと調べましたよ」アピール

具体的にどういうことかと言いますとまず上記の段階で自己PRと研究分野に興味を持った内容を伝えたと思いますが、まだ「なぜこの大学のこのプログラムじゃなきゃダメなのか」の部分が伝えきれていません。なのでここから存分に伝えていってください。そしてこの部分がプログラム志望理由の論理的根拠になると思うので個人的に一番大切かと思っています。ちゃんと調べましたよアピールすることで「あ、こいつ分かってんじゃ~ん」ってプログラムの教授に思ってもらいましょう。

 

☆メモ

私はプログラムの授業内容を入念に調べ、その中で自分のやりたいことにピタッとはまっている(しっかりピタッとはまっていなくてもこの場合はいいかと思いますが)授業を見つけて、自分の研究分野と授業内容を関連付け、なぜこのプログラムで勉強することが自分にメリットがあるのかなどを伝えました。

また、プログラムを出願するにあたって、教授の研究内容(全員でなくていい)をしっかりと把握しておくことが必要です。理由はいくつか挙げられますが、

  • 現時点で尊敬できる教授がいそうかどうか
  • プログラムが自分に合っているのかどうか
  • 自分のやりたいことと似たようなことをしている教授がいないかどうか

が分かるからです。大体プログラムの教授のプロフィールは大学ウェブサイトから閲覧できるようになっています。プロフィールからどのような研究を教授がしてきているのかを確認し、時間がある場合はウェブサイトに掲載されている教授の論文も少なくとも1つくらいは目を通しておく方がいいと思います。

プログラムの教授の研究内容が大体わかったら、自分の研究内容に関連していそうな教授の名前を何名か上げ、「このプログラムには~を研究されてきたA教授とB教授がおり、これらの教授は私が~~を研究する上で参考にしていきたい内容を熟知していると思うので、このプログラムを専攻したい」

 

みたいな感じで行ってみてもいいと思います。

 

4.最後にもう一度自分がここで勉強したいという意思をしっかり伝える

 最後に「このプログラムでしか私のやりたいことは学べません!本当にやりたいことにピッタリなんです」みたいなことを強調しておきましょう。字数が余れば上記の内容を軽くまとめてからでもいいと思います。

 

書き終わったら

動機書の内容構成が終わったら、まずは内容自体に首尾一貫性があるかどうかを何度も読み直して確認してみて下さい。1,2日動機書のことには触れず、頭をリフレッシュさせてからもう一度読んでみたりするのも客観的に読みやすくなりお勧めです。

 

これで再確認をして大丈夫と思ったら英訳に直していきましょう。

 

 

まとめ

今回は動機書の書き方について少しでも役立つ情報を伝えられればと思って書いてみました。

ポイントとしては

  • 大学院の動機書=「志望動機」+「自己PR」
  • まずは動機書内容を日本語で考えてみよう
  • 動機書冒頭でやりたいことを伝えて、教授陣の心をつかんでおく
  • 自分の今までの経験を存分にアピール
  • からの「プログラム内容めっちゃ調べてますよ私」アピール
  • 最後にもう一度プログラムに入りたい意思を伝える
  • 文章構成完成後は首尾一貫性をチェック

英訳が仕上がったら、自分の周りで英語が流暢な人、大学にいる英語講師の方に表現が変ではないか、内容が伝わるかどうかを確認してもらいましょう。

 

私のプログラムでは動機書はA4一枚のみで、その中に書きたいこと全部詰め込むのがなかなか大変で苦労しました。実際にいくつか不要な個所を見つけて削ったりするのが一番大変だった記憶があります。

動機書の文字数に制限がない場合も、あまり長々と書くことはお勧めしません。プログラムの教授は自分の他に何百という他の人の動機書も確認していますので、だらだらと綴るのではなく伝えたいことを端的と、明確に伝えることが大切だと思います。

 

その辺にお気をつけて、あとは自分らしさを存分に出して味のある動機書を作ってみて下さい。心から応援しております。

 

何かご質問ある方はインスタグラムもやっておりますので、アカウント@tomolog_logにてコメント下されば対応いたします(現役大学院生なので研究で忙しく返事が遅れることもございますがご了承ください)

 

ご覧下さり有難うございました。

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

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