はじめに
この記事は
「海外の大学院を迷い始めた。」
「行きたいとは思っているけど何から始めていいのかわからない。」
そういった方のために少しでも役立つ情報を!と思って書いております。ちなみに私は英語で大学院進学を考えていたので、以下の情報は英語で海外大学院進学を考えている人向けに偏ってしまっていると思います。その辺はご了承ください。
まず海外の大学院申請までの大まかなスケジュールは以下のようになっています。
結論から言っておくと語学勉強→奨学金申請&本格的な大学リサーチ→大学院申請の順番で行くことお勧めします。
1.語学勉強
もちろん行きたい大学によって必要な英語のスコアは変わってきますが、私がなぜ英語勉強を先にしておくことをお勧めするかというと、奨学金申請の時に必ずと言っていいほど語学力が必要になるからです。
文系の大学院であれば、応募要件として、英語圏以外の大学だと大体IELTSスコア6.5以上、英語圏であれば7.0以上は必要です(もちろん例外もあります)。ストックホルム大学の教育学部はIELTSスコア6.5が応募条件でした。
なので、英語圏以外の大学院を目指している場合はIELTSのスコアが6.5以上でも申請できるのですが、
日本で奨学金の申請をする場合は文系であればほとんどの奨学金がIELTS7.0 以上、TOEFLであれば100以上を要求してきます。また、海外の大学院用の奨学金は多くの場合、8月~10月に締め切りがあります。
ですので、奨学金の要件を満たすためにも、早め早めに英語の勉強をし、先に点数を取っておくことを強くお勧めします。気持ち的にもその方がだいぶ楽になりますので(笑)
ちなみに理系の場合は奨学金の要件はIELTSスコア6.5の場合が多いです。
他にも、今学生の方でしたら、大学の留学生センターの教員の方に聞いてみるのもありだと思います。大学経由でつながっている奨学金、大学から応募できる奨学金などがありますので、是非確認してみて下さい。
2.奨学金の応募&本格的な大学リサーチ
奨学金の応募と大学リサーチは同時に行っていくことをお勧めします。というよりも、まずは自分の提出できる奨学金の応募締め切りを確認し、そこから本格的な大学リサーチに入ることをお勧めします。
先程も言ったように、給付型の海外大学院用の多くは8月末~10月末のものが多いです。
ですので、英語のスコアに合わせて申請できる奨学金を確認し、締め切りが過ぎていないか、過ぎていなければいつまでに出せばいいのかを確認していきましょう。
海外大学院のための奨学金で面白いところは、大学院に実際に申請する前に奨学金の申請が行われることです。
ですので、多くの場合、奨学金申請時にどこの大学に行くのかを聞かれますが、必ずしも最終的にそこの大学に行かなければならないというわけではありません。私も申請したときはオスロの大学院について書いていた記憶があります。
奨学金の審査員も申請者が最終的に行く大学院が予定と変更することもあるのは織り込み済みです。なので、申請時は自分が見つけた大学院の中でいちばん自分のやりたいことができると思う大学院を書いておきましょう。
要するに審査員は「大学院で何を勉強したいのか」の熱意、そして最終的な行先は違ったとしても、申請時に書いておいた(おそらく第一志望の)大学院が行先として適切かどうかの合理性を確認していると思えばいいと思います(ほかにも今までの勉強や経験との関連性などの要素も審査項目に含まれます)。
仮に奨学金に合格して、申請時に行っていた大学院と違う大学院に行くことを選んでも、そこの合理性(大学院で自分の研究したいことができるかの合理性)が消えない限り奨学金を断られることはないと思いますので安心してください。
3.大学院申請
最後に大学院申請です。
大学院申請の締め切りは12月末から1月末が多いです。特にヨーロッパの大学院はそうで、それまでに申請書類を用意する必要があります。
主な申請書類としては大学時代の成績証明書、卒業証明書(まだ卒業していない人であれば卒業見込み証明書)、動機書、教師や友人からの推薦書などが挙げられます。また、一部大学では大学時代の卒業論文を端的にまとめた英語版の論文を提出するよう求められることなどもあります。すべて英語版での提出が必要なので、前もって事前に用意しておくことをお勧めします。
もちろん申請書は大学によってまちまちですので、しっかりと行きたい大学の申請書類をチェックするようにしてくださいね。
ちなみに複数の大学を応募する場合はそれぞれ似たような動機書を書くと思いますが、大学名などを他の大学と間違えないように気を付けてくださいね!
海外の大学院を目指すときの動機書を書き方に関しては、以下の記事に色々と書いておりますので、よろしければ参考にして下さい!
www.tomolog-studyabroadinfo.com
また、ストックホルム大学院、もしくはスウェーデンの大学院に応募しようとお考えの方のためにスウェーデンの大学院の申請方法についても、下記の記事に書いておりますので、こちらもあわせて参考にされてみて下さい~!
www.tomolog-studyabroadinfo.com
まとめ
とりあえずどこから手を付けていいのかわからない人のために筆者的にお勧めする順番を載せてみました。あまり実践的に役立つ情報を載せたわけではないので、内容が薄いかもしれませんが、海外の大学院を迷われている文系の方にスタートとして少しでも参考となれば幸いです。
今後も海外大学院に関する有益な情報をシェアしていきたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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